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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Potion Craft: Alchemist Simulator】ポーションクラフト

   ↑  2024/02/15 (木)  カテゴリー: XBOX
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「じゃあ貴方は錬金術師さん」
某ゲーム、……いや、別にぼやかす必要はないか。『スカイリム』でNPCからさんざん投げかけられたセリフだ。
そのたびに「いや、スキルをちょこっと取っただけなんですよ。ここにもメイビンさんとこの娘のパシりで来ただけだし……」と狼狽していた。ましてや棍棒でアイストロールとドつきあうプレイスタイルのときならなおさらだ。
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だけど例え錬金術のスキルをマスターしたところで、錬金術師と堂々と名乗るにはやはり気が引ける。
アルケミスト。まあやってることは漢方薬師みたいなもんだが、それでも中世風ファンタジー世界においては神秘の職業であることには変わりない。
材料Aに材料Bを足してはぁい解毒剤の出来上がり~なんて簡単に行くものではないし、そもそも行き当たりばったりの脳筋なドラゴンボーン稼業の片手間にできるものではないだろう。
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しかしここならオレも「はい私は錬金術師!」と堂々名乗れることができる。
羊皮紙風のアートワークがまず最初に目につく錬金術師シミュレータ、その名も『Potion Craft: Alchemist Simulator』。
流れ着いた町で売りに出ていたのはポーション屋の居抜き物件。
ここに居を定めたオレはポーション作成のレシピを研究しながら、次々訪れる客たちの要望に応えて商売を発展させていくのであった。
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だがその作成の手順は材料と材料を混ぜてはい完成!なんて単純なものではない。
『Potion Craft』でのオレは他のゲームのなんちゃって錬金術師ではない。その道を究めんとする専門職に就く者である。
頼りになるのはポーション作成マップ。
材料の選定はもちろん、その砕き具合、釜での混ぜ具合、さらには水を足したり新たな材料を加えたり。
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その試行錯誤の中で試薬はマップ上をうねうねと蛇行しながら動いてゆく。
それを求められる効能の地点まで調節に調節を重ねてデッドゾーンを避けつつ導く。
なかなか思った方向に行かない試薬をあれこれとかき混ぜるうちに、次第に材料やその効能に対する知識と応用が蓄積される。
ああ、いまのオレは間違いなく神秘の錬金術を追い求める学究の徒!
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だが名乗りは錬金術師でも、さすがに金を生み出せるわけではない。食っていくためには商売との両立も必要だ。
苦労して作ったポーションを高く売りたい交渉も欠かせないし、中にはヤバい薬を欲しがる客だっているだろう。
そしてゲームが進めば顧客の求める効能もどんどん複雑なものになってゆく。
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この後半に難度がダダ上がりになって作業感がいっきに増してしまうのが非常に惜しいところではあるのだけど、乳鉢や釜を生々しくかちゃかちゃさせながら作成マップ上を文字通り紆余曲折する過程は他に代えがたい魅力がある。
「じゃあ貴方は錬金術師さん」
そう、オレは錬金術師。化学の先駆者。やってることは漢方薬師だって? だからそれを言うなってば!

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2024/02/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Ravenous Devils】貪欲な悪魔夫婦

   ↑  2023/11/12 (日)  カテゴリー: XBOX
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産業革命が完成し栄華を極める19世紀後半のイギリス。
しかしその繁栄を享受できるのはごく一握りの人々なのは資本主義の常だ。
貧富の差が拡大し人口が膨張するロンドンには次々とスラム街が生まれ、切り裂きジャック事件のような陰惨な犯罪が夜を賑わせるようになった。
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そんな世の中で大切なのは勤勉さだ。
パーシヴァルとヒルドレッドはとても働き者の夫婦。地上三階地下一階の建物を買い取って、二階にはパーシヴァルの洋裁店、一階には食事ができる酒場をオープンさせた。地下はヒルドレッドが忙しく立ち回る厨房。夫婦でこれらの店を切り盛りしている。
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もっともただ闇雲に働くだけだと資本主義社会では狡賢いやつらの養分になるだけだ。
しかし夫婦には卓越したアイディアがある。
原材料費の高騰はいまの日本で商売を営む者にとっても頭が痛い問題で、これが原因の廃業が後を絶たないが、そのコストを実質タダにできる方法がある。それはお客様の(自由意志ではない)協力!
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パーシヴァルの洋裁店を訪ねてきたお客様を採寸するふりして裁ちバサミでぐさーっ!
着ていた衣服は仕立て直して洋裁店のマネキンに飾られる。そしてお客様の身体の方は落とし戸から地下の厨房へ直行。
これをヒルドレッドが鼻歌交じりに解体して食材に生まれ変わらせるって寸法だ。
トマトや玉ねぎといった野菜系食材だって、その肥料はもちろん死体。ああ、なんて無駄がない!
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ゲームのベーシックは『Diner Dash』タイプのごくオーソドックスなタイムマネジメント。
夫婦それぞれが働く階を慌ただしく切り替えて二人分の多忙な毎日をやり繰りする。
お金が貯まったら商売の拡充。マネキン台やオーブンなど諸設備を整えたり1階を担当してくれる従業員を雇ったり(前の雇い主は食材になりました。厨房に立ち入るのは厳禁!)。
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子どものいない夫婦。そのことに寂しさを覚えるヒルドレッドが親をなくした少年(母親は食材になりました)に母性を感じるくだりは、このピカレスクを貫くゲームの貴重な人情パート。
カニバリズムをここまでド直球にテーマにしたゲームもなかなか珍しいんだけど(そりゃそうだ)、タイムマネジメントゲーム特有の慌ただしさが陰惨なムードを中和して、この人でなしの殺人鬼夫婦に対しても「ホントに働き者で感心だなあ」なんて感想が芽生えてくるのが不思議である。

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2023/11/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Arcade Paradise】アーケードパラダイス

   ↑  2023/07/21 (金)  カテゴリー: XBOX
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まだ20そこそこの頃、古本屋の仕事に憧れたことがある。
カビ臭い本に囲まれたその奥で一日中暇そうに佇んでいるその様子が、なんとも気楽そうに映ったからだが、いざい実際にバイトしてみると重い本の束をひたすらあっちにこっちに運ぶ肉体労働の連続で、アテが思い切り外れたものだった。
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暇で楽そうに見えた仕事といえばゲームセンターの店員もそうだ。
制服をきっちり着込んだチェーン店なんかではない。
その昔によくあった喫茶店やコインランドリーが「儲かりそうだから」と安易な理由で転身したような小規模なゲーセンだ。
鍵の束を腰に下げてカウンターの奥で暇を潰し、時折コインの詰まりを直したり灰皿を片付けたりゲームを熱も入れずプレイしながら終業時間を待つ。
労働している大義名分とボヘミアンの両立。ああ、なんと素晴らしい!
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『Arcade Paradise』はまさにそんなゲーム。
ローカル実業家である父親から小汚いコインランドリーを任された放蕩娘が、ランドリーとその奥のゲーセンコーナーを向上心乏しく運営していく。
ゲームセンター経営シムともレトロゲーム回顧ものとも明らかに違う、上昇志向があんまり無い人の仮初めの職業シミュレーターとでも呼ぶべき作品だ。
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吹けば飛ぶようなコインランドリーだが、それでも働いている世間体は立つ。
眠い目をこすりながら出勤して、まず最初は店内の掃除。
その後は散発的に登場する洗濯物を洗濯機や乾燥機に放り込んで、それが仕上がる時間をぼーっと待つ。
店の奥のアーケードゲームコーナーを拡張したり筐体の数を増やしたりするのが一応の導線とはなっているが、こことてドライブインなんかにやる気なく置かれたゲーム筐体に毛が生えた程度の存在だ。
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「オレの理想のゲーセンを作るぞ!」的なマニアな価値観とはおよそ程遠い。
むしろ登場するクローンゲームのあからさまな模倣性やいい加減な時代性などは、アーケードマニアの眉をひそめさせるかもしれない。
ランドリー仕事の合間にアーケード筐体を遊ぶのも程々だ。ぶっちゃけそんなに熱を入れてプレイするほど面白いものはない。
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だから洗濯物が仕上がる間は、テレビ画面のこちら側で実際にスマホをいじったり雑誌をぱらぱらとめくったりして時間を潰すのがメインとなる。
ああ、これって昔憧れた適度に暇そうで責任もあんまり無さそうな仕事!
そして終業時間が近づけば両替機や筐体から小銭を回収して金庫にしまってお疲れした!たいして疲れてないけど。
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事業の拡張はこのちょっぴり暇な仕事を継続するためのささやかなモチベーション。
敵をばったばった撃ち倒せるヒーローになれるゲームがあるなら、古本屋の奥の白髪の爺さんや、雑居ビルの管理人室で一日中小型テレビを眺めているおっさんや、鍵で勝手にクレジットを増やして面白くなさそうな顔をしながらゲームを遊んでいるリーゼントのあんちゃんのポジションになれるゲームがあってもいい。
ここはまさに大望や野心をなくした人間のパラダイス。
明日もまた眠い目をこすりながら出勤して、やる気のない掃除から一日を始めるぞ!

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【Arcadecraft】オレのゲーセン火の車

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2023/07/21 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Calico】カリコ

   ↑  2023/03/15 (水)  カテゴリー: XBOX
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もしいまから何か事業を始めようとしたら。猫カフェ! それはとても素敵な試みかもしれない。
可愛らしい猫たちと、その猫を愛してやまない心優しきお客さまたちに囲まれた至福の空間。想像するだけで胸がときめいてくるではないか。
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しかしオレだって現実の世知辛さはムダに知りすぎている。
人がいくら優しさに満ち溢れた世界を作ろうとも、そこに周りが見えない迷惑客や厄介が押し寄せてくることも。
この世にいる限りおのれも含めた人の醜さからは逃れられない。
だからビデオゲームにそれを求める。優しさと可愛らしさだけで構成された世界で猫カフェを経営するゲームに!
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『Calico』はピンクが映えるパステルカラーの不思議な世界で、かつて伯母が営んでいた猫カフェを切り盛りするゲーム。
森と山と海に囲まれたこの小さな小さな町は、作者の美意識、というか可愛い観が徹底して貫かれたゲームだ。
ふわふわした色彩のビジュアルは言うに及ばず、もふもふ感満点の動物たち、綺麗で可愛いものだけで構成された景色、そして何よりぽっちゃり気味なキャラクターたち。そう、ここはぽっちゃ専天国!
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このファンシーワールドにあってはならないもの、それはストレス!
可愛く心地よい世界を追求する『Calico』にとっては、頭を悩ませたり七面倒臭い手順をふまなきゃならないミッションはあってはならぬもの。
だからクエストもそのほとんどがご近所からご近所へのお使いレベル。
それによって余った時間は可愛い動物たちや、ふくよかな住人たちや、マイカフェの模様替えに費やそう。
『Calico』は作者の美的感覚や可愛い観を共有し、一緒に愛でるゲームなのだ。
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細かい不具合や全体の造りなどにかなりの粗があるのは否定できないが、そうした完成度よりも優先したいことが分かりやすいほど伝わってくるので、少々の歪さもなんとなく許容できてしまう。
ファンシー好きでそれ系のファッションを過剰に追求し、害はないんだけどちょっぴりネジの外れている。
そんな女性は稀に実在していたりするが、『Calico』はまさにそんなお姉さんみたいなゲームなのだ。


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2023/03/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Tropico 6】トロピコ6

   ↑  2022/06/01 (水)  カテゴリー: XBOX
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トロピコ、そこはカリブ海に浮かぶ常夏の島国!
輝く太陽に広い空。青く美しい海に陽気なカリプソミュージック。
これがもし無責任な観光客(予算をケチったホテルでぼったくられてるおめでたい連中だ)の立場ならば、ビーチのデッキチェアに寝っ転がってトロピカルドリンクをちゅうちゅうしながら、贅沢な陽の光をとことん満喫していることだろう。
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しかし今のオレは重大な責任のある立場だ。この小さな島国に降りかかる様々な事案を一人で解決していかなければならない。
人はオレをこう呼ぶ。プレジデンテ!
なかなかいい響きだが独裁者と言うにはちょっとばかり心許ない。選挙結果次第ではすべてが泡と化す不安定なポジション。
それにピノチェトにアサド、ムガベといった実際の連中に比べればオレなんて仏みたいなもんだ。現実世界ってマジやべえな!
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産業の振興、インフラの整備、大国との外交、貿易の促進、安全保障、失業問題。国家の運営は次々と湧いてくるタスクを片っ端から解決する連続だ。
ぶっちゃけ失業者なんてこっちの目に入らない限り後回しにしておきたいところだが、あいつら放っておくと宮殿の前に嫌がらせのようにバラック小屋建てたりするのでそうもいかない。
そんなマネ普通自由主義諸国だってできねえぞ!
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利益を求めて群がってくる人間こそ多いが、為政者に真の友人はいない。
そんなオレの無聊を慰めてくれる唯一の存在が右腕であるペヌルティーモだ。
ああ、ペヌルティーモ。民衆の支持率がダダ下がりしたときも、共産主義者や軍国主義者どもがそっぽ向いたときも、貴様だけがただ一人オレに忠実な存在であった。お前こそがこの孤独なオレのたった一人の友といえる存在かもしれん。
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そんなペヌルティーモとの付き合いも初代トロピコから数えてもう20年を超す長さとなった。
それにしても20年も続くのに、このトロピコほど初代から変化のないシリーズというのも他にはないだろう。
シリーズのファンが革新をまったく望んでいないのもあるかもしれんが、その上で新規を着実に取り込んで大きくなっているのは、初代のシステムがあまりにもよくできていた証明かもしれんな。
唯一の例外は『Tropico2 ~海賊の島~』だが、その鬼っ子的な海賊要素も、この『Tropico6』では数少ない新要素としてしっかり回収されていたりするぞ。
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その海賊国家シナリオも含むミッションモードは、オレがまだ理想に燃えていてクソ忌々しい宗主国からの独立を目指す話で幕を開ける。
そしてそれは愛すべきペヌルティーモとの出会いの物語でもあるのだ。
もっともそのミッションモードも、やがてはチャーリーのチョコレート工場にケンカを売ったりルールも知らないのに野球世界一を目指したりと訳の分からない方向に転がってゆくが、まことトロピコの歴史は波乱万丈だな!
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国というのは生き物だ。どれだけ発展させたところで、やがてはどん詰まりが来る。
他の共同体運営シム、例えばあの凍てつくなんて言葉すら薄ら生温く聞こえてくる極寒の『Frostpunk』なんかでは、そのどん詰まり状態は陰鬱な気分になってくるのだが、しかし太陽と青い海、そしてペヌルティーモは偉大だ。
陽気なサルサやカリプソに耳を委ねていると、どんなにっちもさっちもいかない状態も「ま、いいか!」と受け流してしまえる。
統治者の座を追われようが、国を追われようが、傍らには常にペヌルティーモがいる。
貴様とオレで二人三脚。7が出るそのときまで、プレジデンテの歩む道は何度も何度もリロードされるのだ。

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