このページの記事目次 (tag: ガンシューティング の検索結果)
- 【コンフィデンシャル ミッション】アーケードのニセ007 [2019/12/10]
- 【コープス・キラー】南国の脱力ゾンビ退治 [2017/01/15]
- 【Crime Patrol】アメリカンコップは命懸け [2016/07/29]
- 【Who Shot Johnny Rock?】赤い服の女 [2015/11/25]
- 【Xbox用 スラストマスター・ベレッタ92FS】 [2015/11/23]
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映画「007」シリーズの世界的な大ヒットは、柳の下のドジョウを狙った様々な亜流映画を生み出した。
有名どころでは、ディーン・マーティンのマット・ヘルムものや、ジェームズ・コバーンの「電撃フリント」シリーズ、テレビでは「0011 ナポレオン・ソロ」があったし、マカロニ007とでも言うべき「077 地獄のカクテル」なんてイタリア製のキワモノも存在する。日本にも「100発100中」で宝田明が演じた、アンドリュー星野という和製ジェームズ・ボンドがいたっけね。

そんな亜流ジェームズ・ボンド、悪く言えばパチモノ007はゲームの世界でもお馴染みだが、その中でも、それっぽさでは群を抜いた存在なのが、2000年にアーケードを舞台に登場した『コンフィデンシャル ミッション』のハワード・ギブソンだ。
黒のタキシードに身を包み、どんな緊迫のシチュエーションでもウィットに富んだユーモアは忘れない、どっからどう見てもJ.Bな彼は、国際的諜報機関、Confidential Mission Forceに所属するエージェント。
その相方となるのは、ボンドガールなんて添え物的な呼称は失礼にあたる、もう一方の主人公とも言えるスーパーモデル級の美貌を兼ね備えた凄腕エージェント、ジーン・クリフォード。

セガ・アーケードゲームの大きな柱となったガンシューティングゲーム『バーチャコップ』は、後にシリーズ化された『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』と、『コンフィデンシャル ミッション』の二つに枝分かれしたが、『バーチャコップ』のテイストをより強く受け継いでいるのは、この『コンフィデンシャル ミッション』の方。
そのくせ何故かこのセガ・ガンシュー三部作は、作ってるとこがバラバラだったりするのが、ちょっと面白いところだ。

プレイ感覚は、ほぼ『バーチャコップ』そのまんま。全3ステージの構成も『バーチャコップ』の伝統を、そのまま継承していると言えるだろう。
その3ステージは、古代博物館、スパイものではお馴染みの列車、そして敵の潜水艦基地とバラエティ豊か。
ときおり差し挟まれる粘着弾やロープ銃といったスパイガジェットを使用したミニゲーム風の変則シューティングと、その成否による軽い分岐は、アーケードガンシューとしては、そこそこのバラエティとボリューム感を与えてくれる。

しかし衆人環視のアーケードで、ガンコントローラー片手に、ショーン・コネリーやロジャー・ムーア気取りのポーズを決めるには、さすがに羞恥心が邪魔をする。
だがその心配も自宅なら一切無用。アーケード版をほぼ完全移植した、このドリームキャスト版『コンフィデンシャル ミッション』ならば、人の目を気にすることなくボンドもどきになりきることができるのだ。
もっとも手にしているドリームキャストガンが、ワルサーPPKどころか、あまりにもオモチャめいた外観なのは、大いに興ざめするところだが。
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2019/12/10 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
3DOに咲いたゾンビゲームの花。提供はアクレイムジャパーン!
自社のゲームを同一ハードで同日に複数リリース(メガドラ末期にやたらとこれをやった)とか、市場に出回ってるんだかも定かではない出荷数で無駄にソフトをレア化させるとか(メガドラの『バーチャルバート』など)、しまいには発売したかどうかすらはっきりしないソフト(サターンの『スコーチャー』)など、数々の訳の分からない販売戦略(恐らく何も考えていなかったのであろう)で、ごく少数の物好きなユーザーを混乱させてきたアクレイムの日本代理店。
3DOに於いても、その意味不明な販売戦略は健在であった。

共に実写を用いたインタラクティブムービー。事実上中身が丸被りな『コープス・キラー』と『サプリームウォリアー』を、なぜか同じ日に同時リリースするというワケの分からなさっぷりは、逆方向の期待をさっそく裏切らない。
しかもこの二作、共にアクレイムジャパンお得意の控え目な出荷数のおかげで、3DOソフトの中でもレアソフト化。

アクレイムジャパンのアバウトな仕事っぷりは、この『コープス・キラー』のパッケージでも全開。
「何百ものリアルタイムゾンビを襲撃」
「プレイヤーによる生存戦略の決定や選択」
「君のジャマイカ人の相棒であるウィンストンが、君を戦いから戦いへと運転してくれる」
「空港で君を待ち受ける武装隊。この連中、腹が減ったらますます戦だ」
「残念ながらゾンビの群れを従えた気狂いカルトリーダー、ヘルマンは君の存在を知っている。彼が率いる墓から這い出た人食い怪物たちは、叙々(原文ママ)に君にせまってくる。君の頼みの綱は奴らを襲撃することだけだ。死人が相手だ、やっちまえ!」

このフリーキーな芸風はマニュアルでも全開(「連続殺人鬼は、普段はどこにでもいる真面目人間だが、人をあっという間に消す特技を持っている連中だ!」……すいません。何を言ってるのか、さっぱり分かりません!)。
さらにこのブロークンな翻訳は本編用の吹き替え台本にまで及ぶ始末。
このワケの分からない日本語を、外画系の声優さんたちがバカ正直にアテている光景は、カオスという言葉だけではとても収まりがつかないだろう。

南の孤島で極秘裏に行われる兵士のゾンビ化研究。相棒はブードゥー専門家の怪しいジャマイカ人と、スクープを狙って島にやってきた金髪のジャーナリストお姉ちゃん。
舞台が南国なだけに、出てくるゾンビはちょっぴり「サンゲリア」風。
ただし「サンゲリア」といっても、それのスウェーディッシュみたいな激安のシロモノなので、腐臭というよりは、むしろ浮浪者系の臭いが漂ってきそうな南国ゾンビだがど……。

ゲーム自体は、ただ無作為に現れる実写取りこみゾンビに照準を合わせてボタンを押すだけの、レベルデザインという概念が根本から欠落したアバウトなガンシューティング。
まあ本作は、アナーキーな吹き替えにより破壊度を増したムービーパートと、バリエーションの乏しい浮浪者みたいなゾンビが意味も無くわらわらと現れる本編パートを、力なく笑いとばすのが目的みたいなゲームのなので、ガンシュー部分の粗雑という言葉すら生易しい造りをどうこう言っても始まらないだろう。
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2017/01/15 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
犯罪大国アメリカで、日夜凶悪犯と戦う警察官たち。
そんなアメリカンコップの命を賭けた任務の数々を描いた本作をリリースしたのは、あのAmerican Laser Games。
実写ガンシューティングレーザーディスクゲームという、やたらとニッチなジャンルに特化し、'90年代の前半にアメリカで狂い咲いたゲームメーカーだ。
代表作は、以前ここで取りあげた『Who Shot Johnny Rock?』や、日本でもアーケード版がごく一部で展開した『Mad Dog McCree』など。
いずれも元はアーケードゲームだが、家庭用機には3DOとSega-CD、或いはフィリップスのCD-i などにその多くが移植されている。
もっともその全てが、日本ではまったく紹介されることないまま終わってしまったが。

ステージが進むに従って一介のパトロール警官から刑事へ、そして最後は対テロ特殊部隊員へと昇進を続けていくプレイヤー。
しかし序盤のパトロール警官ステージを切り抜けないことには、アラブテロリストや核ジャックテロリストが群れをなして襲ってくる後半にたどり着くことはできない。
リアリティにも程があるくらい色気に欠けた相棒の女性警官と向かうのは繁華街の電気店。
しょせんは電気店なんぞに押し入るようなチンピラだ。たいしたことはないだろうとタカをくくって乗り込むと、いきなり問答無用の銃撃を喰らって即殉職!
拳銃やショットガンで完全武装し、警官と見るや即座に発砲してくる、犯罪大国アメリカのチンピラを少し舐めすぎていました!

とは言え、いくら細心の注意を払って慎重に進んでも結局は同じことの繰り返し。
このゲーム、American Laser Games作品の例に漏れず完全な覚えゲー。『バーチャコップ』や『タイムクライシス』のような、敵がきわめて悠長に発砲してくる日本製ガンシューと同じ考えで臨んだら痛い目に遭う。
犯罪者たちは銃を向けると同時に発砲してくる。そして例え一発でも発砲されたら、こちらは即お陀仏。
ライフ制なんて呑気なシロモノは、この『Crime Patrol』には一切存在しない。銃器の恐ろしさを知り尽くした銃社会アメリカならではの仕様……、と言えるのではないだろうか。

だからこのゲーム、初見では絶対クリア不可能。
とにかく死んで死んで死にまくって、それで何とか相手の出現パターンを完全に覚えてしまおう。
そして相手がこちらに銃を向ける前にカーソルを合わせて発砲して行くほかに、プレイヤーの生き残る道は無い。
さもなきゃ画面の一番奥の方で、控えめにこちらに銃を向けてくる奴への対処なんて出来るはずがねえだろう!

最初のステージをクリアするだけで、十数回のコンティニューを必須とするこのゲーム。
しかもこの作品、元はアーケードゲームなのだ。これをクリアするためには、果たして何十枚(いや、百枚単位が必要かも)の硬貨を、その筐体に放り込まなければならないのだろうか。
ここまで行くと、これはもはやゲームの名を借りたタチの悪い集金マシンである。
こんなゲームばかり作っていたAmerican Laser Games、なんとも恐ろしい会社が存在していたものだ。

そんなシビアを通り越した理不尽な難度を誇るゲームだが、全体に漂う'80年代脳天気アクション映画の残り香みたいなものは、なかなかいい味を出している。
爆発、高所落下、火ダルマ、クルマの横転など、無駄に豪華なスタントアクションのサービスも盛り沢山。
これが果たして好評だったのかは知らないが、翌年('94年)には南米の麻薬王を向こうに回す続編、『Crime Patrol 2: Drug Wars』が発売されている。
<日本未発売>
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2016/07/29 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
赤い服を着た女は厄災の配達人だ。
そう言ったのはデカをやっていた頃の同僚だ。そいつは赤い服が好きな女と一緒になるなり、女の前の男に撃ち殺されちまった。
今、オレはそいつが言ったことを噛み締めている。
貧乏探偵事務所にとって、滅多に来ることのない依頼人は両手を広げて歓迎したいところだが、それが赤い服の女となれば話は別だ。
女はレッドと名乗った。ふざけた名前だ。恋人だったジョニー・ロックを殺した犯人を見つけ出して欲しいと言ってきた。

ジョニー・ロックはケチなクラブ歌手だったらしい。だけどある日、路上で蜂の巣にされてしまった。赤い服の女なんかと一緒になった報いだ。
それにも飽きたらず赤い服の女は、今度はオレの下に厄災を届けに来やがった。
女の後を追うようにして事務所に入ってきた電報配達人を装った男が、やにわに銃を抜いてこちらに向かって引き金を引いた。
まだオープニングムービーだと思ってたオレが、そんな不意打ちに対処できるはずがなかった。
ぼやけてゆく視界の片隅で、赤い服の女はずっと不適に微笑んでいた。

いけ好かない闇医者のところで、オレは眼を覚ました。
患者を治すことよりも、患者の容態をネタに笑えないブラックジョークをかますことを優先させる医者だ。
なけなしの所持金から、奴に決して安いとはいえない治療費を払う。お得意様、毎度ありってわけだ、ちくしょう。
所持金制度のガンシューティングゲーム。一見ライフ制のゲームよりも気楽な世界に思えるかもしれないが、予備の銃弾も同じ財布から払わなければいけないとなれば話は別だ。
この調子で倒れていたらジリ貧になってしまう。そしていつか所持金ゼロのオレが担ぎ込まれたとき、闇医者は血だるまのオレを門前払いすることだろう。ゲームオーバーってやつだ。

なんとか事務所に戻ったオレは、赤い服の女から話の続きを聞くことにした。
ジョニー・ロック殺しの容疑者は4人。闇酒場の経営者マンプス、危険物取扱業者のミズルス、後ろ暗いガレージの主スモールポックス、そしてカジノとナイトクラブの女主人ロックジョウ・リル。いずれも一筋縄ではいかない悪党どもだ。
連中とジョニー・ロックの関係をさらに詳しく聞こうとしたとき、事務所の外側で窓拭きをしていた清掃夫が突然ガラスを破って飛び込んできて、オレに向かって容赦なく引き金を引いた。
いくらガンシューにすれたオレでも、そんなトリッキーな攻撃を初見で避けられるわけがない。
薄れゆく意識の中で、オレは果たしてゲームオーバーになるまでに、少なくともプロローグを終えることができるかを心配した。買い切りのコンソール版だからまだいい。これがもし現金をそのたびに放り込むアーケード版であったら、きっとオレは怒り狂って筐体を叩き壊し、よけいな一悶着を起こしていたことだろう。

オレは考えを改めた。これは今までに経験してきたヤマ(ガンシュー)とは、ちょとばかり趣が違う。
ケチなクラブ歌手殺しをそこまでして隠蔽したがる理由は分からないが、とにかくこの事件を闇に葬ろうとする黒幕が送り込む刺客たちは、画面上ではモブキャラクターのフリをしながら、隙を見ていきなり銃を抜いてきやがる。
これに対処するには、ガンシューティングのつもりでいてはダメだ。タチの悪いびっくりどっきり反射神経テストに挑むようなつもりでいなければ。
そう心がけたオレを嘲笑うかのように、みすぼらしい婦人が押す乳母車の中から突然小男が飛び出して、オレに向かってトミーガンを乱射した。
今日だけで何度目かの闇医者の顔を拝みながら、オレはまだ会ったことのないAmerican Laser Gamesの関係者に殺意を覚えるのだった。

マンプス、ミズルス、スモールポックス、そしてリリー。容疑者たちはオレが訪れるや否や、どいつもこいつも揃って手下どもをけしかけてきた。
トリッキーに出現する連中の部下を相手に、照準カーソルの移動もままならない3DOパッドでの応戦は困難を極めた。
こんなことなら3DO用のガンコン、ゲームガンをなんとしてでも手に入れとくべきだった。そう思っても後の祭りだ。
レベルデザインという言葉を放棄した野放図極まりないゲームバランスに耐え忍び、連中と闇医者の間を往復しながら、オレは赤い服の女の来訪を受け入れてしまったことを後悔するのだった。
赤い服を着た女は厄災の配達人だ。彼女がパッケージで微笑むゲームを見かけたら、せいぜい気をつけることだ。
<海外版>
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2015/11/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
ガンコン。ギャングやゾンビの群れと戦うときの頼もしい相棒。しかしそれはアッという間に不燃ごみ予備群になってしまう。
さすがにセミには及ばないが、それでもガンコンの寿命はゲーム周辺機器の中では際立って儚い。
対応するゲームそのものが少ない上に、ガンシューティングというジャンルは、元々が飽きが来るのが早い特質を抱えている。
バーチャガンは100万台を出荷した、サターンでもっとも売れた周辺機器だ。
それは『バーチャコップ』とその続編を徹底的に遊び倒してしまうと、100万丁のバーチャガンが潰しの利かない存在になってしまうことを意味している。
100万丁の普及を当て込んで、ポスト『バーチャコップ』の地位を見据えたソフトだってもちろんあった。
しかしそれが『デスクリムゾン』だったりするのだから、バーチャガンにとってはおよそ報いようのない話だ。
セガ自身が責任をとってポスト『バーチャコップ』の本命、『THE HOUSE OF THE DEAD』をリリースするまでの間、100万丁のバーチャガンは虚しく押入れか戸棚の中に眠る他はなかったのであった。
バーチャガンだけに留まらない。ナムコのガンコン、コナミのハイパーブラスター、そしてドリームキャストガン。ありとあらゆるガンコントローラが、対応ゲームの旬の短さに泣かされてきた。
そして燃えないごみの日の危機をくぐり抜けたガンコンにも、新たなピンチが平等に訪れた。ブラウン管テレビの終焉である。
必須の伴侶の退場に、生き残ったガンコントローラたちも、揃っての現役からの退場を余儀なくされるのであった。
それでも対応したゲームがそれなりにあったものは、まだ幸せだ。
悲惨なのはハードの存在そのものがマイナーな上に、対応ゲームがほとんど出なかったガンコントローラである。
ビデオボードで知られるフランスのギルモ社は、他にスラストマスターというブランド名でゲームの周辺機器も手がけている。
ここはかつて日本法人も開設していて、初代Xbox用のスラストマスターブランド周辺機器、ハンドルコントローラ(360モデナレーシングホイールという、今となっては非常にややこしい商品名)やミッションスティクなどを国内販売していた。
このXbox用スラストマスター、中には人がそのまま乗って操作する、実物スケートボード大のコントローラなんてシロモノまで、そのラインナップに挙がっていたが、これは残念ながら未発売に終わってしまう。
スタートダッシュに思い切り失敗したXbox。その上にソフトラインナップもろくに揃ってないうちに、これらの商品を市場に投入したギルモの豪胆さは相当なものだが、しかしそれが祟ったのか、国内Xbox参入から1年も経たないうちにギルモは日本法人を閉鎖。Xboxの各種周辺機器も、サポートを失いみんな宙ぶらりんになってしまったのだった。
スラストマスター・ベレッタ92FSは、そんなギルモの都合と国内Xboxの体たらくに翻弄された悲劇のガンコン。
『THE HOUSE OF THE DEAD Ⅲ』のリリースに合わせて、どうにか発売にこぎ着けたはいいものの、対応ソフトはそれ一本に終わってしまい、さらにブラウン管テレビから液晶テレビの移行期にもまともに直面し、アッという間に厄介者になってしまった経緯は、涙無くしては語れない。
実銃のデザインからなるべく遠ざかろうとしたドリームキャストガンとは対照的に、このスラストマスター・ベレッタは、ベレッタ社のライセンスを取ってM92のフォルムを再現した一品。
だが、唯一の対応ゲームである『THE HOUSE OF THE DEAD Ⅲ』の、プレイヤーが手にする本来の武器はショットガンのはず。
ベレッタの銃口から飛び出す散弾に、銃を握るこちらも「なんだかなぁ……」の反応は隠せず、哀れこの悲劇のガンコンは、たった一つの対応ゲームにすら梯子を外されてしまうのであった。
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2015/11/23 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |