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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Enslaved: Odyssey to the West】アフターアポカリプス版西遊記

   ↑  2020/04/13 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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「西遊記」というのは、よくよく考えてみれば酷い話で、例え猿のバケモノとはいえ他人様に肉体的苦痛を与えて奴隷化し、無理矢理使役してるんですから、あの三蔵法師ってやつは、とても徳の高い坊さんとは思えません。
孫悟空が頭にはめている輪っかにしたって、あれは『Fallout 3』で奴隷に装着する爆弾付き首輪と本質的には何も変わらないですよね。
もしオレが悟空の立場であったら、思わず「助けてリンカーン!」とアムネスティに駆け込んでいるところですが、そんな略取的な構造を巷の各西遊記は、三蔵法師を夏目雅子にするとか(雅子さまの奴隷になら喜んでなりますとも)、いかりや長介と志村けんの関係に例えるとか、様々な設定の方便でぼやかしていました。
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しかしそんな西遊記も欧米人の手にかかると、「それ、実際奴隷っすよね」と身も蓋もありません。
そんなわけで、この西洋のフィルターを通した西遊記には『Enslaved』という、ぶっちゃけすぎなタイトルが付く運びとなってしまいました。
こちらの三蔵法師は夏目雅子ではなく、ちょっとエキセントリックな理系少女。
このお嬢さんの奸計にはまり、野性味溢れるマッチョガイが花果山の仙石ならぬ囚人収監用の球体ポッドからデューダした先は奴隷。
踏んだり蹴ったりの話もあったもんですが、言うこと聞かないと最後には死に至らしめるなんてとんでもない輪っかを、知らぬ間に付けられてしまったもんだから、そんな境遇にも甘んじるしかありません。
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通名はモンキー。武器は伸縮自在の棒。筋斗雲みたいな乗り物(使える場所はかなり限定的)だってある。声とモーションアクティングはピーター・ジャクソン版「キング・コング」や「猿の惑星 創世記」にも出演し、「猿役なら任せろ!」のアンディ・サーキス。
途中からはブタみたいな奴も仲間に加わってきますが、沙悟浄的な存在が見当たらないのは、「だってカッパって、どんな生き物なんだかイマイチよく分かんねえし!」(開発のNinja Theory)なんてのが理由なんでしょうか?
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とにかくこの野性味満点なモンキーの得意とするのは、その通り名に違わぬ軽快なインスタントアクション。
補正とサポートがばっちりかかったジャンプやフリーハンギングは、もうスティックを傾けながらリズミカルにボタンを押しているだけで、倒壊しかけた橋やら崖やらといった険しい地形を、もう気持ち良いばかりな格好のアスレチックランドへと変えてくれることでしょう。
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緑に覆われたかつてニューヨークであったところから、アメリカ大陸を西へ西へと目指す、開拓時代以来のゴーウエストな旅。
敵はすべて機械化ボットばかりで人っけはおよそ乏しいですが、モンキーをはじめ数少ない人間たちの深みのある豊かなキャラクター造形は、この西遊記とオレゴントレイルのダブルミーニングな旅に、しっかりと重みを与えてくれます。
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ハードコアな手応えには薄いながらも、しっかりと練りこまれたアスレチックアクションと、前述のニューヨークを皮切りに、中西部の大峡谷に「地獄の黙示録」を思わせるボート川下りと、バラエティに富んでビジュアルも映えまくるロケーション(このゲームのビジュアルは緑系の色の使い方が抜群に映えている)のコラボが、遊ぶ者をテンポよくぐいぐいと惹きつけるアフターアポカリス版西遊記。
その波瀾万丈の道中は、いつしかサルとお師匠様の関係にも変化を与えることでしょう。お師匠様が夏目雅子ほどの魅力に欠けるのは、ちょいと残念なところですが。

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2020/04/13 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Disney's Bolt】ボルト

   ↑  2020/03/18 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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ボルトは特殊能力を備えたスーパードッグ。
その駆け足は特急列車よりも早く、一声吠えれば車はおろか戦車すらなぎ倒す衝撃波が発生する。
飼い主はペニーという名の女の子。科学者である彼女の父親は世界征服を企む怪人物ドクター・キャリコによって拉致されてしまった。
そしてキャリコはその魔手をペニーにも伸ばす。
果敢にも父親の奪還を目指すペニーを守るため、ボルトは今日もキャリコの手下たちとの戦いに明け暮れるのだった。
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なんて設定は実はドラマの中のお話。
ボルトは子役であるペニーと共に撮影に臨んでいる動物役者でしかない。もちろん特殊な能力なんて持っていないごく普通のイヌだ。
しかしボルトはそんな事実をまるで認識していない。自分には並外れた力があると本気で思い込んでいる。
そんなボルトが撮影所のゴタゴタの中で、愛するペニーとはぐれてニューヨークに搬送されちゃったからさあ大変。
なんの縁故もない遠い街だがボルトはひるまない。なにせ自分はスーパードッグ。さっそくスペシャルパワーで事態を解決しようと試みたけど……、あれ?
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2008年に公開された「ボルト」は、あまりディズニー臭のしない不思議なディズニー映画。
前年にピクサーを子会社化した流れで作られたこのアニメーションは、全編にピクサーの血を色濃く流し込んだ作品となり、硬直化していたディズニーアニメに新風を吹き込んだ。
ジョン・トラボルタ、マイリー・サイラス、マルコム・マクダウェルといった面々がボイスアクトを務めたことも話題になったこの映画のゲーム化を担当したのは、「カーズ」や「ルイスと未来泥棒」「チキン・リトル」などディズニー系アニメのシネマゲームを数多く担当しているAvalanche Software。
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しかしそれらはゲームとしては高い評価を得られておらず、そしてこのゲーム版『Bolt』もご多分に漏れずあまり芳しいものではない。
ゲームのストーリーは劇中劇、ボルトやペニーが役者として参加しているアクションドラマの内容に沿って進行する。
つまりこのゲーム中では、ボルトは全てをなぎ倒すスーパーボイスや大ジャンプを使いこなすスーパードッグ。ペニーも愛するわんこを心配する一少女ではなく、ガジェットと勇気を駆使して巨悪に立ち向かうスーパーヒロインだ。
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3Dプラットフォーマーのスタイルに「ボルト」という素材を押し込むには、まあ無難といえば無難なのだろうが(考えてみりゃ、あんなロードムービーみたいなお話はそのままゲームにしようがない)、しかしアクションゲームとしてもあまりパッとしたデキではない。
進行に応じてボルトとペニーをそれぞれ操作するのだが、両者にそれぞれ役割的な差異が大きくあるわけではないし、アクティブ時のボルトが画面内で豆粒のようなスケールでしか表示されないのは、キャラクターゲームとして根本的になにかが間違っている。
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これはこの『Bolt』に限ったことではないが、360やPS3期に放たれたアニメ映画のゲーム化作品は、原作に対して予算やリソースが大幅に縮小しているハンデを抱えながら、同じCGアニメーションの土俵で比較に晒される宿命が常に付きまとっている。
これが実写映画のゲーム化であったら、ビジュアル質感の根本的な違いで取り繕えるが、CGアニメとなるとそうはいかない。
ビッグバジェットを注ぎ込んだ原作映画を前にしては、ムービーパートを始め何から何までが、どうしてもチープな印象が先に立ってしまう。
そんなハンディキャップを理解していても、やはりこのゲーム中のボルトとペニーがちっとも可愛くないのは致命的じゃないだろうか。一番肝心なのはそこだろうに。

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2020/03/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Toy Soldiers Cold War】Evil Empire 悪の帝国

   ↑  2020/01/29 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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マルクスレーニン主義が広がったらゲームが弾圧されるなどという、帝国主義者たちの悪辣なプロパガンダに耳を貸してはいけない。
確かに世に出ているゲームの多くは、西側文化の退廃を象徴するようなものばかりだが、中には労働者の逞しい生命力と、進歩する社会への未来図を描いたようなゲームだってあることも、当局は承知している。
例えば『スーパマリオ』などは、プロレタリアートである配管工がハンマーを手に階級の抑圧と闘う革命のゲームである。
その証拠にマリオのヒゲは偉大なる同志スターリンに影響を受けたものであるし、服装にも表れているそのイメージカラーが何を意味するのかは、改めて言うまでもないであろう。
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そして『Toy Soldiers Cold War』のダウンロードコンテンツである『悪の帝国』も、腐敗した西側諸国の侵攻に立ち向かう勇敢な人民たちの姿を描いた素晴らしき追加シナリオである。
『Toy Soldiers Cold War』の本編は、西側の修正主義者たちによる嘘で塗り固められた、これっぽっちも評価に値しないシロモノ。
真実の歴史は、この現代の大祖国戦争と呼ばれる一連の戦いの中だけに存在するのだ。
人民たちの母なる地を侵しに来た帝国主義者どもに、プロレタリアートの怒れる鉄槌を食らわして、北の大地に奴らの屍の山を築いてやるのだ。
さあ、人民たちの血と汗の結晶である機銃や迫撃砲や対戦車砲を並べて、資本主義の犬どもに相応しい死を与えてやろうではないか!
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帝国主義者どもは、マッチョで半裸の男が一人で戦局を打開できるなどと馬鹿げたことを考えているらしいが、もちろん人民と社会主義科学の叡智に支えられた我ら赤軍は、そのような滑稽な妄想を真に受けたりはしない(もっとも個人的な要望を言えば、同志レーニン像が動き出して大暴れするような、スペクタクル兵器があってもよかったような気もするが)。
連中の幼稚な筋肉ムキムキ人形の代わりにあるのは、宇宙開発において西側を大きく引き離す我らだからこそ実現できた衛星軌道レーザー砲である。
はるか宇宙から犬どもの頭上に振り下ろされるのは、人民たちの怒りの拳なのだ。
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追加キャンペーンのステージは全部で三つ。本編のキャンペーンに比べれば、ささやかな規模だが、何度も言うように本編はすべて西側の犬どもによる嘘まみれの悪辣なプロパガンダである。そこに真実は一片足りともない。
冷戦の真の姿はこの『悪の帝国』にあるのだ。さあ、赤い大地を犬どもの血で、さらに赤く染めてやろうではないか。人民に勝利を!

*関連記事
【Toy Soldiers Cold War】プラスチックの冷戦
【Toy Soldiers】ブリキの兵隊トテチテタ


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2020/01/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Toy Soldiers Cold War】プラスチックの冷戦

   ↑  2020/01/27 (月)  カテゴリー: XBOX 360
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今ではもはや懐かしい響きとなったXbox Liveアーケードに残る『Toy Soldiers』は、第一次大戦をテーマにして、卓上でブリキのおもちゃたちが熾烈な戦いを繰り広げるタワーディフェンスゲームの秀作。
塹壕を乗り越えて押し寄せる兵士たちがバタバタと斃れていく過酷極まりない消耗戦の情景を中和したのは、これがあくまでブリキの兵隊や戦車のおもちゃによって戦われている建前であった。
しかしオレはブリキのおもちゃの焦げたり溶ける臭いは、あいにくとよく分からない。だがプラスチックの焼ける匂いは知っている。
生来のアバウトな性格により不細工に仕上がったタミヤの兵隊フィギュアプラモ、ミリタリーミニチュアを、最後は爆竹で吹っ飛ばして処分するのは、小さなオレたちのちょっとした恒例行事だった。
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『Toy Soldiers Cold War』のベトナム戦争を模した密林ステージには、「プラスチックの匂いは目覚め最高だ」なんて、「地獄の黙示録」をパロった一節が出てくるが、オレにはそれが洒落としてでなく理解できる。あれが焼け焦げる不健康な匂いは冗談抜きにホント最高だ。
横たわってくすぶり続けるフィギュアの体。溶けて原型を留めなくなった樹脂。戦争の悲惨な現実がそこにはあった。
そして歴史上の出来事である第一次大戦と違って、冷戦は我々の世代にとっては、ついそこに実際にあった戦争だ。
おもちゃが織りなす悲惨極まりない動く戦争ジオラマ『Toy Soldiers』の続編は、ブリキのおもちゃからプラスチック樹脂のおもちゃへ、第一次世界大戦から冷戦へとそれぞれ変貌を遂げた、その名も『Toy Soldiers Cold War』。
『Toy Soldiers』と同様にXbox One互換に対応した、今でも現役バリバリといっていいタイトルだ。
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イワンがG.I.ジョーに会う時、そこでは問答無用にドンパチがおっ始まる。
味方の屍を乗り越えて、次から次へと押し寄せてくるのは、世界を全体主義に呑み込まんとするアカの皆さん。歴史上のドイツ人と違ってとても身近な連中。
重機関銃をぶっ放して、彼らの屍を右から左へと量産してゆく行為の罪悪感もひとしおだ。だけどやらなきゃこっちがやられちまうんだよ。Kill a Commie、Kill a Commie、アカを殺せアカを殺せ。
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機関銃に戦車に毒ガスと、第一次大戦で登場した兵器の数々は戦場の悲惨さを当社比3倍に変えたが、それから数十年の時を経て大量殺戮兵器はさらにその威力を増した。
ナパームだ! 奴らを骨……、いや、プラスチック樹脂の芯まで焼き尽くせ。 ガンシップだ! ゲーム感覚で兵士を肉塊……、いや、プラスチックのゴミ屑に変えてしまえ。
そして何よりも一番恐ろしい大量殺戮兵器は、もじゃもじゃ頭にバンダナを巻きつけた半裸のマッチョマンであることは言うまでもないだろう。見よ、ミグ戦闘機の群れをもばったばったと撃ち落とし、原子力潜水艦ともサシの勝負を辞さない80'sヒーローの勇姿を!
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巻き上がる爆炎、立ち上る黒煙。セピア色の第一次大戦から華やかに色鮮やかに変貌を遂げた戦場。
悲惨で無慈悲で滑稽なアクティブ戦争ジオラマというコンセプトはそのままに、何もかもが生々しくなった冷戦版『Toy Soldiers』。
現実感を増したということは、本来ならあんまり洒落にならなくなってるはずなのだが、それが紙一重のところで留まっているのは、やはり東西の全面戦争が実際にはなんとか寸前で回避されているからであろう。
もしアカどもがホントにベルリンの壁を超えて世界を支配していたら、およそぼんくらなゲームの類なんか真っ先にその存在を許されていないだろうから。だからKill a Commie、Kill a Commie、存分にアカを殺しまくれ!

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【Toy Soldiers】ブリキの兵隊トテチテタ

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2020/01/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【SSX(2012)】一代限りの新世代SSX

   ↑  2020/01/08 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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冬、ウインタースポーツの季節到来。
ビデオゲームの世界でこの手のメインストリームといえば、なんと言ったってスノーボード系。
スノボゲームにも、その時代時代を引っ張るトレンドリーダー的なシリーズがある。
90年代、まだ勃興して間もない同ジャンルを牽引したのが『クールボーダーズ』シリーズならば、ゼロ年代のそれを牽引したのはEAの『SSX』シリーズだ。
2000年発売の初代『SSX』に始まり、その発展型である名作『SSXトリッキー』、そして『SSX 3』『SSX on Tour』と、PS2にゲームキューブ、Xboxにまたがって栄華を極めた。
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『SSX』シリーズは元を正せばEAスポーツの中のブランド、BIGの作品。
『フリークスタイル モトクロス』や『FIFAストリート』『ラリーショックス』などを擁する同ブランドは、従来のEAスポーツゲームと違って、そのスポーツ競技を極端にデフォルメしてアーケードゲーム的なチューンナップを施しているのが特徴。
『SSX』もその例には漏れない。破天荒なレイアウトの急斜面コースをノンストップで駆け下りて、ジャンプはビル1個分程度の高さをを飛ぶのは当たり前。
ほとんどスカイダイビングのようなジャンプ中には、物理の法則を無視したトリックを山のように盛り込んで、グラインドレールはともすれば谷をまたいで崖を縫うように貫いている。
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それでいて操作はとことんカジュアル。スタートでスノボを蹴り出した瞬間から、もうアドレナリン全開。
作品ごとのマイナーチェンジはあれど、これらはシリーズに一貫したアティチュードであった。
そのSSXシリーズも、2007年にWiiで発売された『SSXブラー』を最後にしばし鳴りを潜め、Xbox 360やPS3といった第7世代機が全盛を極める2010年代には、どことなく様子をうかがっている感があった。
そして2012年、ついに登場した10年代のSSX。ゲームタイトルもシンプルに無印の『SSX』と原点回帰。
初代と混同しそうでややこしいから『SSX (2012)』と表記するが、しかしこの久方ぶりのシリーズ作は、能天気ではっちゃけたゼロ年代から、よりリアル指向を増した10年代のゲームカルチャーの変遷をもろに被ってしまった、賛否両論の作品となってしまった。
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シリーズの肝であったはっちゃけた感触は減退し、代わりに増したのはエクストリーム度。
抜きつ抜かれつな絶妙なバランスのレースや弾けた大ジャンプにトリックなど、随所に従来のSSXらしさが残されてはいる。
しかし崖やクレバスなど一発死ポイントの過多による難度の上昇は、シリーズ過去作に共通していた底抜けに開放的なアーケード感覚を大きく損なってしまっているのだ。
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その象徴的な存在が、本作から導入されたデッドリーディセントと題された、一発死ポイントだらけのデンジャラスなコースを、とにかく麓まで生きて完走することが目的のサバイバルモード。
生か死かのエクストリームテイストは、この『SSX (2012)』の大きなテーマらしいが、これがシリーズ過去作に共通していた、一度スタートしたらアドレナリンを撒き散らし麓までノンストップだったアーケード感覚との乖離を生み、多くのシリーズファンを困惑させてしまった。
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ウイングスーツやピッケルなど、コースごとに必須とされるギアの付け替えや、スノボゲームとしては異例なヘルスポイントの存在なども煩雑な印象しか生み出せず、不親切なシステムインターフェースも足を引っ張った。
実在する世界の名峰をリアルに再現の触れ込みも、後にDLCで追加された富士山が洞穴や謎オブジェクトだらけの、いびつな不思議山になっていたことから首をひねらざるを得ず。
オンラインプレイやコレクタブル要素、自在のBGM設定など、10年代の新しいSSXを確立させようという気概は、あちこちに観られるのだけど、ぎくしゃくしたトータルバランスの前ではそれらも空回りに終わり、新時代の新しいSSXは結局そのまま後継を得ることなく、この一世を風靡したIPも雪山の上で氷漬けになってしまうのであった。

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2020/01/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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