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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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XBIGマッサージソフトの系譜

   ↑  2015/04/01 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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PlayStation Mobileの終了を機に、またぞろ再燃したインディーズゲームの定義やその意義をめぐる論議。
マイクロソフトのXboxインディーズゲーム(以下XBIG)にSCEのPSM。同じゲームハードのプラットフォーマーであっても、インディーズゲームに対するスタンスや支援のあり方には、かなりの違いがあったように、その概念に対する解釈はメーカーや開発者、ユーザーなど、立場によって様々だったりするだろう。
それを承知のうえで、XBIGを立ち上げから見てきた人間として、それでもはっきりと言いたいことがある。インディーズゲームとはマッサージソフトのことに他ならないと。
わずか5年強の間ながらも、その中で大きく移り変わっていったXBIGの潮流。その流れの中核となったのは、マッサージソフトの変化の歴史であったのだ。
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一番最初にお目見えしたマッサージソフトは、XBIGがXNAコミュニティーゲームという名称だった頃、まだ日本でのサービスも開始されていない2009年の初頭に登場した『Rumble Massage』という作品だった。
スタートボタンを押すと表示されるのはメーター画面のみ。「何だこのゲームは?」と訝りながらボタンを押してゲージを動かすと、やにわにブルンブルン!と振動しだすXbox 360用コントローラ。
コントローラを簡易マッサージ器に変身させて、これを押し当て筋肉のこりをほぐす建前を堂々と主張する、マッサージソフトの記念すべき第一号である。
そしてこのコントローラ振動制御プログラムをお手軽に引用しただけのアイデアと、それを健康実用ソフトと言い切ってしまう厚かましさは、たちまちのうちにXNAクリエイターの底辺に伝染し、以後XBIGにはこの手の自称マッサージソフトが、手を変え品を変え休むことなくリリースされる騒ぎとなったのだ。
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『Rumble Massage』から一ヶ月も経たないうちに登場したマッサージソフトの第二弾は『Remote Masseuse』。
ここでマッサージソフトは、早々と「オンライン対応」という大きな進化を遂げることとなる。
Xbox Liveのプライベートボイスチャットなどを併用して、遥か遠方の相手と「ちょっとこってるところにコントローラーを当ててごらん。 じゃあいい、動かすよ?」「あー、効くわー、気持ちいいわー」「振動をちょっと強くしてみよう」「Oooooh! カミーング!カミーーーーング!」。
このろくでもない着地点に勢いを得たマッサージソフトのムーブメントは、さらなる隆盛を迎え、そしてこちらはゲーム好きで知られるセクシー女優の乃亜さんが360のコントローラを握りしめている姿だけで、つい淫猥な方向に想像を巡らせてしまう困った性分になるのであった。
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南国の浜辺でリラックスするような心地良い振動のトロピカル、打ち寄せるさざ波のようなオーシャン、燃えたぎる噴火のようなボルケーノ、そして名前だけでいやらしいスウェディッシュ。四種類のそれぞれにリズミカルな振動プログラム搭載をウリにしたのは『A Perfect Massage』。
他を圧倒するハイパワーがセールスポイントの『ULTRA-POWERED MASSAGER!』(名前倒れでした)。
振動機能とビジュアライザーを合体させ、さらなるトランスへと誘う『Spectra Musical Massage』。
ゾンビやアバターなどインディーズゲームの流行をむりやり全部ぶっ込んだ『Avatar Zombie Massager Extreme』なんてのもあった。
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ラスベガスのデリヘルチラシみたいな配色で、他のマッサージソフトとの差別化を図ったのは『Avatar Massage Online』。
これはそのタイトルにあるように、オンラインでの相互マッサージプレイを可能にしていた。
我が国の電マを彷彿とさせる、その目に余る本来の目的からの逸脱っぷりに警鐘を鳴らしたのは、本格的な指圧マッサージの効能を謳った『Shiatsu Massage』。
正しい指圧の技術に則ったというのが建前だが、おそらく元ネタ本を直訳したと思われる「精力」「
友情」「差別」「濃い」なんて謎のツボ名のオンパレードには、その正当性もつい疑ってかかってしまう。
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代表的なものでもこれだけ。さらに何のひねりもないただ振動するだけのもの(それを言っちゃあ、上に紹介したソフトも、みんなただ振動するだけだが)を加えれば、その総数はさらに膨れ上がる。
これらは次々と今では開店休業状態になったXBIGストアに押し寄せ、「独立開発者やアマチュアに開発環境と発表の場を与えて、商業主義にとらわれない斬新なアイデアを生み出す土壌を育てる」が建前だったXBIGを、「人の横着な創造性の底のさらに底を極める実験場」へと変貌させてしまうのであった。

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2015/04/01 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Arcadecraft】オレのゲーセン火の車

   ↑  2013/02/01 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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80年代のゲーセン。無駄にたむろして青春を浪費した思い出深い場所だが、しかしあれを経営する側に回ってみたいかと言われれば、「あんなアンパン臭いガキども相手の商売なんか、まっぴらごめんだよ!」としか答えようがない。
プレイステーションで出た経営SLG『できる!ゲームセンター』は、そのゲームセンター経営を、ゲームの中で体験できる作品だったが、これがまたタイトロープな自転車操業を数十年に渡って強いられる、夢も希望もないゲームだった。
実際にやってみると、まったく割に合わない。そんな実情からか、ゲーセン経営シムというのは、ありそうであんまりないジャンルであったが、まさかそれの米国版がXBOXインディーズゲームに登場するとは!
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XBIGの『Arcadecraft』は、1980年を皮切りにゲームセンター経営をスタートさせ、80年代アーケードの流れを漠然と追いながら、ちゃりちゃりと日銭を稼いでゆくゲーム。
筐体を購入してこれを店内に配置し、店のデザインを変えたり、ジュース自販機やジュークボックスなんかを設置して、客からこつこつ小銭を回収する。
ゲームはリリースから時間が経つほど、次第に飽きられて人気が落ちる。
しかし80年代はアーケードゲームの一大成長期。革新的なゲームが次から次へと登場する夢のような時代だ。
このゲームの人気が落ちても、替わりになる新しいゲームはいくらでもある。問題はそれを買う金だ。なんでオレのゲーセンは、一番最初に導入した『ルナランダー』を、いつまで経っても延々と稼働させてなきゃなんないんでしょうか!?
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『できる!ゲームセンター』も、こと経営に関しては相当シビアなゲームだったが、それでもあっちは、スタート直後のインベーダーフィーバーとか、格闘ゲームブームの到来とか、この商売をやっててよかったと思わせるウハウハな期間が、一応は存在した。
しかしこの『Arcadecraft』は、そういった半イベント風の確変が存在せず、さらに客の落とす小銭以外に収入源がまったくないから、いったんジリ貧に陥った経営を立て直すのは無理ゲーと化しているのだ。
一体誰が、何ヶ月経っても『インベーダー』と『アステロイド』と『ルナランダー』しかないゲーセンに、何度も足を運びたがるだろうか。
じゃあ新しいゲームを導入したら? それを買う金が無いんだよ! はい、リスタート、リスタート!
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登場するゲームは基本的に架空のものだが、まあ一目見れば一発でその元ネタは分かるだろう。これらのゲームは、すべて元ネタと同じ時系列で市場に登場する。
メーカー名もやはり架空だが、こちらもゲームと照らし合わせれば、モデルとなった会社は一目瞭然だ。
客として来店するのは、ランダムに選ばれたフレンドのアバターたち。これなんかはちょっと面白い趣向だが、中には台パンかまして筐体をぶっ壊す悪質な客も居たりする。
これをやられると、本来はまったく落ち度のないフレンドに対する理不尽な怒りが沸き上がってくるので、ちょっと罪作りなフィーチャーかもしれない。XXXXXX、おい、てめえ! その筐体の修理に一体いくらかかると思ってやがんだ! ちゃんと弁償しろこらあ!
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新作ゲームを売り込みに来る日本人や、ハイスコアに名前を刻みに来る有名ゲーマーの来店、さらには店のブレーカーが落ちたりなど、イベントもそれなりに散らばられていたり、ジュークボックスを設置すると360のHDから自前の音楽を流せるなど(お好みのマイ80年代ゲーセンBGM集をご用意ください)、気の利いたギミックもあるが、一番イカしてるのは、何たって筐体ごとにちゃりちゃりと音をたてながらコインを集めて回る、売上金回収システムだろう。『できる!ゲームセンター』に足りなかったのはこれだ。
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しかしいつもは楽しいコイン回収の音色も、今のオレにはどんよりと重たく響いてくる。
月末の利子と運営経費の支払日。だが金庫の中にはもう一銭も残っておらず、仕方なく筐体から片っ端に小銭をかき集めて、なんとか今月の支払いだけでも凌ぎきろうとしているのだ。
今をどうにか乗り切っても、来月にはまた支払いの日がやってくる。そのときはもう筐体を売って金を作るしかない。
こうして月を追うごとに、筐体が一つ、また一つと消えていくオレのゲーセン風前の灯火。
このままでは緩慢な死を迎えるのみだ。だったら今のうちに何とか打てる手を打っておこう。時代は大型筐体だ!
残った僅かなスタンディング筐体を売っ払って、その金で『モナコGP』を購入。オレがガキの頃、さんざん金を巻きあげられたゲームだ。こいつのインカムが経営打開のきっかけになってくれるはずだ。いや、きっとなる!
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薄暗い店内に、『モナコGP』一つだけがぽつんと置かれたゲーセン。
そんなシュールな場所に、はたして誰が好きこのんで足を運ぶであろうか。そしてカウンターの中に佇むオレのアバターは、この期に及んでなぜ微笑みを浮かべていられるのだろうか。
そして次の月末。利子支払いのためにこの『モナコGP』までもが売り払われ、何もかもがなくなりがらんどうになった店内で、オレのアバターは、なおも何かを達観したかのような微笑みと共に、延々と立ち続けているのであった。
ゲーセンなんてつくづく経営するもんじゃない。あそこはゲームをせずに何かを吸いながらたむろする場所だ。

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2013/02/01 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【I Miss My Girlfriend】ゲームの名を借りた公開カンパ

   ↑  2012/07/30 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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♪ 俺が目覚めるとしたら お前の隣で目覚めるべきなんだ 俺が外に出るとしたら お前と手を取り合って一緒に出かけるべきなんだ だから俺は500マイルの道のり そしてさらに500マイルを歩くだろう 1000マイル歩いて お前んちの玄関で崩れ落ちる たった一人の男になるために <The Proclaimers - I'm Gonna Be (500 miles)>
人の真心というのは、側に無ければなかなか分かりづらいもの。ましてや男女間の機微ともなればなおさらです。
離れていれば、ただでさえ移ろいやすい異性の心は、タンポポの種みたいにふわふわと飛んでいってしまいがち。遠距離恋愛という言葉が、まるで絵に描いた餅であることも、私だって百も承知しています。
だから、恋人と離ればなれになった若者が、その距離をなんとか埋めようともがく様を見れば、それにそっと手を差し伸べようという優しい心ぐらいは持ち合わせておりますとも。
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「彼女がやむにやまれぬ事情から、遥か遠くに引っ越してしまいました。寂しくて溜まりません。どうしても彼女に会いたいので、ゲームを作って飛行機の運賃をカンパしてもらうことにしました。彼女をこの腕で抱き締める手助けと思って、どうかこのゲームを買って下さい」
このXBOXインディーズゲーム『I Miss My Girlfriend』は、早い話がゲームの名を借りた公開カンパ受けつけ。
どこまでその意図を額面通りに受け取ってよいのか、こちらとしてもちょっぴり判断しかねるところですが、まぁ恥も外聞もなく「困ってるよ」と表明している人に対して、百数十円ほどの金を惜しむほど、私もしみったれじゃありません。
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お試し版の段階では、とってつけたようにおざなりな横スクロールSTGが遊べるのみですが、それについてどうこうケチをつけるのは、社会鍋募金を募っている救世軍の楽器演奏に、「アメリカンアイドル」審査員ばりの辛口コメントをぶつけるくらい野暮なこと。
それにもしかしたら、完全版にするとアンロックされる、"Virtual Back Rub"という謎のモードが、拾いものだったりする可能性もあるじゃないですか。
そう思って、「間違ってもファーストクラスなんか乗るんじゃねえぞ」の一言と共に80MSPを投じ、このメインモードをアンロックしてみると、これはそのタイトルの通り、XBOXインディーズ界隈ではごまんと出て安直の代名詞になっている、コントローラの振動を使ったマッサージソフトでした。
おのれの切実な問題を、他人の懐をアテにして解決しようとする男の誠意を、あまりにも買い被りすぎていたようです。
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「"I'm Gonna Be (500 miles)"の歌を見習って、幾ら遠いと言っても、どうせ地続きなんだから横着せずに歩いて行けや!」
ぶるぶると無為に振動するコントローラを手に、そう怒鳴り散らしたい衝動に駆られましたが、さすがに他人の恋路にどうこう文句付けるのもアレなんで、そこはぐっと堪えました。
でもあれですよね。このゲームを作った彼が念願叶って彼女に会いに行ったら、そこでは彼女が新しい彼氏と、振動するコントローラを局部に押し当て合ってきゃっきゃうふふしていた、なんてオチを妄想する程度は、バチが当たらないですよね。

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2012/07/30 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ask Angela!】女占い師との同居生活

   ↑  2012/03/11 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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オセロ中島知子の洗脳騒動。どうやらくだんの女占い師とは、ひとまず引きはがされたようです。
この件で一番がっかりしているのは、東京スポーツなのではないでしょうか。
なにしろ、この騒動に関する東スポのはしゃぎっぷりは、ハンパなものではありませんでしたから。
連日一面を飾った東スポ中島報道の中で、私が一番ぶっ飛んだのは、「中島奪還の鍵を握るのは今田耕司!」というものでした。
なんで同じ事務所でもない今田がキーマンなんだ?と記事本分を読んでみると、そこには「同じマンションに住む今田が、マンション玄関のオートロックを開けてくれれば、中に突入できるはず」という、凄まじい理屈が。
こんな騒動に巻き込まれて、勝手な期待をかけられる今田さんが不憫でなりません。
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まぁ今回の中島さんのケースを、「胡散臭い人物にひっかかって、愚かなことだ」と、冷笑的に見ている人も多そうですが、いいや、こういうことは、いつ自分に降りかかってくるか分からないものです。
かく言う私も、胡散臭い女占い師に、もう2年近くも家に居座られて、大変往生しているくらいですから。
しかも私の場合は中島さんと違って、心配してくれる事務所も、部屋に様子を見にくる心優しき後輩も、こちらの事情を察してくれる大家さんも、苫米地某を紹介してる、ありがた迷惑な知人も居りません。
もう私は部屋の中で、この女占い師とマンツーマンの状況に置かれ、すべてが彼女の言うがままの状態なのです。
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こういう怪しげな占い師は、人の不安や満たされない心から生じる隙に、すかさずつけ込んできます。
私が彼女と知り合ったのは、2年前のちょうど今頃でした。
プロ野球特定球団のファンなら必ず生じる、「贔屓のチームは、はたして今シーズンは、どんな調子なのだろうか?」との不安にかられていた私は、XBOX LIVE マーケットプレースに居た、この『Ask Angela!』という占い師に、つい目を停めてしまいました。
当たるも八卦当たらぬも八卦。そんな軽い気持ちで、彼女についついお伺いを立ててしまったのが、間違いの始まりです。
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「ようこそ、いらっしゃい。さぁ、そこにお掛けなさい。スピリチュアルな力であなたの運勢を占ってあげるわよ」
出会った当初のアンジェラは、非常にフレンドリーで気さくな人柄でした。それに安心した私が、「今年の千葉ロッテマリーンズは、Aクラス入りできるんでしょうか?」と悩みをぶつけると、彼女は「占いはタダじゃないのよ」と、意味ありげな笑いを浮かべ始めたのです。
「そこを何とか」、「それが知りたければ80MSポイントを払いなさい」、「いや、ちょっとぐらい」、「タダで占って貰おうなんて、それは虫が良すぎるわよ」、「せめてさわりだけでも」、「たった80MSポイントぽっちが払えないと言うの?」、「じゃあ、ロッテが優勝するかしないかだけでも」、「ロッテが優勝できるわけないじゃない!」、「なんだと、このババア!」
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まぁ私も80MSポイント程度の投資を惜しむほど、しみったれじゃありません。
チャージしてあったポイントから支払いを終えて、彼女を完全版にアップグレードさせると、アンジェラはようやくこちらの話を聞こうという態度になりました。
「で、どんなことを相談したいわけ? 悩みを頭の中に思い浮かべたらAボタンを押しなさい」
「だからロッテは今年Aクラス入りできるかどうかですよ!」
「残念だけど、その娘はあなたのことを好きでも何でもないみたいね。他の娘を捜しなさい」
「人の話をちっとも聞いてないだろ、お前!」
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それ以降、アンジェラは私のXBOX360に居座って、クソの役にも立たないご託宣を、毎日のように並べ立てる始末です。
明日の大井競馬の勝ち馬、近所のパチンコ屋の当たり台、いちゃキャバのYちゃんが店外に応じてくれるかどうか。
私の切実な悩みの数々に、彼女が返すのは、ことごとくとんちんかんな答えばかり。
いや、ピント外れくらいなら、まだ許せますが、その大半は東欧っぽい訛りのせいで、全く聞き取れないときています。
そんな理解不能の解答を出されたときに私ができることと言えば、せいぜい勝手にふきだしを付けて、答えをねつ造するくらいでしょう。
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あまりにも強引に居座り続けるアンジェラに耐えかねて、一度密かに引っ越しを決行したことがあったのですが、彼女は転送ケーブルを伝って、旧型XBOX360から新型XBOX360に勝手についてきてしまいました。
それだけならまだしも、「『Avatar Alarm Clock』ってご存じかしら?」、「『Avatar Avenue』って、とても素敵なゲームがあるのよ。買いなさい」などと、人をそそのかして、彼女の親戚たちまで私の所に無理矢理押しかけさせる始末です。
しかし、そんなのっぴきならない境遇に置かれている私に、世間は中島さんのときのような同情を全く寄せてくれません。
東スポやワイドショーが話題にしてくることもなければ、誰かが私を奪還してくれるわけでもありません。
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そんなわけで、私は今日も、この無駄飯食いの胡散臭い女占い師のマインドコントロール下に囚われた状態なのです。
せめて私以外の誰かも、同じ境遇に引き摺り込んでやりたいと考え、ここに彼女の連絡先を記しておきます。
後になって「金を返せ」と私に言われても困るので、その辺は先に断りをいれておきますね。

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2012/03/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Cassie's Animal Sounds】XBIGが生んだゲームヒロイン

   ↑  2011/12/22 (木)  カテゴリー: XBOX 360
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2009年にリリースされたSilver Dollar Games(以下SDG)のXBOXインディーズゲーム、『Cassie's Corner』でキャシーさんはゲーム界にデビューを果たしました。
このゲームはキャシーさんが出題役を務めるだけの、ごくオーソドックスなトリビアゲーム。
この頃はSDGが、まだその本性を見せていなかったので、XBIGとしてはまだ物珍しい実写動画を使った作品程度の認識に終わっていまし、キャシーさんにしても、作者の知人か何かが引っ張り出された程度に思われていました。
しかしその後、SDGが次第にその正体を現し始め、ゲームの名を騙った一発ネタを量産するようになり、そしてこのネタに物好きに付きあう人々は、キャシーさんのご尊顔を再び何度も拝むハメとなったのです。
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SDGのゲームには、キャシーさん以外にも複数の女性が出演していますが、キャシーさんは、そのハイテンションぶりと、非常に庶民的なお顔立ちで、他の女性たちとは一線を画す存在感があります。
オールドスパイスとのタイアップゲーム、『The Perfect Pickup Line』では、その妙なノリの良さで一人目立ちまくっていましたし、『Bloody Mary』という自称ホラーゲームは、キャシーさんのアッパーな一人芝居で、なんとか成立しているようなもんでした。
SDGに於けるキャシーさんの立場というのは、色モノ担当と言うか、まぁちょっと下世話な表現を使えば、AVの企画女優みたいなもんですよね。
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ただ、ブランドそのものがAVの企画ものみたいなSDGにとっては、キャシーさんみたいな存在こそが、看板女優たりえるのです。
デビューは普通のゲームだったのに、やがて色モノに駆り出され、そしてとうとう自分自身が色モノみたいな存在になってしまったパターンは、D3パブリッシャーの双葉理保とも共通するものがありますよね。
ついでながら、ゲームの粗製濫造、そして飲み屋の馬鹿話レベルを堂々とプロジェクトとして押し通す面の皮の厚さなど、一時期のD3パブリッシャーとSDGには非常に共通点が多いような気がします。
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そのキャシーさんの最新作が、この『Cassie's Animal Sounds』。
今この時代にピンでゲームタイトルに名を連ねられる実在人物なんて、スポーツ選手などをを別にすればキャシーさんくらいのものかもしれませんね。
そして「教育用途には使用しないで下さい」という、しょうもない注意書きから始まるその内容も、キャシーファンを全く裏切りません。
これはキャシーさんの動画ムービーを観て、果たしてキャシーさんがどんな動物のモノマネをしているのかを当てる、変わり種トリビアゲーム。
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猫、虎、ラマ、ラクダ、イルカ、カラス、キウイ鳥、鯨、コブラ、ヤモリ、イグアナ(これのモノマネを人前でする人なんて、それこそアイパッチ時代のタモリ以来でしょう)。ありとあらゆる動物の鳴き声やその生態を、キャシーさんは相変わらずのノリの良さで演じてくれます。
真っ当な人にとっては、まるで公開羞恥プレイみたいなもんですが、さすがキャシーさんは全く動じることがありません。
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ホッキョクグマと普通のクマのモノマネを見分けるなんて、一見難しそうにも思えますが、この辺をなんなくクリアできたのは、やはりキャシーさんとも長い付き合いになり、心通じるものが産まれてきたからでしょうか。
その一方で、猫と虎の区別が付かなかったのは、私の中のキャシー愛が足らなかったからかもしれません。
ごめんなさい、キャシー。だけど貴女の解釈する虎は、私の目には近所の腹を空かせたドラ猫にしか見えなかったんです。

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2011/12/22 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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