ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【Shoooji】書道で心を豊かに

   ↑  2017/06/11 (日)  カテゴリー: Android
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とにかく落ち着きのない子供だったオレの行く末を案じたのか、両親が無理やり通わせたのは、とある書道教室だった。
もっとも、そこの先生は自分の気になるテレビ番組があると、生徒たちに勝手に課題をやらせて自分はテレビに見入っているという、とんでもない爺さんだった。そのくせ生徒がちらっとテレビを盗み見すると怒るのだ。
そんな書道教室だからして、落ち着きなんてものが身につくはずは当然なく(だいたいサウスポーに毛筆習字をやらせようってのが、そもそもの間違いだ)、オレは字なんかそっちのけで、前の席に座るN君の絶壁頭が気になって気になってしょうがなかった。
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「この見事な絶壁を叩いたらどんな音がするのだろう?」
そんな誘惑に負けたオレは、ある日ついに文鎮でN君の後頭部をコツンと叩いてしまった。
N君は当然大泣きし、オレは「いや、絶壁だったから……」とワケの分からない弁解に終始し、その一言でN君はさらに大泣きし、結局オレはその教室から退校処分となってしまった。
その後、保護者間で「文鎮で友だちの頭を思い切り殴打した」という誤った情報が流布し(誓って言うが、せいぜい仏壇の鐘を鳴らす程度の強さで叩いたのだ)、オレはしばらくの間、えらく肩身の狭い思いをしたのであった。
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習字に関しては、もう一つ苦い思い出がある。
小学校での書道の授業。教師から「自分が思いついた好きな言葉を、のびのびと書いてみなさい」と指示を受けたオレは、墨痕も鮮やかにでかでかと"ち×こ"の文字を描いた。
これを見て激怒した教師は、もう今だったら大問題になってそうな勢いでオレのアタマを数発どついたあと、授業が終わるまで教室の隅で正座を命じた。
そんな習字にまつわる体験を思い出しているだけで、自分のインテリジェンスの欠如ぶりに頭痛がしてくる。
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しかしそんな救いのかけらもないガキだったオレも、今やそれなりに分別のある大人だ。
書道が目の前にある絶壁頭を衝動の赴くまま文鎮で叩く行為ではなく、心の中のある様を筆に乗せて清然としたためるものだということは、いい加減ちゃんと理解している。
饐えた匂いのする習字道具は手元にないが、その代わりにAndroid端末と、わざわざ墨を擦る動作までをもフィーチャーした書道アプリ『Shoooji』がある。
心を落ち着かせながら右指をタッチパネルに擦って(墨を擦って)、さあ、豊かで平穏な心のあるがままの言葉を書くぞ!














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(部屋の隅で正座中)

 

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2017/06/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Fallout Shelter】Vault41は今日も平和

   ↑  2017/06/08 (木)  カテゴリー: XBOX ONE
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Vault41ラジオ、コールサインは1919kHz。
諸君ごきげんよう。パーソナリティのアリステア・テンペニーだ。
以前はテンペニータワーという人も羨む高層マンションに住んでいたが、どういうわけだが来るやつ来るやつが入れ替わり立ち替わり私を最上階から放り投げていくので、堪りかねてこの穴蔵に引っ越してきた。
あのメガトンとか言うスクラップ置き場を除いては眺望が見ごとだったタワーと違って、ここはご覧の通りの土の中だが、まあ住めば都とも言うしな。
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着の身着のままでやって来るなんの取り柄もない他の連中と違って、私はカリスマの初期値がカンスト一歩手前だし、以前のタワーでもパーソナリティの経験があったりするから、こうして居住者の幸福度維持に関わるラジオルームを任されることになった。
なんと言ったってベリーレア居住者だしな。管理官も120円のガチャを10回も引いた甲斐があったというものだろう。
あー、B3階の居住者に緊急連絡。倉庫にラッドローチが湧いている。早急に対処するように。
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他所と同じく、ここも元はVault-Tec社の実験施設だ。
その後のVaultの運命はそれぞれ様々だが、ここは幸いにも管理官に恵まれて、こうしてなんとか繁栄を保っている。
なにせチマチマ建物や部屋を並べては、それらを波風立てず運営させることに妙なこだわりを持った男だ。
「こう見えても戦争前は遊園地や水族館やメガロポリスや南洋の小国を仕切ってたんだ」と胸を張っていたしな。まぁどこまで本当だか怪しいもんだが……。
あー、地上階の居住者に緊急連絡。レイダーの一団が性懲りもなく接近している。いつものように入り口の部屋で撃退するように。新開発のジャンクジェットで挽肉にしてやりたまえ。
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管理官もそれなりに巧くはやっているが、この繁栄はやはり異邦人を積極的に受け入れる開放政策と子作り支援によるところが大きいと思う。
こればっかりは以前のタワーで徹底的な閉鎖主義を貫いてきた私も認めざるをえん。
男女をちょっと部屋に押し込んでおけば、ぽこぽこ孕むとあって、いよいよ総人口も100人を超えてきた。そろそろあの男の管理能力の限界を突破してるんじゃないか?
あー、B4階の居住者に緊急連絡。武器工房で火災発生。工房の担当者だけでは手に余りそうだから、近隣の人間はただちに応援に迎え。
おい、管理官、なにやってる? さっさと手の空いてるやつを問題箇所にドラッグ&ドロップしろ!
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それとやはり大きいのはガチャの恩恵だ。
ペットやロボット、能力の高いレア居住者は、これかクエストでないと手に入らないし、それにほどほどに利用しておかないと、いつBethesdaが「このサービスやーめた」と言い出すかもしれないからな。
まぁその投資があっったかこそ、私がここに腰を落ち着けたと言うものだ。
しかし最初に来たベリーレアが私だろ? その次があのミスター・バーグだ。ここの管理官も運がいいんだか悪いんだか分からんな、フフ……。おっと、この話はこれまでにしておこうか。
……なんかハガキが来てるな? 「尊大なおしゃべりばかりじゃなく、たまには曲でもかけてください」だと? そういうことはあのスリードッグとかいうネズミみたいなやつに言え!
あいつもまたガチャでしか来ないから、せいぜい管理官の小遣いをアテにすることだな!
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基本的にはよくありがちな時間制のマネジメントゲームだし、ウエイストランドに探索に出した居住者が死んでも、わずかなコストで復活させられるなどバランスも相当甘めだが、やはりFalloutというガワの力は大きい。
元々の素材やテーマが魅力充分だから、下手にひねらず、それを既存の雛形に載っけただけの体裁が、逆にゲーム様式のパロディ的な味わいが出て功を奏しているのかもしれん。
今のところデイリーやウイークリーのクエストもマメに更新されているので、Vaultから離れての楽しみもあるだろう。
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ただうちの管理官はこれをXbox Oneで始めてしまったが、基本的には5時間おきに起動してはちょっと遊んでまた放置するモバイルゲームのリズムで遊んでなんぼのものだから、環境のある人はやはりそっちをオススメする。
あー、全居住者に緊急連絡。デスクローの群れが接近中。猶予はない。ただちに全員で迎撃態勢をとるように。
……って、おい、管理官! 管理官! まさか寝落ちか!? それだけはマズイぞ、せめていったんゲームを抜けてから寝ないとしっちゃかめっちゃかなことに……、おい、ドアを破られたぞ!!

 


この記事に含まれるtag : FallOut 箱庭経営シム 

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2017/06/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Assassin's Creed】無責任な歴史観光客

