ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【新宿の狼】東京粗忽警察

   ↑  2017/06/22 (木)  カテゴリー: PS2
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パッと見は冴えない中年男だ。だけどオレの刑事の勘が、こいつは叩けば埃が出ると告げている。
「こういうモンだが」懐から警察手帳を出して職質すると、こいつは横領犯と判明。
慌てて逃げ出す容疑者にパンチを繰り出したら、何故か近くに居た無関係な別のサラリーマンに拳が命中。
「何すんだ、この野郎!」掴みかかってくる無関係なサラリーマン。その間に容疑者は……、ああああ-、ああー、逃げちまう。もう面倒臭えから代わりにてめえを逮捕だ!
無関係なサラリーマンをぼこぼこに殴り倒して後ろ手に手錠を掛ける。一丁あがり!
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パッと見はこの街ではありふれた水商売風の女だ。だけどオレの刑事の勘が、こいつは叩けば埃が出ると告げている。
「こういうモンだが」懐から警察手帳を出して職質すると、こいつはパワハラ犯と判明。
「パワハラって刑事犯なの?」とちょっぴり戸惑ったが、その女が逃げ出したので慌てて追跡。
ガードレールを飛び越えて車道を横切って逃げようとする容疑者。そこに無情に突っ込む車。宙を舞う女の体。
地面に横たわってぴくりとも動かない容疑者を片膝で押さえつけ後ろ手に手錠を掛ける。一丁あがり!
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「裁くのは俺だ!」と高らかに言い放ったのは、ミッキー・スピレーンのマイク・ハマー。「わしがルールブックだ!」と高らかに言い放ったのはプロ野球の二出川元球審。
では「オレが法律だ!」と高らかに宣言したのは? ……ここで「ユン・ピョウの検事ミスター・ハーですね!」と反応した人、こんど飯でも食いながらゆっくりとシンシア・ラスロックの素晴らしさについて語り合いましょう。いや違う! 香港ならいざ知らず、ここ新宿で俺法と言うのは、捕まえた容疑者をおのれの勝手な裁量で、豚箱、罰金、無罪かの処断を下すシステムだ。
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新しい服やバイクが欲しくなった時、パチンコの軍資金が必要となった時、気力ゲージさえ満タンならさっそく俺法の出番だ。
食い逃げの現行犯で逮捕。俺法により貴様は罰金刑だ。ルーレットスタート!俺法による罰金の金額は、上は百万円から下は……、一円。
「刑事さん、ホントにそんなはした金でいいんですか?」
う、うるせえ! 元よりけちなチンピラから百万円貰おうなんて甘い夢見てねえわ! もういい、いいからあっち行け!
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当初の予定では『龍が如く』に対するカプコンからのアンサーとなる予定だったが、諸般の事情によりカプコンがそれを放棄。
それをスパイクが拾い上げてどうにか発売にこぎつけたはいいが、某誌のクロスレビューで3点なんてワイルドな点数をつけられるなど、七難八苦の言葉を地で行ったこのゲーム。
へぼへぼな操作性やちょっとアレなビジュアルなど、カプコンが示した難色がうかがえる数多な欠点の一方で、発売された2009年時点の国産ゲームでは、フリーローミングスタイルの基本が唯一きちんと成立していた、なかなか一筋縄では行かない作品である。
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Vシネ系はみ出しデカの王道をベタベタに歩む主人公の名は三上英二。
龍などといささか過大なあだ名を授けられたセガのチンピラヤクザに対して、こちらの異名は狼。
拳銃密売組織を追う、これまたVシネチックなメインストーリーを義務のようにこなす傍らで、新宿の治安をマッチポンプで守るためにフリーダムに暴れまくるアウトロー刑事だ。
なにせ新宿は魔都だ。石を100個投げればそのうちの70発は犯罪者に当たる。街で突発的に起こる非常事案にも事欠かない。
だからこそ、このざっくばらんな造りの箱庭では、三上のような法手続きを無視して事をすすめる男が必要となってくる。巻き上げた罰金はもちろん自分の懐だ!
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パッと見はこの街ではごく普通のOLだ。だけどオレの刑事の勘が、こいつは叩けば埃が出ると告げている。
「こういうモンだが」懐から警察手帳を出して職質すると、こいつは食い逃げ犯と判明。
まぁこんなご時世だし、何よりたかが食い逃げ如きでこの新宿の狼が仰々しく小娘一人を捕まえることもあるまい、とも思ったが、しかしこういう小さな犯罪を見逃していては、この街の治安ゲージはちっとも回復しない。
「悪いなお嬢ちゃん、見逃す訳にはいかねえんだ」とポケットから手錠を取り出し女の方を向くと、オレの視界いっぱいに女の履いているローヒールの靴底が飛び込んできた。
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そこらの中華マフィアも顔負けの逆ギレっぷりで、めちゃくちゃに暴れまくる食い逃げOL。
ちょ、ちょ、ちょっと待て! お前、食い逃げ程度でここまで開き直るんじゃねえ!
しょうがない。最後の手段は発砲。人混みの中で操作性最悪の拳銃乱射は昼下がりの新宿西口でさらなる混乱を巻き起こすが、まあこの程度、始末書を何枚か書けばチャラになる。
もっともこの始末書制作のミニゲーム、マジでカンベンしてほしいくらい心躍らない作業だとか、とにかく変なとこで妙に凝りまくったゲームである。

 

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2017/06/22 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Sleeping Dogs: Definitive Edition】香港秘密警察

   ↑  2017/06/20 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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「ちょっと借りるぞ!」
とってつけたような断りと共に他人のクルマやバイクを拝借し、通行人が慌てて身を避ける中をタイヤを軋ませながら走り抜ける。
途中にある看板や果物を並べた屋台などは、もう壊してくれと言わんばかりに存在しているようなものだ。
それらをお望み通りぶち壊しながら、逃げる容疑者のクルマに容赦ない体当たりを食らわせ、横転した車体からそいつを引きずり出して二、三発鉄拳を御見舞した後、「お前には権利がある!以下省略!」と、これまたとってつけたように事務通告。
ちょっとばかりやんちゃな刑事を主人公に据えたアクション映画では、もう黄金のパターンだ。
ポスト『GTAⅢ』があちこちで芽吹いていた2000年代前半に登場した『トゥルー・クライム Street of L.A.』は、そんな刑事アクションの王道をビデオゲームで再現した快作だ。
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主人公がアジア系、そして徒手格闘の要素が強いなど、ハリウッド系刑事モノだけでなく、香港産アクション映画からの影響をそこかしこに感じさせていたこの『トゥルー・クライム』。
ニューヨークに舞台を移した続編を挟んで、第3作は『True Crime Hong Kong』のタイトルで、いよいよ重要なルーツである香港がステージとなることがアナウンスされ、一部の好事家を大いに期待させたのであった。
しかしゲームのIPに紆余曲折は付きもの。
どんな事情があったのかは知らないが、Activisionにおける『トゥルー・クライム』シリーズの展開はペンディングとなり、そしてこの第3作は『スリーピングドッグス 香港秘密警察』と名を改め、スクウェア・エニックスからのお目見えとなった。
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そのテーマは潜入警察官。
制作者たちの「インファナル・アフェアを観てピンと来ました!」なんて無邪気な笑顔が浮かんでくるようだが、しかし秩序の側と無法の側、二つのを都合よく使い分けて立ち回れる、ゲーム的には何かと便利で美味しい立場であることは間違いない。
気のせいかトニー・レオンとアンディ・ラウを足して10で割ったような風貌をしてなくもない主人公ウェイ・シェンは、アメリカから出向してきた刑事。
彼の任務はマフィアへの潜入捜査。当然その後に続くのは、マフィァ仲間への仁義と警察官としての使命に板挟みの苦悩だ。
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もっともそんな香港ノワールなテーマは、メインミッションに付随するムービーだけで適当に処理してくれるから、あまり深く考える必要はない。
むしろ警官とギャング、二つのイケイケな立場を手に入れた僥倖を、この細かく作り込まれた香港の街で自由に行使しよう。
まずは香港名物屋台グルメ。肉まん一つくださいな。立ち食いで貪ったあとは、そこらに停めてあったクルマを拝借して、どががががーんと突っ込んで破壊だ。
だって香港の屋台って、こういう為に存在してんじゃないの? ジャッキー・チェンの「ポリス・ストーリー/香港国際警察」でそう習ったよ?
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おかげでカーチェイスが挟まれたミッションなんかでは、「あっ、屋台だ!」とわざわざ大回りして突っ込みに行ってるんだから、非効率なことこの上ない。
クルマだけに留まらず、走っての追いかけっこだっていちいち野菜売り場の上を飛び越えたり人混みの中を選んで突っ切ってる始末だ。
人を追ってるんだ、ちょっとどいてくれ! 勢い余って突き飛ばした罪のない通行人が、なんか陸橋から転落してったような気もするが、なぁに、きっとあいつは香港スタントマン協会からやって来たやつだ! おそらく大丈夫だ!
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『トゥルー・クライム』シリーズに一貫していた徒手格闘へのこだわりや、バレットタイム風のスローモーション発動(そのバレットタイムも元をたどればジョン・ウー映画だろう)、走行中のクルマに飛び移りなど、様々なアクション要素が"香港映画風"の旗印の下、すべてが小気味よくまとまりを見せている。
凄惨なバイオレンスシーンが実にカジュアルに挿入されるところも、また香港流儀。
何より汗ばんで小汚い綿シャツにスウェット姿のアジア人主人公は、数多のクライムアクションの中でも、我々にとってもっとも親近感の湧くキャラクターであることは間違いない。
ジャッキーにサモ・ハンにユン・ピョウにジミー・ウォングにエリック・ツァンにチョウ・ユンファにアンソニー・ウォンにホイ三兄弟に、オレの知るあらゆる香港映画ヒーローをぶち込んでインタラクティブ行使用に再変換した男、ウェイ・シェンを操作して、香港の街を今日も勝手気ままに暴れまくるぜ。

 

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2017/06/20 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【一発逆転 ギャンブルキングへの道】人間の下限

   ↑  2017/06/18 (日)  カテゴリー: セガサターン
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学生時代は月100万の仕送りで優雅に暮らしていた主人公。卒業後は親の経営する会社に当たり前のように入って、二世経営者の道をまっしぐら。
……のつもりでいたら父親が衝撃のカミングアウト。会社経営してたってのはウソ。実はオレは会社行くフリしてギャンブル三昧、それで月1000万稼いでいた。
お前に100万も仕送りしていたのは、刹那的な暮らしに身を染めさせてギャンブラーの道へ進ませるため。
オレの後を継いで稼ぎまくり、周りに女を侍らすような立派なギャンブラーになれ!
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こうして抜き出しているだけで、もうこの人たちに何を言ってもムダな気になってくるが、それにしたって人間の下限をここまで低く見積もったゲーム設定もそうはない。
周りがテロリストと戦ったり、魔王から世界を救っていたりする傍らで、こんなことをやっていてのもいいのかと後ろめたくもなってくるが、とにもかくにも1億円を目指してギャンブル三昧の毎日が始まった。
ただし種目は競馬競輪競艇パチと、あくまで合法限定!
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とりあえず引きこもっていてもしょうがないからと、自宅から外出メニューを開くと、並ぶのは「競馬」「競輪」「競艇」「パチンコ」「パチスロ」の文字。
この時点でゲーム開始早々に人としてどうしようもない底にいることを、嫌でも自覚させられる。
メニューの下の方に小ぢんまりとある「アルバイト」の選択肢が、今や主人公と社会を繋いでいる、たったひとつの細い糸だ。
しかしこの尊い汗を流す唯一のコマンドを進めても、行き着くのは「さぼる」「さぼらない」の二択のみ。
ちなみに「さぼる」はバイトを休む意ではなく、適当に働いているフリをすること。それでもバイト代はしっかりと受け取って帰るのだから、ある意味では実に見上げた主人公である。
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地道に続けていれば、それぞれの職種ごとに簡易ギャルゲー的な展開もあるアルバイトだが、しかしこんなセコい労働をチマチマ続けていたって、稼げるカネなんてたかが知れている。
それに知り合った女の子をなびかせるためには、もっと大金が必要だ。それにはやっぱりギャンブルだ! 濡れ手に粟だ! 一攫千金だ! どうせ一度だけの人生だ! パーッと派手に花咲かせるぞ!
そんな刹那的な考えと共に競輪場に向かった主人公を待っていたのは、展開のバリエーションに乏しいレースを、スタートからゴールまでスキップもできずに付き合わされる、刹那とはおよそ正反対の地道な義務の繰り返しなのであった。
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公営ギャンブルには開催期間というものがある。
今日は多摩川で開催されていた競艇が明日は尼崎で。主人公の立場は無頼のギャンブラーだ。当然これを追っかけて旅することになる。
場所移動の選択肢は「在来線」「新幹線」「飛行機」など。もちろんかかるカネも違ってくる。
そして宿泊先も「カプセル」「ビジネスホテル」「高級ホテル」の三択だ。在来線で大阪に向かいカプセルホテルに身を預け、向かう先は競輪場に競艇場。
だけど関西に行ったって、レースに違いがあるわけじゃない。またちっとも心躍らない同じような展開をスタートからフィニッシュまで強制的に拝むだけ。
あーあ、せっかくこっちまで来たんだから、明日はパチ屋にでも行ってみるかな。もっとも日本全国どのパチ屋にも台はたったの二種類しかないけどな!
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出走表、オッズ表、投票カード、レース画面、パチンコ台の盤面、パチスロのリール。その果てしない反復ばかりで構築されたゲームのメインを進めていると、イレギュラー的な行動と言えるアルバイトの方が、むしろよっぽど主人公にとって享楽的な行いに思えてくる。
少なくともこっちは女の子や"高校浪人10年目の家庭教師依頼者"なんて人たちとの出会いがあるしな。
こっちの人生も相当間違ってるが、お前の人生はもっと間違ってるぞ!
制作はPOWことプランニングオフィス・ワダ。
本作のみならず、スーファミやプレステにまでまんべんなく同コンセプトのゲームばかりを展開した、こちらも何かが基本的に間違っていたメーカーである。

 

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2017/06/18 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Deepak Chopra's Leela】Kinectカメラは第三の眼

   ↑  2017/06/15 (木)  カテゴリー: XBOX 360
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富める者に貧した者、病める者に健やかなる者。紆余曲折した末に誰もが最後に行き着くのがスピリチュアルな世界だ。
欧米にニューエイジという概念が生まれてから、もうどれくいらい経つであろうか。
東洋哲学やら何やらがごっちゃに混じり合ったこの宗教的思想は、東洋人から見ればいささか奇異に映ることもあるが、しかし多くのロック名盤やアップルコンピュータを生み出した一因である事実は揺るがない。
ディーパック・チョプラは、そのニューエイジ思想から飛び出してきた人物。
その界隈では定番とも言える西洋医学のカウンター的なメソッドを唱え、今や大きな影響力を持つインド系アメリカ人だ。
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Kinectの実用的な使われ方で思い浮かぶのは、いわゆるフィットネス系のソフトだ。
Nikeインストラクターやジリアン・マイケルズが怖い顔をして身体を動かすことを要求し、ささやかなカロリー消費と引き換えに健康になった気分を手に入れる。
そんないかにも西洋即物的なメソッドが幅を利かすジャンルに、スピリチュアルをテーマに殴り込みをかけてきたのもチョプラであった。
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『Deepak Chopra's Leela』は、チョプラのメソッドをKinectに落とし込んだゲーム。
リーラーとはサンスクリット語で"宇宙的意識の遊戯"を意味するらしいが、とにかくこれをプレイしていれば潜在化の意識が解放され、通常よりも深い直感や洞察、インスピレーションを得ることができると主張するソフトだ。
この建前だけで眉に唾する人も多いだろうが、まあジリアン・マイケルズが「一週間で贅肉が落ちるわ!」と言ってるやつのスピリチュアル版だと思っておけば、軽く受け流せるだろう。
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「筋肉! 筋肉!」と騒ぎながら、腕立て伏せだの反復横跳びだのを何度もやらせる野蛮なフィットネス系ソフトと違い、『Deepak Chopra's Leela』が必要とするのは自然体で直立できるささやかなスペースのみ。
チョプラの肉声ガイドに誘われながら、まず最初に挑むのは"オリジン"のムーブメントだ。
腰を緩やかにくねらせて画面内の惑星を自転させ、木々の芽を雨雲や太陽の下に導いて成長させ、緑の星を創り上げよう。
やはり腰を自然体でひねりながらクリーチャーを操作し、宇宙をめぐりながら成長させるのは"ライフ"のムーブメント。
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続く"パワー"は向き合わせた掌をゆっくりと広げて気導珠を大きくさせ、それを放って岩を穿つ超能力者気分をもっとも味わえるムーブメント。
この辺になれば、そろそろKinectセンサーの丸いカメラ部分が第三の眼のように感じられてくるだろう。
ツイストと合掌の二つの動作でスピリチュアル版『キング&バルーン』を遊ばせるのは"ラブ"のムーブメント。
テレビに向けた掌から、まるで念動波が発せられているかのような手応えが得られるのは、"ハーモニー"のムーブメントだ。
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"イントゥイッション"は首を軽く左右に傾けて自機を操作するチューブレースゲーム。
そして最後の"ユニティ"のムーブメントを終える頃には、もう全身チャクラ開きまくり。「今のオレの姿は風忍の手によってコミック化されて然るべきだ!」なんて意味もない自信で満ち溢れていることだろう。
なんかアブない人の一歩手前のような気もするが、しかしこれこそが身体と精神の調和を経た健全なる魂なのだ。マントラマントラ!
Wii版もリリースされている本作だが、しかしリモコンよりもKinectを介した方が、よりスピリチュアルな気分に浸れることは間違いあるまい。
その短い現役時の間に、ありとあらゆる方向性の模索がなされていたXbox 360のKinect。そしてそれは人知れずして深遠なる大宇宙の意識ともコミットしていたのだ。

<Kinect専用ソフト / 日本未発売>

 

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2017/06/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【坐禅 "ZAZEN" zen meditation game】Kinectは悟りの導師

   ↑  2017/06/13 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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仰々しい台の上に設置された大きめのテレビ。静かに唸りを上げるちょっとチープなエアコン。犬のおしっこが染み付いたニトリのカーペット。
見慣れたいつもの部屋。しかしオレは紅葉の隙間を縫って流れてくる秋の風や、水のせせらぎに乗って伝わる心地よい空気を無理やり感じている。ここはいつものリビングであり、いつもとは違う清然の場なのだ。
ゆっくりと息を吐き出し、オレの心は自然と調和している。
決して傍らに置いたタブレットから流れてくるパ・リーグTVの実況に心を乱されたりなどしない。
またロッテ打線は息を吸うかのように三者凡退した。
あのムダな高給取りのスットコドッコイども!…………などと決して昂ぶったりなどしていない。
黄色く染まった葉が落ちるのも自然の摂理ならば、ロッテ打線の三凡もまた摂理なのだ。
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メジャーどころのメーカーはおろか、当のマイクロソフトまでもが店じまいを始めだし、今やごく一部の香ばしいインディペンデント会社のみが細々とアプローチを続けるのみとなったKinect。
諸行無常を感じさせるデバイスだが、しかしそうやって俗世間の欲望や打算から解放されたポジションになったからこそ、こうやって禅の精神にも自然と関われるようになったのだろう。
TVモニターの前に用意するのは座布団と身一つ。ビデオチュートリアルに従って、まずは準備運動で心身を整え、そしてKinectセンサーに見守られながらゆっくりと坐禅を組んで目を閉じる。
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ゲーム業界のアナリズムからも、マイクロソフトのビジネス的思惑からも自由となった無垢のKinectは、いまリビングに邪念の無い静謐の空間を作り出している。
その真ん中で煩悩を振り払い、オレの心は自然と調和している。
決して首からぶら下げたスマホから流れてくるパ・リーグTVの実況に心を乱されたりなどしない。
またロッテ中継ぎ陣は、それが当然の仕事であるかのように敵打線に捉まった。
あのムダな高給取りのスットコドッコイども!…………などと決して昂ぶったりなどしていない。
水が高きから低きに流れるのも自然の摂理ならば、ロッテ投手陣の炎上もまた摂理なのだ。
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いつもは刹那の楽しみを提供しているだけのゲーム機が、いまは心と身体を見つめ直す実りある行いに使われている。
心を落ち着かせてくれるのは坐禅だけではない。やはりKinectを使った写経に読経(ちなみにこのソフト。宗派は天台宗だ)。
とは言っても写経はちゃんと文字を書かずに適当に点を打ってるだけでOK判定されるし、読経に至っては吉幾三の"おら東京さ行くだ"を呟いていただけでも問題なかったから、Liveにはたちまちのうちに徳のかけらもない横着な実績解除者で溢れかえっていたが。
やはり実績がらみの話では、瞑想5回クリア以降の実績解除者パーセンテージがガクンと下降しているのも、三日坊主という言葉の意味をダイレクトに感じさせてくれる。
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実績もそうだが、こんなブログや実況の肥やしにしかなっていない現状も、禅の本来の精神からおよそかけ離れているような気もするが、しかし世の中で大切なのはきっかけ、縁である。
今まで禅のぜの字にも触れようとしなかった不届き者たちに、たとえ邪な気持ちがきっかけとは言え、ちょっとでも座禅を組む機会を与えただけでも、このソフトはそれなりの目的を果たしているんじゃないだろうか。
もっとも自分の代わりに大きなぬいぐるみをKinectセンサーの前に置いて横着している輩は、その限りではないだろうが。
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毎日数分ずつ坐禅を組むうちに、いつしか選択できるステージも増えてきた。
テレビに映る神妙に両手を組む自分の姿に気恥ずかしさを感じていたのも最初のうちだけだ。
もう今ではどんなだらしない格好で座り込んでいても、心が揺れ動くことはない。
贔屓の野球チームが勝ったり負けたりして順位が上がったり下がったりするのなど、大自然の理の前ではなんの意味もないことだとまで思うようになった。
きっとこれが悟りというものなのだろう。それにここしばらくは最下位に定着して順位は下がりようもないしな! あの意味もなく野球のユニフォームを着た役立たずどもめ!
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開け放った窓から入ってくる工事の騒音も選挙カーの名前連呼も、この崇高な空間では木々のさえずりや水のせせらぎに濾過される。
それらに囲まれながら、静かで規則的な呼吸と共に、オレの心は自然と調和している。
決してダイニングでつけっぱなしになっているテレビから流れてくる野球中継に心を乱されたりしない。
デスパイネの穴埋めにやって来たパラデスとダフィーは今日も不発に終わった。
あのムダな高給取りのスットコドッコイども!…………などと決して昂ぶったりしない。
石に苔がむすのも自然の摂理ならば、ダフィーの豪快極まりない空振りやパラデスの為す術ない見逃しもまた摂理なのだ。……なんて悟れたら誰も苦労はせんわ、バカヤロウ!!

<Kinect専用ソフト / 国内ストア未発売>

 

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2017/06/13 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |