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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【ウルティマオンライン】はじうお。

   ↑  2021/08/22 (日)  カテゴリー: PCゲーム
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プレイヤーの前にタスクを積み重ねて常に刺激を与え続けなければ退屈と判断されてしまうビデオゲームは、のんびりとしたスローライフとは水と油の関係だ。
しかし時にはゲーム本来の中毒性や刺激とは真逆であるそんな要素を、あえて前面に押し出さなきゃならないこともある。
『ウルティマオンライン』は四半世紀を超えるオンラインRPGのエバーグリーンタイトル。
20年以上に及ぶ歴史の中で様々なバージョンのパッケージが発売されてきたが、その中でもひときわ異色なデザインが、2006年に登場した初心者向けパッケージ『はじうお。』だ。
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それ以前や以後の拡張や初心者向けパッケージはウルティマのシンボルをフィーチャーした重厚なデザインが基調なのだが、『はじうお。』はその流れをまったく汲まないのんびり牧歌的な雰囲気をアピールしたパッケージ。
だがそんなイメチェンにも理由はある。
かつてはMMORPGの絶対王者として君臨した『UO』ではあったが、登場から10年近い時が経ち、その間に『リネージュ』や『ラグナロクオンライン』『FF11』に『大航海時代Online』といったライバルが次々と現れ、基本的なビジュアルデザインが古いままの『UO』は徐々に人口が減少し新規プレイヤーも頭打ちになっていた。
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そんな中でライバルとの差異化のために打ち出したのが、『UO』ならではのプレイキャパシティの広さを背景にしたのんびりプレイなのであった。
周りに惑わされず自分のペースで好きなようにゆったり遊べる。そんなポイントをアピールしたこのパッケージには、ブリタニア移住ガイドと題された80ページほどのガイドコミックの他に、これでしか手に入らないレアアイテム12種、その名ものんびり生活グッズ。
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しかしいくら初心者にロハスなのんびりライフを啓蒙したところで、そもそもそんなプレイスタイルは本来あれもこれもやり尽くした廃人の終着の浜辺みたいなものだ。
ぶっちゃけ新規プレイヤーにとっては、MMORPGの序盤なんて忙しくさせてもらってなんぼのところがある。
案の定このパッケージも購入者の大半はレアグッズ目当てのベテランプレイヤーが占めることとなり、新規住民がなかなか増えない『UO』の問題解決にはそれほど寄与しなかったのであった。
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『はじうお。』に関する迷走で触れておかなければならないのは、著名人を起用した同パッケージのキャンペーンだ。
及川奈央、テレンス・リー、中谷彰宏、東原亜希の4氏が登場したこのキャンペーンイベント。
それぞれゲーム内で及川奈央には恋愛講座、テレンス・リーには戦闘術、中谷彰宏には人生講座、東原亜希にはキャラクターのファッションコーディネートを講釈してもらうという素っ頓狂な企画だ。
いや、及川奈央や東原亜希はまだいいとして、テレンス・リーの与太話を今後の『UO』のプレイにどう活かせというのだろうか。
当時はそんな疑念を抱いたが、今あらためて考えてみると、ロールプレイのひとつの在り方を目の前で学べた気がしなくもないけれど。
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そんな地方市町村の若年層移住促進キャンペーンのようなパッケージの発売から、もうすでに15年。
もはや少子高齢化問題すらも達観したかのように、細々とながらもいまだサービスを継続中である。

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2021/08/22 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ウルティマオンライン】ハロウィン・オブ・ザ・デッド

   ↑  2015/10/23 (金)  カテゴリー: PCゲーム
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それは忘れもしない2005年。我が千葉ロッテマリーンズが、笑っちゃうくらいの強さで阪神タイガースを圧倒して日本一の座に輝いた直後の頃だった。
当時は今みたいな広告代理店臭のするイベントの押し売りもなく、ハロウィンはまだ馴染みない異国の催しのイメージを保っていた。
そんなハロウィン未開拓の日本で、この季節的行事の雰囲気を体験できるのは、海外産ゲームの中であった。
その年の『ウルティマオンライン』に開設されたのは、ハロウィンの季節限定の特別シャード。
そこでオレは忘れることのできない強烈なハロウィンの一夜を体験することになったのだった。
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オープンほやほやのこのハロウィンシャードは、なんとものどかなムードが漂っていた。
ハロウィンカラーの染めタブがあちこちに置かれ、オレンジと黒と緑と紫で着飾った人々が、「Trick or Treat」を連呼しながら街を走り回っている。
その中に混じってオレも、ぎこちなく「Trick or Treat」の文字をタイプしながら、このほのぼのとした異国のお祭りの気分を楽しんでいた。
所用があったオレは一通りの散策を終えた後、キャラをブリテイン中央の宿屋でログアウトさせた。
夜に帰宅すれば、またこの宿屋から気ままにブリタニアのハロウィン風景を巡ってみようというつもりだった。
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そして用を終え帰宅したオレがさっそくログインすると……、あたりは相変わらずのブリテインの風景だ。しかし、どことなく空気が違う。どことなく様相が違う。
まず目に付いた異変は、宿屋の周りにうろつく赤ネームNPCの存在だ。昼にログインした時には、こんなのは見当たらなかった。しかもその数がやたらと多い。
なんとなく周囲の雰囲気を測りかねていると、宿屋の玄関前に別のプレイヤーのキャラクターが湧いた。
すると宿屋の周囲をうろつく赤ネームNPCのうちの数体が、彼の方にふらふらと歩み寄って来たではないか。
戸惑って立ち止まる彼。そんな彼にお構いなしにふらふらと襲い掛かる赤ネームたち。
なにせ生れ落ちたばかりの非武装のキャラである。彼はあっという間に赤ネームに囲まれ息絶えた。地面に転がる彼の死体。そしてしばらくするとそこから彼の名前にZombieという単語を加えた赤ネームキャラが突然出現し、周囲を徘徊し始めたではないか!
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オレは改めて周囲をうろつく赤ネーム連中の名前を確認した。Zombie DEAN、Zombie Mildred、Zomibie Kouichi213、Zombie analayla、どいつもこいつも明らかにプレイヤーの名前とZombieの組み合わせだ。つまり、こいつら元々はみんなプレイヤーキャラクター、その成れの果てだ。
慌ててウィンドウの枠に目をやって、今まで気にも留めていなかったこのシャードの名前を確認する。
このシャードは、その名も"Shard of the Dead"。……そういう事だったのか!
これ以上は無いくらいヴァーチャルリアリティなゾンビ映画体験だ。『バイハザード』や『デッドライジング』とは訳が違う。
バイオやデッドラは、そこにゾンビが居る事を最初から織り込み済みで体験する。
しかしこのケースの場合、こっちはゾンビ騒ぎなんてこれっぽっちも予期してはいない。呑気でのどかなハロウィンに彩られた、いつもとちょっと違うブリタニアを体験するつもりで来ていただけなのだから。
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日常から非日常への全く予期せぬ急転直下。暮らしの中に突然降って湧いたゾンビクライシス。
今まで嫌と言うほど観てきたゾンビ映画の、あいつやそいつやこいつと全く同じシチュエーションに置かれてしまった。一体これからどうしよう。
とにかくこの宿屋から離れて街の外れまで逃れようか、あるいは街の中心部はゾンビ化していないプレイヤーキャラがまだ沢山居るかも知れない。それらとの合流を期待して銀行の方まで行くか。
そう優柔不断に考え込んでいたのがの尽きだった。呑気に考え込んでいるうちに、宿屋の周囲を徘徊するゾンビの数は倍以上に膨れ上がっていたのだ。
これ以上増えたら脱出もままならない。それにあいつらが宿屋の中に押し入ってこないという保証はどこにも無い
一か八かで宿屋の外に走り出したオレにに群がる無数のゾンビたち。
ああ、やっぱり駄目だった。オレはしょせんゾンビ映画では、エキストラ程度の器しかない男だったのだ、ぎゃぁぁぁぁ!
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灰色の世界の中で幽霊となって立ち尽くすオレ。そして地面から湧いて出たYOICHI Zombieという赤ネームキャラ。
そのYOICHI Zombieが、宿屋の前にたったいま生まれたばかりの事情を全く知らないプレイヤーキャラに襲い掛かるその様を、オレはただ呆然と眺めるしかなかったのだった。
そしてブリテインの街は、あっという間にゾンビの群れに埋め尽くされてしまった。
なにせ事情を知らない人々は普通スタート地点に首都であるブリテインを選択する。そして宿屋の前に生まれた途端ゾンビの大群に襲われゾンビ化。それの繰り返しでゾンビの数はネズミ講のようにあっという間に膨れ上がった。
やがて事態を把握した人間(プレイヤーキャラ)たちは、第三の街ムーングロウを拠点に反撃体勢を整え、そして首都ブリテインを巡っての人間とゾンビの熾烈な攻防が繰り広げられた。
いったん組織的態勢をとれば、そこはみんな百戦錬磨のブリタニアの冒険者たち。
人間側の圧倒的火力の前にゾンビの群れは徐々に鎮圧されていき、やがては数の少なくなったゾンビを囲い込んで人間側が己の悦楽の為にゾンビを狩りまくるという、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を地で行く展開へと向かって行ったのだった。
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古今東西のあらゆるゾンビ映画をシェイクして土鍋で煮立てたような世界は丸々三日続いた。オレの『ウルティマオンライン』生活の中でも、ここまで濃かった三日間は他にはないだろう。
この"Shard of the Dead"は、その翌年も開設されたのだが、やはり最初からゾンビ騒ぎが起こる事が分かってい”世界は、去年のような鮮烈な体験をオレに与えてくれることはなかった。
だけどあの年の"Shard of the Dead"は、デッドラやバイオの最新作と比較にならないチープな見下ろし型2Dグラフィックにも拘らず、デッドラやバイオでも実現できなかったインタラクティブなゾンビ体験を、確かに与えてくれたのであった。

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2015/10/23 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

書籍【ウルティマオンライン 公式アトラス 正邪の大陸対応版】

   ↑  2014/07/10 (木)  カテゴリー: 書籍・コミック
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コントローラーから離れている間も、マップを見ながら様々なことに思いを馳せられるゲームは、オレにとって例外なく最高の伴侶となってくれる。
古くは『Might and Magic』、最近では『Test Drive Unlimited』や『Fallout 3』に『TESⅤ Skyrim』、一番新しいところでは『GTA5』なんかがそうだ。
マップを眺めてその場所に息づくキャラクターや事象に想像を巡らせたり、2Dマップ化された地形を頭の中で実際の景色に置き換えて、そこに自分の分身が躍動する姿を妄想したりする。
例えモニターの前にいなくとも、それは間違いなくゲームプレイの一環だ。

オレは旅行のときなんかも、行く前は地図を眺めてこれから訪れる場所を予習し、帰ってきたらまた地図を眺めて自分の行程を地図で辿るのを欠かさないくらいの地図好きだ。
道路地図帖の類は毎日ぱらぱらめくっていても飽きないし、ネットの普及で地図がさらに身近でカジュアルな存在になったときは、もう身悶えするほど喜んだものだ。
グーグルのストリートビューなんてのは、あれはマップと連動させれば一生遊んでも遊びきれないゲームみたいなもんである。
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オンラインRPGの巨人『ウルティマオンライン』の関連本は、日本国内だけでもかなりの数がリリースされ、そしてその内容もオーソドックスな攻略本から、家のカスタマイズや内装のガイド、ファンメイドのコミック、さらにはプレイヤーコミュニティの手引など多岐にわたっている。

そんな多士済々なUO本の中でも、オレの中で座右の書となるくらい飛びきりの一冊も、やはり地図本だ。
この「ウルティマオンライン 公式アトラス 正邪の大陸対応版」は、ブリタニアからロストランド、イルシェナーに渡る広大なUOの大地を、広域図、街、ダンジョンに分けてカラーのマップに落としこみ網羅した一冊。
マップの繋がりと施設や地名の表記以外は、攻略情報の類を始めとしてよけいな記述が一切ない、極めて純粋な地図帖だ。

本書の前身である「ウルティマオンライン 公式ワールドアトラス」は、2001年の拡張パック第3弾『ウルティマオンライン 第三の夜明け』までを元にした内容だったが、そのアップグレード版とも言える本書は2003年の拡張パック『ウルティマオンライン 正邪の大陸』で加わったマラス大陸もフォロー。
その『正邪の大陸』(別名・甲斐性なしどもへの宅地開放パック)ですらも、今やもう10年以上も昔のこととなったが、それからいかに幾年月を経ようとこの地図帖はこれっぽっちも飽きがこない。

ブリタニアはオレにとってもう一つの住所所在地みたいなもんだが、それでも未だにこの地図帖を眺めていて、こんな場所もあったのかと驚くこともある。
そして地図を元に、ここでこんなことがあったと昔を懐かしんだり、あるいは今度この場所でなんかやってみようなどと、これからのプレイに思いを巡らせたり、今でもデジタルの広大な地平に生々しい息吹や生活感をもたらしてくれる、古今東西のあらゆるゲーム本の中で最高峰の称号を与えたくなるような一冊なのだ。

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2014/07/10 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ウルティマオンライン】麗しのマイホーム

   ↑  2013/11/21 (木)  カテゴリー: PCゲーム
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MMOゲームの中では、主にレアアイテムがそのステイタスの証となることが多いが、多様な価値観やプレイスタイルが混在する『ウルティマオンライン』において、その役割を果たしたのはずばり土地と家だ。
一時はささやかな家を僻地に建てることすら、なかなか叶わない夢であった。拡張パック『正邪の大陸』がリリースされ、広大なマラス大陸が新たに事実上の住宅分譲地として提供されても、住宅難は一向に緩和されないままだった。
現実の住宅と同じように、家をどこにどれくらいの大きさで所持しているかは、ブリタニアにおける貧富と階級と廃人度の証明となった。

現実の住宅が、駅から徒歩何分の利便性でランク分けされるように、ブリタニアでは街やムーンゲートにより近いことが、その土地の付加価値である。
ブリテインやムーングロウといった街の至近に家を持つことはセレブの証。一大商業地であるルナ城内に土地を持つものは、羨望の眼差しを浴びた。
漫才のセントルイスは「田園調布に家が建つ」をキャッチフレーズとしていたが、『ウルティマオンライン』の場合は、これが「ルナ城内に家が建つ」と言い換えられる。いや、ルナ城内の土地の希少性を考えれば、それは田園調布程度では釣り合わないかもしれない。

オレはといえば、ゲームの中でも甲斐性のなさっぷりをいかんなく発揮して、ムーングロウの下宿屋、Moonglow Student Hostel 暮らしが長く続いていた。
貧乏人誠実なブリタニア民への宅地解放政策と呼ばれたマラス大陸の分譲も、スタートダッシュに間に合わず、「フェルッカの住宅売ります」という捨てチラシにまんまと乗ってしまっては、現地で赤ネームたちに取り囲まれて殺され、「現実のみならず、ゲームでもオレはこんな境遇に甘んじなければならないのか」と、涙に暮れる毎日。

そんなある日、どっかに金目のモノでも落ちていないかと、いつもの散歩をしていたオレの前に、その住宅密集地中にぽっかりと空いた小さな土地はあったのだった。
サイズは7×8ほどの超ミニマムサイズ。しかし僻地ではない。アンブラの街がすぐそこにある好ロケーション。
なによりその頃は、トラメルルールの大陸に空き地があるというだけで、奇跡の二乗三乗な時代だったのだ。

周囲に誰も居ないことを確認するとオレは走った。モニターの前で本当に「うわーーっ! 空き地だ、空き地がある!」と声を上げながら、建築ツールを買うためにアンブラの街まで走った。
そして建築ツールを手に、「この隙に他の誰かがあそこに家を建てていませんように!」と祈りながら、空き地のある場所まで全力ダッシュで戻った。

