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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Burnout Paradise Remastered】バーンアウト パラダイス リマスター

   ↑  2021/02/01 (月)  カテゴリー: XBOX Series X|S
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タイトル画面やなんやかんやをかっ飛ばしてセーブポイントも関係なしに、自分がゲームを中断したその瞬間から即座にプレイを再開できる。Xbox Seriesに備わっているレジューム機能は、時にこちらが戸惑ってしまうほど便利な機能だ。
しかし、その恩恵を利用せず毎回タイトル画面から始めるべきものもある。
ディープ・パープルの"Highway Star"をいちいち途中から聞く馬鹿はいない。それと同じようなゲームだってあるってことだ。
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EAとCriterionのロゴに続くのは、あのあまりにも印象的なギターアルペジオの響き。
そしてアクセル・ローズが遠く離れたパラダイスシティへの郷愁を歌い上げる。
二度目のWon't you please take me homeのタイミングで、エンジンスイッチをかけるようにスタートボタンを押せば、しばしのサーバーへのアクセスタイムの後、曲のイントロが終了する辺りでちょうど見慣れたあの街へ訪れることができるだろう。純度100%のアドレナリンだけで構成された街、パラダイスシティへ。
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正直ガンズ・アンド・ローゼズはそれほど好きなバンドってわけじゃない。でもこの"Paradaise City"って曲だけは別格だ。
文句なしの名曲。これが無ければ『Burnout Paradise』は始まらない。
自車がジャンクヤードから姿を現したら、まずは右トリガー軽くひと吹かしでエンジンを始動。
次は深く押し込んでバーンアウトと共に車をけたたましく走らせる。
ガンズの"Paradise City"が徐々にピッチを上げるのに共鳴するかように、自分の中のアドレナリンゲージもあっという間に充填されてゆく。
後はもう事故ろうがジャンプしようが最高速度を極めようが、もう何ものにも囚われずにパラダイスシティを縦横無尽に駆け回るだけだ。
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『Burnout Paradise』はエバーグリーンなロックの名曲みたいなゲームだ。
だからその現行機種へのお色直し版である、この『Burnout Paradise Remastered』は、その名の通りロックアルバムのリマスターCDみたいな存在。
余計な改変や作り直しは一切なしに、今から13年前に発売されたオリジナルの本来の姿を保っている。
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驚かされるのは、ゲームのリイシューで常にネックとなるアーティストの既存曲も、ほぼそのまま収録されていることだ(日本版のみのボーナスだったB'zの"Friction"までも!)。
LCDサウンドシステム、ツイステッド・シスター、デペッシュ・モード、サウンドガーデン、アダム・アンド・ジ・アンツ、ジェーンズ・アディクション。
ジャンルも時代も程よく散らばったこの豪華なラジオトラックは、とことんアナーキーなパラダイスシティの巡航と切っても切り離せない関係であった。
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そしてラジオDJ。無邪気な扇動者。
この手の存在がローカライズされて日本語ボイスに置き換えられたりすると、たいていは聞くに耐えないDJもどきになるのが常なんだけど、本作のMC RYUに限ってはそんなことはない。
『バーンアウト3 テイクダウン』に続いての登場となる彼は、あのどことなく飄々とした雰囲気をはらんだ調子で、パラダイスシティのドライバーに重大な交通違反や治安の紊乱を促してくるだろう。それも極めて無責任に。
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パラダイスシティ。それは今となってはとてもささやかなスケールのオープンワールドだ。
街の外周をアクセル踏みっぱなしでぐるっと一周すれば、それこそあっという間。
だけどその小さな範囲に詰め込まれた世界はとても濃密だ。
市街地、海岸通り、ダム湖、山間の峠道、ハイウェイ。それらは絶妙なまでに複雑に入り組んで、ドライバーをちっとも飽きさせはしない。
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そしてこの街にはプレイヤーを縛り付ける鼻白むような走り屋ストーリーとも無縁だ。
点在するレースやスタントも、気が向いたらやればいいし、やり過ごそうが一切構わない。なんだったらドライバーのライセンスランキングを上げるかどうかだって自由だ。
パラダイスシティは、あらゆる無粋から解き放たれたとことんフリーダムな街。
思うがままに10分、20分走り回って、いつ訪れるも離れるもこれまた自由。
しばらくしてまた気が向いたら、"Paradise City"のあのアルペジオと共に、再びいつまでも変わらぬままのこの街に戻ってくればいいだけだよ。

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2021/02/01 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【OverPass】オーバーパス

   ↑  2021/01/21 (木)  カテゴリー: XBOX Series X|S
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最近のゲーム界隈で一番驚いた事象は、悪路踏破系のトラックシミュレータ『MudRunner』が予想を上回るヒットを記録したことだ。
前作『Spintires』が根強いファンを獲得していただけに、その続編となる『MudRunner』も一定の熱い支持が得られるだろうと思っていたが、いつの間にやらこの系統のマニアを超えた層に及ぶ人気となった。泥や氾濫した川と格闘しながら低速でトラックを動かす地味な内容にも関わらずである。
さらなる続編『SnowRunner』も登場し、もはや悪路踏破モノは一つのジャンルとして確立されたかのような感がある。
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そしてこの『OverPass』も悪路踏破モノと呼んでしまっていいゲームだ。
ただしトラックシムの一形態であった『Spintires』シリーズに対して、本作の基本的な体裁は『DiRT』のようなオフロードレースゲーム。
だがあくまでレースのコースとして成り立っている他のオフロードゲームと違って、『OverPass』に出てくるコースは、どれもこれも尋常なものではない。
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本作に出てくるコースは大きく周回の障害物と自然地形クライムの二つに分けられる。
障害物系は比較的分かりやすい。シーソー、タイヤの山、土管、丸太剣山などなど、人工物の障害がバラエティ豊かに配置されたコースにレーサーたちが挑む様は、まるでATV版SASUKEだ。
この障害物系ですら、ギアを三速に入れることすら稀な、針の穴を通す運転を常に強いられるのだが、それでもまだ人工のコースを走っている分マシかもしれない。
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これが未整地の地形を無理やり走るクライム系のコースとなると、さらにシビアになってくる。
泥だらけの坂道、つるつる滑る岩場、砂地獄、そしてとんでもない斜面。いずれもハードとかそんな言葉以前に、そこで車を走らせようとすることが根本から間違っている地形のオンパレード。
『MudRunner』であれば、心を折られるような地形を前にすれば、まだ比較的通りやすそうな場所に迂回する自由があるが、こちらは定められたコースだ。何が何でもそこを突破するしかない。
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空転するタイヤ、悲鳴を上げるエンジン、バランスを崩して何度も何度も横倒しになるバギーやATV。
ただちにポーズボタンを押してからQuit Gameを選択したくなる誘惑をなんとか抑え込みながら、ボルダリングのように突破できるルートを探って、そしてついにその難所を抜けきったときの達成感と言ったらない。
だがまだ根気を切らすわけにはいかない。いま突破した場所は長い長いコースのほんのワンポイント。同じような地形がプレイヤーをさらに手ぐすね引いて待ち構えているのだ。
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エンジンやサスペンションなどのパーツアップグレード。これのありがたさが一層身に沁みるのも『OverPass』ならではだ。
ほんの一段階のエンジン向上が、タイムの短縮を目標に、もう二度と走りたくないと思わせたコースへと背中を押してくれる。
オフロード系のレースゲームとは明らかにベクトルが違う、苦行を乗り越えたあとの解放感や達成感がカタルシスに繋がるテイストは紛れもなく悪路踏破モノのそれ。
何かを乗り越える苦労。それを荒削りながらも娯楽に落とし込んだ地味だけどハマればとにかくクセになるゲームだ。


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2021/01/21 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Forza Horizon 4】AMCグレムリン

   ↑  2021/01/14 (木)  カテゴリー: XBOX Series X|S
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後漢時代の数多の群雄はやがて魏呉蜀の三国に絞られた。あれだけ数あったコンビニチェーンも、統廃合を経てセブンイレブン、ファミマ、ローソンの三強が君臨する市場となった。
いつの時代でもトップ3の力は並外れて強大で、続く第4位は得てして三強から大きく差をつけられたポジションに落ち着きがちだ。
そうなると正攻法では太刀打ちのできない第4位は、ヤマザキデイリーストアのように上位とは違う独自色を出して生き残りを図ろうとする。
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今から67年前の今日1月14日、アメリカで新しい自動車メーカーが産声を上げた。
自動車創成期から続く老舗、ナッシュとハドソンが合併してできたアメリカン・モーターズ・コーポレーション(AMC)である。
しかしビッグ3と呼ばれるフォード、GM、クライスラーの三社が力を増す中で、第4位のAMCは次第に劣勢を強いられてゆく。
そんな情勢に対してAMCは、金魚鉢と呼ばれたAMCペーサーなど個性あふれる車で独自のカラーを打ち出していった。
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『Forza Horizon』シリーズにおいてもAMCの車はしっかりと常連だ。
前作『Forza Horizon 3』ではAMCジャベリン、AMCレベル ザ・マシーン、そしてAMCグレムリンの三台がラインアップに名を連ね、その体制は『Forza Horizon 4』に受け継がれた(これに加えて新たにボンドカー枠でAMCホーネット)。
ジャベリンもレベルも相当にクセの強い車だが、AMCならではの色が一番濃く出ているのは、前作では有料のカーパック扱いだったが、4からは晴れてレギュラーロースター入りしたAMCグレムリンだ。
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そもそもグレムリンなんて名前自体がおよそ車らしからぬ響きである。
さらにそのスタイルは異様。後部が寸詰まりになったような、とにかくアンバランスなデザインだ。
それもそのはず。このグレムリンはAMCの2ドアセダン、ホーネットの後部をすっぱーんと斜めに切り落として、コンパクトなハッチバックとして市場に投入した一台なのだ。
既存の車をぶった切ってお色直しした珍車というと、セルボを無理やり軽トラにしたスズキ・マイティボーイが思い浮かぶ。
マイティボーイは「スズキのマー坊と呼んでくれ」などと自らのたまっていたが、それに倣うならグレムリンはさしずめ"AMCのグーやん"だろうか。
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そのグーやんの最大の特徴といえば、なんたってあまりにも個性的なリアデザインだろう。
腕のいい板前が綺麗に包丁を入れたかのように斜めにすっぱーん。その見た目はどうにもへんちくりんだ。
だけど可愛い。Horizon界隈ではイセッタやピールなんかが可愛いの代表格みたいに言われているが、あんなファンシーキャラクターみたいなあざと可愛いさとは違う、ちょっと間抜けだけれど憎めない可愛さがある。
バブル期では指差して笑われる対象だったスズキのマイティボーイは、今ではカルト的な人気があるが、このグレムリンもやはりあちらのカーマニアの間では同様の存在になっているらしい。なんか分かる気がする。
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グレムリンと続くペーサーはそれなりの販売実績をあげ、AMCはコンパクトカー(と言ったって結構デカいが)で一定のシェアを確保するが、しかし第4位の立場はやはりツラいもの。
ビッグ3の前にAMCは次第にジリ貧となり、1987年にクライスラーに吸収されてその歴史を閉じてしまう。
そんなAMCの意地を詰め込んだグレムリン。Horizonドライバーにもっともっと注目してもらいたい珍車にして名車だ。
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速すぎず遅すぎないグーやんは、イギリス田園地帯ののんびりしたクルーズにぴったりの車。
お供はもちろんSpotify。オススメのBGMはグレムリンをアルバムジャケットにあしらったクレイジーケンバンドの"もうすっかりあれなんだよね"で決まりだろ。
(Playground Gamesさん、次作5ではAMCペーサーもよろしくお願いします!)

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2021/01/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【DiRT Showdown】ダート ショーダウン

   ↑  2020/11/18 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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最新作『DiRT5』が賛否両論になっているレースゲームの名門CodemastersのDiRTシリーズ。
このシリーズもオフロードレースゲームのフランチャイズとなっている割に、作品ごとに方向性にぶれが出る不思議なシリーズだ。
本来なら外伝系のタイトルである程度逸脱を試みながら、核となるナンバリング正編は一定の方向性を保つのが普通であろうが、DiRTシリーズの場合は外伝タイトルの後に、中道に戻るどころかその正反対の方向に思い切り針が振り切れる傾向があったりする。
『DiRT Rally 2.0』から『DiRT5』への流れがその極端な例だったりするが、この辺がオフロードレースという大雑把な括りをテーマとしているが故の悩みどころなのかもしれない。
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2012年にリリースされた『DiRT Showdown』もDiRTフランチャイズ下の外伝的タイトルの一つ。
テーマとなるのはデモリッションダービーやバンガーなどのクルマぶっ壊し系ストックカーレース。
既存のDiRT正編シリーズには、その性質上組み込みづらいレースジャンルを一つにまとめて、わざわざスピンアウト作品として出したのに、DiRTの冠ゆえにシリーズファンの多くから否定的に迎えられてしまった悲劇の一作だ。
別にDiRTのナンバリングタイトルで出しているわけじゃないんだから、その辺いいじゃんとは思うんだけどさ。
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同じ砂埃の中で行われているレースだからとDiRTの括りに入れてみたものの、特に日本ではデモリッションダービーなどが自動車競技の一種であるという認識が薄いこともあって、レースゲームからアクションゲーム寄りのシフトチェンジと受け取られてしまったのかもしれない。
しかしかの競技の愛好者と同様に、車はぶつけて壊してそれを競ってなんぼだと考えてる人間にとっては、コドマスのこの気まぐれな路線のはみ出しは大いに歓迎するところだ。
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デモリッションダービーは、サドンデスタイプに土俵系の高台からライバル車を押し落とせば高得点のプッシュオフタイプ、そしてビデオゲームならではの自車がクラッシュしても得点をキープしたまま復活できるルールなど多彩。
そしてオーソドックスな周回レースも、ケツを掘ったりコーナーで相手の横腹にスピア喰らわせたりが上等のラフな展開だ。
もちろんバンガーレースの名物、コースが所々で交差して激突のデンジャーゾーンとなるフィギュア8(8ボール)レースも完備している。
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その一方でジムカーナ系の競技は明らかに蛇足。
走る前からボコボコでペイントもペンキでラフに仕上げた車がオンパレードの中に、キレイなマーキングで装飾されたフォード・フォーカスやスバル・インプレッサはどうにも場違いだし、大雑把でラフなデモリッション系競技と繊細なテクを要求されるジムカーナは明らかに食い合わせが悪い。
これを入れるくらいだったらスクールバスレースなど、バンガーレースの亜流系のモードをもっと加えてほしかった。
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それまでの路線からデモリッションダービーにシフトチェンジというと、テストドライブシリーズの傑作『Test Drive: Eve of Destruction』が思い浮かぶが、草ストックカーレースにまつわる風土やカルチャーまでをもしっかり再現した『TDU: EoD』に比べてしまうと、競技の体裁だけをDiRTの器に盛り付けた『DiRT Showdown』は、その点ではちょっぴり物足りなさが残るかもしれない。
Xbox Series X|SとXbox Oneに互換済みのタイトルだが、現在らストアではデジタル版の販売は停止している状態。
新規でプレイするにはパッケージのディスク版を探す必要があるのが残念なところだ。

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2020/11/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Destruction Derby】デストラクション・ダービー

   ↑  2020/11/15 (日)  カテゴリー: PS1
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新世代機が揃って登場した2020年。もはやPSサターン世代なんかは間違いなくゲーマー老人会入りしているようなもんである。
それだけ年月を重ねていると、経験した常識や価値観の変遷もかなりの数に上っていたりするわけで、特にこの10年は移り変わりのスピードがどんどん上昇していってる傾向がある。そのアップデートに追いつけずこぼれ落ちていくゲーム老人も、そりゃぼろぼろ出てくるというものだ。
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洋ゲーという言葉もかつての響きから大きくその意味を変えた。と言うよりはもはや死語の部類に入ってきてるのかもしれない。
この言葉が使われ始めた経緯については諸説あるが、やはりソニー・コンピュータエンターテイメントが初代プレイステーションの初期に行った"洋ゲーやろうぜ"キャンペーンが、広まる大きなきっかけになったことは間違いないだろう。
当時のSCEはゲームが持つ旧来のイメージを変えるような試みを色々と行っていたが、"洋ゲーやろうぜ"のスローガンのもとに海外産のゲームをSCEが窓口となって送り出したのもその一環だ。
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その第一弾となったのが本作『デストラクション・ダービー』。
後に『Driver』シリーズを送り出すReflections Interactiveの手による、車をぶつけ合うデモリッションダービーやバンガーレースをテーマにしたゲームだ。
そんなニッチなジャンルを扱ったゲームがテレビスポットCMまで打たれて大々的に売り出されたのだから、SCEの洋ゲー定着にかけた意気込みが伺えるだろう。
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映画の「バニシング in TURBO」や「ラスト・アメリカン・ヒーロー」などで、そういう乱暴な競技が実際にあることだけは知っていたが、それがついにインタラクティブなものとして手元にやって来たのである。
オーバルレース、フィギュア8、そしてデモリッションダービー。今となってはマッチ箱のような見てくれの車たちだが、ポリゴン黎明期の当時としてはとても生々しい存在だった。
それらがレーススタートと同時にあちこちで破片を飛び散らせ、ひしゃげ、煙を上げて頓挫する。
そのあっけらかんとした破壊行為の一部始終は、思わず笑いが漏れてくるくらい痛快だった。
そして毎日肉を食ってる奴らは、こんなアホなことをしょっちゅうやっているのかと、ちょっぴり羨望を覚えたものであった。
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国産ゲームとはあきらかにベクトルが異なるその頃の洋ゲーには、インタラクティブの異文化体験という側面が確かにあった。
SCEもそんな側面を踏まえて、洋楽や洋画に並ぶものとして洋ゲーという造語を編み出したのであろう。
だがSCEの思惑とは裏腹に、保守的な傾向の強いゲームオタクの間にあっては、その言葉は逆にやや侮蔑的なニュアンスを含んだものとして定着してしまった。
その頃の海外産ゲームのほとんどが、大味な造りでバランスや繊細さを欠いていたのが大きな理由の一つであるが、このイメージは洋ゲーがそういった欠点をすっかり補っていった2000年代に至っても、なかなか払拭することはできなかった。
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そういった国内ゲーム事情と海外産ゲームの差異がすっかりなくなってきたのは、いつ頃くらいからであろうか。
今ではストアを眺めてみても、そのほとんどがかつて洋ゲーと呼ばれたものたちで占められ、それが当たり前の光景となっている。
その先鞭となった形の"洋ゲーやろうぜ"プロモーションだが、この『デストラクション・ダービー』以降はどうなったかというと、これがあっさりなし崩しになってしまい、『ワイプアウト』と『ESPNストリートゲームス』が一応それに続くような形であった覚えもあるが、いずれにせよなんとなく尻すぼみになってしまったことだけは確かである。

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2020/11/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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