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- 【Forza Horizon 5】2022年のワイプアウト [2022/08/29]
- 【Forza Horizon 5】バッドとテレンスのフォード [2022/01/14]
- 【Forza Horizon 5】グアナファトのクリスマス [2021/12/23]
- 【Forza Horizon 5】フォルツァホライゾン5 [2021/11/14]
- 【Forza Horizon 4】去りゆく英国の秋 [2021/10/02]
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『Forza Horizon』シリーズも5作目ともなるとさすがに登場車種のマンネリ感は否めないんですけれど、その中にあってフレッシュな存在が電気自動車です。
ついにホライゾンにも押し寄せてきた電化の波。
私はこのゲームでは70年代80年代の車を好むエンスー志向とあって、「バッテリーとモーターで動く車だぁ!? ふん!!」なんて気持ちも強かったんですけど、いざそれを手に入れてメキシコの大地に繰り出してみたら、がらりとその印象は変わりました。

ジャガーI-Paceにポルシェ・タイカンなど、『Forza Horizon 5』には有力メーカーが威信をかけて送り出したEV車が登場しますが、突出した存在がロータスのEVハイパーカー、エヴァイヤ。
お値段なんと3億円。現時点で世界最強の電気自動車といって過言ではありません。
現実では内臓を全部売っても手が届かないような車ですが、ホライゾンは甲斐性なしのあんぽんたんにも優しい世界。
ゲーム内でもそれなりに値が張るとは言え、それさえクリアすればマイガレージにエヴァイアをお迎えすることができます。

さっそく乗り込んでみれば、ダッシュボードからコンパネまで徹底的に未来志向で洗練されたインテリア。
そしていざ道路に飛び出せば、「ふぃーーーーん」という控えめなモーター音と共に、内燃機関の軛から解き放たれた軽やかで心地よい加速。
4つのタイヤが路面をしっかり捉えているにもかかわらず、まるで重力から解放されたかのよう。
このスピード感と浮遊感の合せ技は、いわゆる反重力レースと呼ばれるビデオゲームジャンルの手応えにそっくりです。

名作『wipEout』の衝撃的な登場以降、多くの追随者を生み出し現在も続く反重力レースゲーム。
90年代はサイバーな未来感を強烈にアピールしたジャンルですが、近年のそれが陳腐さを感じさせてしまうのは、ジャンルそのものの停滞と共に、現実の車がかつてビデオゲームが想定した未来の車に近づきつつあることも理由のひとつなのかも。

エヴァイアの魅力的なフォルム。特にSF映画の宇宙戦闘機を彷彿とさせるリアのデザインなんかは、反重力レースゲームの中に紛れ込んでいても不思議ではありません。
全車エヴァイアのワンメイクレースを設定すれば、ドゥナスブランカのビーチやラ・グランカルデラの峠道、グァナファトの街なかがたちまちに"2022年のワイプアウト"の舞台に早変わり。
現状ホライゾンに電動ハイパーカーの参入はまだ限定的ですが、今後のシリーズ作で電化の波がどこまで広がるのか注目ですね。
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2022/08/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
ベルトスクロールアクションゲーム『Bud Spencer & Terence Hill - Slaps and Beans』の公認元となっているイタリアのコメディ俳優コンビ、バッド・スペンサーとテレンス・ヒル。
彼らの最盛期は1970年代。「サンド・バギー/ドカンと3発」は、その最も脂が乗りきっている時期に公開された代表的作品。
二人の役どころはオフロードレーサー。レースシーンを皮切りにバイクチェイスや屋内カーアクションなどが散りばめられた、彼らのフィルモグラフィでも屈指のクルマ映画でもある。

邦題にもなっているプーマのデューンバギーと並んで本作でメインを張っている車がフォード・エスコートMk1のラリーモデル。
フォード・コーティナ(コルチナ)なんかと同様に、垢抜けない大衆車のボディに手強いエンジンを搭載した"羊の皮をかぶった狼"系の一台だ。
その見かけに反して当時のラリー競技でブイブイ言わせたマシンで、現行のフォード・フォーカスにその系譜は引き継がれている。

冒頭のオフロードレースシーンに、バッドとテレンスが揃ってこの車で参戦。
テレンスはカーナンバー1の白ボディ、バッドはカーナンバー3の赤ボディ。
バッドの赤いエスコートはマフィア一家のパーティーに殴り込んだ室内暴走シーンでも大活躍だ。

エスコートMk1のラリー特別モデルは勝利したレースにちなんで"メキシコ"の異名が授けられているが、その縁からかメキシコを舞台にした『Forza Horizon 5』では、掘り出し物のスペシャルレストアマシンとして登場。
そしてバッドとテレンスの根強い人気を反映するように、デザインストアフロントで検索すれば「サンド・バギー/ドカンと3発」で二人が乗っていた車のデザインが山のように出てくる。

掘り出し物ミッションカーなので、誰もが手に入れながらガレージの肥やしになってる率も高そうなエスコートだけど、このバッドとテレンス仕様や各種ラリーレプリカスタイルなど、デザインの弄り甲斐が結構ある車なので、時々はメキシコの道路に繰り出させてやってみてはいかがだろうか。
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2022/01/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
ちょっと前に紅葉で染まる五稜郭に過度なフィルター加工を施した写真が物議を醸したりしたが、
それを言い出したら、巷に出回っているこの街の写真なんか、もうフィルターをかけてないものを探すほうが困難かもしれない。
でもそうして過剰にフィルターをかけたくなる気持ちもよく分かる。
誰が呼んだかここは「世界一カラフルな街」。メキシコの内陸にある観光名所、グアナファト。

『Forza Horizon 5』のメキシコは当たり前の話だが実際のメキシコの地理を正確に再現したものではない。
だけどバハやプラヤ・アズール、ムレへやエク・バラムの遺跡といった有名なスポットは、完全とは言わないまでもかなりそれっぽい造りになっている。
中でも凝っているのがグアナファト。カラフルな街並みはもちろんのこと、街の下を走る地下道にバシリカやサン・ディエゴ教会などの著名な建物もちゃんと存在する。
ゲーム内とは言えど観光には事欠かないエリアだ。

『Forza Horizon 5』のカメラモードには過去作同様に様々なフィルターやエフェクトが備わっているが、発売前には「走行中のゲームモードの画面にもフィルターをかけられるようにならないだろうか」なんて密かな期待があったりした。
まあそれは当然のごとく実装されなかったが、しかしグアナファトの街なかをのんびり流しているときなどは、やっぱり高彩度なエフェクトを心の底から望んだりするのだ。

『FH5』にも到来したクリスマスシーズン。その会場となったのがグアナファト。
ただでさえ色豊かな街のそこかしこがクリスマス飾りや灯り、そしてツリーで彩られている。
ホライゾンフェスのメイン会場などクリスマスの飾り付けが施されている場所は他にもあちこちあるが、やはり華やかさでこの街に勝るところはない。
そうとなればここに乗り付ける車だってハッピーホリデー気分が欲しいだろう。
自分でデザインするのもよし、ストアフロントでクリスマスデザインをダウンロードしてくる横着だって充分OKだ。

そして今まで機能しているとは言い難かったプレイヤー間のギフトシステムも、クリスマスでにわかに活性化。
なにせ全世界で互いにやり取りされたギフトの数が一定数に達すればリワードが与えられるとなれば、みんな目の色変えて贈り物に精を出すのも当たり前だ。

もっともガレージ内の肥やしな車の押し付け合いになっているような気もするが、いやいやみんなのハッピーホリデーならではの暖かい善意を疑ってはいけない。
オレのボルボ・ポールスター、もし受け取った方がいたら大事に乗ってやってください。
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-3064.html
2021/12/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
このゲームを起動させる前に、オレの頭の中ではまるで歴史あるスポーツイベント中継のオープニングのように、過去のシリーズの様々な情景がセピア色で再生されていた。
2011年、コロラド。ロッキー山脈の峰々、山を貫く曲がりくねった峠道、ラストのダリウス・フリントとの地平線を目指した一騎打ち。
2014年、南欧。雨に濡れそぼった石畳の道、ロードトリップの無秩序でだらだらとした隊列、ポルシェ拡張パックの衝撃。

2016年、オーストラリア。樹々が鬱蒼と生い茂る密林、謎の雪山地帯ブリザードマウンテン、ワートホグ、美しい浜辺にある日突如として現れた色鮮やかなホットウィールのコース。
2018年、英国。垢抜けない田舎の風景、移りゆく四季、ボンドカーにトップギア、ゲーム界のトレンドを巧みに取り入れたジ・エリミネーター。

初代がこの世に出た時は、まだ『Forza Motorsport』の風変わりなスピンアウト的なポジションだったはずだ。
それがいつの間にやらレーシングゲームやドライブゲームなんて狭小なジャンルを遥かに飛び越えて、レース、ドライブ、車いじり、ペイント、カーコレクター、カメコなどなど、車に関するありとあらゆるインタラクティブな遊びが内包されたオートオービル総合ゲームとして怪物的な成長を遂げ、今や本家を凌ぐ存在となっている。

そして好調Xbox Series X|Sの勢いを借り、これまでにない期待と注目と共に開幕した『Forza Horizon 5』の舞台となるのは情熱の国メキシコ。
熱い太陽と乾いた大地と無数のサボテン、それにアステカ文明の遺産とミル・マスカラスがホライゾンドライバーを待っている。いや、マスカラスはどうだか分からないが。

スタートボタンを押す前に準備は万全だろうか?
それっぽい食い物やら飲み物やらはカルディとかあの辺売ってるはずだ。近くにカルディがなかったらどっかでドンタコスを買ってこい!
Horizon Radio局のマンネリとご当地感の欠如はFHシリーズの数少ない不満点だが、なぁに今はストリーミングサービスがある。
ロス・ロボスから本格的なマリアッチ楽団まで、ドライブを彩る音楽はSpotifyにいくらでも転がっているはずだ。

それから宝の地図! ストアで買えるボーナスボードなんかの位置を示した宝の地図。
前回まではボードを4分の3くらい割ったあたりで行き詰まる、中途半端なタイミングで購入しては後悔していたが、今回はその愚を犯さない。
さっさと買うぞ。もう最初からマップの位置フルオープンだ。ビシバシ割りまくるぜ!

初代から様々な要素が凄まじい勢いでパワーアップしているこのシリーズ。中でも顕著なのはケレン味だ。
思えば無印『Forza Horizon』のオープニングなんて地味なもんだった。
それから代を重ねて5作目。とうとうプレイヤーは「ワイルド・スピード」の近作ばりに空から登場と相成った。
増したのは派手さばかりではない。
4では割とフリーダムだったホライゾンのメインストーリーへの導線も、本作で大量参入してきそうな新規プレイヤーを意識したのか、3以来久々にアウトポストシステムが復活して整備された。

でもそれは親切なガイドラインみたいなもの。このゲームへのアプローチは百人百様、それぞれの遊び方次第なのは変わらない。
集中して遊びこむのも良し、何年もかけて少しずつゆっくりとプレイするのも良し。どうせこのゲームのボリュームは限りなく無尽蔵だ。そう簡単に遊び尽くせるものじゃない。
とにもかくにも数年の一度の車フェスティバル、ホライゾンメキシコは始まったばかり。このアッパーな祝祭は向こう数年に渡って続くはずだから。
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2021/11/14 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
10月に入った。そして『Forza Horizon 4』の猫の目のように変わる季節も秋になっていた。
4から導入された四季の移ろいだが、一番好きなシーズンはと言われるとやはり秋だ。
『Forza Horizon 4』のカヴァーアートに描かれているのも、マクラーレン・セナが紅く染まった落ち葉を舞い上げながら走る秋の情景。
何より舞台となっている英国の片田舎には憂いを帯びた秋の景色がよく似合う。

だがそんな英国でのホライゾンにも、あとちょっとでお別れだ。
1ヶ月もすればシリーズの最新作『Forza Horizon 5』がついにやって来る。
だからと言って4が消え去ってしまうわけではないが、過去のコロラドや南欧やオーストラリアと同様に最新作が出れば懐かしさを覚えてたまに舞い戻るだけの場所になってしまうことは分かりきっている。

2018年の発売から丸3年。このゲームを遊び尽くしたといったら嘘になる。
開いていない実績も、まだ壊していないトラベルボードも、ガレージに収めていない車も、三ツ星に達していないチャレンジポイントも山ほどある。
勿体ないことにまだスーパーホイールスピンも全部回しきっていない!(確か一度200スピンくらい大盤振る舞いプレゼントされた時があったはずだ)
だけど時間はたっぷりと注ぎ込んだ。起動させてはまず今の季節を確認し、ロケーションに合った車を引っ張り出して、バックグラウンドでSpotifyをシャッフル再生させながらゲームの進捗とはまるで関係の無いドライブを満喫した。

メインの家のある東側の海岸から北上してエジンバラの街なかを突っ切り、北の丘陵地帯を回って秋が一番映える西側の湖周りを気ままに流す。
そんな毎日のドライブによって否応無しに感じさせられたのが、初代からは比べものにならないほどのマップレイアウトの洗練だ。
海、都市部、森林地帯、草原、そしてホライゾン会場周辺。オープンワールドのゲームとしては決して広くないマップの中に見栄えのする景色がバランス良く配置され、ちょっとアクセルを強めに踏み込んで車を飛ばせば、このバラエティ豊かな風景を走馬灯のように体験することができる。

この変に凝って作為的でない自然なロケーションがあったから『Forza Horizon 4』はシリーズ歴代の中でもっともお国柄を強烈に感じさせる作品になっていた。
ロータス、アストンマーチン、MG、ジャガー、ボクスホール、めくるめくイギリス車たち。
ドライブのお供のSpotifyも自然とブリティッシュ・ロックが中心となる。中でも4の舞台のような英国の片田舎をテーマにしたザ・キンクスの名盤"The Village Green Preservation Society"は最高のBGMだった。

その素晴らしき英国での日々もあと少しでおさらばだ。
次なるホライゾンの開催地、熱いメキシコがもうそこまでやって来ている。そこでの日々は英国に負けないくらい、いやきっとそれ以上の毎日になることだろう。
長かったような短かったような3年間。いや、英国の秋は短い。なんだかんだであっという間だったような気がする。

あって当たり前だった何気ない景色の数々も、わずかひと月の猶予ともなると、途端にかけがえのないものに思えてくる。
それを目に焼き付けて想い出に残すための『Forza Horizon 4』ラスト1ヶ月。今まで以上にしっかりと轍を残していくぜ。
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2021/10/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |