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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【謎のマスカレード】ジュニア版琥珀色の遺言

   ↑  2020/05/25 (月)  カテゴリー: PCエンジン
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オレの最初のミステリ小説体験が児童図書館の江戸川乱歩ジュブナイルシリーズならば、海外ミステリとの初めての出逢いは、やはりそこの抄訳ジュニア版だった。
行きつけの図書館に置いてあったのは、あかね書房から刊行されていた"推理探偵傑作シリーズ"という名のジュニア版選集。
ドイルやクリスティ、エラリイ・クイーン、モーリス・ルブランなどの定番以外にも、クレイトン・ロースンやメアリ・ロバーツ・ラインハート、レスリー・チャータリスといったマニア好みの作家たちの作品も、シリーズに名を連ねていた。
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この"推理探偵傑作シリーズ"には、挿絵マンガもかなりふんだんに挿入されていて、これを担当していたのが「やる気まんまん」の横山まさみち氏。子供相手にチャータリスと横山まさみちのコンビというのも、今になって考えてみれば相当に濃い組み合わせだ。
しかしこの手のジュニア版訳というのは、子供に分かり易いように、原作を相当はしょったり改変していたりするものであって、後々になってハヤカワミステリや創元推理文庫の真っ当な翻訳本を読んでみると、「こんな話だったの!?」と、あまりの違いにびっくりするのが常だったりする。
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そんな子供心に釈然としない思いを残したジュニア版は、実はゲームの世界にも存在する。
『藤堂龍之介探偵日記』シリーズは、PC98やFM7などで展開した大人向けの推理アドベンチャーゲームだったが、そのシリーズ第1作である『琥珀色の遺言 ~西洋骨牌連続殺人事件~』が、まだ家庭用ゲーム機は子供が遊ぶモノという通年がまかり通っていた時代にPCエンジンへ移植されたときは、その内容はジュニア版として大幅に改変されたものになっていたのであった。
まずは主人公の名前が藤堂龍之介から円陣龍之介に変更。円陣ってなんだ!? と首をひねったが、これはどうやらPCエンジンにあやかった名前らしい。もしセガ・マークⅢに移植されてたら、マーク藤堂とかになっていたのだろうか。
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事件の概要も、名家の当主が地味に不審死を遂げたオリジナルから一変。仮面舞踏会の最中に当主が殺されるという賑々しい導入に。
事件解決のために屋敷に呼ばれた藤堂ならぬ円陣龍之介だったが、オリジナル版のプレイ経験者がまず最初に戸惑うであろうは、「なかま」という謎のコマンド。
訝しく思いながら聞き込みを始めると、屋敷の使用人たちが、やけに馴れ馴れしく話しかけてくるではないか。
よく見ると彼らの名前も、オリジナルのそれから、クリスティやコロンボなんて妙な名前に差し替えてある。
どうやら彼らは円陣龍之介の部下たち。事件の手がかりを探すために、使用人を装って屋敷の中に潜入しているPCエンジン版ならではの設定なのであった。オリジナルの膨大な容疑者リストから自発的に5人の名前を消すおせっかい、本当にありがとうございます。
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しかし親切心はそこまで。後は聞き込みと探索コマンドの総当たりを余儀なくされるオリジナルの捜査過程を忠実に継承。
元々『琥珀色の遺言』は、膨大な登場人物とコマンドの山盛りによって、話を入り組ませ引き延ばしているようなゲーム。
それをフォローするのが、時代情緒溢れるセピア調のビジュアルと、雰囲気のある登場人物の言葉遣いだったりするのだが、グラフィックやテキストに制限のあるPCエンジンでは、そのフォローも利かない。
雰囲気美人から雰囲気がなくなったら、それはもう美人ですらなくなってくるわけで、このジュニア版『琥珀色の遺言』である『謎のマスカレード』も、子供向け抄訳ミステリ同様に「大筋は一緒なんだけど、なんかこれ違う……」という釈然としない気持ちだけが残るのであった。

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2020/05/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【SIMULACRA】スマホを拾っただけなのに

   ↑  2019/12/16 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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スマホを拾った。
本来なら警察や店舗のカスタマーサービスなんかに届けて、落とし主見つかるといいですねではさようならで解決するところだが、持ち主と思しき女性が尋常ではないシチュエーションに置かれている動画が収録されているとなると話は違ってくる。
いや、それこそ警察行けよとツッコミが入るところだが、しかしスマートフォンは現代社会においてこれ以上はないくらい個人情報の宝庫だ。
女性の行方を探すという大義名分のもとに、ねじくれた好奇心を満たす降って湧いたようなチャンスである。
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スマートフォンの持ち主の名はアナ。
ホーム画面にはセルフポートレイトと共に、メールやブラウザ、フォトギャラリーといった定番のアイコンが並んでいる。
写真やチャットログを覗いてみれば、とりとめのない会話に幸せそうな日常。
しかし彼女は突如謎の失踪を遂げた。その手がかりはスマホに残された一見平穏そうな情報の中に必ず隠されている。
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パスワードのかかったメールボックス。そのヒントは彼女の飼い猫。
ギャラリーを漁ればおそらく猫の写真が。そしてそこにはパスワードに関するヒントの断片が残されているかもしれない。
そしてTwitterのような短文投稿サイト。これにもログインパスワードが必要だ。
試しに"パスワード忘れました"メールを運営に送ってみたら、返ってきたのはお馴染みの本人確認の質問設定だ。"あなたのフェイバリットムービーはなんでしたっけ?"
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さあ困った。こればかりはアナに近しい人物にでも尋ねないと分かりゃしない。
しかしこれは彼女のスマホ。アナの周辺の人物は向こうからアクセスしてくる。親友、ボーイフレンドだと名乗る男、そして出会い系アプリで親しくなったと称する人物。
だけどオレはアナじゃない。この連中それぞれとアナが実際にどんな距離感で付き合っていたのか、果たして信頼していい人間なのか、それどころか氏素性すらも知りはしない(それはあちらにとってもそうだろうが)。
ボーイフレンド。LINEにあたるチャットアプリのアドレスを交換しているところから、親しい関係にあったことは間違いないだろう。
しかしログを遡ってみると、二人は喧嘩してここ最近はアナの方がはっきりと彼を避けている。
ではこの出会い系アプリで親しい会話を交わしている陽気な男の方は? ……そもそも出会い系アプリにいるような調子のいい男だぞ!?
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顔も合わせたことのない彼らと、他人のスマホを経由してなだめたりすかしたりのやり取りを重ね、情報を共有したり一部だけ隠したり。
生活の華やかな一瞬だけを切り取ったギャラリー、本音をぶちまけたチャット、ブラウザの履歴、スマホの中身は虚々実々の闇鍋だ。
その混沌とした情報の山を、なりすましやパスワード推測、フェイク垢と様々なテクニックを駆使して整理し、事の真相に迫っていく。
やがて行き当たるのは、アナの身辺情報を推測することに長けた謎の人物。ストーカーじゃねえか!
だがここでプレイヤーは、自分もまったく同じ穴のムジナである事実に気づいて、なんとも居心地の悪い気持ちが芽生えるのであった。
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スマホの画面のみで完結し、操作もほぼスマホに準拠。
開発元のKAIGAN GAMESは、やはり同コンセプトの『Sara is Missing』を2016年にリリースしているが、『SIMULACRA』はそれをブラッシュアップさせた作品。
スマートフォン越しの人々と共に失踪女性の手がかりを探すストーカー行為は、やがて非現実的な何かに少しずつ侵食される。
その兆しも発動も現れるのはすべてスマホの画面上。スマートフォンと共にやがてプレイヤーもその"何か"に飲み込まれてゆく。
現状では日本語非対応。チャットログやWebサイト、メールなどかなりの量にのぼるテキストに加え、単語を入れ替えての文章作成や英語での入力パートなどハードルはかなり高いかもしれないが、それを乗り越える価値が充分すぎるくらいあるタイトな傑作だ。

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2019/12/16 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【定吉七番 秀吉の黄金】太閤殿下の定吉七番

   ↑  2019/06/23 (日)  カテゴリー: PCエンジン
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坊主頭の後頭部には十円ハゲ。それを隠すは八つ接ぎのハンチング帽。身に纏うは唐桟のお仕着せに紺の足袋。懐に忍ばすは三品家内人六代目藤原有次作の業物包丁。
殺しのライセンスを持つ丁稚、安井友和。コードネームは定吉七番。
今ではすっかり歴史小説家のイメージが強くなっている東郷隆の初期代表作シリーズは、イアン・フレミング作「007」シリーズの傑作パロディ。
斜陽の大英帝国を大阪に置きかえ、凄腕のスパイならぬ凄腕の丁稚、定吉七番が、関西企業に仇をなす組織を相手に、大阪商工会議所発行の殺人許可証を行使する。
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この「定吉七番」シリーズが、ありきたりの007パロディと違うのは、井上一夫訳風の文体まで徹底したキメの細かさ。
フレミングお得意の人種ネタは、県民ネタに装いを変え、食前酒の代わりに定吉がこだわりを見せるのは、食前うどん。
「固さは楊枝の先で刺して、ちょっと固いな思うくらいがよろし。ネギは関東ネギとちゃいます。わけぎや、これを山盛り」
「定吉七番は丁稚の番号」、「ロッポンギから愛をこめて」、「角のロワイヤル」と、タイトルまで原作を丁寧になぞったこのシリーズは、80年代後半に角川文庫から(泉晴紀のカバーイラストが印象深い)登場して一世を風靡。90年代には講談社文庫で復刊された。
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しかしゲームクラスタにとって定吉七番と言えば、やはりこのPCエンジンの最初期を彩ったアドベンチャーゲーム、『定吉七番 秀吉の黄金』の名前が先に出るだろう。
原作は、単行本「太閤殿下の定吉七番」所収の同名短編。
なかなかタマが揃わなくて苦闘していたPCエンジンにとって、初のアドベンチャーゲームということもあって、注目度も高かった作品だ。
もっとも、関西企業のために他県人と戦う定吉七番の話が、関西の企業であるコナミ(当時)やカプコンからではなく、北海道に本拠を置くハドソンから登場したことには、イマイチ釈然としないものがあったが。
それよりも何よりも、いくら当時人気があったとは言え、あの頃のゲーム購買層には、それほど浸透していたわけでもない、この原作シリーズに、何故ゲーム化の白羽の矢を立てたのかが一番の不思議かもしれない。
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秀吉埋蔵金のありかを記した古文書を巡って、定吉七番と悪の関東系結社NATTOとの熾烈な闘いが、大阪、東京、長野を舞台に繰り広げられる。
かつての東西冷戦を思わせる大阪と関東の対決は、定吉七番シリーズの永遠のテーマだが(この国内版東西対立を煽る張本人の東郷氏は、ハマっ子だったりするから、ちょっとタチが悪い)、終結してしまって多くのスパイ小説家たちを慌てさせた東西冷戦と違って、こちらは終わりが見えないほど根深い対立である。
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東郷隆の原作は、フレミングの元ネタ同様に、けっこう殺伐としていたり、お色気シーンも多い大人の小説だったりするのだが、8ビット時代のゲーム業界に、そんなテイストをそのまま持ち込める筈もなく、そしてテキストも、当時のアドベンチャーゲーム特有の慇懃無礼な文体に終始し、原作の偽井上一夫調など微塵のかけらもないのが、やっぱり味気ない。
原作にあったフレミング小説の徹底したパロディ色が、このゲーム版には全く反映されていないので、単なる風変わりな設定のオーソドックスなコマンド選択アドベンチャーに留まってしまっているのが、原作経由の人間としては、かなり物足りなく感じてしまうところだ。

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2019/06/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【サウンドノベル 街 -machi-】渋谷のモニュメント

   ↑  2019/01/11 (金)  カテゴリー: セガサターン
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渋谷駅の南口から首都高を越えて山手線沿いに南に下った桜丘。
再開発プロジェクトで大きく変貌した渋谷にあって昔からの街並みを残す場所であったが、やはりここにも再開発の手は及び、昨年あたりから店舗が次々と立ち退き、少しずつゴーストタウン化していた。
そしてついに道路も封鎖され、あとは一帯の取り壊し~長い長い工事期間を待つばかりだ。
街は生きものだ。その姿は否応なしに変わってゆく。
ましてや渋谷のような人々の思惑に大きく振り回されるような土地ならば、その変貌もドラスティックだ。
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こう見えても浮かれた学生時代を送っていたオレにとって渋谷は色々な思い出が詰まっている街だが、それ以外にも90年代の終わり頃に、ある8人の運命の糸を結んだりほつれを解いたりと悪戦苦闘させられた舞台でもある。
『サウンドノベル 街 -machi-』。『弟切草』『かまいたちの夜』に続いてチュンソフトが放ったサウンドノベルの第三弾だが、オレの中では前二作を遥かに超えた別格の存在だ。
このゲームのメインシナリオライターを務めた長坂秀佳氏のインタビューで、渋谷のスクランブル交差点に発想を得たなんてことが述べられていた覚えがある。
四方八方それぞれの方向に歩を進め、肩を接触せんばかりにすれ違っていく無数の人々。
それは人々がそれぞれの生活や人生を抱えて思い思いに生きていく都市生活の凝縮した姿だ。
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こんな事情を持ったやつにあんな事情を抱え込んだやつ。
いつもだったら街なかですれ違って終わりの二人に接点を持たせたら、果たして双方の運命はどのように変転するのだろうか。
ただ読み勧めて選択肢に行き当たるストーリー主導のADVではない。巨大な街の中をすれ違う無数の運命の管制官となって、ときにはその行く末を整理して導き、ときには冷たく突き放す。
そして合間には8人以外の脇役キャラクターたちのTIPSから、主人公たちに負けじと劣らずドラマチックな彼らの運命を想像する。
そんな人の運命を左右する立場に心底打ち震えた。前月に発売された『グランディア』と並んで、セガサターンの最後の力を振り絞った輝きとなった名作中の名作だ。
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その『街』もいまや20年前の立派なレトロクラシック。
ただでさえこの数年のうちに大きく様変わりしているのだ。このゲームに残された20年前の渋谷の風景などは、もはや一種の歴史モニュメントみたいなもんである。
このゲームの発端となったスクランブル交差点も、本作の中のそれは肥大化した今のそれに比べたら、幾分ささやかな人の数だ。
大きく変貌した駅周辺やセンター街、道玄坂界隈に対して、昔からの建物も残っている。
細井美子がバイトをしていたタワーレコードは今も健在だ。篠田正志が暇を潰していたマルハンパチンコタワーのように、建物自体は残りながらもテナントが入れ替わってしまった(現在はメガドンキ)ロケーションも多々ある。
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そして桜丘。
『街』の中では刑事ドラマのロケ隊が訪れるこの地は、現在もほぼその姿を残しているものの、あと一、二年もすれば高層ビルが屹立する、往時をまったく想像することのできない風景に変わってしまうだろう。
もちろん『街』で描かれる渋谷は90年代のあの地にあった空気をすべて切り取ったものではない。その姿は一面的な視点にものだ。当時の渋谷には一方で毒々しく荒んだカルチャーが狂い咲いていた。
それでも『街』がモニュメント足り得ているのは、その名の通り、キャラクターやシナリオを母艦のように包み込んだ渋谷の街そのものが、このゲームの真の主役である証なのだろう。

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【The Shapeshifting Detective】変身探偵サム

   ↑  2018/12/20 (木)  カテゴリー: XBOX ONE
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被害者の名前はドロタ・ショウ。チェロ奏者の若い女性。
殺人事件の調査に街を訪れるプレイヤーの名はサム。とりあえずの便宜的な名前だ。
だって程遠からないうちに、この探偵はありとあらゆる事件関係者にその姿を変えることになるのだから。
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フルモーションビデオ。我が国では実写ゲームと言ったほうが、まだ通りがいいのだろうか。
ベースボールの変化球で例えるならナックルボールのような、決してメインストリームになることはないが、なぜか後継が途絶えることなく細々と続いているジャンルだ。
かつては膨大な実写ムービーを収めるために、時にはCD-ROM7枚組だのDVD-ROM3枚組だの(それでいてゲーム自体のボリュームはさほどのものでもない)と力わざが駆使されてきたが、いつの間にやら一般の大作ゲームのほうが実写ゲームの容量をはるかに凌駕する時代になってしまった。
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容量の問題はなし崩し的にどうにかなったが、変化の利かない在り物の映像をもとにゲームを構築しなければならない実写ゲームの制約は、一朝一夕にどうにかなるものではない。
ささやかに続く実写ゲームの歴史は、この制約下での、あるいはそれを逆手にとっての試行錯誤の積み重ねでもある。
そしていくらCGが発達しようと、いまだ実写ムービーには及ばないことがある。
人の心のささいなゆらめきや綻び、細かい感情表現などは、やはりまだまだ生身の役者の領分だ(『L.A.ノワール』の尋問パートで、CGキャラクターの容疑者にどうしようもない大根を感じてしまったのは、オレだけではあるまい)。
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とりあえずの容疑者は3人のタロット占い師。
ドロタの殺害を占いで予知していたのが、その容疑の理由だが、世間からは怪しまれるそんな超常的な能力も、場合によっては真に受けておいても損はない。
なにせプレイヤーは赤の他人のそっくり姿かたちを変えられる、占い師どころではないトンデモ能力の持ち主なのだから。
サムとして出会う関係者たちは、通り一遍等当たり障りのないことしか証言しないだろう。
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事件の糸口を掴むきっかけになるのはシェープシフティング能力。
関係者に姿を変えて別の関係者を訪れる。そこで目のあたりにするのは、サムに対してのときとはあからさまに違う態度。
そこでの何気ない会話や時にはブラフの質問によってあからさまになる、示しあわせたアリバイや隠された男女関係(ときには同性関係)。
それによって露わになった事実をもとに、今度はサムの姿に戻っての訪問で追求や裏取り。その積み重ねで事件の真相に迫ってゆく。
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テキストアドベンチャースタイルのバストトップビジュアルが基本で、サスペンスフルな映像には乏しいが、様々な思惑を胸にプレイヤーと向かい合う登場人物には、役者の演技も相まっていつしか妙なシンパシーを感じてくるだろう。
国内ストアで配信されているが非日本語化。
オプションで英文の字幕を出すことができるが、役者のセリフに応じてすぐに流れてしまうので、聞き取りには相応の集中力を必要とするかもしれない。

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2018/12/20 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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