もしここで、空き地のところに数人のプレイヤーが待ち受けていて、「ざーんねーん。ドッキリでしたー。まさか今日日土地があると本気で思いましたー?」と、オレを笑いものにするオチがついていたら、オレはそのまま包丁片手に現実の街で無差別に荒れ狂い、「ゲームが原因で通り魔」なんてニュース沙汰になって、多くのゲーム愛好家に迷惑をかけていたことだろう。

しかしそんな杞憂をよそに、家はしっかり建った。オレが建築ツールをクリックすると、その空き地に確かに7×8の土台は出現したのだ。
「たった、たったー!」 まるでクララの頑張りを前にしたハイジのように、或いはバイアグラがガン効きした壮年男性のように、オレは絶叫した。
城や砦、最大サイズの家に比べれば、ウサギ小屋でしかないミニマムサイズの土地。だが、オレは確かにUOの飛鳥鯖内に、自分が占有するオレだけの土地を確保することができたのだ。

その後、プレイヤー人口の緩やかな減少と、複数アカウントの存在も落ち着きを見せ、土地の方が供給過多になったこともあって、ブリタニアに於ける住宅事情は少しずつ好転していった。
オレも幾度の引っ越しを重ねて、その度に家のサイズは少しずつ大きくなり、やがては最大サイズの土地を二軒持ちするまでの身分になった。
そして今、16周年を迎えたブリタニアは少子高齢化が進み、さらに家の腐敗システムが厳格に適用されるようになったこともあって、かつての住宅難を知る者には信じられないくらい空き地だらけになっている。

それと並行するようにして、オレも土地や家に対する執着は徐々に薄れていった(先日は、とうとう家を一軒腐らせてしまった)。
そんな悟りきった老人のような枯淡の域に達してしまった今のオレにとって、あの初めて家を建てたときの興奮と感動は、遠く過ぎ去った青春の日々のような想い出となっているのだ。

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2013/11/21 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ウルティマオンライン】16周年記念ギフト

   ↑  2013/09/18 (水)  カテゴリー: PCゲーム
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世界最長寿のMMORPG『ウルティマオンライン』にパブリッシュ83が導入され、それに伴って16周年記念ギフトを収めたバッグが配布された。
一口に16年と言うが、それは松井珠理奈が、まだ首の据わらない赤ん坊から日本を代表するトップアイドルにまで成長してしまうくらいの、長い長い年月である。
もっと分かり易くでは、16年前はあの横浜ベイスターズが、もう笑っちゃうくらいめちゃくちゃ強かったと言えば、それがいかに遥か昔のことなのかを理解していただけるだろう。
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さすがに16年も続くと、ユーザー平均年齢の跳ね上がり方も尋常ではなく、ちょっと前までは現実と同じ少子高齢化社会だなどと自嘲していたりもしたが、もうそんなのを通り越して、限界集落みたいな様相をそろそろ呈しつつあるのかもしれない。
その16周年ギフトの内容は、毎度お馴染みギフトカードに加えて、シルバートレイ、植木証書、馬スタチューの新顔アイテム3種。
植木証書で実体化する植物はランダムに数種類あり、枝振りのいい紅葉や壁掛けタイプのシダなど、なかなかバラエティ豊かなのだが、その中でも特殊なのは巨大ハエトリグサ。
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……なんか今、頭の中に「リトルショップ・オブ・ホラーズ」のテーマ曲が鳴り響いてきた。これは設置しておいても、こちらに害を及ぼすことはないのだろうか?
このハエトリグサ、ゴミ箱と同じ機能を備えていて、アイテムを放り込むと一定時間で消化してしまう。
このハエトリグサが人知れず静かにプレイヤーキャラクターを次々と呑み込み、やがてブリタニア中からプレイヤーキャラの姿が全て消え去ったら、運営も心置きなくこのゲームを畳むことができるんだろうなあ、なんてことをぼんやりと考えてしまうではないか。
そんな具合にプレイヤーに先行きの不安を感じさせながらもいつしか16年。なんだかんだ言いながら、将来みんなが「軍艦の萌えキャラ化? 何の話ですか、それ?」とか「クッキーなんて焼いた記憶ないです」なんてトボけ出している頃、UOはさらに限界集落化を極めつつも、元気に20周年に突入しているかもしれない。

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2013/09/18 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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