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- 【BATTLEBORN】さよならバトルボーン [2020/12/29]
- 【BATTLEBORN】ベアトリクスとオレンディ [2018/05/25]
- 【BATTLEBORN】モンタナとクリース [2018/03/24]
- 【BATTLEBORN】ガリレアとカルダリアス [2018/03/01]
- 【BATTLEBORN】キッドウルトラは簡雍 [2018/02/09]
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2020年も残すところあと数日になって、商業個人問わずあちこちのサイトでGOTY的な記事が盛んだが、個人的に総括するとやっぱり2020年を代表するゲームは『バトルボーン』ですね。
なんてことを言うとあちこちから「なにワケの分からねえこと言ってんだ!」「4年も昔のゲームじゃねえか!」「お前まだやっていたのか!」なんて声が飛んできそうな気もするが、シャッチュアマウス! 4年前からずっと継続してやってりゃ充分今年のゲームなんだよ!

『バトルボーン』は『Borderlands』でお馴染みGearbox社が放ったMOBAとFPSを折衷したマルチプレイシューター。
なんかしたり顔で「同時期に出た『オーバーウォッチ』の影に埋もれちゃいましたね」なんてのたまう奴も出てきそうだが、シャッチュアファッキンマウス! お前の間抜けな目だと埋もれてるように見えるだけなんだよ!
その二つは似ているようでまったく異なるゲーム。
スポーツライクなシューターに近い『オーバーウォッチ』に対して、『バトルボーン』はよりMOBAの要素を強めた戦略的な展開を妙とする。
シチュエーションやキャラ特性を熟知すればするほど深みを増してゆく、スルメのように奥深いゲームなのだ。

この4年間もっとも時間を割いてプレイしていたゲームは、他でもない『バトルボーン』だった。
このゲームのメインである侵入モードの1回のプレイ時間は30分。決してサクサク回せるようなボリュームではない。
しかしマルチプレイゲームとしては明らかに長尺な30分は、常に様々なドラマに満ち溢れた濃厚なひとときであった。

個性豊かな30のキャラのうちから1人を選択し、敵陣めがけて推し進むミニオンと呼ばれるBOTキャラの群れを自軍のプレイヤーと共に援護する。
この主目的を忘れてしまったがために、相手チームをばしばし殺しまくっているにも関わらず押し負けるチームを何度見てきたことか。

しかし何よりも『バトルボーン』の最大の魅力は、『Borderlands』で培われたGearboxのセンスがふんだんに盛り込まれた、一筋縄ではいかないキャラクターだ。
"ヒーローシューター"という名乗りのくせして、およそステロタイプなヒーロー像とは真逆な30人のバッドアスたち。
それぞれに立ち過ぎたパーソナリティは個々の戦術特性、ひいてはゲーム性に繋がっていて、全キャラまんべんなく遊びこみたいと思わせてくれた。

何より出撃するキャラクターごとに、マッチの面白さのポイントはがらりと変わってくる。
カルダリアスで出撃したときとクリースで出撃したとき、例え同じマップでも目に入る戦場の風景は大きく違って見えたものだった。
ああ、もうオレはあの30人のバッドアスたちが全員愛おしくて堪らない。
戦場でいかにバッドアスのパーソナリティに準じた立ち回りや振る舞いをするかは、このゲームにおける大きな命題であった。

"プロレスバカ"エル・ドラゴンで出撃したときは、敵の群れの中にラリアットで突っ込む無謀にあえて走り、"高火力のキチ●イ"な厄ネタキャラ、オレンディではエキセントリックな行動を心がけた。
"クソ鳥"ことベネディクトでは、あの心底ムカつく挑発アクションを、いかにここぞというタイミングで出すかに腐心したし、戦いの最前線で常に盾を手にどっしりと居座っていたのはボールダーだ。
トビー、アラーニ、ソーン、キッド・ウルトラ、フィービー、ISIC、モンタナ、マルキ、レイナ、アティカス、ペンドルス、デアンド、ガレリア、ミコ、ベアトリクス、アーネスト、ガルト、ウィスキー、ラース、ケルビン、シェイン&オーロックス、メルカ、オスカー・マイク、それぞれのキャラクターの魅力と戦場での思い出を語っていたら、もうキリがない。

このまま30人のキャラを全員レベルカンストまで遊び込んだら、オレの中で『バトルボーン』は終わってしまうのではないか。
そんな不安に駆られることもあったが、さすがに全キャラカンストは遥か遠い話だった。
その代わりに終わりは別の形でやって来た。
Gearboxが『バトルボーン』のサーバー完全終了をアナウンスしたのは、去年の年末あたりであっただろうか。

サーバーが閉じればオフラインでもこのゲームは一切遊べなくなる。その時『バトルボーン』は完全に終わりを迎える。
最後の時までの猶予は約1年。2021年の1月25日がその最終期限だ。
様々なオンラインゲームが誕生してはあっという間に終わりを迎える昨今のペースからしたら、『バトルボーン』の4年という月日は充分すぎるくらいの時間だったかもしれない。
そして最後に1年というたっぷりとした猶予を与えてくれたことは、Gearboxに大いに感謝すべきだろう。

この1年、悔いが残らないようにたっぷりとプレイできた。もちろん一抹の寂しさはあるが、ここまで遊びきったと言い切れるゲームはそうそう他にはない。
ありがとうGearbox、そしてありがとう愛しいバッドアスたち。終わりの日まで1ヶ月を切ってしまったが、ギリギリまでとことん遊び倒してやるぜ。
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2020/12/29 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
なにかとアレな人材ばかりな『バトルボーン』女性陣の中でも、イカレ度において一、二を争うバッドアスといえば、ベアトリクスとオレンディで異論はないだろう。
メンヘラ、ゴスパンク、いろんな形容詞が思いつくが、二人のなりをダイレクトに現していると個人的に思っているのが、ふた昔前に流行った"プッツン"というワードだ。
共に90年代前半の高円寺が似合いそうな両名だが、バトルボーンとしての資質は、やはり大きく違う。

ベアトリクスは巨大な注射器を武器にする病み系少女。
見るからに打たれ弱そうな外見だし、まあ実際に打たれ弱いのだが、その脆さに反して継続生存率は意外と高い。
その秘密は前線から離れた中長距離のポジションを常に維持できること。
注射器はそこそこの射程とズームスコープ、さらには適度な連射力を備えている。
そしてベアトリクスならではの特殊能力が、通常攻撃で相手に各種カース効果を与える疾病感染スキル。
ウイルスを前衛に守られた地点からスナイピングでばら撒いているのだから、まぁとんだバイオテロ娘である。

こっちが最前線で敵バトルボーンやミニオンの群れたちと大立ち回りを演じているときに、チクッチクッチクッと、ささやかながらも実に嫌らしいダメージを与えてくる輩がいる。
「誰だこのヤロウ」と彼方を見てみれば、注射器を抱えたこの娘が「ウケケケケ」と、これまた嫌らしいニヤニヤ笑いを浮かべていやがる。
「ビョーキ女、そこ動くんじゃねえ!」と向かっても、ニヤニヤ笑いはそのままにとっとと後方に姿をくらまし、ほとぼりが覚めたら戻ってきて、またチクッチクッチクッ。
マルキのような純スナイパー型と違って本質はサポーターだから、通常武器をただ撃ってるだけでも前線への貢献度がハンパでないし、安全な位置からのレベルアップスピードも早い。
声優に例えると小林ゆう、タレントに例えると石原真理子のようなタイプ。
自軍に石原真理子がいるというのも、あまりゾッとしない話だが、立ち回りを心得ているプレイヤーが動かすベアトリクスは、味方だとそうとう心強いのも確かだ。

同じプッツンでもベアトリクスがビョーキ系ならば、オレンディは完全なアレ系。
超瞬間高火力紙装甲の前線要員という後先をまるで考えないパーソナリティからも、そのアレっぷりが充分に伺えると思う。
オレンディの肝はなんたってスキル、スキル、スキル。
爆発的な破壊力を持つ範囲攻撃を任意の場所に発動させられ、またこのスキルの回転率がとんでもなく早い。
スキルダメージ、スキルクールダウンのギアをくまなく発動し、前線を駆け回りながらのべつ幕なしにどっかんどっかん火柱を上げまくるのが、このキャラの真骨頂だ。"混沌をばら撒く魔女"の異名はダテではない。

おかげで敵味方双方にオレンディがいるときなんかは、前線の状況を把握するのも一苦労だ。
ベアトリクスが「ウケケケケ」ならば、オレンディは「ウキャキャキャキャ」。自分が死んだときですら、この高笑いを残して消滅していくもんだから始末に悪い。
声優に例えるなら金田朋子。タレントに例えると平野レミのようなキャラクターといえば、オレンディの味方にいても嫌になる鬱陶しさが伝わるんじゃないだろうか。
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2018/05/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
固太り系のゴツい巨体に見合わぬちっちゃなちっちゃな頭。
『Borderlands 2』にはゴリアスという、その系統のやたらタフな敵キャラが出てきたが、モンタナはそれの『バトルボーン』版。もしくは首がふにゃふにゃと伸びないタイプだ。
キャラクターの能力に調整がひんぱんに入るのは、対戦マルチプレイメインなゲームの常だが、その中にあってこのミニガンを抱えたデカブツは、一貫した強さを誇っている。
豊富なHP、高い耐久力、威力抜群のミニガン、懐に入り込んでくる近接キャラを突き放してスタンさせるショルダータックル。
バッドアス随一のキルメーカー。オレなんかは単独行動の最中にこいつの姿を見かけたら、即座に回れ右するくらいだ。

そんな戦場では頼もしい巨漢だが、『バトルボーン』は基本的に日常生活では間違ってもつきあいたくないような人格破綻者しか出てこないゲーム。
粗野で無教養でおしゃべりで大法螺吹きでおまけにスモーカーでなおかつおっさん。新幹線の隣なんかには絶対座ってほしくないタイプだ。
ふた昔前の日本では、この手の人間ばっかをまとめて観光バスや飛行機に詰め込んで、国内外に送り出していた。なんとも恐ろしい時代があったもんである。
「もんたなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
戦場のどこかから、そんな品格や知性のかけらもない叫び声が響くたびに、オレはなぜか「農協」という単語を連想するのであった。

モンタナはビギナーでもばしばしキルがとれまくる、確かに文句なしのタイマン最強キャラだ。
しかし『バトルボーン』というゲームにおいて、最強の称号がふさわしいキャラかというと、全然そんなことはない。
オーソドックスなコンクエストである占領モードを別にすれば、『バトルボーン』の基本は波状で出撃するBOTキャラ、ミニオンの群れを敵陣まで到達させるお膳立て。
自分のみならず、味方のバトルボーンにミニオンたち、そして敵味方の構造物に対する気配り気遣いが勝負を分けるといっても過言ではない。
そしてその気配り能力に抜きん出ているバッドアス。それがバトルチェアと称する介護椅子に腰掛けた偏屈老人、クリースである。

クリースの最大の能力は、味方にとっては支援ベース、敵にとってはバリケードの役割を果たすエネルギーリフトの設置。
これのあるところ、ミニオンを含めた味方のシールドは直ちに回復し、そして敵はこれを乗り越えようとするとシールドをガリガリ削られる。
エネルギーリフトの何よりもスゴい所は、2つ3つと設置してそれを連結させれば、その効果が大幅に向上することだ。
つまり前線に簡易要塞を建設できるようなもん。段階的に戦線を押し上げるのが肝な、『バトルボーン』の侵入モードでは、コレ以上はないくらい有効な能力である。

そして決定力には欠けるものの安定した火力。ふわふわした二段ジャンプを駆使できる意外な機動力。範囲攻撃力のあるアルティメットスキルと、基本ステータスも充実している。
丸みを帯びて的になりやすい、というか的そのものなフォルムは数少ない欠点だが、エネルギーリフトを設置したその数歩後ろが定位置なことを考えれば、それほど致命的ではないだろう。
ストーリモードでは、『Borderlands』ではマーカスが務めた語り部的な役割をも任されている、なにげに重要キャラ。
バッドアスの常であまりつきあいやすいタイプではないが、まぁ「こういう面倒なジジイってよくいるよね」と思えば、そんな気になることもないだろう。つくづく要介護なジジイは得である。
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2018/03/24 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
ガリレアは甲冑をまとった盾持ち剣士のお姉さん。一言で言うとクソ強い。
当初の反則じみた性能は、その後の調整によりだいぶ抑えられたようだが、それでも充分すぎるくらい使えるキャラだ。
盾持ちだからして当然硬い上に、武器の振りもそこそこ速い。
まあ当然のごとく遠距離戦は無力だが、ある程度の距離なら盾投げのスキルで補える。
そう、相手を確実にスタンさせられる盾投げこそが、ガリレアさんの真骨頂だ。
こちらの遠距離射撃を盾で弾き返し、ずんずん近づきながら咄嗟の盾投げ。
タイマンスキルの決め手に欠けるキャラで出撃したときに、何度となく喰らった即死パターンだ。

同じ盾持ちでもボールダーの場合はそれほどでもないのだが、彼女の場合はなまじ足が遅いからか、ターミネーター的な手の施しようのない威圧感を与えてくる。
サポートキャラ好きなオレは、いつもこのお姉さんの姿を前線で見かけるたびに、「こりゃかなわん」とワンパンすら入れることなくトンズラを決めることにしている。
だけど同じ強キャラでもモンタナほど腹が立たないのは、いつも甲冑の裏で「げっほげっほぐえっほ」と咳き込んでいる"実は病弱"設定があるからだろうか。

なんとなく沖田総司的なイメージが被るが、まあこれは労咳なんかじゃなく不死の呪いだかなんだかを受けてるから。
こうなると体が強いんだか弱いんだか分からなくなってくるが、なにもかも開き直り弾けちゃってる系が多いバトルボーン女子キャラの中では、唯一といっていい不幸を背負い込んじゃったタイプ。
左手に大盾、右手に大剣という、いかにもしんどそうなカッコで戦場をふらつくこの人の姿に、オレはついつい藤圭子の怨歌を重ねてしまうのだ。

カルダリアスは発射速度の高いエネルギー弾と近接攻撃用のソードを兼ね備えたメカ系キャラ。一言で言うとクソ弱い。
永野護がデザインしたモビルスーツっぽくもあるが、もっとも分かりやすい元ネタは『電脳戦機バーチャロン』だ。
スペシャルスキンにはまんまバーチャロンなカラーリングもあったりする。
元ネタのように高機動で動き回りエネルギー弾を集中的に叩き込んでソードでトドメという立ち回りが理想だが、一撃離脱を旨とするわりには火力が低め、打たれ弱い上にスキルもイマイチで、結果として戦場の賑やかしで終わってしまう、とんだ見掛け倒し野郎である。
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2018/03/01 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
LLCのロボダッチもどき。
打たれ弱い。メイン武器は決定力と確実性に欠ける。サポート能力も他のバトルボーンに比べると中途半端。
間違っても前線の主力になり得るキャラではないが、時々ピンポイントで妙に役に立ったりすることがある。三國志に例えると簡雍みたいな奴だ。

こいつの最大の特徴は、イケイケになると周囲の味方にボーナスを無条件で与える能力。
ミニオン軍団が調子ぶっこいたこいつを背後に従えていれば、敵セントリーのシールドだってガリガリと削れていく。
そうやって周りを煽っておいて、当人は一歩後ろからメイン武器のロケットをアバウトに連射。
味方が上げ潮のときほど大きな顔をしだす、とことん調子のいいヤロウである。

このムードメーカーが一歩後ろにいて、その甲高い声で騒いでいるうちは味方は盤石だ。
逆にこいつが前線から姿をくらましているときは気をつけたほうがいい。
脆いキャラだけあって、慣れたキッドウルトラ使いほど前線を見限って自分だけさっさと逃げ出す判断が早い。
こいつのアルティメットスキルである変形ホバーモードは、危機に陥った前線に救急車よろしく駆けつけるのが建前だが、その実はヤバくなったときの逃走用に他ならない。
そしてキッドウルトラがいつの間にかいなくなっていることに味方が気づくのは、前線崩壊数秒前のタイミングだ。

その無駄飯食いっぷりで味方にいると妙に癇に障るキッドウルトラだが、自分がこれをチョイスしていざ出撃してみると、どれをとっても中途半端な能力故に、変な役目意識を持つことなく気楽に立ち回れたりする。
自軍が強い時はこっちも便乗してそれなりに強い。自軍が弱いときは傍観を決め込む。キーワードは常に気負わず。味方の怒りは分厚い面の皮で受け流す。
「まぁみんな命とられるわけじゃなし、ゆるゆる行きましょうや」
そんな軽口のひとつもついつい出そうになる。居場所は確保するが責任はない。ゲーム内においても現実においても、簡雍的な立場が一番の理想じゃないかということを教えてくれるキャラクターだ。
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2018/02/09 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |