ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【BATTLEBORN】25人の萌えキャラたち

   ↑  2018/01/18 (木)  カテゴリー: XBOX ONE
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キャラ萌え。
なんかあんまり似つかわしくない言葉かもしれないが、初代から2、プリシークエルにTellTale Gamesが作ったADV外伝まで、一連のボーダーランズシリーズにオレが感じた魅力を突き詰めると、やっぱりその一言に行き着く。
プレイアブルな主人公キャラたちから脇役連中。愉快極まりないバンディットの奴らにスキャッグやブリーモングといった生き物たち。DLCシナリオに出てきたあいつにそいつにこいつに、それからもちろんクラップトラップやハンサムジャックも。
あのパンドラという掃き溜めみたいな星に蠢いていたありとあらゆるキャラクターが、オレはどうにも愛おしくてしょうがない。
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主人公たちの人となりを簡潔に伝える各作品のオープニングムービーは、もう何度観ても飽きないし、個性豊かなキャラが固有のロゴデザインネーム付きで見得を切る登場シーンも、毎周それを拝むたびにニマニマさせられていた。
本編シリーズはFPSとハクスラRPGを折衷した雑食系のゲームデザインだが、オレにとってはやっぱりロールプレイングゲームであった。
主人公を取っ替え引っ替えし、見慣れたステージを何度も何度も繰り返しプレイできたのも、そのキャラクターらしく、どのように振る舞うかの楽しみがあったからだ。
同じイリジアムブライトのフィールドでも、サルバドールで挑むのとゼロで挑むのでは、当然立ち回りからアティチュードまで、何もかもが違ってくる。
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Gearboxがボダランに続く新たなフランチャイズと生み出した『バトルボーン』は、FPSに今度はMOBAを折衷したゲーム。
しかしこのマルチプレイのチーム対戦に大きく偏ったゲームからも、オレが感じる魅力はやっぱりキャラ萌えなのであった。
お約束の語り部モノローグから始まるカートゥーンアニメ調のオープニングムービーは、相変わらず各キャラクターの個性をシンプルに伝えてくれる。
しかし今回はボダランと違って、全キャラ総ざらいの紹介ムービーというわけにはいかない。
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なにせこの星を守るために馳せ参じたバッドアスたちは総勢25名。
他のゲームにあるアタッカーやサポートといった職種分けは、この個性豊かな連中にはあんまりふさわしくない。
タンクもプッシャーもない。ガルトにはガルトの、アラーニにはアラーニの、キッドウルトラにはキッドウルトラの、それぞれの役目や得意や立ち回りがある。それが結果的にタンク的になったりヒーラー的になったりするだけだ。
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そしてそのバッドアスどもは、案の定どいつもこいつも一筋縄ではいかないやつばっかだ。
女性陣はほぼメンヘラだし、獣系はどういうわけだか鳥率がやたらと高い。いずれにしても一緒に飯を食ったりカラオケ行ったりするのはカンベンな連中だが、いざロビーに一緒に立てば話は別だ。
敵のセントリーをぶっ壊して勝利を得るには、このいけ好かない連中としっかり力を合わせなきゃならない。
そのためにまず必要となるのは、自分が動かすキャラの人となりをしっかり理解することだ。
オレンディはオレンディらしく、フィービーはフィービーらしく、オスカー・マイクはオスカー・マイクらしく、その立場と特性と役割をしっかりロールプレイすることができれば、勝利に近づけるだろう。
25人の戦うためだけに生まれてきた愛しいすっとこどっこいども。
ああ、このゲームに推しキャラ、持ちキャラなんて絶対作れっこない。全員まんべんなく遊び倒して愛情を注ぎたいんだってば。

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2018/01/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Manual Samuel】人体オートマ解除

   ↑  2018/01/08 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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サミュエルは銀の匙をくわえて生まれてきた男。ロボット製造会社CEOである父親の庇護の下、これまでぬくぬくとした人生を送ってきたぼんぼんだ。
だけど彼女の誕生日くらいはちゃんと覚えていたほうがいい。お決まりのひと揉めの後、フラフラ飛び出したところをトラックに撥ねられて人生一巻の終わり。
しかも地獄で会った死神は、語彙を嘆きの川に置いてきちゃったかのようなスケーターもどき。
ここでも一悶着あって、サムは死神の口車に乗り24時間期限付きの再誕を果たすこととなる。
しかしサムにとってはこれが新たな苦難の始まりであった。なにせ仮初めの生を受けたサムは、自分の身体をすべてマニュアル仕様で動かさなければならなくなったからだ。
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脳が身体の運動を司っている状態は最高だ。
だって歩くにしろ息を吸うにしろ、無意識のうちに脳がオートマチックですべての動きを処理してくれる。
だけど今のサムはいわば死体に魂を再注入したようなもの。今まで自然に身体が動いていたことを、全部マニュアルで入力しなくちゃなんない。
ああ、なんか眼がしばしばして視界がぼやけてきた。いつもならここで身体が勝手になんかやってくれてたんだけど……。
「Yo、Yo、デュード。まばたきって知ってっか? Aボタンで眼をぱちぱちさせんだよ。しょっちゅうやる必要あっから、しっかり覚えとけよ」
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今度はなんか息が苦しくなってきた。以前だったらこれも無意識のうちの運動でどうにかなっていたはずなんだけど……。そうだ、確か呼吸っていったっけ! ……アレってどうしてたっけ?
「Yo、手のかかる野郎だな。Yボタンで吸ってBボタンで吐くんだよ」
吸って、吐いて、吸って、吐いて、あ、視界がぼやけてきた。まばたきまばたき。吸って、吐いて、吸って、吐いて、まばたき。……生きるってめちゃくちゃ大変だな!
「やっと分かったか、デュード」
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でも歩くのくらいは分かるぞ。右トリガーで右足を前、左トリガーで今度は左足。それを交互。右、左、右、左、右、左、ちょろいちょろい。あ、なんかまた苦しくなってきた!
「呼吸だよ、呼吸」
吸って、吐いて、右、左、右、左、吸って、吐いて、右、左、右、左、吸って、あ、まばたき! 吸って、吸って右、右、右、あ、歩けねえ! もうワケわかんねえ!
洗面所にたどり着くのも一苦労。着いたら着いたで歯磨き、放尿といった難事業が待っている。
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それが終われば今度はクルマの運転だ。……って、おい! このクルマ、クラッチペダルが付いてんだけど!?
「デュード、マニュアル車も知らねえのかよ」
いや、知ってるよ! 知ってっけどさ! ああ、そうだよな! こんなゲームに出てくるクルマだから、そりゃ当然マニュアル車だろうな!
アクセル踏んで、クラッチ切って、ギア入れて、クラッチ離して、動いた、動いた。
オレが現実で最後にマニュアル車を運転したのって、もう20年近く昔の話なんだよ、カンベンしてくれよ。
しかもただのマニュアル車運転ならまだいいよ。サムの場合はその間に呼吸やまばたきも続けなきゃなんないんだから!
「Yo、Yo、兄弟、もっとトバせったらよ」
面倒だからずっとローギアのまま走り続けたかったんだけど、そうもいかないみたいだな……。
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マニュアル化された自分の身体に悪戦苦闘するサムを待ち受けるのは、単調労働にロボットの反乱、無垢な子供たちの危機に地獄でまたまた一騒動と、さらなる苦労の連続。
同じマニュアル操作系ゲームの『Octodad: Dadliest Catch』はほのぼのファミリーコメディだったが、こちらは死神のキャラクターに代表されるように、ひたすら下品でスチャラカなノリ。
数時間のボリュームも、マニュアル操作のコンセプトが息切れ起こさないうちにすっきり終わってちょうど良し。
その短いプレイタイムの間に、サムとプレイヤーは、呼吸の、まばたきの、歩行の、普段意識せずやってるあらゆることの、そして彼女の誕生日をしっかり覚えることの大切さを身に沁みるだろう。

<国内ストア未発売>

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2018/01/08 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pinball FX3】Carnivals and Legends

   ↑  2017/12/31 (日)  カテゴリー: XBOX ONE
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台を継承しつつバージョンアップを重ねながらついに10周年。しかしそのユーザーインターフェースはどんどんダサくなってるZen Studiosのデジタルピンボール『Pinball FX』。
特に最新版である『Pinball FX3』は無事国内Xboxストアでもリリースされたものの、タイトルやメニュー画面の野暮さはさらに極まった感がある。
『Pinball FX2』あたりからMarvel Comicsなどのキャラクター、映画版権ものが中心となってきた同シリーズだが、この度新たに配信された『Carnival & Legends』は久々に非版権のオリジナル台のみで構成されたパック。
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収録台は2つ。
『Adventure Land』はカーニバルの移動遊園地をテーマとしたエレメカ感あふれるテーブル。
うねうねと走るループレーンは、なんとも頼りない木製コースターのレールをイメージ。
打ち出し口やホール部分には小さな券売所。観覧車などの遊具に各種ミニゲームもこれまたエレメカテイストで統一された、賑やかな盤面は見ているだけで飽きがこない。
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もう1つの『Son of Zeus』は比較的簡素なフィールドをキャラクターフィギュアが縦横無尽に飛び回って賑やかす、Marvelキャラクター台の流れを汲んだ作品。
「ストレンジャー! ちょっと手を貸してくれえ!」
いちいちやかましいギリシャ神話の英雄ヘラクレス(ジュラシックパワーズの片割れ似)を、なんの因果か鉄球で手助けしなくちゃならない、厚かましく暑苦しいヘラクレスのキャラクターがメインの台だ。
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毒蛇、怪鳥、地獄の番犬など、役物はすべてヘラクレス神話にちなんだものばかり。
実体化したヒュドラの両顎を必死に抑えながら、「ストレンジャー! 早くなんとかしろお!」と大騒ぎするヘラクレスの大仰な芝居を堪能しつつ、レーンにボールを叩き込んでヘラクレスに代わってヒュドラを退治してあげよう。
「よくやったストレンジャー! 手柄はオレ様のものだあ!」

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2017/12/31 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【The Crew】アメリカ合衆国ぼっちドライブ

   ↑  2017/12/06 (水)  カテゴリー: XBOX ONE
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アメリカ合衆国。それは広大な国だ。
その大地はどこまでもどこまでも遠い。なにせ西のロサンゼルスから東のニューヨークまで、オレのレベルアップを重ねたフォード・フォーカスでアクセルベタ踏みノンストップで突っ走っても1時間弱もかかる。
砂漠の中のベガスを突っ切り、ソルトレイクを横目で眺め、バイブルベルトを通り抜けて、D.C.からフィラデルフィア。
やっと摩天楼が見えてきた頃には、もう右トリガーを押しっぱなしの人差し指の付け根が痛い。とんでもない長旅である。
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Googleマップがとにかく重宝されるご時世だが、いくら便利な地図でもなかなか掴みづらいのが距離感だ。
むしろ縮尺自在の地図だからこそ、余計にその距離感が希薄になる。
シカゴからシアトルまでは実際どのくらいの遠さなのか。
地図を前に考え込んでいてもしょうがない。だったら実際に走ってみればいい。
雪深いミネソタを横断して、あそこがあのファーゴの街。ホント寒そうなとこだ。ロッキー山脈の間を縫って、ようやく見えてきた西海岸シアトル。
今日ゲームに割ける時間のほぼすべてを、アクセルベタ踏みドライブで終わらせてしまったが、でもオレは結構満足だ。明日はイエロストーン公園を観光しながらシカゴに戻ろう。
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アメリカ合衆国全土を絶妙な距離感で縮尺化。『ザ・クルー』というゲームのセールスポイントは、なんと言ったってこの部分だ。
そして奇跡の名作『Test Drive Unlimited』の理想をさらに一歩推し進めた、クルマMMOの具現化。
本作は他のドライブゲームの大きなウリである"クルマのショーケース"的な要素をばっさりと切り落としている。
登場する車種はごくわずか。そしてその乗り換えも決して自在ではない。
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ストリートやダート、サーキット仕様といった分類。これはファンタジーRPGにおける戦士や僧侶、魔法使いなんかのクラス分けに近い。
そしてそれぞれのクルマには、チューンナップとは別に細かいレベル設定が施されている。
同じクラス内でクルマを乗り換えると、また一からレベル上げを強いられるので、自然と一つのカテゴリでは一つの車種との長い付き合いとなるのだ。クルマ取っ替え引っ替え道楽派にとっては、なんとも納得しかねる仕様だろう。
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そしてファクションやプレイヤーサミット、RPGのパーティに相当するクルーの編成など、このゲームの基本コンセプトはMMORPGを下敷きにしてオンラインマルチプレイに大きく偏ったモノだ。
しかしオレはそんな開発側の理想も、見知らぬプレイヤーからのクルーへのお誘いにも背を向けて、今日も一人で気ままに愛車を転がす。
『Test Drive Unlimited』は他人と走ることがとにかく楽しいゲームだった。
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だがこの『The Crew』は明快に『TDU』の影響下にあるにもかかわらず、オレのアプローチは『TDU』とはまったく真逆なものだ。
この広大な距離の化け物と向き合うには、他人との繋がりは足枷でしかない。すまないけど一人にしてくれ。
どこまでもどこまでも続く道路にただアクセルを踏み込む。これと似た手触りのゲームが過去にもあった。そう『FUEL』だ。
違うのは『FUEL』の荒廃してなにもない大地に対して、こちらは遷ろうアメリカの風土。国境沿いの砂漠、南部の湿地帯、太平洋岸の陽光、北西部の工業地帯、そして大都会。
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『The Crew』はあの『Forza Horizon』シリーズ以上に写真映えするゲームだ。
その理由は様々なランドマークを含める実際のアメリカを模した風景。そして何よりも遠景との絶妙なコントラスト。
長いドライブを経てやっと辿り着いたニューヨークの手前。
その摩天楼の街並みを遠くに戴く絶景ポイントで、クルマを停めてカメラを持ち出す衝動に抗えるだろうか。
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そして『The Crew』はオレにとって密かなシネマゲームでもある。
「バニシングin60」はロサンゼルス、「ブルース・ブラザース」はイリノイからシカゴまで、「ブリット」はサンフランシスコ、「バニシングIN TURBO」はL.A.からベガス、ニューヨークからカリフォルニアまでは「激走!5000キロ」(「キャノンボール」でも構わないが……)、テキサス~ジョージア間は「トランザム7000」だ。
クルマ長距離かっ飛ばし映画をなぞるドライブ。今日のルートはデンバーからサンフランシスコ。「バニシング・ポイント」でコワルスキーが目指した道だ。
ドライブのお供はプライマル・スクリームの90年型コワルスキー。
でもオレは完走する。途中でバリケードに突っ込む気はさらさら無いぜ。

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2017/12/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【7 Days to Die】死に至る7日間

   ↑  2017/11/28 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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怪しげな館に迷い込む、ショッピングモールで孤立、島に漂着、今まで様々なゾンビクライシスの現場に身を置いてきた。
それなりに経験も積み重ねてきた。だけどパンツ一丁の身体で放り出されるのは初めてだ。
何か羽織るものでもといきたいところだが、それ以前にやることは山ほどある。
喉が渇くから飲料水も確保しなけりゃなんないし、腹が減るから食料の調達も必要だ。
いや、それよりも何よりもまず火! 肉を焼く、水を煮沸、これがなくては話にならない。
そのためには道具の入手こそが喫緊の課題だ。素手で木をぶち折って、手頃な石を拾って、……文明の利器、石斧が出来上がりましたあ! ああ、なんかスゲえ既視感!!
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だけどこっちはあんなコロコロコミックに攻略記事が載るような呑気な世界じゃない。
ゾンビと謎の病原菌にすべてを支配された死と絶望の大地だ。
『7 Days to Die』。余命1ヶ月の花嫁どころではない。オレに残されたわずかな猶予には、愛もささやかな幸せもない。ただひたすら生命を繋ぐだけだ。
目の前に広がっているのは荒廃の世界。とりあえず目の前にある廃車を漁ってなにがしかの素材を手に入れなければ。
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近づいた廃セダンの向こうには大きな影が佇んでいた。熊さんだ。唸り声を上げてオレを睨んでる。
相手がゾンビでない以上、多少の話し合いの余地はあるんじゃないか。
そう思いながら固まるオレに熊さんは容赦なく襲い掛かってきた。
余命1ヶ月の花嫁どころではない。余命2分だったオレの主人公。まだゾンビの影すら見ちゃいないのに……。
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リスポーンしたのはさっきと別の場所だった。
改めて石斧と石スコップを作り直し、それを手にふらふらと彷徨い始める。
やがて目の前に現れたのはガソリンスタンドの廃墟。頑丈そうな建物だ。やった、今日はとりあえずあそこで一夜を明かそう。
だが得てして人が生前集まるような場所は、ゾンビになっても賑わうものだ。そりゃそうだ、オレがゾンビになったら真っ先に近所のイオンモールに行くもん。
小走りに駆け寄ったオレの足音を聞きつけたのか、GSの中から陰からわらわらとゾンビが出てくる。
すいません、失礼しました! なんでもありません、お騒がせしました!
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息を切らしながら全力ダッシュで山の方に逃げるオレ。
やっぱり人里はダメだ。こういう普段人が寄り付かない場所のほうがよっぽど安全かもしれない。……まあ熊は出そうだけどな。でもゾンビより熊のほうがあきらかに絶対数が少ない!
とにかくここで一夜を過ごせる安息の場所を作らなければ。
穴だ。斜面に穴をほって入り口を土ブロックで塞ぎ、そこで息を潜めよう。
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石スコップを振るいガシガシと穴を拡げていく。グズグズしていると日が落ちてしまう。飯だの水だのは、また明日考えよう。
この程度の深さじゃまだ安心できない。もっと深く、もっと広い穴を。掘って掘って掘りまくって。
どどどどどどどっ。上から崩れてきた土砂に押し潰され、オレは早くも二度目の死を迎えた。
「どうせ死ぬんだったら、潔くゾンビに殺された方がいいかもしれないなあ……」
そんなことをぼんやりと考えながら……。
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今度のリスポーン先の近くには、運良く周囲にゾンビの姿がない小屋があった。
もう日が暮れる。今晩はここで夜を明かそう。
ドアを木材ブロックで塞ぎ、室内に灯っていた明かりを消し、小屋の隅にうずくまってオレは息を殺した。
窓の外がどんどん暗くなる。やがて小屋の外から何かがうろつく気配がしてくる。
壁一枚隔てた向こうから、「うー、うー」と人であったものの呻き声が響いてくる。
耳をふさぎながら、オレはただひたすらデジタル時計が進むさまを、祈りながら凝視するのであった。
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何万分と続くかのような生きた心地もしない時間。それにひたすら耐えていると、やがて窓からぼんやりと薄日が差し込んできた。
外を彷徨っていた絶望の気配も今はない。外に出ると地平線には登りゆく朝日。
現実でもゲームの中でも何度となく朝日の登る瞬間に立ち会ったが、これほど神々しく生の重みを実感できる太陽は他にはない。
オレはなんとか1日を生き延びたのだ(いや、なんか2回ほど死んだような気もするが……)。
涙が出そうなほどの安堵感に包まれたのも束の間、カラカラに乾いた喉とペコペコの腹。空っぽのインベントリに手のつけようのない大地を確認すると、オレは朝日の下、再び深い深い絶望感に囚われるのであった。

<国内ストア未配信>

この記事に含まれるtag : ゾンビ 

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2017/11/28 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |