このページの記事目次 (カテゴリー: PCエンジン)
- 【謎のマスカレード】ジュニア版琥珀色の遺言 [2020/05/25]
- 【マジカルサウルスツアー 最新恐竜図解大辞典】 [2020/04/03]
- 【ウルトラボックス創刊号】PCエンジンで"読む"雑誌 [2020/03/30]
- 【定吉七番 秀吉の黄金】太閤殿下の定吉七番 [2019/06/23]
- 【井上麻美 この星にたったひとりのキミ】 [2017/10/22]
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オレの最初のミステリ小説体験が児童図書館の江戸川乱歩ジュブナイルシリーズならば、海外ミステリとの初めての出逢いは、やはりそこの抄訳ジュニア版だった。
行きつけの図書館に置いてあったのは、あかね書房から刊行されていた"推理探偵傑作シリーズ"という名のジュニア版選集。
ドイルやクリスティ、エラリイ・クイーン、モーリス・ルブランなどの定番以外にも、クレイトン・ロースンやメアリ・ロバーツ・ラインハート、レスリー・チャータリスといったマニア好みの作家たちの作品も、シリーズに名を連ねていた。

この"推理探偵傑作シリーズ"には、挿絵マンガもかなりふんだんに挿入されていて、これを担当していたのが「やる気まんまん」の横山まさみち氏。子供相手にチャータリスと横山まさみちのコンビというのも、今になって考えてみれば相当に濃い組み合わせだ。
しかしこの手のジュニア版訳というのは、子供に分かり易いように、原作を相当はしょったり改変していたりするものであって、後々になってハヤカワミステリや創元推理文庫の真っ当な翻訳本を読んでみると、「こんな話だったの!?」と、あまりの違いにびっくりするのが常だったりする。

そんな子供心に釈然としない思いを残したジュニア版は、実はゲームの世界にも存在する。
『藤堂龍之介探偵日記』シリーズは、PC98やFM7などで展開した大人向けの推理アドベンチャーゲームだったが、そのシリーズ第1作である『琥珀色の遺言 ~西洋骨牌連続殺人事件~』が、まだ家庭用ゲーム機は子供が遊ぶモノという通年がまかり通っていた時代にPCエンジンへ移植されたときは、その内容はジュニア版として大幅に改変されたものになっていたのであった。
まずは主人公の名前が藤堂龍之介から円陣龍之介に変更。円陣ってなんだ!? と首をひねったが、これはどうやらPCエンジンにあやかった名前らしい。もしセガ・マークⅢに移植されてたら、マーク藤堂とかになっていたのだろうか。

事件の概要も、名家の当主が地味に不審死を遂げたオリジナルから一変。仮面舞踏会の最中に当主が殺されるという賑々しい導入に。
事件解決のために屋敷に呼ばれた藤堂ならぬ円陣龍之介だったが、オリジナル版のプレイ経験者がまず最初に戸惑うであろうは、「なかま」という謎のコマンド。
訝しく思いながら聞き込みを始めると、屋敷の使用人たちが、やけに馴れ馴れしく話しかけてくるではないか。
よく見ると彼らの名前も、オリジナルのそれから、クリスティやコロンボなんて妙な名前に差し替えてある。
どうやら彼らは円陣龍之介の部下たち。事件の手がかりを探すために、使用人を装って屋敷の中に潜入しているPCエンジン版ならではの設定なのであった。オリジナルの膨大な容疑者リストから自発的に5人の名前を消すおせっかい、本当にありがとうございます。

しかし親切心はそこまで。後は聞き込みと探索コマンドの総当たりを余儀なくされるオリジナルの捜査過程を忠実に継承。
元々『琥珀色の遺言』は、膨大な登場人物とコマンドの山盛りによって、話を入り組ませ引き延ばしているようなゲーム。
それをフォローするのが、時代情緒溢れるセピア調のビジュアルと、雰囲気のある登場人物の言葉遣いだったりするのだが、グラフィックやテキストに制限のあるPCエンジンでは、そのフォローも利かない。
雰囲気美人から雰囲気がなくなったら、それはもう美人ですらなくなってくるわけで、このジュニア版『琥珀色の遺言』である『謎のマスカレード』も、子供向け抄訳ミステリ同様に「大筋は一緒なんだけど、なんかこれ違う……」という釈然としない気持ちだけが残るのであった。
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2020/05/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
PCエンジンのCDロムロムは、まだCD-ROMというメディアが海のものとも山のものともつかなかった1988年の時点で、CD-ROMシステムを標準搭載した非常に画期的なハードでした。
ただ当時のCD-ROM媒体のゲームは、絵がアニメーションするだとか、生ボイスを収録できるとか、ローディングが鬼のようにクソ長いとかの部分のみがその特徴として語られ、またスーパーCDロムロム以降のゲームは、実際にそれらをメリットとした作品ばかりになってしまいました。

この新しい媒体を使って、今までにない新しいことにチャレンジしようという試みは、CDロムロムが立ち上げ間もない頃の方が、むしろよっぽど盛んでした。
そもそもCDロムロムの斬り込み隊長にして、CD-ROMゲームソフトの草分け的存在である『No・Ri・Ko』にしてからが、ゲームとアイドルの本格的コラボレーションという斬新なものでしたし、やはり"世界初のCD-ROMマガジン"という触れ込みだった『ウルトラボックス』シリーズ(全5号)や、家庭用ゲーム機でできる本格的カラオケの元祖とも言える『ROMROMカラオケ』シリーズ、ゲームとアイドルオーディションの合体『みつばち学園』など、ゲームの枠に囚われないCD-ROMの使われ方が、CDロムロム初期には活発に模索されていたのです。

このCD-ROMでできることに対する様々なチャレンジは、90年代前半に狂い咲いたマルチメディアCD-ROMムーブメントへと自然に繋がって行くのですが、このPCエンジンCDロムロムソフト、『マジカルサウルスツアー 最新恐竜図解大辞典』は、そんなマルチメディアCD-ROMの元祖とも言える存在の一つです。
銀河万丈の重々しいナレーションから幕を開けるこのソフトは、100種類以上もの恐竜のデータや解説を収録した、言わば"動く恐竜大図鑑"。
後年のマルチメディアCD-ROMには、相当いい加減な体裁のものも多く見られましたが、先駆者であるこの『マジカルサウルスツアー』は、奇をてらわず丁寧に作られた、データベースソフトとしては完成度の高い作品となっています。

収録された画像や動画も、PCエンジンとしては非常に頑張ったレベルのものになっており、家庭用ゲーム機で本格的なデータベースソフトを実現させようという、作り手の意気込みが伺えます。
とは言っても、お堅い学習ソフトには偏らず、進行役にマスコットの恐竜(声は皆口裕子)を配したり、バラエティの項は、ちょっぴりくだけたトリビア集になっているなど、あくまでも楽しく読める恐竜図鑑という心配りだけは忘れていません。

エンディングは恐竜絶滅に関する様々な説に対する考察。
そして「種としての恐竜は確かに絶滅したが、しかし恐竜は我々の心の中で、今でも生き続けている」なんて、思わず「いねえよ!」なんてツッコミたくなるような一言で幕を閉じますが、しかしこんなベタなセリフでも、銀河万丈のナレーションで語られると、それなりに重々しさが出てくるから、実に不思議なものです。
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2020/04/03 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
復刻機PCエンジンminiの発売を受け再び盛り上がっている往年のゲームハードPCエンジン。
8ビット機であるファミリーコンピュータの対抗馬としてデビューを飾り、それから世代をまたいで次世代CD-ROM機戦争の趨勢が決まった90年代末まで異例の長寿を全うした。
その長い歴史の中でも輝いているのがCD-ROMを一般化させた功績だ。
PCエンジンminiの形状はベースとなった初代機を模したものになっているが、オレにとってPCエンジンはやはりCD-ROM2。
当時めちゃくちゃ高価だったCD-ROMユニットを合体させた本体を前に、これからゲームの新しい地平が切り拓かれるのだと胸を躍らせた瞬間は、いまでも忘れられない。

だからやはりPCエンジンで思い入れの深いソフトとなると、CD-ROMという新たな媒体を得て、それまでのゲームとは別の文脈から生まれてきたものばかりが浮かぶ。
『No・Ri・Ko』『鏡の国のレジェンド』『みつばち学園』『井上麻美 この星にたったひとりのキミ』。
アイドルゲームばっかやないかい! とツッコミが飛んできそうだが、まあ少なくとも色んな事情でPCエンジンminiには間違っても収録されないものばかりだ。
しかしNEC-HEのCD-ROMに対する果敢な試みがなければ絶対生まれてこなかったこれらのゲームが、PCエンジンの一面を象徴していたことだけは間違いない。
逆に言えば小川範子やのりピーの姿がないPCエンジン復刻機にどれだけの意味があるだろうか。少なくともオレにとってはそうだ。

バラエティに富んだコンテンツを雑誌的に盛り込んだCD-ROMマガジンというメディア形態は、CD-ROMが一般的になった以降のPCやセガサターンなどで瞬間的に盛り上がったが、ここでも早すぎた先駆者となったのはPCエンジンであった。
「世界初のCD-ROMマガジン」の謳い文句も勇ましいPCエンジンCD-ROM2ソフト『ウルトラボックス創刊号』が発売されたのは、マルチメディアなんて言葉もまだ曖昧だった1990年のこと。
発売元のビクター音産は他にも恐竜図鑑データベース『マジカルサウルスツアー』をリリースするなど、PCエンジンのノンゲームソフトに力を入れていたメーカーだ。

CD-ROM版のバラエティ雑誌を志向しているだけあって、コンテンツは多岐に渡っている。
PCエンジンソフトの紹介コーナーや新作情報は当然として、他にはゲームアーツが提供したミニゲームが二本に東映動画の手によるインタラクティブなアニメ短編。
ここらまでは予想の範疇だが、いささか暴走気味だったのはそこから先のコンテンツだ。
11PMのカバーガールだった小栗香織と渋谷や原宿のトレンドスポットで疑似デートできるデート講座とか、外国人女性をナンパする英語講座とか、トレンドウォッチャーを名乗っていた木村和久のコーナーなど、PCエンジンの中でもさらにハードコアアイテムであるCD-ROM2を購入するような層とは、およそかけ離れた内容ばかり。
少なくともPCエンジンからマルキューのショップ情報を得ようとする人間は皆無に近かったであろう。

そして雑誌には不可欠な占いコーナーを担当するのはプロレスラーのラッシャー木村。
これまたビーンボール気味の人選だが、しかし木村さんのまるで台本をつっかえつっかえ読んでいるかのような、たどたどしく木訥な語り口に耳を傾けていると、立て板に水で喋り倒す他の占い師よりもはるかに説得力が生まれてくるから不思議である。
考えてみれば、おのれの悩みや不安、人生の岐路への重大なサジェスチョンを求めるのならば、細木なんたらとかよりも、生真面目で、謙虚で、愚直で、勤勉で、人の温かみを知るラッシャー木村さんこそ、その占いに耳を傾ける価値があるというもの。
もっとも木村さん自らが本当に占っているかどうかは、だいぶ疑わしいところではあるが。

この手のバラエティマガジンによくありがちな、アイドルや若手女性タレントの情報コーナーもあるが、この直後にいわゆるアイドル氷河期を迎えるだけあって、あっという間に荒んでしまった人物ばかりなのが涙を誘う。
そしてこれも雑誌には不可欠な読者参加コーナーも、創刊号の常でやらせ投稿のオンパレード。
『ウルトラボックス』はトータルで5号までが発売されたが、チャラい若者向けタウン誌風のテイストが濃かったのはこの創刊号がピーク。
以降の号はオタク系コンテンツの比重が次第に増していって、地味に軌道修正を果たしている。
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2020/03/30 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
坊主頭の後頭部には十円ハゲ。それを隠すは八つ接ぎのハンチング帽。身に纏うは唐桟のお仕着せに紺の足袋。懐に忍ばすは三品家内人六代目藤原有次作の業物包丁。
殺しのライセンスを持つ丁稚、安井友和。コードネームは定吉七番。
今ではすっかり歴史小説家のイメージが強くなっている東郷隆の初期代表作シリーズは、イアン・フレミング作「007」シリーズの傑作パロディ。
斜陽の大英帝国を大阪に置きかえ、凄腕のスパイならぬ凄腕の丁稚、定吉七番が、関西企業に仇をなす組織を相手に、大阪商工会議所発行の殺人許可証を行使する。

この「定吉七番」シリーズが、ありきたりの007パロディと違うのは、井上一夫訳風の文体まで徹底したキメの細かさ。
フレミングお得意の人種ネタは、県民ネタに装いを変え、食前酒の代わりに定吉がこだわりを見せるのは、食前うどん。
「固さは楊枝の先で刺して、ちょっと固いな思うくらいがよろし。ネギは関東ネギとちゃいます。わけぎや、これを山盛り」
「定吉七番は丁稚の番号」、「ロッポンギから愛をこめて」、「角のロワイヤル」と、タイトルまで原作を丁寧になぞったこのシリーズは、80年代後半に角川文庫から(泉晴紀のカバーイラストが印象深い)登場して一世を風靡。90年代には講談社文庫で復刊された。

しかしゲームクラスタにとって定吉七番と言えば、やはりこのPCエンジンの最初期を彩ったアドベンチャーゲーム、『定吉七番 秀吉の黄金』の名前が先に出るだろう。
原作は、単行本「太閤殿下の定吉七番」所収の同名短編。
なかなかタマが揃わなくて苦闘していたPCエンジンにとって、初のアドベンチャーゲームということもあって、注目度も高かった作品だ。
もっとも、関西企業のために他県人と戦う定吉七番の話が、関西の企業であるコナミ(当時)やカプコンからではなく、北海道に本拠を置くハドソンから登場したことには、イマイチ釈然としないものがあったが。
それよりも何よりも、いくら当時人気があったとは言え、あの頃のゲーム購買層には、それほど浸透していたわけでもない、この原作シリーズに、何故ゲーム化の白羽の矢を立てたのかが一番の不思議かもしれない。

秀吉埋蔵金のありかを記した古文書を巡って、定吉七番と悪の関東系結社NATTOとの熾烈な闘いが、大阪、東京、長野を舞台に繰り広げられる。
かつての東西冷戦を思わせる大阪と関東の対決は、定吉七番シリーズの永遠のテーマだが(この国内版東西対立を煽る張本人の東郷氏は、ハマっ子だったりするから、ちょっとタチが悪い)、終結してしまって多くのスパイ小説家たちを慌てさせた東西冷戦と違って、こちらは終わりが見えないほど根深い対立である。

東郷隆の原作は、フレミングの元ネタ同様に、けっこう殺伐としていたり、お色気シーンも多い大人の小説だったりするのだが、8ビット時代のゲーム業界に、そんなテイストをそのまま持ち込める筈もなく、そしてテキストも、当時のアドベンチャーゲーム特有の慇懃無礼な文体に終始し、原作の偽井上一夫調など微塵のかけらもないのが、やっぱり味気ない。
原作にあったフレミング小説の徹底したパロディ色が、このゲーム版には全く反映されていないので、単なる風変わりな設定のオーソドックスなコマンド選択アドベンチャーに留まってしまっているのが、原作経由の人間としては、かなり物足りなく感じてしまうところだ。
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今や石を投げたらアイドルに当たる空前の氾濫期。世間の至るところにアイドルビジネスが芽吹いている。
しかし、古くから綿々と続いていると思われるアイドルも、その存在が危機に瀕した時期があった。
'90年代初頭、それはアイドル氷河期などと言われた時代。
諸々な理由により、それまでパブリックメジャーであったアイドルの価値観が崩壊。老若男女誰もが知るアイドルタレントがほぼ絶滅し、マニアのみが知るカルトな存在へと変貌していった時期のことを指す。

PCエンジンはゲーム機のクセに、なぜかそんなアイドル業界の変遷を体現した妙なハードだったりする。
このCD-ROM時代の尖兵が、アイドルがアイドルであった時代の最後の大物、酒井法子を引っ張り出してゲームに登場させたことは有名だが、それからしばらくしてアイドル氷河期時代に突入。
そしてそんな冬の時代に、鏡の国の伝説よもう一度とばかりにPCエンジンが送り出したアイドルが、本作のメインキャラクター、井上麻美だ。
酒井法子と井上麻美。この圧倒的な知名度の差が、訪れた冬の時代の厳しさを物語っているだろう。

井上麻美は、史上初のゲームによる公開オーディションにしてPCエンジンきってのカルトソフト、『みつばち学園』でグランプリに選ばれ、ミスCDロムロムという本人にとっては迷惑極まりないであろう称号とともにデビューしたアイドル。
数枚のシングルと二枚のアルバムを残して、業界からフェードアウトしていったが、氷河期ど真ん中、さらにゲームでアイドルデビューという色物イメージの二重苦によるものか、世間一般にはその足跡は殆ど知られていない。

この『井上麻美 この星にたったひとりのキミ』は、井上麻美の同級生として彼女との時間を過ごすことができるアドベンチャーゲーム。まあADVといっても、デジタル紙芝居に近いライトな内容だ。
コマンドの選択次第で、探偵編、アイドル編、タイムスリップ編、三つのストーリーに分岐。それぞれのストーリーは、30分にも満たない長さ。

展開次第では井上麻美を下校デートに誘え、ここで買い物に行くを選ぶと着せ替えモード。カラオケを選ぶと彼女が生歌を披露。そして美術館を選ぶと、アイドル雑誌「BOMB!」に寄せられた井上麻美似顔絵投稿の数々を彼女の解説付きで鑑賞できる。
もっとも、こっちはそんな生暖かい「BOMB!」の投稿など見せられても嬉しくも何ともないわけで、一旦踏み込んだら終わるまで長々と抜け出せないこのパートは、かなりの地獄だったりする。

各シナリオのラストには、PCエンジンのこの手のソフトでは恒例となった、「抑揚を全く付けずに機械的にプレイヤーの名前を呼んでくれる」儀式もしっかりと収録。
テキストや井上麻美の生セリフ、そしてお話の展開も、何ともこそばゆく生ぬるいムードにに包まれているのだが、こんな思わず全身がむず痒くなるようなテイストは、送り手も受け手もすれにすれてしまった昨今では大変貴重なものだ。
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