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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【稲川淳二の真夜中のタクシー】タクシー運転手の受難

   ↑  2021/06/16 (水)  カテゴリー: PS1
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深夜のタクシーにとって流しの客は非常にありがたい存在だ。よほど雰囲気が妙じゃない限り、それを拒む理由などない。
ましてや相手はテレビで勝手知ったる有名タレント。物腰もいたって普通だし横柄なところもない。
だが、「いやあ、観てましたよ、モルモットおじさん」と、話を振ろうとしたのを遮るかのように、一対一の密室で突然怪談語りが始まるとなっては話は別だ。
こっちはおカネを戴く身。それなのに向こうの方から、わざわざサービスをしていただく必要も謂れもない。
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そんな戸惑いなどまるで関知しないかのように、例のテンションで怪談をひと語りしてタクシーを降りてゆく稲川淳二。
しかしこれはこの不幸なタクシー運転手に降りかかった災難の、ほんの幕開けにすぎなかったのだった。
次に乗せたのは健康そうなスポーツマンタイプのサラリーマン。
稲川淳二が車内に残していった陰鬱なムードを振り払うかのように、客の趣味だというダイビングの話題で盛り上がっていたのも束の間、客は突然表情を硬くすると、
「そう言えばこの前、湖にダイビングに行ったとき、ちょっと奇妙な出来事があってね……」
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それからはもう乗せる客乗せる客みんな揃って、創作だか実体験だか、とにかく隙あらば怪談を一席披露しては降りてゆくの繰り返し。
いくら客と会話の相手をするのも仕事の内とはいえ、100%怪談ばっかりだったら、さすがに堪ったもんではない。
そしてこの傍迷惑な夜の営業は、一晩だけでは収まらず連日連夜に渡って続くのである。
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いくら一方的に怪談を聞かされる身とは言え、運転手にも選択権らしきものはある。
暗い夜道で手を上げている客を拾うか拾わないかは、運転手の胸先三寸次第。これによって語られる怪談が分岐するシステムだ。
もっともそんな乗車拒否を繰り返していれば、そのうちタクシー運転手にとっては怪談なんかより遙かに怖い、東京タクシーセンターからの訓告が来てしまうような気もするが。
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しかし陰鬱な怪談でも、披露するのは稲川淳二以外は怪談筋は素人と言っていい役者たち。
ぶっちゃけ訓練を受けた役者さんの聞き取りやすく明瞭な語り口ほど、本来は怪談にまったく向いてないものも他にはない。
そんなちっとも怖くない怪談のローテーションにうんざりしているときは、夜道で再び手を上げている稲川淳二の顔を見ると、「やっと真っ当な怪談が聞ける」と、なぜか逆にホッとしたりするのであった。
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当事者意識をまるで持てないまま、ただだらだら怪談を聞かされるだけだった前作『稲川淳二 恐怖の屋敷』から一転、深夜の密室というシチュエーションと基本的に仕事だから逃れられない消極的拘束理由で、怪談語りの迷惑さと鬱陶しさを一段と際立たせた"PSで稲川"シリーズの第二弾。
タクシー運転手の厄災は強盗やタチの悪い酔客ばかりにあらず。望んでもいない怪談の押し売りも充分に災難なのであった。

*関連記事
【稲川淳二 恐怖の屋敷】「PSで稲川」の不条理

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2021/06/16 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【モーショングラビアシリーズ 根本はるみ】唯一無二の映像美

   ↑  2021/03/05 (金)  カテゴリー: PS2
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往年の国民機PS2が昨日でちょうど発売21周年を迎えたとかで、Twitterのプレイステーション公式アカウントが 「#忘れられないPS2タイトル 」なんてタグを提唱していました。
それにいっちょ乗ってやろうかと思い、とりあえず今一番大切に保管してあるPS2ソフトはなんだろうなと棚を覗いてみたら、上段に綺麗に収められていたのは『モーショングラビアシリーズ』全4作。
どうやら私にとってPS2というハードを象徴するソフトは、このイエローキャブのグラビアタレントたちの肢体を収めたノンゲームになるみたいです。
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まぁ実際素晴らしいソフトであることは間違いないんですが、しかしもどかしいのは私がいくらこの『モーショングラビア』の魅力を力説しても、「いやーお好きですなあ、ハッハッハッハ」と軽い笑いと共に流されてしまうことですね。
もちろんその裏には(この巨乳好きは、ホントしょうがねえなあ)なんて侮蔑の色が見え隠れしているわけですが、そうじゃねえんだよ! 根本はるみの真の魅力は決してバストだけじゃねえんだよ!
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あの酒ヤケしたような声とか、少々のボディーブロー食らってもびくともしなさそうなウエスト回りとか、粗野でがさつな身のこなしとか、そういったところに根本はるみがミューズたる所以があるんだよ!!
……いや、そうじゃねえって! 『モーショングラビアシリーズ』という唯一無二のビジュアルソフトの魅力についてだって!
根本はるみやイエローキャブ勢が絡んだゲームは、PS2で他にも色々と出ていますけど、『モーショングラビア』は、いかにもなそれらとは明らかに一線を画したクオリティがあるんだって!
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本シリーズを手掛けたのはソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)。
プレイステーション事業やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の立ち上げに大きく関わった、音楽事業を手掛けるソニーの子会社です。
プレイステーションという業界の新参者を特徴づけた、それまでのゲームの本流とは毛色が違ったカラーやセンスは、このSMEの血によるところが大きい印象があります。
『パラッパラッパー』『I.Q インテリジェントキューブ』『がんばれ森川君2号』『ビブリボン』など、SMEのカラーが濃いSCEの初期タイトルはプレイステーション独自のカルチャーをイメージづけてきました。
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この強烈なSME色は社内事情やなんやかんやで次第に薄まっていって、PS3が出た頃にはもうほとんどなくなってしまい、私なんかはプレステ本来のオリジナルカルチャーは、ここでいったん断絶してしまったんじゃないかとすら思っています。
そんなSMEテイストもPS2の頃にはまだ辛うじて残っていて、そしてそれは巨乳タレントのグラビアソフトというベタな企画すらも、独特のセンスが漂うビジュアルアートへと昇華させてしまいました。
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スクショを見ていただければ分かるように、『モーショングラビア』の基本的な素材は、ごく普通のスチル写真。
その大量のスチルをアニメーションのように動画化したものがモーショングラビアです。
この一種独特の補間がかけられて、ぬめーっとなまめかしくアニメーションする動画は、どことなく幻想的な質感を孕んでいて、被写体の魅力をグラビア写真集やイメージビデオとは違う次元で高めてくれました。
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同梱のメイキングDVDの旧態依然とした映像と並べてみれば、このモーショングラビアの唯一無二の映像美は、さらに際立ったものに映るでしょう(DVD中の肩をいからせてのっっしのっしと歩く根本はるみも、それはそれで見応えあるものですが……)。
グラビアソフトという、ちょっといいかげんに作っても差し支えのなさそうなジャンル(事実そんなレベルの他社製ソフトが溢れている)においても、アーティスティックとも言えるアイディアと作り込みを貫く。
そこに創成期のプレイステーションから連綿と続いていたSME的なアティチュードの片鱗を感じてしまいます。
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「グラドルのビジュアルソフト」なんて大雑把な括りから、つい軽く見られがちなこのシリーズですけど、私は『モーショングラビアシリーズ』のあまりにも個性的な映像美や作品性の高さを、声を大にして訴えたいです。
もっとも、「まず根本はるみの存在がありき」ってのが、いちばん重要なポイントであることは間違いないんですけどね!

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2021/03/05 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【王様げーむ】悦楽の玉座

   ↑  2021/01/11 (月)  カテゴリー: セガサターン
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王様、それは本来なら重い責任を背負い込んだ針のむしろのような地位。
しかしそんな責任から解き放たれ、権力の好き勝手な行使だけを思うがまま振るえる王様だって、飲み会や合コンの席に確かに存在する。
「王様だ~れだ!?」
その言葉はこの世でもっとも綺羅びやかな王冠に匹敵する。
そして選ばれしものであるセガサターンユーザーに向けて、「王様き~みだ!」と太っ腹なアプローチを寄越してくれたのは、サターンユーザーにはお馴染みソシエッタ代官山だ。
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ソシエッタ代官山。"サターンを支えたサードパーティー"みたいなトピックでは黙殺されることがほとんどだが、『THE野球拳スペシャル ~今夜は12回戦~』や『アルバム倶楽部 胸キュン セントポーリア女学院』など、主に実写のX指定~18歳以上推奨ソフトを出していた、ある意味セガサターンでもっとも自由奔放に振る舞っていたメーカーである。
そのソシエッタ代官山が総力を上げて(?)放った大作が『王様げーむ』だ。
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「王様ぼーくだ!」
このソフトを手に入れたあなたは、堂々と魅惑の一言を宣言することができる。
仮設後宮とも言うべきセガサターンに侍らすのは、吉田里深、奈良沙緒理、松田純、飯島みゆき、稲田奈穂、三枝実央、千東茉由、渡辺道子、当時の新進グラビア系アイドル8人。
ネームバリュー的にも、過去のソシエッタ代官山作品のキャストを凌ぐ豪華なラインナップだ。
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だがこのメンツを相手に王様の権力を行使するまでの道のりは簡単ではない。
野球拳ではインチキなじゃんけん、セントポーリアでは勝負がなかなかつかないあっち向いてホイと、ソシエッタ代官山のソフトには、最低限のゲームという建前を通すための苦行が常について回ってきたが、本作ではそれが頼みもしないのにグレードアップ。
毎度おなじみの"アッチむいてホイ"に、やはりじゃんけんとピコピコハンマーとヘルメットを駆使する"ぴこぴこポン"、そして落ちてくる爆弾を避けながらA、Cボタンボタン連打で木を登る"するするドッカーン"。
いずれもなんでこんなことをさせられなきゃなんないんだと世を呪いたくなるような3つのミニゲームがルーレットでチョイスされる。
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バランスもゲーム性もあったもんじゃないこれらのミニゲーム(するするドッカーンは実質無理ゲーと言っていい)をなんとかクリアすれば、喉から手が出るほど欲しかったあの権利がついに手に入る。
「王様おーれだ!」
罰ゲームの名目でグラドルたちに強いるのは、脳みその皺がアイロンがけされてしまいそうな微エロミニゲームの数々。
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ホースでスケスケ、ホッペにチュッ!、体操しようぜ!、コチョコチョ攻撃、セーラー服でGO!GO!、ビュンビュン水鉄砲、レッツゴーなわとび、ボクはぬいぐるみ、ハネハネ攻撃、スケスケジャンプ!などなど、タイトルを書き出しているだけで偏差値が10ぐらい下がりそうなムービー&ミニゲームの数々。
内容はまあ想像がつくだろうが、サターンパッド片手にこれに付き合えば、自分の中にわずかに残った知性と教養が、下半身の方からダラダラと漏れ出す様子がありありと感じられてくるだろう。
もちろん我々がソシエッタ代官山に期待している、まさにどストライクな内容であることは間違いない。
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悶絶したり、身をくねらせたり、しょうもないことを言わされたり、疑似騎乗位やらなんやらさせられたりと、グラドルさんたちのプロフェッショナル精神だけを頼りに構成されたメインコンテンツは、もう完全に平成期深夜のお色気バラエティ番組のノリ。
当時のWindows PC界隈では、この手のテレビ番組風バラエティソフトは、それほど珍しいものではなかったが、それが家庭用ゲーム機向けとなると、やはり話は別だ。
日本のゲームカルチャーからの影響をこれっぽっちも受けていない特異な作風は、ソシエッタ代官山の全作品に共通したものであるが、中でも本作はタレントからスケールまで、その集大成とも言えるゲームだろう。

*関連記事
【アルバム倶楽部 胸キュン セントポーリア女学院】
【THE 野球拳 SPECIAL】野球拳ゲームのクラシック
【ホーンテッドカジノ】最後のX指定

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2021/01/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【古伝降霊術 百物語 ~ほんとにあった怖い話~】

   ↑  2020/12/18 (金)  カテゴリー: セガサターン
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いわゆる実話怪談ものが書店の一角を賑わせる日本は、世界でもまれに見るホラーアンソロジー大国だ。
そのジャパニーズ実話怪談もルーツを辿れば「伽婢子」や「耳袋」など江戸時代の文学にまで遡れるわけだが、さらにそれらに影響を与えたものとして、百物語に代表される口述伝承の怪談アンソロジーを忘れてはならない。
参加者が持ち回りで怪異譚を披露しては蝋燭の炎を消し、百話すべて語られるとその場に物の怪が現れるという例のアレである。
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百物語もその起源は遥か中世にまで及ぶらしいが、脈々と伝えられてきたその形式が、話の内容にその時代時代のトレンドはあるにせよ、百本の蝋燭を始めとする基本的なスタイルをほぼそのまま保たれてきた。
稲川淳二に「新耳袋」など現代の実話怪談は、みなこの百物語の末裔みたいものだが、それが頼みもしないのに伝統的な形式に忠実なままゲーム機にやって来た。
時は稲川怪談が定番の商品になっていた1990年代、最初に発売された『百物語 ~ほんとにあった怖い話~』はPCエンジンより。
そして次世代機で演出から何からパワーアップした続編がこの1997年発売のセガサターンソフト『古伝降霊術 百物語 ~ほんとにあった怖い話~』だ。
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百物語にはハッタリというか勿体ぶった雰囲気作りが必須であるが、このソフトもその点は抜かりがない。
まずパケ裏に書かれているのは「注意 遊び半分でこのソフトをプレイしないでください」の一文。
果たして遊び半分以外にこれをプレイする動機があるのだろうか?と首をひねりたくもなるが、しかしここは忠告を素直に受け取って気を引き締めるのが正解だろう。
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ソフトを起動させるといきなり出てくるのが、いかなる心霊現象が起こってもハドソンは一切責任を負わないからこれにサインしろの旨が記された警告文。
この後に続く誓約書にチェックを強いられるのだが、ぶっちゃけ最近のゲームによくある、長々スクロールさせられる誰も読まない長文の中に、とんでもない一文が紛れ込んでる使用許諾書の方が、よっぽど怖いような気もするが、まぁそれは置いといて。
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百物語本編が始まるまでのハッタリ前フリはまだまだ続く。
曰く、自然界の力に守ってもらうために、その場に水やら土やらを用意しろ。そして御札をソフトのケースに貼り付けて云々……。
御札!? そんな物があったかと探してみしてみたら、取扱説明書の最初のページに切り取り線の文字と共に「悪霊退散御札」の文字が。
もちろんペラペラでテカテカのコート紙に印刷されただけのシロモノである。とても霊験のかけらも望めそうもない。
こんなとってつけたような自称御札に霊障からの身の安全を託してホントに大丈夫なんだろうか?
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そしてようやく始まる百物語は、分岐のないサウンドノベル形式の怪談をメインに、実写ムービーが挿入されるタイプ、稲川淳二の語り、簡易3Dアドベンチャー、文字が反転されていちいち鏡で読まなければならないパート、サターンの内蔵時計の時刻によって変化するモードなど、なにしろ百話ちょっとあるからバリエーションだけはとても豊富だ。
しかしこのソフトは「新耳袋」の登場により実話怪談のクオリティがとてつもなく跳ね上がる以前の発売。
肝心の怪談各話がベタで通俗的というか、脚色不足で素材をそのまんま出しているものがほとんどで、器に比べてとたんにトーンダウンしてしまうのだが、まぁそれも百物語的と言ってしまえばそうなのかもしれない。


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2020/12/18 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Britney's Dance Beat】ブリトニーズ ダンスビート

   ↑  2020/12/02 (水)  カテゴリー: PS2
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12月2日。それは本来なら世界規模での祝日となるべき一日。
そう、ゼロ年代を代表する歌姫、ブリ姉ことブリトニー・スピアーズがお生まれになった日だ。
全世界でのトータルのCD売上枚数は約1億枚。想像を絶する数字である。
レコード産業が衰退の一歩を辿り、それに応じてポップスターのスケールもどんどん小さくなっている現在、ブリトニーは最後の世界的ポップスターにして、CDビジネスにおける最後の一大成功者と言えるかもしれない。
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このPS2ソフト『Britney's Dance Beat』は、彼女が3rdアルバム「ブリトニー」をリリースし、その人気が絶頂の時期に作られた一作。
オフィシャルゲームを出したポップスターやアーティストは国内外を問わずたくさんいるが、こと大物度という点では、やはりブリトニーはマイケル・ジャクソンと並んで群を抜いた存在だ。
プレイヤーの立場は、その超大物ブリトニーのバックダンサーオーディションの応募者。
バックダンサーとはゲーム内サクセスの上がりマスとしてはいささか地味かもしれないが、しかしあのブリトニーのバックダンサーともなれば話は別である。
「ブリトニーのバックで踊っていた」
もうこれだけで一生食えていけそうな響きがあるではないか。
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とは言えブリトニーはその一方で数々のフリーダムかつアナーキーな行動で知られたお方。
このゲームでは開始早々「ダンサーはツアー中ずっといっしょに過ごす家族のようなものよ」と、一応フレンドリーに接してはくれるが、ぶっちゃけブリトニーは遠くから崇めるのはいいものの、決して身内になって欲しいようなタイプではない。
「すいません、ボクこのオーディション辞退します」
なんてことを言ってはゲームが始まらないのでグッと飲み込んで、さあ、ブリトニーの後ろの座を賭けたダンスバトルの始まりだ!
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対戦形式で行われる音ゲー。もちろん使われる曲はブリトニーのナンバーだ。
タイミングよく指定のボタンを押していくオーソドックスなスタイルだが、コンボを上手く重ねるとオーディションのライバルに音符を追加したり並びを変えたりするお邪魔攻撃が発動する。
その闘いを見守るブリトニーだが、時として審査員の立場を忘れて「頑張って」「あなたならできるわ!」とエールを送ってくれる。
ヤバイよ、オレ、ブリトニーに贔屓にされてるよ! 嬉しいんだか嬉しくないんだかよく分かんないな。
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オーディションを勝ち抜きブリトニーファミリーの座に一歩また一歩と近づくプレイヤー。その最終関門、ラスボスとなるのはブリトニー本人だ。
え、これって真面目に勝ちを目指しちゃっていいんですか? 勝ったらブリちゃんヘソを曲げちゃったなんてことになんないんすか!?
収録曲はブリトニーの1st~3rdから全5曲。そしてゲーム内で稼いだポイントでブリトニーの諸々のビデオクリップをアンロックして鑑賞することができる。
ボリュームに欠けるきらいはあるけれど、この系統のファンアイテムとしては手堅く作り込まれた一作。
ブリトニーは実際に自身のバックダンサーと浮き名を流したこともあったが、それはこのゲームのリリース後のお話なのでその辺はお生憎様だ。

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2020/12/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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