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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Pinball FX3】Universal Classics Pinball

   ↑  2021/07/08 (木)  カテゴリー: XBOX ONE
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プロアマ、映像画像を問わず、人はどうしても海というものはつい美しく撮ってしまいたくなるものだ。
しかし現実の海は決してインスタ映えするような風景ばかりではない。むしろそうじゃないものの方が多かったりする。
1975年の映画「ジョーズ」は言わずとしれた大傑作だが、あの作品でスピルバーグが凄かったのは海を美化して撮らなかったことだ。
濁った水、むせ返りそうな潮の匂い、殺風景な漁具、華のないおっさんたち。そんなちっとも見栄えの良くない諸々を敷き詰めて、スピルバーグは生々しくも無慈悲な海の現実を観客に突きつけた。
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アミューズメント施設に置かれることが前提なピンボールは、基本的にけばけばしいビジュアルを求められる。
そうじゃないのが許されるのは、それがビデオゲームの中のピンボールである場合だ。
『Pinball FX3』のアドオン『Universal Classics Pinball』は、ユニバーサル映画の名作「E.T.」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」そして「ジョーズ」の三作品をモチーフにした台を収録した、言わばピンボール版USJ。
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その中でも特異な輝きを放っているのは「ジョーズ」。
比較的オーソドックスな他の二つのデザインに対して、「ジョーズ」台のそれは殺風景もいいところだ。
薄汚れた甲板に鉄の檻、ブイに簡素なレーダー、そして船首で睨みをきかすクイント船長。
そこにはピンボール台の綺羅びやかさはほとんどない。そして「ジョーズ」という映画の本質を捉えたら、この無粋さは極めて正しいビジュアルデザインと言えるかもしれない。
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『Pinball FX3』の他のキャラクター版権台のように、ムービングフィギュア化されたホオジロザメがフィールドを大暴れするような内容にすることも充分あり得ただろうが、この台はその辺もしっかり抑制されている。
ゲーム中の大半を占めるのは、時折背びれを覗かせる以外は姿を見せないサメを待つひたすら不穏なひととき。
そして静かささえ漂わせるこの物々しい時間とクイント船長の名セリフの数々を、実に絶妙にピンボールのイベントに落とし込んでいるのだ。
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夜間モードや台が不安定に傾いてボールの軌道を狂わせる船揺れモードなど、ビデオピンボールならではのイベントの数々もプレイの単調さを防ぐいいアクセントとなっている。
そしてこのブルータルなフィールドデザインやイベントがあるからこそ、盤面の一番奥に輝く水平線に没する夕日の美しさがより一層映えるのだ。
『Universal Classics』の中でも抜きん出ているのは、やはりこのピンボールらしからぬ殺風景さを前面に押し出した「ジョーズ」台だと思う。

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2021/07/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pinup Ball - Sexy Strip Pinball】ピンナップボール

   ↑  2021/05/27 (木)  カテゴリー: PCゲーム
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熱心なマニアというほどではないんですが、ピンボールは私にとって小さな頃から慣れ親しんだ大好きなエレメカです。
初めて訪れるゲーセンを見渡して、まず真っ先に探すのはピンボール台の姿。それが無ければそのままそそくさと店を出てしまうこともありました。
最近ではゲームセンター自体の数が激減している上に、さらにピンボールなんてマニアックなモノを置いてあるところは稀になってしまいました。
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その一方で盛んなのはビデオゲームのピンボール。
『Pinball Arcade』や『Pinball FX3』のように実機を再現したタイプからオリジナルまで、多種多様なピンボールゲームがSteamや各種ゲームハードを賑わせています。
そのデキはピンからキリまでありますし、何より実機の楽しさには到底敵うものではないのですが、やはりピンボール好きとしては、この手のゲームが目につくとついつい無条件で手に入れてしまうもんですよね、ハハハ。
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なんてこと言ってると「てめえはエロを目当てにこれを買ったくせに、なにもっともらしく言い募っていやがんだコノヤロウ!」なんてツッコミがばんばん入ってくるような気がするんですけど、いや、まあ聞けよ!
いくらオレだって、こんな土産物のトランプレベルのエロ単体だけにカネを投じるほど極楽トンボじゃないって!
そこにピンボールの合わせ一本があったから購入したわけで。だからホントだって、おい!
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ってなワケで『Pinup Ball - Sexy Strip Pinball』。
ほとんどダジャレなタイトルも相当なもんですけど、副題のセクシーストリップピンボールってのも、まぁド直球で男らしいというか、ひねりもなんにもないというか。
エロピンボールと言えば、物好きなことに国内版パッケージも発売された『ルーラのセクシーピンボール』なんてのがあったりしましたが、あれは基本的に実機ピンボール台のテイストをベースにしたゲーム。
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対して本作のフィールドデザインは、女性の一枚絵が真ん中にばーんと表示されて、バンパーやレーンが申し訳程度に配置されているだけのミニマルなデザイン。
こんな殺風景な台が果たして遊戯として成立するんだろうかと心配するところですが、しかしこの『Pinup Ball』の役物は女の子の一枚絵の方に集約されているのでした。
ブラジャーの肩紐やスカートのジッパー付近に近づくと、ばしーんと跳ね返って反応するボール。
同じ箇所に何度もボールを当てれば、紐やらボタンやらが次第に緩んで最後には邪魔っけな布切れがはらりと舞い落ちてきます。
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複雑な役やイベントのシステムが初見で分かりづらいのはピンボールの大きなウィークポイントですが、『Pinup Ball』はその点が非常に明快です。どこを狙うか迷うことがありません。
そうと分かれば研鑽したピンボールスキルを駆使して、お姉ちゃんたちを脱がして脱がして脱がしまくって……、なんてエロい皮算用をあっさり打ち砕くのはあまりにもいい加減なボールの挙動。
球の転がり方とか反発係数とかもうすべてがおかしい。落ちてくる球にフリッパーが力負けするピンボールゲームなんてオレ初めて見たよ!
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とにかくまともに球を打ち返すことすらままならず、ピンボールとしてまったく成立していない始末。
ブラのホックだとかバスタオルだとかを狙うどころの話じゃない。
それでも頑張って一枚二枚脱がせたところで大したエロが待っているわけでもなく、もっとマジメにピンボール作れよ!と抗議しようにも、「元々マジメなピンボールじゃねえだろ!」と言い返されたらそれまでで、とりあえず今は「もう二度とSteamでエロゲーは買わねえぞ!」と守れもしない誓いをたてるしかないのでした。

*関連記事
【ルーラのセクシーピンボール】ドイツ産エロピンボールゲーム

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2021/05/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Demon's Tilt】21世紀の魔改造ピンボール

   ↑  2021/03/13 (土)  カテゴリー: XBOX
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ピンボールのビデオゲームというのも、よくよく考えれば奇妙なもので、それは基本的にエレメカ遊技機のシミュレータとして存在している。
近年の『Pinball Arcade』や『Pinball FX』はもちろんのこと、それこそファミコンの昔から、90年代のKazeやリトルウイングの諸作に至るまで、ピンボールビデオゲームは、ビジュアルから挙動、プレイフィールまで、いかに実際のピンボール台に近づけられるかに労力を注いできた。
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しかしそうした実機の模倣とは違う、ビデオゲームとしてオリジナルなピンボールへの進化の方向性もあったわけで、その代表的な存在がPCエンジンやメガドライブで展開したナグザットピンボールだ。
『エイリアンクラッシュ』『デビルクラッシュ』そしてス『邪鬼破壊(ジャキクラッシュ)』。
8bit機と16bit機を舞台にしたこれらのシリーズは、有機体風のフィールドデザインを闊歩するなまめかしくもグロテスクなクリーチャー。スクロールする画面にシューティングゲーム的な要素と、エレメカをルーツとしながらも、そこから独自の進化を遂げた新しいピンボールゲーム像を提示した。
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だがこれらはテクノロジーの進化と共にますます実機に近づくピンボールビデオゲームの潮流においては、あくまで傍流に留まってしまう。
そんなナグザットピンボールが21世紀も4分の1を過ぎた今、唐突に蘇った。
とは言っても直接の流れを汲むわけではない。L.A.のディベロッパーがナグザットピンからインスパイアを受けて送り出したオリジナル新作。
されどその質感やプレイフィールはいにしえの『エイリアンクラッシュ』や『デビルクラッシュ』そのものである。
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『Demon's Tilt』は多段式のピンボールゲーム。
3つのフィールドが縦に細長く連なった、実機では構築不可能なスタイルとなっている。
真ん中のフィールドに鎮座するのは無表情でどことなく人造物めいている女性の顔面。
これも『デビルクラッシュ』を彷彿とさせるフィーチャーだが、実機ピンボールの名作『Pin-Bot』や『Xenon』のテイストも入っているのかもしれない。
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このおどろおどろしさ満点のフィールドにボールを打ち出せば、そこで展開するのはド派手極まりないフィーチャーの数々。
フィールドを蠢く魑魅魍魎たち。派手に放たれる色とりどりな弾幕の数々。グロテスクなボスクリーチャー。時として生きているかのようなトリッキーな動きをするボール。
盤面が静かな凪を見せることなどまったく無い。ボールが生きている限り、これらの目の眩むようなイベントのいずれかが、フィールド内に常に瞬いている。
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時として目的を忘れてしまいそうな賑やかさだが案ずることはない。画面の右には今狙うべきターゲットが親切に表示されている。
そして台を揺さぶってボールの軌道を変えるナッジ。
実機なピンボールではイレギュラーだが、この『Demon's Tilt』では推奨された必須のテクニック。そしてナッジによる軌道の変化も、実際のピンボールとはちょっと違うオリジナルの挙動になっている。
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ゲームを彩るゴス調の音楽は、これまたご丁寧なことに16bit機のサウンドを模したもの。
こうした細部に至るまでナグザットピンボールへの偏愛がひしひしと伝わってくる、そしてそうした思い入れを見事にオリジナル作品に昇華した21世紀の突然変異体ピンボールビデオゲーム。
ナグザットピンボールもそうであったけど、本作の何よりも素晴らしいところは、大胆な味付けやアレンジを施しながらも、ピンボール本来の楽しさや醍醐味を疎かにしていないところだ。

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2021/03/13 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pinball FX3】Williams Pinball: Volume6

   ↑  2021/03/12 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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オレのもっとも思い入れのあるピンボール台トップ3はDate Eastの『The Phantom of the Opera』、そしてWilliamsの『Space Shutlle』と『Fun House』。
いずれも馴染みのあるゲーセンで長く稼働していてさんざんプレイしまくったのがその理由だ。
だからこの3台の思い出は、いずれも置かれていたゲーセンの記憶とセットになっている。
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『Fun House』が鎮座していたのは、今ではもうほぼ絶滅してしまった駅前50円ゲーセン。
ぶっちゃけやる気のない店で、だからこそどうでもいいピンボールなんかは、入れ換える手間も面倒臭くて長いことそのままだったのだろう。
その代わり状態はヒドいもんで、メンテナンスなんかろくにしてないもんだからプランジャーは常にへなへな。
末期にはひときわ目立つトーキングヘッドの外装が剥がれて中が剥き出しになってしまい、もうホラー映画のディストピア遊園地のような有り様だった。
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アミューズメントとしては明らかに失格な光景も、この台の怪しげな場末のカーニバルというコンセプトに妙に似合っていて、ピンボールマニアなら激昂して店員を怒鳴りつけそうな状態の台を、オレは飽きもせずそのままだらだらと遊び続けていた。
そんなちょっとねじくれたプレイ遍歴しかない台だが、表情豊かに喋りまくる腹話術トーキングヘッドのフィーチャーが馬鹿馬鹿しくも最高で、何よりオープン時と深夜で趣きをがらりと変える怪しいカーニバルの雰囲気がピンボールに見事にシンクロした、1万台超のヒットを記録した文句無しの名作台である。
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『Pinball FX3』のアドオン『Williams Pinball Volume 6』に『Fun House』と並んで収録されているのは『Dr. Dude and His Excellent X-Ray』と『Space Station』の二本。
つい最近まで高田馬場ミカドで実機が稼働していいたVallyブランドの『Dr. Dude』は、気弱なナードが胡散臭い科学の力でイカれたギークに変身し、ジョックスに反撃するコミカルなストーリー仕立てで、コミック調の賑やかさが小気味良い好台。
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このアドオンでは一番古い作品である『Space Station』は、オレの心のピンボールのひとつにして言わずと知れた大傑作『Space Shuttle』の続編的存在。
構成にイマイチ面白みが感じられないところもあるけれど、サウンドや盤面エフェクトには際立つ一面も感じさせる。
何よりマルチボール時に台がほのかな緑の光に包まれる演出にはとても美しい。
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3年前の『Pinball Arcade』からの権利以降以来、6パックを数えてきた『Williams Pinball』アドオンだが、気になるのは最近リリースの間隔が開いてきたことだ。
『Space Shuttle』や『Pin-Bot』『Black Knight』など、ラインナップ入りしていない名作台はまだまだあるのだが、どうもZen Stuidiosは90年代以前のゲーム性が地味なクラシックピンボールに対して消極的なとこも伺えるので、このままちゃんとリリース続けてくれるのかちょっぴり心配だったりするんだよね。

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2021/03/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pinball FX3】Williams Pinball: Volume4

   ↑  2019/06/04 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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勾配がついた進入口からハイウェイインターチェンジのようにフィールド内に設置されたランプレーン。
とりあえずピンボールという遊戯の快感をわかりやすく得たいのならば、まずはここを目標にして狙いすました球がレーンの中をハイスピードで駆け回る手応えを感じるといい。
ピンボールの歴史と共にこのランプレーンも進化を重ね、様々な凝ったデザインがお目見えしてきた。
『Pinball FX3』の最新アドオン、WilliamsとBally社の実在台を収録した『Williams Pinball: Volume 4』は、このランプレーンの楽しさに針を振ったテーブルが中心。
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Williamsカーニバルシリーズの一角『Hurricane』は、フリッパーの上部で大きくカーブして一回転するワイルドなランプレーンが特徴。
カーニバルのローラーコースターを模したこのレーンを、連続でボールをぐるんぐるんと走らせる明快な楽しさが大きなパーソナリティだ。
回るのはランプレーンだけじゃない。
スピード感溢れるローラーコースターとは対象的に、のんびりコトコトとボールを運ぶ二連観覧車に、デジタルパネルのボーナスモードもルーレット仕様。
カーニバルがテーマのピンボール台はビデオピンボールを含めて多々あるが、その中でも完成度の高い一作。
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『Hurricane』がローラーコースターなら、こちらはゴムボートでの急流下り。
日本のゲーセンでもかなりお馴染みの存在だった『White Water』も、やはりスピード感抜群のランプレーンが光る一台。
ピンボールはその箱庭の中に、まるで日本庭園のような見立ての美学が存在していたりする。
この『White Water』の場合は、うねうねと蛇行する透明のランプレーン。それは渓谷を貫く水の冷たい急流のメタファーだ。
ラフティングのスピード感に比例して難度はかなりシビアだったような思い出のある台だが、このビデオゲーム版でもそれは健在。
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ラストの一台『Red & Ted's Road Show』は、前の二台と違って凝ったランプレーンとは無縁のテーブル。
その代わりに目を惹くのは、フィールド上段に鎮座する二体のトーキング・ヘッド。
よく喋りまくる首人形と言えば、やはりWilliamsの名作台『FunHouse』が即座に思い浮かぶが、これはその後継台にして首倍増モード。
『FunHouse』の首はからくり人形だったが、『Red & Ted's Road Show』のそれはレッドとテッド、謎のブルーカラー二人組。
ブルドーザーを駆り、コンストラクションの大義の下にアメリカ大陸を横断してディストラクションの限りを尽くす、アナーキーでユニークなテーマの台。
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特筆すべきは女現場責任者レッドのキャラクターボイス。
これを担当しているのはカントリーシンガーのカーリン・カーター。母はジョニー・キャッシュの愛妻ジューン・カーターという血統にして(ジョニーとの血縁関係はなし)、一時はニック・ロウの奥さんでもあった、音楽マニアにとってはなかなかフックの効いた人物。
台のテーマであるブルーカラーテイストを一層高める堂の入った「ヒーホウ!」の雄叫びに、マルチボール時には彼女のヒット曲"Every Little Sing"。
ビデオゲーム版ではオリジナル実機台の音楽が差し替えられるケースも多々あるけれど、本作の場合はしっかり彼女の肉声ボーカルがフィーチャーされている。

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2019/06/04 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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