   ↑  2017/06/06 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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12世紀末のダマスカスを、アッカを、エルサレムを、見るからに挙動不審なストレンジャーが闊歩する。
本人は群衆に紛れるソーシャルステルスなどと嘯いてはいるが、周りからはちっとも忍んでいるように見えないのは、街にたむろする乞食たちが、他には目もくれず一直線に、この男の元を目指してくることからも明らかだ。
何でそうなってしまうかは、このアルタイルという男が、慎み深さや感情の抑制力が欠如した、アサシンにはまったく向いていない性格だからに他ならない。
その上で、衆人環視の中、そこらの建物によじ登ったり、屋根のてっぺんから干し草を積んだ荷車にダイブしたりなんて真似を繰り返していれば、このおかしな異邦人のことは、半日もすればたちまち街中の話題になっているだろう。
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こんな人目を避けて行動することに根本から向いていない男を主人公に据えたゲームを、『ステルスアクションに分類して、『天誅』や『ベルベットアサシン』と並べて評価してしまうのは、そりゃ何かが基本的に間違っている。
アルタイルさんがアサシンなのは、この世を忍ぶ仮の姿。
本当のアルタイルさんは、遥か現代から時空を超えてこの街にやって来た、傍若無人でひたすら迷惑な歴史観光客でしかないのだから。
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UBIにとって豊潤な金鉱となるこのシリーズも、その第1作は後に整調されていく諸要素が、まだ荒削りのまま噛み合わずに散在する、底抜け超大作一歩手前であった。
その中にあってこちらの興味を惹きつけたのは、事前のプロモーションでさんざん喧伝されていたソーシャルステルスやフリーランニングではなく、無責任な歴史観光体験だ。
アルタイルがアサシンだという設定は、その作り込まれた歴史観光地を自由自在に闊歩させ、あらゆる角度から眺めさせるための方便みたいなもの。
金持ちから貧乏人まで、あらゆる階層の人々が狭い路地裏に溢れかえる、活気に満ちた小世界を、人々に紛れ込んで歩くも良し、屋根の上からその喧騒をぼんやりと眺めるも良し。
暗殺はその合間に果たさなくちゃいけない、ちょっとした義務みたいなものだ。
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だいたいこのゲームの暗殺ターゲットは、どいつもこいつも妙に醒めきった連中ばかりで、いざ死に際のときとなっても、完全に悟りきっている始末だから、殺し甲斐がないったらありゃしない。
ちょっとは「な、何が望みだ、金か? 金ならやるぞ。だから見逃してくれ!」なんて、いかにも暗殺ターゲットらしい命乞いをしても、罰は当たらないはずだぞ。
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そりゃあオレだって、たまにはアサシンらしく人目を忍んで警戒区域に潜入し、高所からターゲットに舞い降りナイフ一閃鮮やかに暗殺を実行して、そのまま嵐のようにその場を去るような真似にチャレンジしてはみた。
しかしその目論見は、目測を誤って露天の屋根に飛び降りてしまったり、変なところでフリーランニングが発動して思い切り目立ってしまったり、"気の毒な人"にソーシャルステルスを台無しにされたりして(気の毒な人だと思ってりゃ調子に乗りやがって!)、結局は白昼の街中で剣を振り回して大暴れする、まるで遊女に振られて吉原で20人斬りの大暴れをした浪人者みたいな騒ぎになってしまうのだ。
そしてそんなついカッとなった大量殺人者みたいな開き直りで、たいていのシチュエーションはどうにかなってしまうのだから、何とも困った話である。
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この『アサシン クリード』は、そんな斬った張ったの大騒ぎを始め、露天をぶっ壊したり、名所旧跡によじ登ったり、人を突き飛ばして難癖つけたりの、まるで不良観光客のような振る舞いを、旅の恥はかき捨てとばかりに満喫できるゲーム。
街の人々にとっては、何とも傍迷惑極まりないストレンジャーだが、どうせならストーリーに絡むこと以外は、迷惑を被る街の人々のセリフは、吹き替えも字幕も一切入れない原語のままであって欲しかった。
例え建物をよじ登っている時でも、「あれ、下の方でどうやら俺のことをなんか言ってるようだな」程度に捉えられれば、こちらとしても見知らぬ街を訪れた異邦人の気分が、より一層味わえたことだろう。
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この街にしばらく腰を落ち着けた間に、迷惑な不良観光客の噂はたちまち街中に広がり、今やちょっと突飛な動作をしただけで、たちまち衛兵が駆け寄ってくるまでになってしまった。ちょっと壁に貼り付いて登っただけだって言うのに。
わらわらと寄せ集まってきて、わけの分からない現地語を口々に叫びながら、こちらを制圧しようとしてくる衛兵たちを相手に、「オレが何をしたと言うんだぁ!」と大暴れしていると、ちょっと昔に皇居の石垣に全裸でよじ登って大騒ぎの末に拘束された、あのスキンヘッドのデブ白人とアルタイルの姿がダブって見えてくる。
考えてみれば、アルタイルとあのデブ白人のやってることは、基本的に大きな違いはまったくないもんな。
ああ見えてあのデブ、もしかしたらテンプル騎士団の陰謀に抗う者だったのかもしれないぞ?
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<Xbox One互換対応タイトル>

 

この記事に含まれるtag : オープンワールド ONE互換 

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2017/06/06 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Coffin Dodgers】ジジババたちのデスレース

   ↑  2017/06/03 (土)  カテゴリー: XBOX ONE
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ますます深刻化する高齢化社会。それは日本だけの話ではない。
のどかな郊外の住宅地、ここサニー・パインズも、高齢化の波に呑まれて停滞した街だ。
このまま住民と共に黄昏を迎えるよりも、いっそカジノタウンに作り変えてパーッと活力を取り戻しちゃった方がいいかもしれない。
市長のそんなプランの下、地上げ屋メソッドで送り込まれてきたのは、黒いフードに大鎌の出で立ちもベタベタな死神。
おい、ジジイババアども。あんたらもう充分生きただろ。そろそろ潔く往生しちゃどうだ?
突然の勧告に慌てたのはジジイババアどもだ。ムダに長生きしている年寄りほど、死への覚悟は薄れているもんだ。
冗談じゃない。まだちっとも生き足りてないって。東京オリンピックだって観たいし、トランプがしっちゃかめっちゃかやった後、どのマヌケがその後始末をするのかの確認だってしたいって。
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棺桶に片足突っ込んでいるどころか、覚悟を誘う棺桶を徹底的に忌避する厚かましいコフィンドジャーたち。
そして死神ときたら役所のソーシャルワーカーよりもお人好しときてる。老人たちの抵抗に思わず妥協。
うーんと、あんたらを残らずこのまま長生きさせるわけにもいかないから、レースでペケになったもんから順番に棺桶に入ってもらうってのはどうかな?
そんでもって優勝者はまあ見逃してあげるよ。
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こうして始まった高齢化タウンのデスレース。乗りこなすマシンは、ジジイババアどもが公道をトロトロ走らせている、あの電動シニアカートだ。
もちろん命がかかってるからノーマル仕様のカートなんかじゃない。
アーミッシュにブルースミュージシャン、エアロビ狂にゴシップおばさんと、年取ってからどころか若いうちから社会的に潰しが効かなかったような面々が、カートを思い思いにチューンナップして、いざマリオカートスタイルのレーススタート!
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お邪魔アイテムは追尾ミサイルにオイル、電気バンパーにシールドといった定番……、というかベタベタなラインナップ。
もうちょっとヒネれよ! とは言うものの、年寄りに目新しいもん与えても持て余すだけだろうしな。しょうがない。
ステージが進むにつれて、なぜかコースにはゾンビの群れがふらふらうろつきだすが、これは設定以外は取り立てて特徴のないカートレースに、プチカーマゲドン的な変化球をもたらそうとする死神ならではのサービスなのだろう。
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レースが終わる度に敗者エリミネートシステムで天に召されていく者が確定。ああ、ランドルフ、良いやつだったのに。お前さんのことは忘れないよ。
と思ったら、次のレースにはちゃっかりゾンビ化して何食わぬ顔で参戦。なんだ、寂しくないじゃん。
そして最終ステージはいよいよ死神との最終決戦。年寄りの往生際の悪さをたっぷりと思い知らせてやる!
中小どころのカートレースゲームにありがちなバランスの悪さ(ちょっとカートをチューンナップしたら、AI相手にはほぼ無敵状態になってしまう)や、マルチプレイはローカルのみといったけっこう致命的な欠点を、ジジイババアとカートという設定のワンポイントだけで強引に誤魔化した一作。
いかに社会が迷惑しようが、わしらはしぶとく強引に生き続けるぞ!

<国内ストア未発売>

 

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2017/06/03 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Fighting Network RINGS】きっかけはポーラ・アブドゥル

   ↑  2017/06/01 (木)  カテゴリー: PS1
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「コッチヘオイデヨ~、WOWOW」
ポーラ・アブドゥルの呼びかけは悪魔の囁きであった。
このCMと共にWOWOWがサービスを開始した時、つい勢い余って加入してしまった粗忽なオレは、24時間テレビの前に張り付いてはいられない事実にやがて気づき、馬鹿でかいデコーダーの前で「このままではとてもじゃないが元は取れない」と途方に暮れていた。
業者もユーザーもまだ手探り状態で進む日本初の有料衛星放送チャンネル。その最初のキラーコンテンツとなったのは前田日明だった。
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人気絶頂にありながらあっけなく三派に分裂してしまった先鋭的プロレス団体UWF。
その状況下でWOWOWは一も二もなく孤立してしまった前田日明を支持。そしてWOWOWによる中継のバックアップを得て、新団体ファイティングネットワーク・リングスが始動。
これに喜んだのは前田信者ばかりではない。一連のUWFブームには背を向けていたオレも、この時ばかりは「WOWOW視聴料の元が取れる!」と、節操もなく喜んだ。
そしてプヲタの飲み会に澄ました顔で現れては、「昨日の前田対ハンク・ニューマン観た? あ、観てないの? そうかWOWOW入ってないんだ」と白々しくアピールしては、ワケも分からず日本に連れてこられたオランダ人柔道家がアキラ兄さんに一方的に蹴られまくった試合を、ムダにドラマチックに脚色して滔々と語るのであった。
まさに"街頭テレビ時代に自前のテレビを持っていた人"の平成版。ポーラ・アブドゥルの口車にも乗ってみるもんである。
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WOWOWの中継フォーマットとリングス興行のコラボレーションは、単なるアマチュアボクサー(ゲオルギー・カンダラッキー)すらも、それなりにキャラの立ったやつにしてしまう魔空間であった(Uインターの無名アメリカ人レスラーたちが、ただの地味なやつで終わってしまったのとは、実に対照的だ)。
オランダの危ないやつ、ロシアの酔っぱらいオヤジ、ブルガリアの力持ち、グルジアの笑っちゃうくらい強かったおじさん(これはグロム・ザザだ)。
なんだかよく分からないけど幕の内弁当みたいに多彩な外国人選手と大黒柱の前田日明。他の日本人は無名の若手ばかり。そしてテレビ局の頼もしい後援。
その陣容は今思えば旗揚げ当初の全日本プロレスと重なり合うのかもしれない。
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テレビ局だけではない。ゲームソフトの分野でもリングスは他のUWF分裂組の上を行っていた。
Uインターやパンクラスがスーファミでコントのようなゲーム(しかもよくよく考えてみればアレらは団体オフィシャルですらない)を出すに留まっていた一方で、リングスは唯一プレイステーション時代に対応。
WOWOWもしっかりクレジットに名を連ねた堂々の団体オフィシャルゲームである。
ポリゴンで再現された登場選手は、前田、長井、ヤマヨシ、田村、高阪、成瀬、ハン、ズーエフ、コピィロフ、フライ、ナイマン、ピータース、タリエル、ゴチェフ。
日本人選手ほぼ全部と、あとは各ネットワークから代表的選手を一揃え。ミーシャとザザがいないのは残念だが、それを望むのは贅沢というものだろう。特にザザは。
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3Dポリゴン格闘ゲーム風の立ち技に、ちょっとぎくしゃくしたグラウンド攻防を折衷した内容も時代的には致し方ない面もあったろう。
ムーブメントしてもゲームとしても、我々が総合格闘技の"次"を手にするのは『Ultimate Fighiting Championship』を待つしかなかった。
これはその総合格闘技革命の幸福な前夜。彩る特典は団体やWOWOWが提供したオフィシャルのムービーや画像。
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特に免許の書き換えみたいなジャパン勢、呑気な観光客のパスポート写真のようなグルジア勢、揃いも揃って収監写真と見紛うオランダ勢と、ネットワークの個性が如実に現れたバストアップ写真や、高阪の乳首を舐める島田レフェリーといったファンシー画像の数々は、往年のリングスファンにとってはもうそれだけで幸せな思い出に浸れることだろう。

 

この記事に含まれるtag : プロレス 

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2017/06/01 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |