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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【激突!四駆バトル】テストドライブ・オフロード

   ↑  2011/05/01 (日)  カテゴリー: PS1
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『Test Drive Unlimited 2』のオフロードが加わり、ハマーを始めとするオフロード車が登場するようになったのは、何も突然変異的なものではありません。
何せテストドライブは20数年の歴史を持つ大河シリーズ。記念すべき第1作目『Test Drive』から最新作の『Test Drive Unlimited 2』まで、約15作ほどのシリーズ作の中にテストドライブオフロードと銘打たれたスピンアウト的なシリーズが登場したのは、今から14年前のことでした。
オフロードシリーズの2作目『テストドライブ オフロード2』は、カプコンの手によってPS用の日本版が発売されていましたが(カプコンは当時、『テストドライブ4』や『テストドライブ5』など、メインシリーズの日本国内版も発売していた)、1作目である『Test Drive Off-Road』の日本版が出ていたことは、あまり知られていません。
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この1作目を日本で発売したのはココナッツジャパン。
しかしココナッツジャパンは何故かこの作品に『激突!四駆バトル』という邦題を冠してしまったために、これがテストドライブシリーズ作であるとは、多くの人が気付かずに終わってしまったのでした。
独自の邦題を付けるのが悪いことだとは思わないけれど、しかしこのタイトルの場合は、全く同名、かつ無関係なファミコンソフトが存在するらしいです。
それって『Civil War: Secret Missions』に「わくわく南北戦争」って邦題付けて出すようなもんじゃないすか!
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公道を舞台にしたメインシリーズに対して、このオフロードシリーズは、ダートや砂漠、雪原などが舞台。登場する車も、ハマーを始めとする四駆のオフロード車ばかり。
後のシリーズでは、収録オフロード車種も大幅に増えたが、この第1作目にデフォルトで登場するのは、ハマー、ジープ・ラングラー、ランドローバー・ディフェンダー、シボレーZ71の僅か4台のみ。
プレイヤーはこの中から1台を選択してオフロードレースに挑むわけですが、車の性能差などはレースには殆ど影響を及ぼさないので、好きな車をチョイスしても全く差し支えないでしょう。
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何故ならこの『激突!四駆バトル』は、「オフロードレースの敵はライバルカーではなく、苛酷なオフロードである」という真理を体現させるゲームなのです。
試しに登場車種中、一番トップスピードに優れているジープでレースに挑んでみましょう。
アクセルべた踏みでライバルカーたちをみるみる引き離すジープ・ラングラー。しかし目の前に広がるのは、描画スピードが全く追いつかず、ドライバーのほぼ手前でようやくその全容を表すコース。
つまり、どんなに見晴らしのよい地形でも、ドライバーは前方のコース状況が全く把握できず、急カーブなどは突然目の前で描画されるハメになるので、突っ込んだときにはもう手遅れ状態。
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苛酷なオフロードでむやみにスピードを出すことが、いかに危険なことか身に染みました。
これからはコースが目の前に姿を現すのを待ちながら、そろそろと慎重に車を走らすことにします。
もっともこのゲームのライバルカーたちは、とっても付き合いの良い連中なので、そんな走り方をするこちらに律儀に合わせて、時速40キロの抜きつ抜かれつデッドヒートを繰り広げてくれます。
こっちがコースアウトして大幅にタイムロスしたときなどは、スローダウンしてコースの先で待っていてくれたりします。実に親切な人たちですね。
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そんなわけで、シリーズの幕開けを飾るには、イマイチ冴えないデキで終わってしまったテストドライブオフロードの1作目。
このシリーズは以降、『テストドライブ オフロード2』、『Test Drive Off-Road 3: 4X4 World Trophy』、『Test Drive Off-Road Wide Open』と、全部で4作が発売されましたが、突き抜けたデキの作品を出すことができず、2001年に出た4作目を最後にその系譜はいったん途絶えてしまいます。
今回TDU2にオフロードが加えられたのは、その系譜が形を変えながらも受け継がれたとも言えるんじゃないでしょうか。

この記事に含まれるtag : テストドライブ レーシング 

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2011/05/01 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【レッドファクション: ゲリラ】聞け火星の労働者

   ↑  2011/05/02 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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聞け万国の労働者 轟き渡るメーデーの 示威者に起こる足取りと 未来を告ぐる鬨の声 <メーデー歌(聞け万国の労働者)>
一日遅れになってしまいましたが、5月1日となるとついつい口ずさんでしまうのが、この余りにも有名な労働歌です。
この歌詞に出てくる「示威者」って言葉が、どうにもピンと来なくって、私は長いこと、これを「シーシャ」という人名だと思い込んでいました。ロシアの有名な革命家な何かなのかなぁと。
だって示威ならまだしも、示威者なんて言葉は、あんまし一般的じゃないじゃん!
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ま、そんなイデオロギー云々は別にして、俺は純粋に"メーデー歌"は素晴らしい歌だなと思ってるんですけど、この曲が一番似合うゲームと言えば、そりゃあ何たってプロレタリアート蜂起劇の『レッドファクション: ゲリラ』でしょう。
荒涼とした火星のオープンワールドを舞台に、革命という名の自由気ままな解体屋稼業を満喫できるこのゲーム。
適当にそこらを流して体制側の建物を見つけると、そのままトラックで文字通り突入し、爆弾をばらまきハンマーを振り回してそこを更地に変える。
そんな無軌道かつアバウト極まりないゲリラ活動が、最高に楽しいオープンワールドゲームの傑作です。
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またこの主人公が、いかにも鉱山労働者然としたアンチヒーロー的な風貌で、最近のゲームでのジェイソン・ステイサム風主人公の氾濫にうんざりしていた俺にとっては、そこも大きなチャームポイントでした。
このゲーム、BGMの類は一切無いので、そこはカスタムサントラの出番です。
"メーデー歌"を始めとして、"インターナショナル"、"黒旗の歌"、"解放歌"など、革命歌の数々をバックに反体制活動に勤しめば、抑圧者の親玉も「うっそ!?」と思わず凍りつく、あの痛快なエンディングもさらに盛り上がることでしょう。
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起て労働者奮い起て 奪い去られし生産を 正義の槌もて取り返せ 奴らの力なにものぞ

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2011/05/02 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Red Faction】初代レッドファクション

   ↑  2011/05/03 (火)  カテゴリー: PCゲーム
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いつの間にやら最新作『レッドファクション アルマゲドン』の発売が1ヶ月後に迫っていたレッドファクションシリーズ。
今回の舞台は、前作『レッドファクション ゲリラ』から数十年後の火星。そして新たに主人公となるのは、『レッドファクション ゲリラ』で主人公を務めたアレック・メイソンの孫。
ただし気になるのは、前作の破壊を極めるオープンワールドゲームから、オーソドックスなサードパーソンシューターへの変更。
そしてシリーズを通して反体制ゲリラの立場だったレッドファクションが、今回は火星の秩序を維持する体制側のポジションに変わっているところです。
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トレイラーには過去のレッドファクションシリーズとは無縁だったエイリアンも登場していて、なんかありがちなSFシューターになってしまっているような気がします。
まぁ「シリーズを通しての肝である破壊の要素は健在ですよ」という触れ込みなんだけど、それ以上にプロレタリアートの蜂起劇というポイントは、破壊云々以上にレッドファクションシリーズの大切な肝だったと思うんだけどなぁ。
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そのレッドファクションシリーズの記念すべき第1作が登場したのは2001年のこと。え、今からもう10年も前になるのかよ。そんな昔だったっけ!?
この初代『Red Faction』で火星を事実上支配しているのは、アルター社というスーパーブラック企業。
「鉱夫募集。高給保証。福利厚生完備。笑顔の絶えない明るい職場です」
そんな求人にほいほい応じてしまったがために、奴隷同然の環境でこき使われるハメになってしまった、本作の主人公パーカーさん。
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しかし、劣悪な環境に堪忍袋の緒が切れた鉱夫たちは遂に武装蜂起。パーカーさんもこれに乗じて、仲間や中立の医者までをも巻き込むことを厭わない、無差別な武装闘争を開始するのです。
俺が悪いんじゃない。無関係な奴らも射殺できてしまう仕様が悪いんだ!(今では割とありがちだけど、この当時は民間人を殺せるシューターは、案外珍しかったのだ)
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発破で道を切り開いたり、建物の崩落に敵を巻き込んだりなど、”破壊”を駆使したアイデアがところどころに光る作品でしたが、肝心のシューター部分が、いまいちけれんに欠ける地味なデキで、そこら辺の差し引き具合で、”まあまあの秀作”止まりになってしまった印象が強いです。
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続く『Red Faction 2』は、そんな印象すら残らない凡作に終わってしまい、このシリーズもこれまでの命かと思われたのですが、FPSからオープンワールドゲームへの大胆な変換を計った『レッドファクション ゲリラ』の成功で、シリーズは見事に息を吹き返しました。
初代の主人公パーカーも、『レッドファクション ゲリラ』の地区名に、その名を残しています。
1作目から脈々と続くそんな火星叙事詩が、今度の『レッドファクション アルマゲドン』に、どんな形で残されているのか。今からちょっと気になりますよね。

<Windows・海外版>

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2011/05/03 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Rogue Warrior】人の戦果は俺様のもの

   ↑  2011/05/05 (木)  カテゴリー: XBOX 360
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ウサマ・ビンラディン襲撃作戦を実行した米海軍特殊部隊シールズの成果について、同部隊の伝説的隊員でもあった、『Rogue Warrior』の主人公であるリチャード・マルシンコ元中佐にお話を伺います。中佐、シールズの今回の見事な戦果について……。
「あいつら、ぬるいな!」
は、はぁ………。
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「時間かけ過ぎだ。俺様だったら3分くらいでぱぱっと手早く終わらせて、その間にウサマの野郎を30回くらい様々なバリエーションで殺して、ついでにタリバンも一人残らず殲滅して、返す刀で煮え切らないオバマの野郎の横っ面を往復ビンタで張り飛ばしていただろうな。いや、実際の話」
………ああ、そうすか。以上、"米軍史上最凶の兵士"、"ミスター話半分"の異名を取る、マルシンコ元中佐のお話でした。
「おいちょっと待て、お前、今なんて言った!?」

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2011/05/05 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Avatar Alarm Clock】世界一電力を喰う目覚まし

   ↑  2011/05/06 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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耳元で不快な騒音をがなり立てるその元凶を手探りで追い、スイッチを切ってやかましい電子音を部屋から追放し、安堵してまた深い眠りにつく。
あの騒音を断ち切って再び眠りに包まれるあの瞬間というのは、なんとも幸せなものですな。もっとも再度目をさましたときには、今度はとんでもない絶望の瞬間が訪れると相場は決まってますけど。
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目覚まし時計ってのは、人の生活に深く寄与する生活必需品なのに、その役に立てている筈の人間からは、あまり好かれたり感謝されたりしない、実に報われない機械ですよね。
少なくとも私は、「いやあ、僕は毎朝目覚ましにしっかり起こして貰って、心の底から感謝してるんだよね!」なんて気分には、今まで一度たりともなったことがありません。
むしろ、自分で時刻をセットしてスイッチをオンにしたにも拘わらず、いざ目覚ましが仕事を始めると、「お節介なことをするんじゃねえ」なんて、もの凄く憎々しい気持ちになります。
目覚まし時計の立場からすれば、とんでもなく理不尽な話なんでしょうけど。
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睡眠をこよなく愛する私からすれば、そんな至福の時間を妨げようとする目覚まし時計は、ついつい手荒に扱いがちになってしまいます。
手で乱暴に払いのけてサイドテーブルから落としてしまい、壊してしまったことも二度や三度ではありません。
時には壁に叩き付けて壊したことさえあります。そんな消耗品だから、うっかり高価な物を買うわけにも行かず、100円ショップで新しい目覚ましを購入してきては、また心置きなく壊すという悪循環。
そんなサイクルを断ち切るためには、やはり目覚ましには壊すのを憚れるような、それなりに値の張る品を選ぶべきなのかもしれません。
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XBOXインディーズゲームの『Avatar Alarm Clock』は、手持ちのXBOX360本体を、そんな壊すのも憚られる高価な目覚まし時計に生まれ変わらせる夢のようなソフトです。
設定画面では、一般的な電子音、クラシカルなベル、空襲警報と錯覚するかのようなサイレン音の三つから、目覚ましの音を選択することができます。
これに加えて、ユーザーを安眠に誘うサウンドも設定可能。さあ、目覚ましをセットしたら、波の音、滝の音、雨音などから好みの音を選んで、それを耳にしながら快適な眠りに包まれましょう。
大丈夫。時間が来れば、このAvatar Alarm Clockは、ベルの音をテレビモニターから高らかに響かせて、あなたを眠りから起こしてくれるはずです。
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もっとも就寝中の間、ずっと点けっぱなしになるテレビモニターと360本体の電源。そしてそれによってうなぎ上りになる電気代のことを考えると、とても安眠できるような気分にはならないでしょうけど。
そんな世界一電力を消費する目覚まし時計『Avatar Alarm Clock』。
ちなみにこのソフト。XBOX360本体の言語設定を英語にしておかないと、起動することすらままなりません。
世界一電力を喰うだけでは留まらず、世界一手間暇のかかる目覚まし時計でもあるのです。
これを作った人は、実際にこのソフトを目覚まし時計として実用したのでしょうか。そのことだけは、一度つっこんで聞いておきたいような気もしますね。

この記事に含まれるtag : XBIG 

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2011/05/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |