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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Mass Effect 3】アリア様のオメガ奪還作戦

   ↑  2012/12/03 (月)  カテゴリー: XBOX 360
スネに傷持つ輩ばかりが集まる、銀河の吹き溜まり惑星オメガ。
アリア・ティロークは、強力なリーダーシップと、類い希なるカリスマと、冷酷かつ緻密な頭脳で、そこを支配する女ボスだった。
『Mass Effect 3』に於いてシェパード少佐自身一目も二目も置いている、この人物との意外な再会の場となったのは、オメガではなくシタデルのディスコの片隅。
そう、一部のプレイヤーからは「アリア様」と崇め奉られる、この稀代のアウトローは、縄張りにしていた惑星を乗っ取られ追い出されてきたという、ちょっぴり情けない現状を晒していたのだ。
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アリア様麾下の傭兵軍団を、対リーパー戦争に借り受けるために、シェパード少佐が恒例のパシリを繰り広げるのは、『3』本編中のクエストだったが、その中でアリア様は、己が不遇を嘆きながら、しかし力強くオメガの奪還と、自分を追い出した連中への報復を語るのであった。
そんなとき、オレのシェパードは、口には出さないが、心の中で「そのときが来たら、喜んで手を貸すつもりだ!」と応えていたのだ。
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アリア様はアウトローの親玉みたいなもんだから、そんな人間と付き合いがあるというと、連合のお偉方やノルマンディー号のクルーを始め、真っ当な連中は、みんないい顔をしやしない。
しかし『Mass Effect』シリーズに出てくるサブキャラクターの中で、シェパード少佐ともっともツーと言えばカーな関係を築いているのは、他ならぬこのアリア様である。
オレのシェパード少佐だって、今は銀河のヒーロー然としているが、元々はあんまり育ちのいい奴じゃない。
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そんな少佐とアリア様のやり取りは、したたかなアウトロー同士らしい、本音と腹の探り合いが交錯したガチンコなものとなるが、しかしそこには、ノルマンディー号の連中相手にすら必要だった、しがらみや気配りの類は一切無用だ。
認め合った者同士が、お互いに「腹に一物と打算がありますよ」と宣言しあってから、丁々発止を繰り広げる。これほどさっぱりしていて、気持ちの良い関係は、他にはないだろう。
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そのアリア様のオメガ奪還作戦が、1200MSPで配信された新DLC『オメガ』と共に、ついに始まった。
我らがシェパード少佐にも、もちろん「手を貸せ。そうしたら、こちらも貴様に手を貸すことに、やぶさかではない」と、お声掛かりだ。
もちろんシェパード少佐だって、これから再び向き合わなきゃならない、あのうんざりするようなエンディングから目を背けて、スペースオペラらしい大暴れに挑めるから渡りに船だ。
ノルマンディー号を離れ、アリア様やその麾下たちと共に一路目指すはオメガ。敵は『Mass Effect』シリーズで一番分かり易い仇役、サーベラス御一行様だ!
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もう一人のサポートメンバーとなる、アリア様とは昔色々とあったらしいトゥーリアンの女兵士ナイリーンに、アリア様の片腕であるバタリアンのブレイなど、少ないながらも濃いサブキャラたち。
露わになるアリア様の意外な激情家ぶり(リアラもそうだったけど、アサリってああ見えて、実はいったん頭に血が上ると、銀河一前後の見境がつかなくなる種族じゃないだろうか)。
そして戦場となるのは、『Mass Effect 2』で、さんざんパシリで駆けずり回ったオメガ。
ハイライトは、オメガの奪回とサーベラスの駆逐をオメガ中に宣言する、アリア様の大演説だ。「オメガよ、私は帰ってきた!」
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オレがやりたかったマスエフェクトは、まさにこういうやつだ! 『オメガ』は短いながらも、終えた後に思わずそんな感想を抱かせる好DLC。
ああ、もうオレのシェパードは、リーパーがどうとか、あの鬱陶しいエンディングだとか、そんなもん全部うっちゃって、このままオメガに留まり、アリア様の片腕として、この星で起こる「仁義なき戦い」レベルの抗争に永遠に関わっていたい。
何ならブレイと同格というポジションだってOKだ。ノルマンディー号の指揮? そんなのジェームズあたりに任せとけば、何とかなるだろ。
むしろあいつの方が、マスエフェクトサーガの最終章に、もっと分かり易い結末を付けてくれるかもしれないしさ。



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2012/12/03 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Mass Effect 3】シャトルデッキは憩いの場(下)

   ↑  2012/04/22 (日)  カテゴリー: XBOX 360
これはあまり表には出てこなかったけどな。1作目から今を通じて、私が一番忙殺されてきた仕事は、この艦に新しい妙な客が加わるたびに、クルーのみんなに「また妙な奴を乗せちゃうけど辛抱してくれ。もし何かあっても、常識を知らない異星人のことだと思って、広い心で接してやってくれよなぁ」と、頼んで回ることだった。
「それは知りませんでした」
それでも今まで乗せた連中には、多少誤解を受けたり、いまいち愛想が悪かった奴も居たが、しかし、クルーから心底嫌われるような奴は、さすがに居なかった
「だけど今度のプロセアンだけは例外だって言いたいんですか?」
おうとも。あんな傲岸不遜で嫌な野郎には、そうそうお目にかかれるもんじゃないぞ。プロセアンがみんなあんな奴だという偏見は持ちたくないが、少なくともこの宇宙に現存しているプロセアンは、あいつ1人しか居ないんだから、つまりプロセアンの嫌な奴率は100%ってことじゃないか。
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「まぁ何万年の眠りから目覚めたら、同胞は絶滅していて生き残っているのは自分だけって境遇になったら、多少はねじくれた性格になるのも無理はないでしょ」
いいや、あいつの自己中心的で歪んだ性格は、絶対にそれ以前からのものだ。それにな、あいつの何が腹立つって、油断して放っておくと、勝手に物事をしきり出すリーダー気取りなところだ。私を差し置いて、何をしゃしゃり出てやがるんだ、あの野郎!
「かつては宇宙でもっとも進化していた種族ってプライドがあるから、俺たちや他の種族を見下しているところがあるんじゃないですか?」
リアラとかが、なまじちやほやするのも悪い。だからあの野郎、なんか勘違いして余計に図に乗りやがるんだ。
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「自分がこの宇宙にただ1人しか残っていない希少種だってのも、あれが強気に出ている理由の一つなんじゃないでしょうか。ほら、いくら腹が立ったって、さすがに額に風穴あけちゃうわけにはいかないでしょ? トキを唐揚げにする奴が居ないとの同じ理屈ですよ」
私は腹が減ればトキだろうがパンダだろうが躊躇することなく食っちゃう人間だってことを、いっぺん思い知らす必要があるな。絶滅危惧種だどうだと、知ったことか。……いっぺん締めるか、あいつ。
「急にうんこ座りするのはやめてください」
ここなら他に悲鳴が漏れ聞こえることはないし、後はコルテスを堅く口止めするだけだ。なぁに、万が一暴れたら、そこににある鉄アレイやバーベルを手足に縛り付けりゃいいしな。
「俺のトレーニング道具を、そんなことに使うのは勘弁してくださいよ」
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私がな、あいつにそこまで青筋立てるのは、それだけが理由じゃないんだ。あのDLCミッションを終えた後、ちょっと妙なことがあった。
「ほう、どんな?」
ミッションからノルマンディー号に戻るとき、何度か小刻みにローディング画面が止まってな。ま、その後フリーズすることもなく、イベントシーンに戻ったんで、そのときは気にも留めなかった。しかしな、また自由行動ができるときになって、おかしなことに気付いたんだ。持ち金がごっそり減ってんだよ。数百万あったはずの連合クレジットが、わずか二万しか残ってなかった。
「……それって単にボスがプラモや熱帯魚を買いすぎただけなんじゃないですか?」
プラモや熱帯魚を大人買いしたところで、たかがしれてるだろ! それだけなら私の勘違いかもしれないけど、今度はギャラクシーマップで星系間移動をしようとしたら、ノルマンディー号の燃料も空っぽになってたんだよ。いくら何でも燃料が空ってことはねえよ!
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「ちょと待って下さいよ。このDLCミッションに関しては、フリーズしたとかそういう報告は確かにありますよ。だけど、金と燃料がごっそり目減りしたなんてバグの報告は、さすがに聞いたことがねえですよ」
私も実際そう思った。どっかで大量に買い物したことを、うっかり忘れてるんじゃないかって。だけどな、私は、はっきり言ってアーマーだの武器のアップグレードには、まったくと言っていいほど金を使ってないんだよ。
「武器ぐらいアップグレードさせて下さいよ! 困るのはこっちなんすから!」
買い物と言えば実質プラモと熱帯魚だけだからな。金が増えることはあっても、減るようなことをした覚えはまったくない。これは何らかの障害があったとしか考えられない。もっとも、そう断言できるだけの自信もないんだけどな。
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「あのね、連合クレジットは、れっきとした公費であって、別にボスのお小遣いとか、そういうわけじゃないんですよ。いつの間にかなくなってたで済む話じゃないでしょ」
そんなことは百も承知だ! 現に燃料ステーションに寄るたびに、何も考えずに景気よく満タンにさせていたのが、今では「500クレジット分だけお願い」なんて、もの凄くみみっちい入れ方をしている始末だ。作戦行動に支障をきたすどころの話じゃないぞ。
「これから終盤になって、敵の攻撃もきつくなってくるんですよ。マジで武器はまったくアップグレードさせてないんすか?」
うん、まったくしてない。
「勘弁してくれよ、おい!」
この金と燃料がなくなった件に関しては、私の勘違いである可能性も多分にあるから、他にも似たような報告が出てくることを祈るしかないが、いずれにしろあのプロセアンが来てから碌なことがないわ!



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2012/04/22 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Mass Effect 3】シャトルデッキは憩いの場(上)

   ↑  2012/04/21 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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おい、ジェームズ。ジェームズ、居るか? おい、ゴリラ。
「ハイ、ボス。シャトルベイまで俺を訪ねてくれるのは嬉しいんですけど、ゴリラってのはやめてくれませんか?」
じゃあ今江。
「そういう野球ファン以外にはまったく意味不明なネタもやめてください。それにちっとも似てないし。で、こんな艦の最下層まで何の御用ですか?」
ここはこの艦の中で、愚痴をこぼして気を休められる唯一の場所なんだよ。他はどこに行っても面倒臭い奴らが居るからな。
「愚痴の相手ってことは、俺はそれなりに信頼されてるんですか? それはちょっと意外だな」
いや、お前はこの『Mass Effect』シリーズの、人類男系部下としては、個人的には唯一の当たりだぞ。ぶっちゃけ1作目のケイダンは掴み所のない奴だったし、2のジェイコブに至っては、やたらと堅い男だったから、あんまり気が合わなかったしな。その点、お前は何かと分かり易くていい。
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「へぇー。もうちょっと問題児扱いされてるのかと思ってましたよ」
それは私が過去に、とんでもないトラブルメーカーばっかにさんざん苦労してきたことを、知らないからだ。特に2なんか、まともな奴が1人も居なかったぞ。あいつらにに比べれば、お前なんか極めて扱いやすい方だ。
「それはそれでちょっとプライドが傷つきますが……、で、今日はどんな愚痴なんです? 適当に聞き流していますから」
800MSPもしたんだよ。
「へ? ああ、もしかしてダウンロードコンテンツの追加ミッションのことですか」
そうだ、「From Ashes」ってやつだ。この大河スペースオペラに、1作目から付きあってきた人間としては、やはりこの壮大な銀河史の鍵を握るシナリオは外せないだろ。遥か過去に進化を極めた文明を築いていた、謎の絶滅種族プロセアンが目の前で蘇るのだぞ。……だけど、まさかあんな奴だとは思わなかった。
「俺も遙か昔に銀河を支配していた超古代文明の種族ってことで、↓こんな連中なのかな?って、ちょっぴり期待してましたよ」
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………お前のイメージ、ベタベタだな。
「そうすか?」
今どき、高度な知性を持つ宇宙人と言われて、こんなニューエイジな連中を想像するやつなんて、そうは居ないぞ。
「じゃあボスはどんな連中を想像してたんすか?」
俺がイメージしてたのは、↓こんな感じだったな。
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「ボスの方がよっぽどワケ分かんないっすよ! それじゃ、何すか? プロセアンってのはスターボー星に住んでたんすか?」
宇宙人と言われて私が思い浮かぶのは、せいぜいこんなのくらいしか……。
「あんた、自己申告ならなんでも宇宙人認定しちゃうんですか!」
だけどこの人たち、末期は宇宙人設定をかなぐり捨てて、キャンディーズの出来損ないみたいになってたけどな。全曲網羅した復刻CD買ったら、あまりのイメージの不統一っぷりに、思わず爆笑してしまったっけ。
「ちょっと前から艦内でかかっていた妙な歌は、この連中の曲だったんすか。やめてくださいよ、そんなワケの分からないもん、ゲーム中にカスタムサントラで流すのは!」
いや、宇宙繋がりでぴったりかなと思って……。
「繋がってねえし! ちっとも繋がってねえですから!」

30年早すぎたPerfumeって言えなくないか?
「Perfumeのファンが聞いたらブチ切れますよ。スターボーの話じゃなくて、あのプロセアンの話じゃなかったんすか!?」
ああ、そうそう。私は思うんだよ。人は見かけがすべてって。
「そんなもんですかね?」
そうだよ。アシュリーがやたら我が強いとか、ミランダが高慢ちきだとか、トレイナーがちょっとエキセントリックだとか、そんなのは全部見た目ですぐ分かるだろ? お前がやたらと扱いやすいってのも、まさに見かけ通りだしな。
「やめて下さいよ」
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これは人類のみならず、異星人にも当て嵌まることじゃないか。アサリがまぁまぁ話が通じる連中だとか、クローガンがヤンキーみたいに単純な奴らとか、ハナーやエルコーが人畜無害な連中だとか、バタリアンが鬱陶しい奴らだとか、これまた全部第一印象のまんまだ。
「まぁ言われてみれば、確かに」
それでな、超古代文明人との出会いに胸をときめかせながら、エデンプライムであのプロセアンが納まっていた冷凍睡眠ポッドをパカッと開けて、あいつの顔を初めて拝んだとき、私は真っ先に思ったよ。こいつはハリウッド映画とかじゃ、真っ先に地球を侵略しに来るような奴だと!
「あの、思いきり見た目で酷い先入観を持ってませんか?」
いいや、第一印象ってのは、おおむね正しいもんだ。現にあの悪人面の野郎ときたらなぁ!
「ああ、もう分かりました。長くなりそうなんで、続きはまた明日で」



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2012/04/21 | Comment (2) | Trackback (1) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Mass Effect 3】ダイアナ・アラーズの前線リポート

   ↑  2012/04/15 (日)  カテゴリー: XBOX 360
「地球がリーパーの侵攻で絶望的な状況になる中、果たしてこの戦いに希望的観測は残されているのでしょうか。ノルマンディー号添乗レポーターである、私、ダイアナ・アラーズが、人類と銀河の命運を握る男、シェパード少佐に、今後の展望について色々とお伺いします。少佐、よろしくお願いします」
よろしく、お嬢さん。今日は私のコンドームのサイズ以外は、包み隠さず何でも答えよう。
「少佐が避妊具のサイズを、お答えできないのは、何らかの軍事的機密に関連しているからでしょうか?」
……君は時々、人の冗談をワザと理解しないことがあるな。ジャーナリストとかレポーターの悪い癖だぞ、それは。
「ではさっそくの質問です。地球は元より、トゥーリアンや他種族の母星までもがリーパーの侵略に晒されて、一刻の猶予もない状況にもかかわらず、このノルマンディー号は呑気に宇宙をほっつき歩いて、事態の解決に一向に乗り出していないように思われるのですが、これは一体どういうことでしょうか?」
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……お嬢さん。軍事となると軍事のことしか一切目に入らなくなるのが、ミリオタの悪い癖だが、こういうものは軍事のみならず、政治、経済、外交、あらゆる要素とのバランスの上に成り立っているものだ。傍から見れば、私は宇宙で呑気に油を売っているようなのかもしれんが、私の今の行動は、政治的に、経済的に、外交的に、そしてもちろん軍事的に、すべてのことに於いて重要なことだと考えている。
「少佐の現在までの行動は、すべて意味のあるものだとお考えなのですね?」
そりゃ私だってな、何も好きこのんで、そこらの街角での揉め事の仲裁にまでしゃしゃり出ているわけじゃない。何で私がこう何から何まで一人でやらなきゃならないんだという思いはある。しかし今は、あらゆる手段を講じて、銀河の全勢力を結集することが、この戦いに勝利する唯一の道だとだけ、答えておこう。
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「少佐のお考えは分かりました。では少佐がシタデルに寄港するたびに、真っ先に熱帯魚の買い出しに出向くのも、やはり意味があってのことなのですね?」
………君はあの熱帯魚たちの戦闘資産というものを考えたことはあるのか?
「鯉やウナギにですか?」
君のそのむちむちの体だって戦闘資産に換算されているくらいだ。あの魚たちにだって、もちろん戦闘資産としての価値がある。私が判定するのならば、クラゲが30で鯉が100くらいだな。
「……ちなみに私はどのくらいなのでしょうか?」
君は表面的には5となっているが、私は200くらいの価値があると判断している。これは戦闘艦隊2個分に相当するぞ。
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「それは光栄です。では少佐が公的な軍事予算である連合クレジットを消費して、真っ先に熱帯魚の自動餌やり器を購入したことも、決して公私混同な行為ではないとおっしゃるわけですね」
当たり前だろう! あれがあるのと無いのでは大違いなんだよ。それとも何か? 君が私の代わりに水槽に毎日餌をやりに来てくれるとでも言うのか?
「いくらなんでも、そんなことをする義務は……」
だろ? だから必要設備なんだよ。あ、そう言えば君はトレイナー君と仲が良かったっけな。なんなら彼女に私の部屋に餌やりをしに来るよう言ってもらえないか? 本来、これは彼女の仕事なんだよ。それにあの娘、どことなく私に気があるような雰囲気だし……。
「いえ、少佐、あの、サマンサは実は……」
ん、トレイナーがどうかしたか?
「いえ、何でもありません……」
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……なんか思わせぶりだな。まぁいいか。それと訊かれる前にあらかじめ答えておくが、私がシタデルで連合クレジットを使ってプラモデルを大量購入しているのも、もちろん意味があってのことだぞ。まぁプラモの戦闘資産は、それぞれ5ぐらいと控えめに答えておくがな。
「そうですか。ではいよいよ核心の質問に入りますが、現在このノルマンディー号は、メインミッションやアサインメントをうっちゃって、話をちっとも進行させず宇宙に停滞したままですね? これにも何か意味はおありなんでしょうか?」
それも戦闘資産に関することだ。
「……またですか」
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前作に於いて、私は艦長室で可愛い可愛いスペースハムスターを一匹飼っていた。ところが、この艦が連合に接収されたどさくさに紛れて、そのスペースハムスターがどっかに逃げ出してしまったのだ。ハムちゃんの所在が分からない限り、例えどんなミッションであろうと進行させるわけには行かんだろうが。
「それでクルーを総動員して、艦内でハムスターの大捜索を行っているのですか」
あのな、ハムちゃんがうっかりジェームズあたりの前を横切っちゃったらな、あのゴリラ、「お、これは美味しそうなおやつ」と、ひょいと口の中に放り込みかねないのだぞ。そんな最悪の事態だけは、何としてでも避けなければならん。
「このような任務に駆り出されることを、不本意に感じているクルーも多そうですが」
誰だ、そんなことを言っている野郎は! そういう奴は遠からずクルーデッキの戦没者名簿に名を連ねることになるだろうな!
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「具体的な名前までは、ちょっと……」
言っておくがな、ハムちゃんの戦闘資産としての価値は1000ほどもあるのだ。グラントなら40人分、キラヒー大佐だとしたら50人分だ。トゥーリアン海兵なら10個師団分相当。これがどれだけ重たい数字か、君には理解できるのかね?
「つまりハムスターが見つかり保護されるまでは、ここからテコでも動くつもりはないと?」
その通りだ。これは緊急最優先事項だ。
「こうしてみんなが呑気にハムスター一匹を探している間にも、地球はですね……」
地球と私のハムスターと、どっちが大切か、そんなこと分かりきってるだろうが!
「……失礼いたしました。今日はありがとうございました。以上、ノルマンディー号から、ダイアナ・アラーズがお伝えしました。今夜はこの辺で」



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2012/04/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Mass Effect 3】大銀河の粘着男

   ↑  2012/03/18 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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遅くなりました。出仕するまでに時間がかかって申し訳ありません、アンダーソン提督。
「やっと来たか! いくらなんでも遅いよ! ゲームを起動させてから、ここに来るまでに丸一日だぞ。やれ、顔が決まらないとか何とか、まるでお出かけ前のご婦人みたいな理由で、だらだらと手間取って。一体何をやっていたのかね」
仕方ないでしょう! 文句を言うなら、前作のキャラクターをインポートしたときに出てきた、「キャラクターの容姿情報を読み取れませんでした」って、ふざけたメッセージに言って下さいよ。こっちだって、まさか一からキャラクターフェイスクリエイトをやらされるとは、思ってもいなかったんですから。
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「別にそんなご大層な顔じゃないんだから、適当にちゃちゃっと作ってしまえばいいじゃないか」
そうはおっしゃいますけどね。いくらいいかげんに作ったキャラフェイスだからといって、数年越しの付き合いにもなれば、そりゃ愛着の一つも湧いてきますよ! 仕方ないから、一からキャラを再現しようと試みては、カスタマイズ画面ではそこそこ上手くいっても、いざゲーム内で動いてみると似ても似つかず、また作り直すの繰り返し。おかげでイントロダクションのムービーを何度も何度も観るハメになりました。もう冒頭のあのガキの顔は見飽きたわ!
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「で、それだけ時間をかけて、満足のゆく再現はできたのかね?」
どうやっても目元がおかしいんですよ。極端にぱっちりし過ぎて、まるで整形にしくじった人みたい。イエス、チャクワス・クリニック!
「まぁそれに何とか慣れて貰う他はないな」
まったくBioWareも最後の最後で詰めが甘いときてるんだから。なんかこの言葉は、『Mass Effect 3』の重要なキーワードになりそうな気もしますけどね。
「今から余計なことを言わんでよろしい! それよりも、閑職に追いやられていた君を呼んだのは他でもない。地球は今、リーパーの侵攻を目の前にして大変なことになっているのだ」
やけに唐突な展開ですね。西尾維新でもやりませんよ、そんな風呂敷のたたみ方は。
「だから余計なことを言うなっつってるだろうが! とにかく、まずは君に引き合わせておきたい人物が居る。アシュリー・ウィリアムスのことは、当然覚えているよな?」
もちろんです。彼女のことは、右太ももの付け根にあるホクロから、騎乗位好きなところまで、しっかりと覚えております。まるで骨盤と骨盤を叩き合わせるかのような激しい情事を、彼女とは何度も何度も何度も……。
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「シェパード。お願いだから、そういうことを他人にべらべら喋るのは、止めてもらえるかしら」
アシュリー……。
「会いたくはなかったけど、仕事だから……」
いやいや、そんな心ないことを言うもんじゃない。しかし、しばらく会わないうちに、ずいぶんと垢抜けたな。やっぱりアレだな、私たちはよりを戻すべきなんじゃないだろうか。
「再開していきなりそんな話を切り出されても困るし、今はそれどころじゃないと思うの」
いきなりで困るというのなら、また明日辺りに改めて切り出そうじゃないか。どうだ? 明日の夜、一緒に夕食でも。
「今になってシェパードに復縁を持ち出されても、ホント迷惑なの」
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いやいやいや、そんなことはないだろう。あ、もしかしてあれか。あの全身刺青女のことが気になると言うのならば、あれとはもうきれいさっぱり分かれたから。君と別れた後、新たな刺激が欲しくて付きあってみたはいいが、いざ男と女の関係になったら、あれは案外ありきたりな女だった。見かけ倒しとは、まさにあれのことだな。
「あなたの以前の女のこととか、もう本当にどうでもいいの」
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やぱり私は君じゃなきゃダメなんだよ。君だって私がいない間は、きっと心にぽっかりと穴が空いたような状態だったはずだろ?
「そんなことは全くないから。もう本当に迷惑。お願いだからやめて」
だからそんな思ってもいないことを口に出すなよ。なぁ、お願いだよ、アーちゃん!
「その呼び方はやめて!」
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じゃ、じゃあいきなり昔のようにとは言わないから。とりあえず一晩くらい、こう昔を懐かしんで、あの時のように肌と肌を重ね合わせてだなあ……。
「久しぶりに会って、そんな話しかできないの!?」
だって連絡取ろうにも、君はあれ以来、携帯の番号もメアドも変えちゃってたじゃないか。あれは私を避けたわけじゃないんだろ? おい、どうなんだ!?
「いいかげんにしないと、警察呼ぶわよ!」
おう、呼べるものなら呼んでみろ! 言っておくがな、C-Secのベイリーは私の知り合いだぞ!
「……もうあなたには、つくづく失望させられたわ」
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いや、すまん。ちょっと言い過ぎた。じゃあ、せめて、せめてミクシィのマイミク承認だけでもしておいてくれないか。
「申し訳ありませんが、マイミク承認は知り合い限定にさせてもらってます」
私は知り合いじゃないってのか!
「どうせ人のミクシィ日記にまで、長々とレスをつけてしつこく粘着するつもりでしょうから」
レスをつけるくらい、何が悪いんだよ!
「……あのー、二人とも済まないが、今はリーパーの襲撃を受けている最中で、よりを戻す戻さないの話を長々とやっている暇はないんだが」
あんたは関係ねえだろ! すっこんでろよ、おっさん! あ、おい、アシュリー、どこへ行く!? まだこっちの話は終わってないぞ! ちょっと待てったら! おい、放せ、おっさん! アシュリーーーー! 俺は諦めないからなーーーっ!



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2012/03/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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