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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Carcassonne】カルカソンヌ

   ↑  2020/11/09 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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Xbox Series X|Sの発売を目前にして、アメリカの小売り大手ウォルマートが初代XboxからSeries X|Sまでを繋げたプロモーションムービーを公開している。
初代Xboxからもう20年近く。Xbox 360の登場も今や14年も前の出来事だ。
Xboxに限らずゲームハードの代替わりは革新→保守→革新のサイクルを取るパターンが多い印象があるが、初代から360への交代時に一番大きな変化となったのはネットワーク接続の普及であろうか。
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コンソール機のオンライン化に先鞭をつけたのはドリームキャストだが、それが広く拡がって一般的なものとなったのは、Xbox 360と足並みを合わせてのことであった。
ハードルが大きく下がったネットワーク対戦。360初期にその中心となったのは、やはり『HALO 3』や『Gears of War』『ロストプラネット』などのシューター系であったが、その一方でもう一つの大きな柱となっていたのが『UNO』や『カタン』といった、アナログゲームをベースとしたカジュアルな多人数対戦ゲームであった。
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この『Carcassonne』もそんな360初期を彩ったボートゲーム系タイトルの一つ。
ベースとなったアナログ版のカルカソンヌについては、もう今さら説明なんか不要かもしれないが、プレイヤーが交互に地図タイルを引いてはそれを連結し、地形の領有ポイントを争うゲームだ。
今でこそビデオゲーム版のカルカソンヌは珍しいものではなくなっているが、このXbox Liveアーケード版が出た2007年当時は、とても目新しい存在だった。
付け加えるなら、現在ではかなり一般に普及している海外産のアナログボードゲームも、この頃はまだ一部好事家だけの間に留まっていた。
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そんな環境だから『Carcassonne』に集まったプレイヤーたちも、このXBLA版によってカルカソンヌの存在やルールを初めて知ったプレイヤーが多かった。
だから部屋によっては点数計算もおぼつかない人ばっかなんてこともあったけど、逆にだからこそマッチ終了後にゲーム側が親切にスコアを読んでくれるときは、まるで新体操やフィギュアスケートの審査発表のときみたいにドキドキしてそれを見守り、そして一人ひとりのスコアが出るたびに派手に一喜一憂した。実際のマッチ中以上にその瞬間がとにかく楽しかった。
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もちろん野良だから、そんなハムスターのおつむみたいなレベルのメンバーに熟練のカルカソンヌプレイヤーが交じることもあったが、それでもバランスがとれてしまうのがカルカソンヌというゲームの絶妙なところで、この点はカタンよりも遥かに優れていたポイントだと思う。
そんなオンライン対戦がまだまだ特別な存在であった頃を彩っていたタイトルも、360からXbox Oneを経て間近に迫ったXbox Series X|S時代に於いても未だに現役を主張。
さすがに野良マッチが成立することはなかなか難しくなってはいるが、所持率はかなり高いだろうし、360から間を置いてXboxに復帰するユーザーを交えて久しぶりにマルチプレイなんてのも悪くないんじゃない?

<Xbox Series X|S Xbox One 互換タイトル>

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2020/11/09 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Stacking: The Lost Hobo King】マトリョーシカとホーボーの王国

   ↑  2020/06/17 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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Double Fineの旧作『Stacking』と『Costume Quest』のXbox 360版(Xbox One互換)の唐突な日本国内配信。
ストアには英語の説明文のままの本体のみで、XBLAには付き物の体験版がまったく見当たらないことから、イレギュラーというかなんらかのアクシデントの匂いもぷんぷんする。
そしてダウンロードコンテンツであるこの追加シナリオ『The Lost Hobo King』も残念なことに国内ストアでは未配信のまま。
しかしこのDLC、規模はささやかだがこのゲームのバックグラウンドである20世紀初頭の格差社会に溢れたあの人たちにスポットライトをあてたものだったりする。
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悪徳資本家バロンとの戦いに終止符を打った、誇り高き煙突掃除夫の小さな息子、チャーリー・ブラックモア。しかし彼の冒険は終わらない。
バロンたちとの最後の戦いに仲間を引き連れて加勢してくれた、ホーボーのレヴィに誘われて、新たな地に問題解決に赴くのであった。
ホーボーとは何かって? まぁレヴィの風体を見れば分かるように、早い話がホームレスだ。
20世紀初頭、世界を覆った大恐慌の中で職を失った者たちは列車にただ乗りしての、その日暮らしの生活に追いやられた。
渡り鳥のような生活を送る彼らは、いつしかホーボー(Hobo)と呼ばれるようになり、そのボヘミアンなライフスタイル(彼らは決して望んでボヘミアンになったわけじゃないだろうが)は、後世の人間によって神格化され、様々な文学や音楽のインスピレーションとなった。
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ホーボーを描いた作品の中で一番有名なのは、ロバート・アルドリッチの大傑作映画「北国の帝王」であろう。
リー・マーヴィン演じるカリスマ浮浪者エース・ナンバーワンと、アーネスト・ボーグナイン演じる冷酷無比な車掌シャックが、無賃乗車の是非を巡って延々と男臭い死闘を繰り広げる、オレにとってオールタイムベストワンの映画だ。
「星は俺のために輝き、大統領だって俺には一目置く。俺は行きたいところに行けるんだ。ニューヨークの大金持ちでも、俺ほど自由じゃねえ」
映画の中でA・ナンバーワンはそう嘯いたが、チャーリー・ブラックモアの頼りになる相棒レヴィも、見かけは飄々としているが、きっとそんな気概に満ち溢れた男なのだろう。
本編のラストで、資本家たちとの戦いに浮浪者軍団を率いて雪崩れ込んできた彼の頼もしい姿に、心を震わせた者たちだって、きっと多かった筈だ。
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『Stacking』の追加ダウンロードシナリオ、『The Lost Hobo King』は、チャーリー・ブラックモアがレヴィに連れられてやって来た浮浪者たちの王国で、失われた王冠を取り戻すために一肌脱ぐお話。
その規模は極めてささやかなもの。本編の一章分より、ややタイニーなスケールだ。
やることもあくまでも本編の延長。ぱかっ、ぱかっと他のマトリョーシカに乗り移りまくり、メインクエストをクリアしつつ、ユニークドールを収集し、ハイジャンクと呼ばれるサブクエストをついでにこなして行く。
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だけどこれが相変わらず楽しい。本編がほどほどのボリュームだったってのもあるだろうけど、この舞台と登場マトリョーシカを取り替えただけの追加クエストは、本編をじっくりとやり込んだ後だって全く飽きが来ない。
それくらい、このいい大人たちのための、ジオラマの中でのマトリョーシカ人形ごっこは、全く色褪せないカラフルでユニークな遊び心に満ちているのだ。
この『The Lost Hobo King』、Xboxで購入するにはアレをアレしたりして手間がかかるが、Steam版は『Stacking』本体に最初からバンドルされているので、プレイするには間違いなくそっちのほうが手っ取り早いかも。

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2020/06/17 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Stacking】マトリョーシカの労働争議

   ↑  2020/06/15 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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最新作『Psychonauts 2』の登場が今年に予定されているビデオゲームメーカー、Double Fineの旧作『Stacking』(2011)と『Costume Quest』(2010)。
Xbox liveアーケードでリリースされていたものの、長いこと日本では未配信状態だったこの二作が、ここにきて唐突に国内ストアに登場。
なんで今頃になっての感は否めないが、しかしゲームマニアの間では常に評価の高いDouble Fine作品。
特にユーモラスなゲームシステムとジオラマのようなグラフィックデザインが見事に融合した『Stacking』は2011年のマイベストゲームと言ってもいいくらいお気に入りの一作なので、ここは素直により多くの人がプレイする機会が増えたことを喜ぶべきだろう。
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時は20世紀初頭。発展する文明と産業は人々の暮らしに大きな恩恵をもたらしたが、その一方でそこから生じる軋轢は、貧しく弱いものたちを苦しめてもいた。
煙突掃除夫の父ちゃんとその母ちゃん、そして5人兄弟が肩を寄せ合って暮らすブラックモア家も、その産業発展の下の理不尽に翻弄された家族だ。
一家に良い暮らしをさせようと、割の良い仕事のために出かけたまま音信を絶ってしまった父。
困窮する家族たちの元にやって来たのは、バロンという企業家の使い。ブラックモア家の子供たちは、バロンの誘いに応じて仕事を求めて家を出て行ってしまう。
ところがこのバロンは、ワ●ミの会長とためを張るくらいの労働基準法の敵。騙された子供たちは奴隷のような環境での労働を余儀なくされていた。
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この事態に立ち上がったのが、ブラックモア兄弟の末弟チャーリー。
あ、言い忘れていたが、このゲームに登場するキャラクターは、全てマトリョーシカ人形。
マトリョーシカ家族の中で一番ちっちゃいチャーリーは、「おめえみたいなチビは労働力になんねえよ!」と、一人母親の元に置いて行かれたのだった。
「でも大丈夫かい? だって、お前は一番ちっちゃいサイズじゃないか」
不安を隠せない母親に、チャーリーは胸を張ってこう答える。
「母さん、ブラックモア家の家訓を忘れたのかい? "煙突掃除、どこでも駆けつけます"」
「煙突掃除じゃねえって!」
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母親の心配も無理はない。チャーリーはマトリョーシカの世界で最小サイズ。しかしチャーリーには、そのサイズならではの最大の強みがあった。
マトリョーシカは自分よりサイズの大きいマトリョーシカの中に入ることができる。つまり最小サイズのチャーリーは、この世界に居るマトリョーシカのほぼ全てに乗り移ることが可能なのだ。
この世界のマトリョーシカは必ず何かしら一つの特技を持っており、乗り移っている間はAボタンでその特技をいつでも使用可能。
さあ、他人の特技を駆使して兄弟たちを救い出す旅に出発だ。
未亡人に乗り移って尻を振って門番をおびき出したり、花の香りを出すご婦人に乗り移って毒ガスを浄化したり、さらには一番上のおっさんで屁を充満させ、すかさずそれを脱ぎ捨て二番目のガワが所持するライターで点火。周囲を火の海にしてバリケードを破壊するなんて応用もある。
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勇気と好奇心を武器にチャーリー・ブラックモアを手助けして、そんな情緒とウィット溢れる"文系パズル"の数々を解き明かして行けば、その先にあるのは、マトリョーシカが演じているとは思えないほどの大スペクタクルが巻き起こるラストバトルと、そしてマトリョーシカ一家の絆にこちらも思わず貰い泣きしてしまいそうな感動のエンディングが待ってる。
ジオラマ風の舞台の中を無数のマトリョーシカたちが活き活きと動き回る情景も実に魅力的だ。
思わず画面を切り出して額に入れてどこかに飾っておきたい衝動に駆られてしまうことだろう。
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そしてマトリョーシカは、様々な特技に対していちいち独自の反応を示してくれる。
メインストーリーとは関係ないところで、マトリョーシカを次々と乗り換え、その特技にどんな反応が巻き起こるのかを試しているだけでも楽しい。
さらには本筋以外にも、特殊なリアクションや、レアドールを収集するやり込み要素も完備と、抜かりはない。
システム、ビジュアルとも現在でもまったく古びていないユーモアたっぷりの傑作ADVだ。

<未日本語化>

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2020/06/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Toy Soldiers Cold War】Evil Empire 悪の帝国

   ↑  2020/01/29 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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マルクスレーニン主義が広がったらゲームが弾圧されるなどという、帝国主義者たちの悪辣なプロパガンダに耳を貸してはいけない。
確かに世に出ているゲームの多くは、西側文化の退廃を象徴するようなものばかりだが、中には労働者の逞しい生命力と、進歩する社会への未来図を描いたようなゲームだってあることも、当局は承知している。
例えば『スーパマリオ』などは、プロレタリアートである配管工がハンマーを手に階級の抑圧と闘う革命のゲームである。
その証拠にマリオのヒゲは偉大なる同志スターリンに影響を受けたものであるし、服装にも表れているそのイメージカラーが何を意味するのかは、改めて言うまでもないであろう。
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そして『Toy Soldiers Cold War』のダウンロードコンテンツである『悪の帝国』も、腐敗した西側諸国の侵攻に立ち向かう勇敢な人民たちの姿を描いた素晴らしき追加シナリオである。
『Toy Soldiers Cold War』の本編は、西側の修正主義者たちによる嘘で塗り固められた、これっぽっちも評価に値しないシロモノ。
真実の歴史は、この現代の大祖国戦争と呼ばれる一連の戦いの中だけに存在するのだ。
人民たちの母なる地を侵しに来た帝国主義者どもに、プロレタリアートの怒れる鉄槌を食らわして、北の大地に奴らの屍の山を築いてやるのだ。
さあ、人民たちの血と汗の結晶である機銃や迫撃砲や対戦車砲を並べて、資本主義の犬どもに相応しい死を与えてやろうではないか!
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帝国主義者どもは、マッチョで半裸の男が一人で戦局を打開できるなどと馬鹿げたことを考えているらしいが、もちろん人民と社会主義科学の叡智に支えられた我ら赤軍は、そのような滑稽な妄想を真に受けたりはしない(もっとも個人的な要望を言えば、同志レーニン像が動き出して大暴れするような、スペクタクル兵器があってもよかったような気もするが)。
連中の幼稚な筋肉ムキムキ人形の代わりにあるのは、宇宙開発において西側を大きく引き離す我らだからこそ実現できた衛星軌道レーザー砲である。
はるか宇宙から犬どもの頭上に振り下ろされるのは、人民たちの怒りの拳なのだ。
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追加キャンペーンのステージは全部で三つ。本編のキャンペーンに比べれば、ささやかな規模だが、何度も言うように本編はすべて西側の犬どもによる嘘まみれの悪辣なプロパガンダである。そこに真実は一片足りともない。
冷戦の真の姿はこの『悪の帝国』にあるのだ。さあ、赤い大地を犬どもの血で、さらに赤く染めてやろうではないか。人民に勝利を!

*関連記事
【Toy Soldiers Cold War】プラスチックの冷戦
【Toy Soldiers】ブリキの兵隊トテチテタ


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2020/01/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Toy Soldiers Cold War】プラスチックの冷戦

   ↑  2020/01/27 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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今ではもはや懐かしい響きとなったXbox Liveアーケードに残る『Toy Soldiers』は、第一次大戦をテーマにして、卓上でブリキのおもちゃたちが熾烈な戦いを繰り広げるタワーディフェンスゲームの秀作。
塹壕を乗り越えて押し寄せる兵士たちがバタバタと斃れていく過酷極まりない消耗戦の情景を中和したのは、これがあくまでブリキの兵隊や戦車のおもちゃによって戦われている建前であった。
しかしオレはブリキのおもちゃの焦げたり溶ける臭いは、あいにくとよく分からない。だがプラスチックの焼ける匂いは知っている。
生来のアバウトな性格により不細工に仕上がったタミヤの兵隊フィギュアプラモ、ミリタリーミニチュアを、最後は爆竹で吹っ飛ばして処分するのは、小さなオレたちのちょっとした恒例行事だった。
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『Toy Soldiers Cold War』のベトナム戦争を模した密林ステージには、「プラスチックの匂いは目覚め最高だ」なんて、「地獄の黙示録」をパロった一節が出てくるが、オレにはそれが洒落としてでなく理解できる。あれが焼け焦げる不健康な匂いは冗談抜きにホント最高だ。
横たわってくすぶり続けるフィギュアの体。溶けて原型を留めなくなった樹脂。戦争の悲惨な現実がそこにはあった。
そして歴史上の出来事である第一次大戦と違って、冷戦は我々の世代にとっては、ついそこに実際にあった戦争だ。
おもちゃが織りなす悲惨極まりない動く戦争ジオラマ『Toy Soldiers』の続編は、ブリキのおもちゃからプラスチック樹脂のおもちゃへ、第一次世界大戦から冷戦へとそれぞれ変貌を遂げた、その名も『Toy Soldiers Cold War』。
『Toy Soldiers』と同様にXbox One互換に対応した、今でも現役バリバリといっていいタイトルだ。
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イワンがG.I.ジョーに会う時、そこでは問答無用にドンパチがおっ始まる。
味方の屍を乗り越えて、次から次へと押し寄せてくるのは、世界を全体主義に呑み込まんとするアカの皆さん。歴史上のドイツ人と違ってとても身近な連中。
重機関銃をぶっ放して、彼らの屍を右から左へと量産してゆく行為の罪悪感もひとしおだ。だけどやらなきゃこっちがやられちまうんだよ。Kill a Commie、Kill a Commie、アカを殺せアカを殺せ。
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機関銃に戦車に毒ガスと、第一次大戦で登場した兵器の数々は戦場の悲惨さを当社比3倍に変えたが、それから数十年の時を経て大量殺戮兵器はさらにその威力を増した。
ナパームだ! 奴らを骨……、いや、プラスチック樹脂の芯まで焼き尽くせ。 ガンシップだ! ゲーム感覚で兵士を肉塊……、いや、プラスチックのゴミ屑に変えてしまえ。
そして何よりも一番恐ろしい大量殺戮兵器は、もじゃもじゃ頭にバンダナを巻きつけた半裸のマッチョマンであることは言うまでもないだろう。見よ、ミグ戦闘機の群れをもばったばったと撃ち落とし、原子力潜水艦ともサシの勝負を辞さない80'sヒーローの勇姿を!
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巻き上がる爆炎、立ち上る黒煙。セピア色の第一次大戦から華やかに色鮮やかに変貌を遂げた戦場。
悲惨で無慈悲で滑稽なアクティブ戦争ジオラマというコンセプトはそのままに、何もかもが生々しくなった冷戦版『Toy Soldiers』。
現実感を増したということは、本来ならあんまり洒落にならなくなってるはずなのだが、それが紙一重のところで留まっているのは、やはり東西の全面戦争が実際にはなんとか寸前で回避されているからであろう。
もしアカどもがホントにベルリンの壁を超えて世界を支配していたら、およそぼんくらなゲームの類なんか真っ先にその存在を許されていないだろうから。だからKill a Commie、Kill a Commie、存分にアカを殺しまくれ!

<Xbox One互換対応タイトル>

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【Toy Soldiers】ブリキの兵隊トテチテタ

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2020/01/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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