ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【怪盗アプリコット】盗むのはイケメンのハート

   ↑  2017/11/23 (木)  カテゴリー: ドリームキャスト
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望月家には世間にとってはまったく理解不能な家訓があった。
曰く「望月家の長女と生まれた者は、怪盗となって世の中を影から見守るべし」
望月家にとっての怪盗の定義が、これまたさっぱりワケが分からないが、とにかく望月あんずは17歳の誕生日を迎え、家訓に従って怪盗としてデビューすることになったのだ。
この日のために筋トレや砂浜マラソンなど、苛酷なトレーニングを積んできたあんずであったが、しかし母親である7代目怪盗プラムドから与えられた試験ミッションは、あんずにとってはまったく予想外のもであった。
「アイドル、新聞記者、プロサッカー選手、同級生、たこ焼き屋。この5人のイケメンの中から、誰か1人のハートを盗むこと」
かくして、昼は普通の女子高生望月あんず、夜は女怪盗アプリコットとして、イケメンたちのケツを追いかけ回す日々が始まるのであった。
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女子高生と怪盗の二重生活。得てしてこういう設定は、二つの顔があることを周囲の人間に秘密にしておくものだが、オープニング早々主人公の元にやってきた仲良しの同級生は、「いよいよ怪盗デビューやなあ。応援してるでえ!」と先制パンチ! あのー、こういうことをオープンにしちゃっていいもんなんでしょうか?
昼間の望月あんずパートは、学校や駅前、公園に喫茶店など、ターゲットや脇役キャラたちが姿を見せる場所を巡って、せっせと好感度上げとフラグ立て。
そして夜は怪盗アプリコットに変身し、ターゲットの家を窓から急襲。それを世間一般では逆夜這いと言うんだが……。
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もちろん怪盗だから、前日に「○○時にハートを頂戴に参上します。よろしくね」の予告状は欠かさないが、しかしそんな不気味で意味不明な予告なのに、ターゲットたちは警察に連絡も避難もせず、律儀に家で待っててくれる。
中にはたこ焼き屋の分際で、「帰れ、バカ!」と、けんもほろろな野郎も居るが、こういうツンデレならぬ、むっつりデレな奴こそが、一番落とし甲斐があるのは乙女ゲームの定番だ。屋敷さん、また勝手に窓から押しかけますねっ!
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キャラクターボイスを務める夏樹リオの好演もあって、明るく飄々として憎めない印象を与えるアプリコットだが、しかしすれた野郎の目からだと、40にしてスタイル抜群の美熟女。しかも声は沢海陽子という、まさに死角無しなアプリコットの母ちゃんの方が、遥かに魅力的に見えてしまうのが、実に悩ましいところなのであった。
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この『怪盗アプリコット』。オリジナルは2002年に発売されたWindows版。そしてその1年後に、ドリームキャスト版とプレイステーション版が登場したのだが、この同時期に出た両コンシューマ版、その中身にちょっぴり違いがある。
ドリームキャスト版は、サブキャラ数名のイベントをオリジナル版より大幅に増やした内容なのに対し、プレステ版はその代わりに新しい攻略キャラを1名追加。
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なんでこんな妙な差別化をしたのかは不明だが、とにかくTAKUYOという会社は、1つのゲームに少しずつマイナーチェンジを施しながら、数年越しで複数のハードに渡って売り続ける商法を常套としているのだ。
この『怪盗アプリコット』にしても、後にドリキャス版とプレステ版の各要素を全部盛り込んだPS2版。そしてさらにその2年後には、設定資料集をエクストラに加えたPSP版と、実に足かけ5年に渡って、手を変え品を変え商売を続けたのだった。

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2017/11/23 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Stern Pinball Arcade】AC/DC Pinball

   ↑  2017/11/20 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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その兄弟はプロレス界で例えるならば、ドリーとテリーのザ・ファンクスのようであった。
ギターを手に奔放に暴れまわる弟の斜め後ろで、いつも黙々とぶっといリフを刻み続けていた。
様々なジャンルのファンを越えて愛されてきたAC/DC。
この偉大なロックバンドを、ステージフロントから引っ込んだドラム斜め前の定位置から束ねてきたギタリスト、マルコム・ヤングが亡くなった。
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ロックピンボールの流れから次はこのゲーム触れようかと思っていた矢先に、期せずしてマルコムの訃報が入ってきた。
改めて盤面を見渡してみれば、彼の姿が位置するのはフィールドの後ろ奥の控えめな場所。彼らしい定位置だ。
このピンボール版AC/DCは、今や唯一の商業ピンボールメーカーとなったSternが2012年にリリースしたテーブル。
日本では昨年惜しまれつつ閉店した豊田のゲームセンター、ネバーランドで稼働していた。
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このピンボール台の最大の特徴はジュークボックススタイル。
ボールの打ち出し前に曲がリクエストできて、選んだナンバーに応じた役が常に展開しっぱなしになる。
ちなみに選べるのは"T.N.T."、"War Machine"、"Back In Black"、"Highway To Hell"、"Rock ‘N’ Roll Train"、"For Those About To Rock"、"Hells Bells"、"Hell Ain’t A Bad Place To Be"、"You Shook Me All Night Long"、"Thunderstruck"、"Let There Be Rock"、"Whole Lotta Rosie"、AC/DC黄金のレパートリー全12曲。もちろん本人たちのオリジナルだ。
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盤面のオブジェクトも、これらの曲ゆかりのモノ。特に奥にあるHells Bellは、AC/DCファンならば意味が無いときでもつい打ち鳴らしたくなる誘惑に駆られるだろう。
ステージ上のアンガス・ヤングよろしくせわしなく動き回るボールをコントロールして、マルチボールがかかれば、ちょっとファニーなAC/DCの影絵が揺れ動きオーディエンス大熱狂。
3ボールアウトしてしまえば、新しい曲を選ぶもよし、同じ曲に再チャレンジするもよし。
言わばフリッパー捌きの腕に左右される、各種ギミック付きAC/DC専用ジュークボックスマシーンだ。
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これが収録されている『Stern Pinball Arcade』についても補足。
他機種で展開されている実機ピンボールシミュレータ『Pinball Arcade』と同開発会社によるもので、コンポーネントが無料で各台を個別で購入するシステムなど、基本的な仕様は『Pinball Arcade』とまったく一緒。
つまり『Pinball Arcade』からSternの台だけを独立させた体裁で、収録されている台も『Pinball Arcade』と被っているモノがほとんどだ。
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なんでこんなイトーヨーカードーの隣にセブンイレブンを建てるような不効率な展開をしているのかはちょっと謎だが、このAC/DCのピンボールは本家『Pinball Arcade』には今のところ未収録の『Stern Pinball Arcade』ならではの目玉商品である。

<国内ストア未発売>

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2017/11/20 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【クルーボール】FM音源版モトリークルー

   ↑  2017/11/18 (土)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
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そのムーブメントはLAメタルとかヘア・メタルとかグラム・メタルなどと呼ばれていた。
80年代中頃のクワイエット・ライオットやラットなんかに端を発したHR/HMの一形態。
産業化を極めたハードロックなんて小難しい言い方もできるが、オレはここら辺のバンドをシンプルに「チャラいメタル」と呼んでいた。
その代表格がモトリー・クルー。言わずと知れたモンスターバンド。生み出した富は計り知れず。
そして彼らはあまりにもステロタイプなセックス、ドラッグ&ロックンロールのイメージを、飲酒運転、ドラッグ禍、バックステージのいざこざ、ハメ撮り流失といった行動を重ねて忠実に邁進してきた、実に見上げた連中でもある。
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そのモトリー・クルーが、どういう風の吹き回しだかメガドライブ(Genesis)に降臨したのが1992年のこと。
LAメタルブームのフィナーレを飾るようなメガヒットアルバム"Dr. Feelgood"と共に、モトリーがここから上は天井のような頂点を極めていた頃であった。
それが割りと節操なくゲームを紹介していたエレクトロニックアーツ・ビクターの手によって、モトリーとはあまり縁のなさそうなユーザーがひしめく国内メガドライブに登場!
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タイトル画面で鳴り響くのは、モトリーの名曲"Dr. Feelgood"のFM音源アレンジ版。
そしてそのオープニングは、深夜に帰宅した馬鹿ガキが、やはりモトリーのヒット曲"Live Wire"(もちろんこちらも生モトリーではなくFM音源版)を大音量で鳴り響かせ、近所中を叩き起こしてしまうボンクラっぷりだ。
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そしてゲーム本編はギターのエフェクターをイメージした多段式ピンボール。
ハデなギミックや視覚効果にも乏しく、ビデオピンボールとしては中庸のデキだが、まあゲーム自体はモトリーの曲を使用した、そのオマケみたいなモノなのだろう。
当然国内でもモトリーを全面に押し出したプロモがあって然るべきだったが、それが希薄だったのは、エレクトロニックアーツ・ビクターの母体がなまじレコード会社(ビクター音産。ちなみモトリーを当時取り扱っていた国内のレコード会社はワーナー・パイオニア)であったために、何かと差し障りがあったからだろうか。

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2017/11/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【KISS Pinball】キッスのビデオピンボールゲーム

   ↑  2017/11/15 (水)  カテゴリー: PS1
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Guns N' RosesにAC/DCなどが過去にピンボール化されてきたが、しかしキッスほどピンボール映えするバンドは他にない。
1979年にはBallyから、そして2015年にはStern、キッスをモチーフにしたピンボール台は二度も登場した。
その36年間隔というスパンが、キッスというグループのとてつもない息の長さを物語っているが、実はその間にもう一つだけキッスを冠したピンボールがあった。
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それが2000年にプレイステーションで発売されたビデオピンボールゲーム、その名も『KISS Pinball』。
オリジナルメンバーの再結集期。キッスとしてはマーチャンダイズ展開が一番やり易かった頃。
それもあってか収録された2つの台は、ポール、ジーン、エース、ピーターの4人が踊る、なかなか気合の入ったデザインが施されている。
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だがそうして台を眺め回しているうちは、そんな呑気な感想が出てくるが、ひとたびプランジャーでボールを打ち出してしまうと話は違ってくる。
トップレーンを潜り抜けると、いきなりとんでもないスピードでこちらの手元に落下してくるボール。
これはどう考えても、我々の知るピンボール台の傾斜ではない。まるで地面から90度垂直に設置されているかのような落下速度だ。
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しかもこのゲームは、台を全画面に収めるカメラ視点が存在しない。たったひとつの視点は、ボールを追って画面が上下にスクロールするタイプのもの。
落下するようなスピードのボールに対してそんなカメラでは、ボールがフリッパー付近に到達した頃には、もう既に手遅れだ。こちらはぴくりとも反応することができやしない。
かくしてこの『KISS Pinball』は、「キッスファンとピンボールファン、そのどちらも喜ばない駄作」の烙印を押され、2つの実機ピンボール台の狭間に埋もれたのであった。

<海外版 / 国内未発売>

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2017/11/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【KISS Psycho Circus: The Nightmare Child】

   ↑  2017/11/13 (月)  カテゴリー: ドリームキャスト
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出すアルバムが軒並みプラチナを記録し、70年代にその人気の絶頂を極めた"仮面のハードロックバンド"キッス。
しかし一度頂点に立った後の、80年以降は激動のキャリアが待っていた。
オリジナルメンバー間の不和が顕在化したのを皮切りに人気は徐々に下降。白塗りメイクを捨てて素顔を晒すサプライズで一時期盛り返すものの、2代目ドラマーであるエリック・カーが逝去する悲劇に襲われ、バンドは再び沈滞する。
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だがこの人たち見かけによらず、地味な活動をコツコツと続けられる妙な長所がある。
アルバムの発売ペースは落ちたものの、バンドの運営は90年代に入ってもコンスタントに続き、そしてミレニアムを目前にしていよいよオリジナルメンバー再結成の機運が高まった。
98年発売の"Psycho Circus"は、ポール、ジーン、エース、ピーター、黄金期のキッスメンバーたちが再び勢揃いしてのアルバム!
…………という触れ込みで盛り上がったが、復帰組のエースとピーターが実はほとんどアルバム制作に参加していないことが顕になり、そして作品自体が妙に力作だったこともあって、みんな受け止め方に困ったのであった。
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その問題作の名を冠して、2000年にPCとドリームキャストで発売されたゲームが『Kiss: Psycho Circus: The Nightmare Child』。
過去にもピンボール台になり、ゲームとは抜群に相性が良さそうなキッス。
だが本作は実在キッスのキャラクターを、そのままゲームに持ち込んだ作品ではない。
当時「Spawn」で知られるトッド・マクファーレンが、キッスのメンバーをイメージしたコミックを展開していて、それに付けられた通しタイトルが「Kiss Psycho Circus」。
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そしてこの『Kiss: Psycho Circus: The Nightmare Child』は、トッド・マクファーレンのコミック版サイコ・サーカスのゲーム化作品。
天下のマクファーレンにはいささか不遜だが、言わばキッスの二次創作作品。さらにそのゲーム化という、キッスファンにとっては、これまた受け止め方に困るゲームなのであった。
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そんな微妙な立場を自ら証明するかのように、ゲーム中は"Psych Circus"からどころか、キッスの楽曲のフィーチャーはほとんど無し。
どよーんと薄暗いビジュアルの中、陰々滅々と進むゲームのテイストは、あの底抜けに明るくバカバカしいキッスのイメージとまったくリンクせず、さらに肝心のゲーム内容自体も、単調な展開が続きメリハリに欠ける凡作。
プレイヤーキャラは進行に応じてブーツやベルトなどのパーツを入手し、徐々にキッスのペルソナ化を果たしてゆくギミックもあるが、FPSという体裁の故に、そのキッス化を実感させる機会もほとんど無いのだった。

<海外版 / 国内版は未発売>


この記事に含まれるtag : FPS 

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2017/11/13 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |