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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【モーショングラビアシリーズ 根本はるみ】唯一無二の映像美

   ↑  2021/03/05 (金)  カテゴリー: PS2
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往年の国民機PS2が昨日でちょうど発売21周年を迎えたとかで、Twitterのプレイステーション公式アカウントが 「#忘れられないPS2タイトル 」なんてタグを提唱していました。
それにいっちょ乗ってやろうかと思い、とりあえず今一番大切に保管してあるPS2ソフトはなんだろうなと棚を覗いてみたら、上段に綺麗に収められていたのは『モーショングラビアシリーズ』全4作。
どうやら私にとってPS2というハードを象徴するソフトは、このイエローキャブのグラビアタレントたちの肢体を収めたノンゲームになるみたいです。
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まぁ実際素晴らしいソフトであることは間違いないんですが、しかしもどかしいのは私がいくらこの『モーショングラビア』の魅力を力説しても、「いやーお好きですなあ、ハッハッハッハ」と軽い笑いと共に流されてしまうことですね。
もちろんその裏には(この巨乳好きは、ホントしょうがねえなあ)なんて侮蔑の色が見え隠れしているわけですが、そうじゃねえんだよ! 根本はるみの真の魅力は決してバストだけじゃねえんだよ!
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あの酒ヤケしたような声とか、少々のボディーブロー食らってもびくともしなさそうなウエスト回りとか、粗野でがさつな身のこなしとか、そういったところに根本はるみがミューズたる所以があるんだよ!!
……いや、そうじゃねえって! 『モーショングラビアシリーズ』という唯一無二のビジュアルソフトの魅力についてだって!
根本はるみやイエローキャブ勢が絡んだゲームは、PS2で他にも色々と出ていますけど、『モーショングラビア』は、いかにもなそれらとは明らかに一線を画したクオリティがあるんだって!
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本シリーズを手掛けたのはソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)。
プレイステーション事業やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の立ち上げに大きく関わった、音楽事業を手掛けるソニーの子会社です。
プレイステーションという業界の新参者を特徴づけた、それまでのゲームの本流とは毛色が違ったカラーやセンスは、このSMEの血によるところが大きい印象があります。
『パラッパラッパー』『I.Q インテリジェントキューブ』『がんばれ森川君2号』『ビブリボン』など、SMEのカラーが濃いSCEの初期タイトルはプレイステーション独自のカルチャーをイメージづけてきました。
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この強烈なSME色は社内事情やなんやかんやで次第に薄まっていって、PS3が出た頃にはもうほとんどなくなってしまい、私なんかはプレステ本来のオリジナルカルチャーは、ここでいったん断絶してしまったんじゃないかとすら思っています。
そんなSMEテイストもPS2の頃にはまだ辛うじて残っていて、そしてそれは巨乳タレントのグラビアソフトというベタな企画すらも、独特のセンスが漂うビジュアルアートへと昇華させてしまいました。
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スクショを見ていただければ分かるように、『モーショングラビア』の基本的な素材は、ごく普通のスチル写真。
その大量のスチルをアニメーションのように動画化したものがモーショングラビアです。
この一種独特の補間がかけられて、ぬめーっとなまめかしくアニメーションする動画は、どことなく幻想的な質感を孕んでいて、被写体の魅力をグラビア写真集やイメージビデオとは違う次元で高めてくれました。
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同梱のメイキングDVDの旧態依然とした映像と並べてみれば、このモーショングラビアの唯一無二の映像美は、さらに際立ったものに映るでしょう(DVD中の肩をいからせてのっっしのっしと歩く根本はるみも、それはそれで見応えあるものですが……)。
グラビアソフトという、ちょっといいかげんに作っても差し支えのなさそうなジャンル(事実そんなレベルの他社製ソフトが溢れている)においても、アーティスティックとも言えるアイディアと作り込みを貫く。
そこに創成期のプレイステーションから連綿と続いていたSME的なアティチュードの片鱗を感じてしまいます。
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「グラドルのビジュアルソフト」なんて大雑把な括りから、つい軽く見られがちなこのシリーズですけど、私は『モーショングラビアシリーズ』のあまりにも個性的な映像美や作品性の高さを、声を大にして訴えたいです。
もっとも、「まず根本はるみの存在がありき」ってのが、いちばん重要なポイントであることは間違いないんですけどね!

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2021/03/05 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【王様げーむ】悦楽の玉座

   ↑  2021/01/11 (月)  カテゴリー: セガサターン
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王様、それは本来なら重い責任を背負い込んだ針のむしろのような地位。
しかしそんな責任から解き放たれ、権力の好き勝手な行使だけを思うがまま振るえる王様だって、飲み会や合コンの席に確かに存在する。
「王様だ~れだ!?」
その言葉はこの世でもっとも綺羅びやかな王冠に匹敵する。
そして選ばれしものであるセガサターンユーザーに向けて、「王様き~みだ!」と太っ腹なアプローチを寄越してくれたのは、サターンユーザーにはお馴染みソシエッタ代官山だ。
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ソシエッタ代官山。"サターンを支えたサードパーティー"みたいなトピックでは黙殺されることがほとんどだが、『THE野球拳スペシャル ~今夜は12回戦~』や『アルバム倶楽部 胸キュン セントポーリア女学院』など、主に実写のX指定~18歳以上推奨ソフトを出していた、ある意味セガサターンでもっとも自由奔放に振る舞っていたメーカーである。
そのソシエッタ代官山が総力を上げて(?)放った大作が『王様げーむ』だ。
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「王様ぼーくだ!」
このソフトを手に入れたあなたは、堂々と魅惑の一言を宣言することができる。
仮設後宮とも言うべきセガサターンに侍らすのは、吉田里深、奈良沙緒理、松田純、飯島みゆき、稲田奈穂、三枝実央、千東茉由、渡辺道子、当時の新進グラビア系アイドル8人。
ネームバリュー的にも、過去のソシエッタ代官山作品のキャストを凌ぐ豪華なラインナップだ。
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だがこのメンツを相手に王様の権力を行使するまでの道のりは簡単ではない。
野球拳ではインチキなじゃんけん、セントポーリアでは勝負がなかなかつかないあっち向いてホイと、ソシエッタ代官山のソフトには、最低限のゲームという建前を通すための苦行が常について回ってきたが、本作ではそれが頼みもしないのにグレードアップ。
毎度おなじみの"アッチむいてホイ"に、やはりじゃんけんとピコピコハンマーとヘルメットを駆使する"ぴこぴこポン"、そして落ちてくる爆弾を避けながらA、Cボタンボタン連打で木を登る"するするドッカーン"。
いずれもなんでこんなことをさせられなきゃなんないんだと世を呪いたくなるような3つのミニゲームがルーレットでチョイスされる。
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バランスもゲーム性もあったもんじゃないこれらのミニゲーム(するするドッカーンは実質無理ゲーと言っていい)をなんとかクリアすれば、喉から手が出るほど欲しかったあの権利がついに手に入る。
「王様おーれだ!」
罰ゲームの名目でグラドルたちに強いるのは、脳みその皺がアイロンがけされてしまいそうな微エロミニゲームの数々。
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ホースでスケスケ、ホッペにチュッ!、体操しようぜ!、コチョコチョ攻撃、セーラー服でGO!GO!、ビュンビュン水鉄砲、レッツゴーなわとび、ボクはぬいぐるみ、ハネハネ攻撃、スケスケジャンプ!などなど、タイトルを書き出しているだけで偏差値が10ぐらい下がりそうなムービー&ミニゲームの数々。
内容はまあ想像がつくだろうが、サターンパッド片手にこれに付き合えば、自分の中にわずかに残った知性と教養が、下半身の方からダラダラと漏れ出す様子がありありと感じられてくるだろう。
もちろん我々がソシエッタ代官山に期待している、まさにどストライクな内容であることは間違いない。
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悶絶したり、身をくねらせたり、しょうもないことを言わされたり、疑似騎乗位やらなんやらさせられたりと、グラドルさんたちのプロフェッショナル精神だけを頼りに構成されたメインコンテンツは、もう完全に平成期深夜のお色気バラエティ番組のノリ。
当時のWindows PC界隈では、この手のテレビ番組風バラエティソフトは、それほど珍しいものではなかったが、それが家庭用ゲーム機向けとなると、やはり話は別だ。
日本のゲームカルチャーからの影響をこれっぽっちも受けていない特異な作風は、ソシエッタ代官山の全作品に共通したものであるが、中でも本作はタレントからスケールまで、その集大成とも言えるゲームだろう。

*関連記事
【アルバム倶楽部 胸キュン セントポーリア女学院】
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2021/01/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Britney's Dance Beat】ブリトニーズ ダンスビート

   ↑  2020/12/02 (水)  カテゴリー: PS2
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12月2日。それは本来なら世界規模での祝日となるべき一日。
そう、ゼロ年代を代表する歌姫、ブリ姉ことブリトニー・スピアーズがお生まれになった日だ。
全世界でのトータルのCD売上枚数は約1億枚。想像を絶する数字である。
レコード産業が衰退の一歩を辿り、それに応じてポップスターのスケールもどんどん小さくなっている現在、ブリトニーは最後の世界的ポップスターにして、CDビジネスにおける最後の一大成功者と言えるかもしれない。
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このPS2ソフト『Britney's Dance Beat』は、彼女が3rdアルバム「ブリトニー」をリリースし、その人気が絶頂の時期に作られた一作。
オフィシャルゲームを出したポップスターやアーティストは国内外を問わずたくさんいるが、こと大物度という点では、やはりブリトニーはマイケル・ジャクソンと並んで群を抜いた存在だ。
プレイヤーの立場は、その超大物ブリトニーのバックダンサーオーディションの応募者。
バックダンサーとはゲーム内サクセスの上がりマスとしてはいささか地味かもしれないが、しかしあのブリトニーのバックダンサーともなれば話は別である。
「ブリトニーのバックで踊っていた」
もうこれだけで一生食えていけそうな響きがあるではないか。
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とは言えブリトニーはその一方で数々のフリーダムかつアナーキーな行動で知られたお方。
このゲームでは開始早々「ダンサーはツアー中ずっといっしょに過ごす家族のようなものよ」と、一応フレンドリーに接してはくれるが、ぶっちゃけブリトニーは遠くから崇めるのはいいものの、決して身内になって欲しいようなタイプではない。
「すいません、ボクこのオーディション辞退します」
なんてことを言ってはゲームが始まらないのでグッと飲み込んで、さあ、ブリトニーの後ろの座を賭けたダンスバトルの始まりだ!
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対戦形式で行われる音ゲー。もちろん使われる曲はブリトニーのナンバーだ。
タイミングよく指定のボタンを押していくオーソドックスなスタイルだが、コンボを上手く重ねるとオーディションのライバルに音符を追加したり並びを変えたりするお邪魔攻撃が発動する。
その闘いを見守るブリトニーだが、時として審査員の立場を忘れて「頑張って」「あなたならできるわ!」とエールを送ってくれる。
ヤバイよ、オレ、ブリトニーに贔屓にされてるよ! 嬉しいんだか嬉しくないんだかよく分かんないな。
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オーディションを勝ち抜きブリトニーファミリーの座に一歩また一歩と近づくプレイヤー。その最終関門、ラスボスとなるのはブリトニー本人だ。
え、これって真面目に勝ちを目指しちゃっていいんですか? 勝ったらブリちゃんヘソを曲げちゃったなんてことになんないんすか!?
収録曲はブリトニーの1st~3rdから全5曲。そしてゲーム内で稼いだポイントでブリトニーの諸々のビデオクリップをアンロックして鑑賞することができる。
ボリュームに欠けるきらいはあるけれど、この系統のファンアイテムとしては手堅く作り込まれた一作。
ブリトニーは実際に自身のバックダンサーと浮き名を流したこともあったが、それはこのゲームのリリース後のお話なのでその辺はお生憎様だ。

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2020/12/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【鬼武者2】もにょる優作

   ↑  2020/01/24 (金)  カテゴリー: PS2
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ちょっと前の話になりますが、昨年末の紅白で物議を醸したAI美空ひばり。
美空ひばりさんのファンでない以上、あんまり踏み込んでどうこう言うつもりはないんですけど、「もにょる」という新興日本語がこれほど当てはまる情景も他にはなかったです。
これを例えば自分の身近なアーティストに置き換えてみたら分かりやすい感情が出てくるんじゃないかとも思ったんですけど、AIボン・スコットとかやったって、ブライアン・ジョンソンが確たる地位を築いている以上意味もないですし、AIシド・ヴィシャスとかは、そもそも何をヤラせたいのかよくわかんないし、AIカート・コバーンなんてやったら激怒したコートニー・ラヴが乱入してぶち壊しにしそうですね(それはそれで面白そうですが)。
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「もにょる」原因の大きな一つに、「本人が生きていたら本当にそんな歌い方、演技、立ち振る舞いをしたのか」って疑問があるんじゃないでしょうか。
本人がいないから周りが勝手に推測や忖度したりして本人の振る舞いを再構成しちゃうってのは、流れに流れた先には大川なんとかの霊言にまで至ってしまうわけです。
あれもみんな笑って済ませていますけど、そうやって処理しちゃいけない、もっと真面目に怒るべき問題なんじゃないかと思います。
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この「もにょる」感情を、ゲームオタは遥か20年近く前に一度経験していたはずです。
金城武主演を謳いミリオンを記録したカプコンの時代劇ホラーアクション『鬼武者』。その続編『鬼武者2』で"主演"を冠せられたのは、没後10年余の月日が経っていた松田優作だったのでした。
カプコンの斜め上を行くゲームへの実在俳優起用は、『鬼武者3』のジャン・レノを経て『ロストプラネット』のイ・ビョンホンに至るわけですが、納得ずくでオファーを受けたレノやビョンホンと違って、優作の場合はいくら関係者が許諾を出しているとは言え、本人はまったく預かり知らない話なのです。
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それなのにゲーム中では"松田優作"という触れ込みの本人に似せたCGキャラが、シーンによっては演技までするのですから、優作の映画やドラマが大好きだったオレなんかは「もにょる」どころではなく、「それってありなのかよ」「本人が本当にそんな芝居したと思ってんのかよ」と憤りにも似た感情がプレイ中にずっと付きまとっていました。
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この穏やかならざる気持ちは、歴史上の人物なのだから、ある程度好き勝手に解釈しちゃっても構わないはずの安国寺恵瓊("優作"演じる柳生十兵衛の仲間として登場する)の、ちょっとバカな大男という大胆なキャラクター付けにまで及んでしまい、「ただの使僧だろ!」「子孫が怒るぞ! いねえけど……」と、ずっともやもやしっぱなしで、おかげで『鬼武者2』が純粋にゲームとしてどうだったかは、さっぱり覚えていません。

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2020/01/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ブラックジャック vs 松田純】松田純はどこだ!?

   ↑  2019/10/08 (火)  カテゴリー: PS1
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タレントゲーム。
RPGやADV、アクションといった、ゲームの内容に応じたジャンル分けではない。
とにかく冠となるタレントの名前におんぶだっこした不思議な括りのゲーム群のことだ。
コンテンツを手にとってもらうために重要な要素となるタレントの知名度は、その企画の立ち上げの時点から大切なポイントになってくるはずだ。
かつてのタレントゲームのほとんどは、ビートたけし、明石家さんま、中山美穂など、世間一般へその名前が浸透した芸能人たちが連なっていた。
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その当たり前の傾向がおかしな雰囲気になってきたのは、ゲームがカートリッジからCD-ROMへと移行した頃のことだ。
動画と音声、この2つを新たに手にすることによって、さらに進化するはずだったタレントゲームは、なぜかそこで誰もが知るタレントの名前ありきのジャンルから、とりあえず手っ取り早く名前を使えるタレントでゲームを安くでっち上げるジャンルへと変貌をきたしてしまったのだった。
それの急先鋒となったのがグラドルゲームという一群だ。
写真集やイメージビデオなんかとタイアップした画像や動画とパズルゲームあたりを組み合わせて一丁上がり。
今となってはマニアやゲーム史家からは黙殺されているけれど、それでも当時は枯れ木も山の賑わいとなったし、坂木優子やシェイプUPガールズや金沢文子が好きだったオレとしては、「おおいに存在意義があったよ!」と声を大にしたいところだ。
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ここにその手のタレントゲームがひとつ。
冠となるのは松田純。90年代後半からゼロ年代初頭にかけて、グラビアを足がかりにバラエティ番組や映画・ドラマなどで活躍したタレント。
軸足が広すぎて代表的な仕事を絞りづらいのが、このタイプのグラドル~バラドルの宿命ではあるが、WOWOW初のオリジナルドラマとなった三池崇史監督作のアウトローコギャル物語「天然少女 萬」を挙げておきたい。
その松田純がゲーム界に敢然と殴り込み。
しかし『ブラックジャック VS 松田純』という、果たして松田純とブラックジャックで対決をするのか、あるいは松田純がブラックジャック・マリガン(あるいはブラックジャック・ランザ)と戦うのかもはっきりとしないタイトルに、早くも90年代後期タレントゲーム特有のざっくりとした企画が伺えてしまうのであった。
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パッケージに映るのは紛うことなきバニーガール姿の松田純。
しかし裏返してみると、そこには"TV・グラビアで大人気の松田純と清水としみつ氏のグラフィックがドッキング"なんて禍々しくも無邪気な一文が踊り、早くもこちらは「いや、そういうドッキング望んでないから!」と声を荒げることになるのだった。
いやホント、マジで松田純以外には用はねえから! ぶっちゃけブラックジャックすら要らねえから!
錯乱しながらゲームをスタートしてみると、そこにいるのは松田純を自称する清水としみつによる二次元絵。
清水氏は90年代のオタク界隈と非常に親和性の高かった漫画家だが、それと松田純が本来食い合わせがいいはずもなく、こちらは自称松田純の清水絵が事務所を通さずに連絡先を教えてくれるラッキーな展開も素直に喜べず、「いつになったら本物の松田純が出てくるんだろう?」と、ただただ不安になるばかりだ。
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そして延々と続くブラックジャック勝負。
しかし五段階の難易度に応じた本格的ブラックジャックの触れ込みも、このゲームを買ったほとんどの人間の目的が決してブラックジャックではない事実には如何ともし難い。
地味なブラックジャックをこつこつとプレイして、細々と貯めたゲーム内通貨で購入したプレゼントを貢ぐ先は自称松田純の二次元絵。
それでも一応二次元絵に合わせたセリフでは松田純本人がボイスを担当しているのだが、「声の出演・松田純」は、こちらが松田純に望む芸能仕事の最下位に位置することは言うまでもない。
純ちゃんのバニーガール姿に目がくらんでゲームを購入した先にあったのは、ただただ社会の不条理だけである。
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清水としみつ絵を使ったブラックジャックゲームに、ポニーキャニオン~扶桑社ラインで流用できた松田純写真集からのお下がり画像をパッケージとマニュアルだけに申し訳程度のっけて一丁上がり。
さすがにこれだけではと罪の意識が芽生えたのだろうか、オプションに設けられたのは"純ちゃんのマッサージ"という項目。
そう、Xbox360のインディーズゲームで氾濫した、コントローラの振動を使ったマッサージ機能の先駆者的な機能ではあるが、しかしデュアルショックの振動を肩に押し当ててみても、こっちは松田純どころか久夛良木さんに無理やり肩を揉まれている気分にしかならない。
死んだ目で松田純の出てこないブラックジャックをひたすらプレイしながら、「坂木優子やシェイプUPガールズのゲーム、あれはあれでそれなりに良心的だったんだな」と認識を新たにさせる、そんなグラドルゲームの底の底なのであった。

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2019/10/08 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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