- 【Primal Rage】格闘ゲームの最高峰 [2009/12/01]
- 【いつでもどこでも 大仁田厚の政治クイズDS】 [2009/12/03]
- 世界最強格闘技タッグリーグ戦 [2009/12/04]
- 【Monsters vs. Aliens】ジャイノミカは俺の嫁 [2009/12/05]
- ゴム人間、Iジャに現る! [2009/12/07]
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ある日、宇宙からでっかい隕石が落ちてきて、人間はみんな「バカんなっちゃった~!」(ナゴムバンド、死ね死ね団の名曲"BAKA"のイントロ風に)。
そんなところに、その隕石の余波で各地に封じ込まれていた恐竜たちが甦ってきたから、さぁ大変。
「おいおいおい、俺たちが眠ってる間に、こんなちっぽけな連中がこの星を支配していたのかよ。笑わせるぜ」
そう言われても、もはや脳みそが退化の改新を迎えてしまった人類は、すっかり無力な生きものに成り下がったので、もはやこの地球の新たな支配者を「へへーっ」と平身低頭して拝む他はなかったのでした。
人類たちに神と崇め奉られ、時にはそんな人類をひょいひょいつまみ食いしながら、すっかりいい気分になった恐竜さん。
「この調子でDEVOな信奉者たちを増やして、この星全部を支配しちゃおうかな」
ところが同じ考えの連中も、やはりあちこちに居るもので、そんな者同士がどっかでばったり出くわしたりすると、
「おめー、あに見てんだよぉぉ!?」
「おっめーこそ、あに見てんだよぉぉぉぉ!?」
「やんのか、こらぁ!?」
「おお!」
と、たちまち原始的な闘いに突入してしまうのは、そりゃあ無理からぬことですって。

正司敏江の相方は?「れいーーーじ!」
そんなかけ声で火蓋が切られる恐竜大決戦。前足で引っ掻き、後ろ足で蹴り上げて、首筋にがぶり。
華麗なコマンド技とか、流れるようなコンボとかは無いんですかって?そんなオタク臭いことを言ってるから、お前ら人間は退化しちまったんだよ!
格闘ゲームを名乗りながら”格闘”の本質には、全く近寄らなかった有象無象ゲームと違って、このプライマルレイジは、格闘という原始的な行いを真っ向から再現したゲームなんだよ!
相手の息の根が止まるまで齧りつけ!ついでに野次馬も食っちまえ!生きるか死ぬかのシチュエーションでの格闘とは、そういうもんだ!
だいたいコマンド技を出そうにも、ボタン同時押しっぱなしのまま方向キー入力なんて、変態じみた操作ができるわけねえだろう!

ゲームギアからアタリジャガーまで、それこそありとあらゆるハードに移植された、この名作アーケードゲームの3DO版を発売したのは、韓国のゴールドスター(LG電子)。
3DO規格のハードと言えば、一般にパナソニックの3DO REALを指すことが多いですが、パナソニック以外にも、サンヨーとLG電子から3DO規格のマシンが発売されていたのです(サムスンも参入を予定していたが、確か寸前で思い留まったはずだ)。
この3DO版プライマルレイジは、英、独、仏、伊、スペイン、ポルトガル、そして日本と、7カ国の言語が選択可能。
ただしその日本語は、アジア諸国の観光地などでよく見かける、直訳丸出しの面白日本語。
オプション画面に、難易度やラウンド数なんて文字に並んで、”くれを動かせ”という不思議な一文が踊っていたのには、思わず首をひねりました。
正解はクレジット数。Creditがどこをどう間違ってそう訳された!?

中川家の弟は?「れいーーーじ!」
そんなかけ声でおっ始まる原始大格闘には、もちろん各種フェイタリティも完備。
青猿野郎に至っては、相手の死体に小便をかけるなんて、畜生だから許されるようなフィニッシュ技もあるほどですが、ここはヘタに人間じみた動きを見せる赤猿や青猿よりも、やはり見るからに恐竜恐竜した連中をチョイスしたいところ。
もっとも恐竜連中のフェイタリティは、相手を食べちゃう関連のものがやたらと多いのは、ご愛嬌ですが。
遊ぶ者の心臓を鷲掴みにするような、文字通りプリミティブな輝きにみちたこのプライマルレイジ。
スト2やバーチャに全くピンと来なかったオイラに、格闘ゲームの楽しさを教えてくれた傑作ですが、そこで「あんたが理想とする格闘ゲームと、世間一般が理想とする格闘ゲームは、それぞれ全く次元の違うところに存在してるから!」なんて身も蓋も無いことを言わないでくださいよう。
<海外版 / 日本の3DO本体で動作します>
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2009/12/01 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
人がインフルで丸一日ぶっ倒れている間に、”マニー・パッキャオが再びフィリピン下院選に出馬”なんてニュースが流れていたようですが、また今回も”パッキャオが議員になったら試合をしてくれなくなる。落とそう!”という有権者の冷静な判断がくだされるのでしょうか。
誰かが橋下だの森田健作だのがぼこぼこ当選する日本の知事選システムを教えてあげたら、パッキャオは「そんなチョロいシステムなら、俺だったら楽勝するのに!」と歯噛みするんじゃないでしょうか、
そんな知事選に名乗りを挙げたのが大仁田厚。
すれっからしのプロレスマニアの間では、やることなすことは滅法面白いんだけど、人間性だけは全く信用がならないという、まさにアントニオ猪木なみの評価を得る大仁田ですが、どうやら世間ではそう思っていない人も多かったらしく、40万票あまりを集めて参議院議員になってしまったことも、記憶に新しいです。
まあ、あれは”落選したら大仁田がプロレス界に舞い戻ってきてしまう。何としてでも当選させよう!”という、プオタたちの冷静な判断によるものだったのかもしれませんが。

異種格闘技バトルロイヤル、有刺鉄線デスマッチ、異種格闘技タッグリーグ、水上プロレス、地雷爆破デスマッチ。適当な思いつきを、自分の身の丈にあったサイズに落とし込んで、無理矢理実行してしまう術に長け、それによってプロレス界でのし上がっていった大仁田ですが、執拗な根回し手回しを必要とする政界は、生憎とそんな”適当な思いつきを無理矢理実行する”というやり口が一番通用しない世界。
制限の中でなんとかパフォーマンスを披露しても、周りに居るのは、そんな伊達酔狂を理解してくれる東スポや内外タイムス(R.I.P.)の記者たちではなく、クソ面白くもない政治記者ばかりときています。
思いあまって杉村太蔵にプロレスをふっかけるも、あっさりシカトされる始末。真鍋由みたいな、いい年こいたサラリーマンのおっさんまで、義理堅く大仁田のプロレスに真っ向から付き合ったというのに、このくだらない若僧は何を考えているんでしょうか。身の程を知れ!

そんなこんなで、何もかもうまくいかない政界に嫌気がさして、とっととおさらばした筈の大仁田ですが、やはり知事の椅子というのは議員とは違う魅力があるのでしょうか。議員と違って橋下や東国原のように適当なことふいて目立てる旨味もあるし。
万が一当選でもすれば、”現職議員大仁田を当て込んだはいいが、作っている最中に大仁田が議員辞めちゃったんで、まるっきり意味が無くなってしまった”本作も、再び脚光を浴びられるというものです。

主人公(ぺーぺーの陣笠議員という設定)が新聞を読もうとすると、突然雪崩れ込んできて主人公に一発喰らわす大仁田厚。
「馬鹿野郎!そんなもん読んだら危険だろうが!」
そ、そんな。この新聞、産経とも朝日とも聖教とも赤旗とも書いてありませんよ!
「こんなものを読むと暗示に掛かってしまうぞ!」
だ、だからといって、痛いニュース経由のトピックを嬉嬉として撒き散らすおめでたい奴にも、なりたくありませんよ!
いくら抗弁したくとも、すべてを「ファイヤー!」の一声で力尽くにまとめてしまう大仁田センセに敵うはずもなく。
”悪の新聞の暗示にかかった悪の覆面議員軍団から日本を救う”ために、日本全国を大仁田センセと一緒にドサ回りしながら、演説という名のクイズをこなしていくハメになるのです。

各都道府県ブロックのラストには、謎の覆面議員たちがボスとして待ち構えており、彼らをクイズで倒すと大仁田センセがプロレス技でとどめを刺してくれると言う流れ。
それって単に、大仁田センセがクイズに答えられないから、それを無理矢理主人公に代行させているだけじゃないんですか?
大仁田さん、ホントに答え分かって問題出してるんですか?そんな疑問も全て「ファイヤー!」の一言でなし崩しにされるだけ。
ボス戦も結局は単なるクイズなので、盛り上がるはずもなし。連中のマスクをひっぺがしてみたら、正体は世耕だったとか、蓮舫だったとか、山本一太だったなんて気の利いたオチがあるはずもなし。
大仁田という強烈な男ですら、政界というフィルターを通してしまうと、こうも薄味な存在になってしまうのか。
同じ大仁田登場ゲームである大仁田厚FMW(スーファミ)の強烈さと比較すると、そのフィルターの濾過力を、つくづく思い知らされます。
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2009/12/03 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
大仁田厚が興した団体FMWの初期は、そりゃあもう滅法面白かった。
いわゆる”涙のカリスマ”路線が定着する以前。吹けば飛ぶような弱小団体を生き残らせるために、ありとあらゆる思いつきを片っ端から実行していた頃のことだ。
その絶頂とも言えるのは、何と言ったって'90年代の頭頃に開催された”世界最強格闘技タッグリーグ戦”だろう。
”世界最強タッグリーグ戦”と言えば、豪華外国人レスラーを集めて盛大に催される全日本プロレスの風物詩。
しかしFMWのブッキングルートと資金で、豪華外国人レスラーなんて集められるわけがない。だったらレスラーなんて括りを外してしまえ。
ボクサー、柔道家、キックボクサー、レスラー、テコンドー戦士たちが参加するタッグリーグ戦って名目にしてしまえば、例え中身がどんな奴であろうと、看板だけは立派に見えるだろう。
ここから大仁田は頑張った。この素っ頓狂なリーグ戦に箔を付けるために、二人の大物格闘家のブッキングに成功した。
一人はグレゴリー・ベリチェフ。世界選手権メダリスト級の大物柔道家。「ソビエトが崩壊しちゃって柔道だけでは食べていけなくなりました」という切実な悩みにつけこんで、招聘成功。
パートナーとして連れてきたのは、クルタニーゼというB級柔道家。
もう一人はレオン・スピンクス。言わずと知れたボクシングの元世界ヘビー級チャンピオン。しかも、あのモハメド・アリを破って戴冠した男だ。もっとも、この頃は重度のパンチドランカーで、右も左も分からなくなっている状態だったらしいが……。
相棒として連れてきたのは、ルーファス・ブラックボーンとかいう、草ボクシングレベルの白人ボクサー。
これに加えて、大仁田、ターザン後藤のFMW最強コンビ。大型白人プロレスラーコンビ、グラジエーター、ビッグ・タイトン組。”アラビアの怪人”ザ・シークと甥っ子のサブゥーのコンビ。比較的若手の外国人チームはホーガンの甥っ子ホーレス・ボウダーとマーク・スターのコンビ。FMW常連のロートルキックボクサー、上田勝次は、カリプソ・ジムとかいう正体不明の大型黒人とキックボクシングタッグを結成。フロリダ辺りからやってきたマーセナリーズとかいう覆面タッグチームは、白星配給係としての参加。そして韓国からは、リー・ガクスーの弟子の二人組(名前は忘れた。確か片割れはナム・サンコンとかだったっけ?)がテコンドー代表として参戦。
こんな胡散臭さ極まりない連中が、日本全国をドサ回りするのだ。元ヘビー級チャンプと、英語の喋れないロシア人柔道家と、御年70のアラビアの怪人と、ハルク・ホーガンの甥っ子と、意味も分からず連れてこられた韓国人武術家たちがひしめき合う巡業バスの光景を想像しただけで、頭がくらくらしてくるではないか。
そしていざ試合となれば、ボクシンググローブを装着したボクシングチームと、柔道着を着込んだ柔道家チームが「タッグマッチ」で激突するのだ。こんな面白い見せ物が、他にあるだろうか。
そんな格闘家たちと、あのザ・シーク(老人)の接触は、それ以上にスリリングだ。ベリチェフなんかは、割と早くプロレスに順応し、自分の黒帯を外してそれでシーク(くどいようだが老人)の首を絞めたりしていた。柔道家として、その行いってアリなんだろうか……。
FMWという団体は、当時一世を風靡していたUWFに対するアンチテーゼ的な意味合いも強く持っていたが(FMWのファンも、クソ面白くもないUWFと、勿体ぶったUWFファンの双方を、蛇蝎の如く嫌っていた)、この奇天烈なタッグリーグ戦は、その最たるものだろう。
可哀想だったのは、韓国のテコンドーコンビ。
この人たち。奇声をあげながらヌンチャクをぶんぶん振り回すなど、入場時だけは威勢がよかったのだが、体格的には普通の人に毛が生えた程度。
グラジエーターとタイトンのスーパーヘビー級タッグにぐっちゃぐっちゃの目に遭わされ、「こんな事されるなんて聞いてません」と言わんばかりに、リーグ戦を離脱して途中帰国してしまった。
まあこれはグラジエーターも酷い。80キロあるかないか程度のプロレス素人を、リフトアップしてリングの下までそのまま放り投げたりしていたし。
そしてそんなガチンコリアクション芸な光景を、げらげら笑いながら見ている観客たち。酷い話だな。
大仁田自身が自らもネタにしていたくらいだが、大仁田のカムバック劇というのは、本来有り得ない話だった。
いかに全日ジュニア戦線のトップを一瞬だけ張ったとは言え、大仁田は決してトップレスラーではなかったし、しかも膝を壊して引退してブランクもある身だ。
そんな人間がUWFが一世を風靡しているプロレス界に舞い戻ってきて、単身団体を興す。その団体を軌道に乗せるために、ありとあらゆるいい加減な思いつきを実行する。
この時期のFMWは、闇雲でヤケクソなパワーで無理矢理驀進する、とてもスリリングで眼を離せない団体だった。
その集大成が、このしっちゃかめっちゃかなリーグ戦だったのだろう。
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2009/12/04 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
オレ認定'09年度ベスト映画ヒロイン賞の最有力候補、それは「モンスターvsエイリアン」のスーザンことジャイノミカ。結婚式当日に隕石と激突して巨大化してしまった悲運のジャイアンテスだ。
ジャイアンテス以外にも、「ハエ男の恐怖」「大アマゾンの半魚人」「マックイーンの絶対の危機」「モスラ」「未知との遭遇」「博士の異常な愛情」「宇宙戦争」などなど、様々なSF映画へのオマージュを、これでもかと詰め込み、地球を侵略するエイリアンに対抗する唯一の希望はそれらの世間から疎外されたドライブインシアターモンスターたち。そして締めにはThe B-52'sの"惑星クレイア"が流れる。
ドリームワークス制作の「モンスターvsエイリアン」は、そんな完璧なアニメーション。これに劇場公開時には飛び出す3Dバージョンが加わったのだから、スーザンをベッキーが吹き替えるという余計な一点にも目をつぶれるというものだ(ベッキーはそれなりに頑張っていたとは思うけど。それとB.O.B.役のバナナマン日村は、思わぬ拾いもの)。

その中でも一押しのモンスターは、なんたって日本から輸入されたスクリーンモンスター、インセクトサウルス(和名ムシザウルス)。
あの鈍臭い動きから醸し出される巨大感。そしてあの何を考えてるのか分からないぼーっとした眼。だから時折見せる笑顔が余計にキュートに映るのだ。
そのインセクトサウルスが金門橋を挟んでエイリアンの巨大ロボと激突するシーンなんか、いい年こいて思わず「うおぉぉーっ!」と盛り上がっちゃいましたよ。

そんな期待以上の痛快作だった「モンスターvsエイリアン」。そのゲーム版はアクティビジョンからのリリース。
開発を手がけたのはBeenox Studios。………あああ、『Bee Movie Game』を作ったところだぁ。ってことは、また性懲りもなくQTEがしつこく出てくるんでしょうか。

しかし、このゲーム版モンエリのQTEパートは許容範囲内。
主にスーザンのパートで挿入されるQTE。これの入力に成功すると、巨大ロボットに蹴りをぶち込んだり、ミサイルをキャッチして投げ返したり、タコ型ロボットの触手を引き千切ったりする、我らがスーザンの勇姿にお目に掛かることができるのだ。
「スーザンじゃない。私はジャイノミカ!」のセリフを脳内で付け加えると、なおよし。「モーションの使い回しが多いっすね」なんて野暮なツッコミはなしだ。

スーザン、ミッシングリンク(半魚人)、B.O.B.(ブロブモンスター)の三キャラ、それぞれのステージを交互に進行させていくのだが、スーザンパートは、ローラースケート代わりの乗用車を履いた強制スクロール。ミッシングリンクパートは、パンチやしっぽ攻撃とジャンプを駆使して進むオーソドックスなアクション。B.O.B.パートは、その不定型な体を利したパズルアクションと、キャラごとに大きく違った内容。
ただしそれぞれのパートは、かなり単調かつ冗長。それぞれのパートに、オリジナリティや際立ったアイデアがあるわけではないから、余計にその冗長さが目立ったりもしている。
もっと各ステージを短くして、三キャラの特徴の違いを、テンポよく楽しめるようにしたら、がらりと印象が変わったかもしれないのに。

オーディオコメンタリーやアートワークを集めるために、本編を使い回したミニゲームを嫌と言うほどやらされるのには閉口。
それと個人的に一押しなインセクトサウルスの出番がやたらと少ないのも、個人的にはマイナスポイント。
ああ、ちょっとだけでいいから、この手でインセクトサウルスを動かしてみたかったのに。
北米アニメのゲーム化作品としては、平均的なデキの、低年齢層向けのヌルいアクションゲーム。。
「モンスターvsエイリアン」がお気に入りのオレは、それなりに楽しめたけれど、まあ映画を観てない人が無理してやるようなゲームじゃないです。
<北米版・リージョンフリー / 日本のXBOX360本体で動作します>
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2009/12/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |「ゴム人間って、UMAというより都市伝説の類じゃないの?」とか「それってむしろ埼玉プロレスのノリじゃねえ?」なんてツッコミも入れたくなるが、しかし、よくよく考えてみれば、ゴム人間ってプロレス向きの素材かもしれない。
体が異様に柔らかいレスラーと言えば、ラバーマンの異名を取った名マスクマン、ミスター・レスリング2号が有名だが、ゴム人間のそれは、恐らくレスリング2号を軽々と凌ぐのだ。
例えばゴム人間が全盛時のスタン・ハンセン(ボビー・ダンカンとタッグを組んでた頃)と闘ったと仮定してみよう。
ハンセンのパンチやニーリフトの猛ラッシュに、早くもグロッギー状態のゴム人間。
さっさと片を付けようと、左腕にはめたサポーターをしごき出すハンセン。このままロープに飛ばして必殺のウェスタンラリアットだ。
誰もがハンセンの勝利を確信する中、ゴム人間の腕をハンマーにきめ、そのままロープに振ろうとするハンセン。ところが!
びよーーーーーーーん
そうなのです!伸縮自在のゴム人間には、ハンマースルーをきめることができないのです!
必殺技を封じられ、顔面蒼白のハンセン。梶原先生なら、狼狽するハンセンに「な、なんて奴だ……」とか、そんなセリフを吐かせているところだ。
全盛時のハンセンすら完封するであろうゴム人間が、一昨日のIWA新宿FACE大会に遂に初登場!
対戦相手となるのは、ノアから出向してきたパンチ軍団の川畑輝鎮と志賀賢太郎。誰だ!?そこで「ノアの余剰人員」などと失礼なことを言ってる奴は!
まあ正直、UMA軍団の相手となるには、いささか物足りない人たちだが、本人たちもそれを危惧したのか、強制引退させられネットオークションにかけられた河童小僧を競り落として仲間に加えるという戦力補強を行ってきた。
そして先輩UMAのビッグフット、雪男と共に、遂にリングに登場したゴム人間!
地味な私服に身を包んだそのルックスは、UMAというよりも、東宝のガス人間や電送人間の親戚みたいなイメージ。
そのゴム人間が、リングの上でその神秘のベールを脱いだ。ビッグフット、雪男と共に、まるでゆーとぴあのコントみたいなネタを、プロレスと称して延々繰り広げるゴム人間!
UMA軍団揃って「よろしくねっ!」とポーズを決めなかったのが、不思議なくらいだ。
そんな中途半端なびよんびよーん芸を見せつつ、最後はあっさりと志賀に丸め込まれ、3カウントを喫したゴム人間。
「ちょっと、このゴム人間て、見た目が随分地味じゃないのよ、山口さん(山口さんて誰だ!?)」
「そんなことないですよ。なにせ東スポの一面を飾るくらいのUMAですから、社長(社長って誰だ!?」
「東スポにあの写真売り込んだのは、あんたじゃないの!………まぁいいわ。そんなに言うんなら、一度くらい使ってみようかしら」
そんなやり取りが漏れ聞こえてきそうな(このやり取りは、あくまで架空のものです!)扱いに終わってしまったゴム人間。
まぁ、あのハル・ミヤコに「ちょっと、私の大切な×××が、びろーんびろーんになっちゃったじゃないのよ!」と、聞こえようによってはちょっぴり卑猥な(×××の部分には、お好みの言葉を入れて下さい)セリフを言わせたくらいが、ゴム人間の手柄と言えば手柄であろうか。
それよりも気になったのは、早々とIジャのリングに馴染んでいる川畑と志賀の方だ。
まぁこれも、元々この人たちはメジャーよりもこっち向きの人材だったと言ってしまえば、身も蓋も無いが。
これをきっかけにメジャーなのにメジャー感の全く無いノアの余剰人員たちが、そろってIジャにスライドしてくるなんてことになるのかもしれないが……。
はっ、そうか!このパンチ軍団とUMA軍団の絡みは、UMA軍団の新たな新兵器、北京原人登場の前触れ!
ハル・ミヤコに引き連れられて、ラモーンズの大ファンで、自衛隊出身で、オリンピックに出場経験もある、着ぐるみ要らずの北京原人が、テーマ曲であるG.B.H.の"No Survivers"をバックに、IWAマットに登場する予告なんだよ!きっとそうだ。うぱーっ!
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2009/12/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |