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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Hologram Time Traveler】自称世界初の立体ホログラムゲーム

   ↑  2012/10/08 (月)  カテゴリー: DVD-PG
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その怪しげな筐体は、何の前触れもなく、ある日忽然とゲームセンターに現れた。
洗濯機みたいなボディに半円状のモニターを備えた不思議な形状のそれを取り巻く、好奇心旺盛だけど、そのくせちょっと消極的な人だかり。
それをかき分けて近づきモニターを覗き込んだ俺は、軽く度肝を抜かれた。そのモニターの中では、「スターウォーズ エピソード4/新たなる希望」の冒頭でオビ=ワンに助けを求めるレイア姫さながらに、実写の立体映像が蠢いていたからだ。
このゲームこそが、「世界初のホログラムゲーム」という売り文句で、アメリカでセンセーショナルに売り出された『Hologram Time Traveler(ホログラム・タイムトラベラー』だったのである。
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モニターのちょっと奥まったところに、まるで金魚鉢の住人みたいに動き回る実写の小さい人たち。
思わずその筐体にコインを放り込もうとした俺だったが、一瞬躊躇した。
正確な料金は忘れてしまったが、その時「牛丼一杯食えちゃうじゃん!」と声に出そうになったことだけは覚えている。だから1プレイ400円くらいだったのだろう。
それでも思い切って大金を投じ、このゲームに向き合ったはいいが、ものの一分も経たないうちに、ワケも分からないままゲームオーバー画面を呆然と眺めることになった。
そのプレイ感覚は、かつで『ドラゴンズレア』に初めて対峙したときと、まったく同じ。
それもその筈。この『Hologram Time Traveler』の作者は、『ドラゴンズレア』主要スタッフの一人であるリック・ダイアー。
なんのことはない、『Hologram Time Traveler』も、『ドラゴンズレア』に端を発したレーザーディスクゲームの末裔だったのだ。
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そして「世界初のホログラムゲーム」という売り文句も、香具師の口上みたいなもの。
『Hologram Time Traveler』の映像は、立体でもなんでもなく、凹面鏡を利用した筐体のトリックで、普通のムービーを無理矢理立体風に見せているだけであった。
なんかもう花園神社の見せ物小屋みたいなノリのゲームである。
こういうインチキ臭さは嫌いではないけれど、いくらなんでもこれに400円を立て続けに貢げるほど、俺はお大尽ではない。
それは他の人も同様であったらしく、この『Hologram Time Traveler』も、他のLDゲームのように、物珍しさから注目だけ集めては、遊ぶ者も少ないまま、ゲーセンから早々と姿を消していったのだった。
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そんな進化に失敗した末のヤケクソの産物みたいなゲームも、LDゲームのDVD-PG復刻の流れに乗って再登場。
90年頃のLDゲームと言えば、『マッドドッグマックリー』に代表される、映画顔負けのセットを組んだ実写映像ものが主流になっていたのだが、この『Hologram Time Traveler』の実写ムービーは、それとは対照的に、固定画面のちゃちい書き割りセットの前で、役者たちがまるでコントみたいな寸劇をひたすら繰り返す内容。
何の因果か時間旅行に出るハメになってしまったカウボーイが(LDゲームにはタイムスリップものが多いような気もするが、まあ深い理由も無しに色んなシチュエーションを用意できるからなんだろう)、行く先々で遭遇するLDゲーム特有の絶体絶命シチュエーションも、『ドラゴンズレア』みたいなダイナミックなアニメーションや、『マッドドッグマックリー』のような大がかりな実写劇ならともかく、しょぼい書き割りコントだと盛り上がりようがないのであった。
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もっともこのDVD-PG版は、アーケード版のようなインチキ立体ではなく、素の2Dムービーのまま。
一応3Dモードも新たに用意されていて、同梱の赤青メガネでアナグリフの立体映像が楽しめるようにはなっているが、やはりあのアーケード版の絶妙な胡散臭さの再現には程遠い。
そのすちゃらかコントの連続も、インチキ立体越しだと、それなりに楽しさや味わい深さもあるのだけれど、それ抜きだと、要は素材を調理せずそのまま出されているようなものだからなあ。

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2012/10/08 | Comment (2) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【巨乳GAME BIG or SMALL!!】

   ↑  2012/08/18 (土)  カテゴリー: DVD-PG
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巨乳好き、あるいは貧乳好き。男という人種は、そんな自分の嗜好を、時としてあたかも社会問題であるかのように真剣に語ったり、熱を込めて論じたりしてます。
しかし、おっぱいの善し悪しというものは、果たして大きいか小さいかのみで決定づけられるような問題でしょうか?
そこには本来、触っていいのか、触ると捕まるか、或いはタダなのか、お金を取られるのかなど、様々な要因が加わってくる筈なのです。
それを忘れて、やれパイオツカイデーだ、やれツルペタだなどと、体積だけに目を向けてそれを論ずる。ああ、男というのは、なんと愚かしい生き物なんでしょう。
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おっぱいの善し悪しはケースバイケース、あくまで時と場合によるものであることを、世の巨乳好きや貧乳好きに教えてくれるDVDプレイヤーズゲームが、この『巨乳GAME BIG or SMALL!!』です。
リリースしたのは、以前紹介した『クイズ!! モザイク消しゲーム』や『大人の間違い探しGAME』など、インチキ臭い実写DVD-PGを大量に送り出したグラスワン・ソフトウェア。
まず配られるのは、裏返しにされた巨乳カード。そしてオープンにしたCOM側のカードに対して、伏せられた自分のカードのおっぱいが、大きいか小さいかを予想する。
タイトルに偽り無しの、おっぱいを使った大小賭博なのです。
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この大小に勝利したご褒美は、新しいエッチなムービーのアンロック。ただし敗れると、逆にムービーが一つロックされてしまいます。
「勝てば勝つほど、女の子も(ムービー)内容もレベルアップ!」
ゲーム側はそのように謳って、こちらの射幸心とスケベ心に訴えかけてきますが、それってムービーの一番手に出てくる日高マリアをディスってんのか、この野郎!
そう怒りながらも、さらなるエロムービーが鑑賞できるにこしたことはありませんから、大小の予想にも力が入ろうというものです。
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COM側の巨乳カードが、見るからに巨乳、あるいはぺったんこであるのならば、予想は早いですが、なんとなく大きめであるとか、気持ち小さめなんておっぱいが出てきた日には、思わず「ハンパな乳してんじゃねえよ!」なんて憤りが沸き上がってくるでしょう。
そして迷いつつBIG、或いはSMALLを宣言。是非とも貧乳であってくれ。そんなことを心の底から願ったのは、私の人生で初めてのことでした。
貧乳も場合によってはありがたいものだ。「根本はるみのおっぱい > その他の雑乳」なんて私の歪んだ考えを正してくれた、教育的な意味合いをもつゲームと言えるかもしれません。
ただし収録されたエロムービーに、ぶるんぶるんに巨乳な娘がまったく居なかったのは、大いに不満が残るところですが。

<アダルト作品>



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2012/08/18 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【体感ファックif...2 幸せの黄色いハンカチ編】

   ↑  2012/06/13 (水)  カテゴリー: DVD-PG
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セルビデオ業界の老舗、桃太郎映像出版がDVDソフト黎明期に放った体感ファックifシリーズ。
適度なマルチストーリー分岐を備えた、主観視点で進行するエロチックプチドラマは、何とも奇妙な魅力を持っていましたが、しかしこのシリーズは、中盤以降から徐々にアダルトビデオとしての本分を思い出してきてしまい、やがては分岐のあるごく普通のAVに落ち着いてしまいました。
やはりこのシリーズが面白かったのは、肝心のからみよりも、すちゃらかなドラマパートが大半を占めていたシリーズ初期の頃。
この『体感ファックif...2 幸せの黄色いハンカチ編』も、そんな同シリーズの初期作品です。
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主演の伊崎絵里は、のちに岬じゅんと改名した女優さん。
女子校生に扮した彼女に、のっけから現金を渡して乳見せやパンチラを要求するのですが、これが千円刻み、しまいには五百円刻みのセコさ。
このやりとりを主観視点で見ていると、おのれの分というものをわきまえさせられて、なんだかやるせない気分になってきます。
お願い、あと五百円出すから、もうちょっと見せて! 「見るだけだよ! 触っちゃダメだよ!」そんな人様にはお聞かせできないような押し問答の最中に、割り込むようにかかってくる無粋な電話。
「おじさん、電話! 電話だって! ちょっとこれ、奥さんからじゃないの?」
ええーい、奥さんだかなんだか知らないが、こんな野暮な電話、切っちまえ、ぷちっ!
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「ちょっとぉ!? 奥さんでしょ、いいの? 家庭壊れても知らないよぉ!?」
そんな義理などないのに、こちらを心配してくれる、けっこう人の良い女子校生。その心遣いを無にしたバチがあたったのでしょうか。様子を見に来た奥さん(不細工)に、この現場を見られてしまったぁ!
自業自得なこちらを見かねて、色々と世話を焼いてくれる女子校生。多少遊んでいるかもしれないが、本当は心優しい、いい子なのかもしれません。
「私が奥さんに電話してあげる。……あ、もしもし。え、えんこー!? 違いますよぉ。誤解ですって。そんなんじゃありません。……だってお金全然くれないんですよぉ!?」
前言撤回。やめろぉ! 火に油を注ぐんじゃねえ!
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もはや家に帰るに帰れず途方に暮れるすけべオヤジと、それに同情してわざわざ付きあってくれる、ちょっぴり浅はかだけど甲斐甲斐しい女子校生。
公園で朝まで過ごしたり、女子校生渾身の一発ギャグに心を和ませたり(ここで図に乗って邪なリクエストをすると、この女子校生にすら愛想を尽かされてしまいます。気をつけましょう)、彼女の男友達の家に転がり込んで、うだうだと時間を潰したり。
没入感の高い主観視点の下で進行するのは、今どきのファーストパーソンシューティングのドラマチックな展開とは、およそかけ離れている、だらけただらけた時間。
こうした、主観視点であえてぐだぐだで弛緩したひとときを、延々と体験させるという姿勢は、クリフハンガー症候群に囚われたCoDの開発者なんかは、むしろ見習うべきなのかもしれません。
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そんな袋小路のひとときを打破したのは、やはりおせっかい焼きの女子校生でした。
「やっぱり家に戻って奥さんに謝ろう! 私も一緒に謝ってあげるから!」
冷静に考えれば、さらに火に油を注ぎかねない申し出ですが、とにかく強引に腕を引っ張られて自宅に向かう主人公。はたして奥さんはすべてを許して待ってくれているのでしょうか。
このシリーズは、その性質上、女優さんのパーソナリティに作品のデキが大きく左右されてしまうのですが、本作の伊崎絵里は、テンポの良い芝居と、憎めない人の良さが絡み合って、このまるでミニシアター映画のような(それはちょっと言い過ぎかも)、ちっともドラマチックじゃないひとときを、ぐいぐいと引っ張ってくれています。
 
<アダルト作品>

シリーズ作関連記事
【体感ファックif…2 田舎の女子学生物語編】
【体感ファックif…5 魅惑の剣道少女編】
【体感ファックif…6 るあと真希のラブホテル物語編】

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2012/06/13 | Comment (0) | Trackback (1) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Space Ace】スペースオペラ版ドラゴンズレア

   ↑  2012/05/21 (月)  カテゴリー: DVD-PG
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『Dragon's Lair』に続く、ドン・ブルースLDゲーム三部作の第二弾はスペースオペラ。
悪のエイリアンの総司令官、ボルフの手によって、ガキの姿に変えられてしまったスペースエース、デクスターが、攫われた彼女を救うために孤軍奮闘する、『Dragon's Lair』と同趣向の、お姫様救出劇だ。
『Dragon's Lair』は、日本ではむしろオリジナルのLDゲーム版を無茶苦茶に改変したファミコン版の方が知名度があり、ドラゴンズレアと言うと、そちらを連想する人が多いという。
何とも憂うべき事だが、それでも例え3DOやメガCDとは言え、LDゲーム版の移植がきちんと出ているだけ幸せな方だろう。
この『Space Ace』は、やはりクソゲーの誉れ高いスーパーファミコン版のみが唯一日本国内で発売され、オリジナルのLDゲーム版は、アーケードを除いては未発売に終わってしまっているのだ。
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LDゲームというと、QTEの他に"覚えゲー"なんて言葉で語られることが多いが、それは正しくない表現だ。
確かにLDゲームと呼ばれるものの中には、QTEゲー、覚えゲーの一言で片付けられてもしょうがないものも混じっているが、少なくともドン・ブルースの三部作に、その言葉を当てはめるのは間違っている。
ドン・ブルースのLDゲームに必要とされるのは、記憶力ではない。いや、記憶力も、確かに『Dragon's Lair』や『Space Ace』をクリアするためには、大いに有効な手段だ。
しかしこれらの作品に、真に必要とされるのは、画面内の出来事に対する状況判断力と、一瞬の決断力である。
一部のLDゲームと違って、『Dragon's Lair』や『Space Ace』は、実はシステマチックな入力ガイドをほとんど必要としない。
そして判断力と決断力さえあれば、例え初見であってもクリアが可能なステージが、きちんと存在しているのだ。
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足場がなくなれば、足場の残っている方にジャンプするのは、アクションゲームではごく自然なことだろう。そのたびにわざわざ画面に「Aボタン!」なんて入力ガイドを出す必要はない。
ドン・ブルースのLDゲームは、決して「指定されたボタンを押せば、アニメーションの続きが観られる」なんてコンセプトでデザインされたゲームではないと思う。
しかし当時の2Dアクションゲームに慣れた者にとって、フルアニメーション上で提供された『Dragon's Lair』や『Space Ace』のアクションゲームとしての作法は、感覚的に非常に理解しづらいものだった。
それを受けての妥協の産物が、明滅するボタン入力ガイドだ。だが後発のLDゲームの多くは、その部分を誤解してしまい、ボタンを咄嗟に押させて、それが成功すればご褒美にムービーの続きが観られるゲームであると解釈してしまった。
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あくまでもゲームのステージとして構築されている『Dragon's Lair』や『Space Ace』のアニメーションに対して、(『ロードブラスター』や『サンダーストーム』といった例外を除く)ほとんどのLDゲームが、独立したアニメや実写映像に後付けでボタン入力要素をはめ込んだような体裁になってしまっているのが、それの大きな表れだ。
その誤解の元に生まれた作品が、ジャンルの大半を占めてしまった流れが、フルアニメーション、或いはフル実写映像によるアクションゲームとしての可能性が開花せず、LDゲームが短命に終わってしまった大きな理由ではないだろうか。
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そんなパイオニアにして孤高のドン・ブルース三部作。
主人公のデクスターは、どこか飄々としてたダークと違って、チャック・コナーズ風の典型的なアゴ角張り系アメリカンマッチョヒーロー。お姫様役となるキンバリーも、プリンセス・ダフネとは打って変わった、じゃじゃ馬系の威勢のいいお姉ちゃん(決まり文句は「Get Me Out of Here!」。
「スターウォーズ」のデススター戦を思わせる宇宙戦闘機の攻防や、お姉ちゃん連れの二ケツバイクチェイス。圧巻かつ難度も高いのが、ジェットローラースケートを履いての迷路面ランデブーシーンだ。進むべき道をアニメーションから咄嗟に読み取って、素早く方向キーを入力しよう。
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『Dragon's Lair』と比べると、システムが複雑化して、難度も大幅に上昇しているような印象もあるけれど、『Dragon's Lair』から受け継いだその魅力は、しっかりと健在だ。
コンソール機には、3DO、セガCD、ジャガーのはぐれ三大ハードに移植されたが、いずれも日本未発売。
そして『Dragon's Lair』と同様に、WiiやiPhoneアプリ、このDVD版なんかを経てBlu-ray版も登場し、現在でも愛され続けている名作だ。

<海外版・リージョンフリー>

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2012/05/21 | Comment (0) | Trackback (1) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【炎の女麻雀師京子 負けない!!実戦問題集】

   ↑  2012/04/26 (木)  カテゴリー: DVD-PG
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女流の麻雀プロと言えば、ふた昔前では、麻雀ビデオゲームの監修なども、よく務めていた高橋純子さんや、『プロ麻雀 極』シリーズの常連だった浦田和子さん。ひと昔前では、『プロ麻雀「兵」シリーズ女流雀士に挑戦』の、ちょっと微妙なお姉さんたちなどが思い浮かびますが、最近のそれは二階堂姉妹なんかを筆頭に、まるでキャバクラと見紛うばかりの、若くて綺麗なお姉ちゃんばっかりになってきました。
しかし麻雀は華やかな表と、底なし沼のような裏のコントラストが織りなす混沌の世界。小島武夫という華やかな表プロ(麻雀タレント)が底抜けに明るいイメージを振りまく一方で、裏の世界で蠢く稼業人たちも存在します。
それは女流であっても例外ではありません。
華やかな女性競技雀士たちは、ゲーム世界でもお馴染みの存在ですが、その対極とも言える女流裏プロが、たった一度だけ表の世界に浮上したのも、奇しくもゲームの世界でありました。
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芥川京子。第32600回爆裂麻雀世界大会チャンピオンという謎の経歴を誇る、幻の女性雀士を表舞台に引っ張り出したのは、設立されて間もない頃のアイディアファクトリーでした。
今でこそゲーム業界でぶいぶい言わす存在となったIFですが、この頃はまだ何の実績もない新興メーカー。
そのIFが最初に放ったのが、静止画の再生規格であるフォトCDをベースにした、ゲームフォトCDという余りにも斬新な作品群でした。
今で言うとDVDプレイヤーズゲームなどに近いものがある、このゲームフォトCDシリーズ。推理ADV『名探偵スチールウッド』を皮切りに数作がリリースされましたが、芥川京子が登場する『炎の女麻雀師京子 負けない!! 実戦問題集』(表ジャケットでは『炎の女雀師京子 負けない!!実践問題集』と表記。どっちが正式タイトル?)は、その第二弾にあたる作品。
もっともこれは厳密にはゲームではなく、"何を切る?"形式で京子さんが我々に麻雀の戦術をレクチャーしてくれる実用ソフトです。
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"この状況でこの手牌から何を切る?"という実践クイズは、麻雀界隈では昔からお馴染みですが、本作がが登場た90年代前半は、近代麻雀系誌の馬場裕一と片山まさゆきの連載を中心に、この"何を切る?"がとみに盛り上がっていました。
バビィ&片チンの"何を切る?"は、あえて正解を定めないというスタイルをとっていましたが、炎の女麻雀師である京子さんは、そんな曖昧な姿勢など潔しとしません。
「正解は三萬」、「正解は五筒よ」、「正解は七索ね」。京子さんは、その穏やかそうな外見からは想像もつかない歯切れの良さで、それぞれのシチュエーションでの、たった一つの正しい捨て牌を明言するのです。
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京子さんは、表女流プロを遥かに凌駕する実力の持ち主ですから、その解答ももちろん口から出任せではありません。
「この時点で一、二、三の三色への決め打ちは早いわ。二、三、四の三色から一盃口まで受けられる形を作っておくのが大切ね」
「オーラスのトップ目。ここはスピード勝負よ。ツモってきた牌を雀頭に固定してタンヤオに寄せるべきね」
続く解説も、まったく淀みがありません。
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その意外に本格派な"何を切る?"解説から伺える、京子さんの確かな雀力。もし実現できるのならば、是非もう一度表舞台に登場して頂き、二階堂姉妹を筆頭とする今の表女子プロを相手に、真の女雀士の実力を見せつけて欲しいところですね。
もっとも当のアイディアファクトリーにとっちゃ、こんな創成期にいい加減にこさえたキャラのことなんか、今じゃ綺麗さっぱり忘れてしまってそうですけど。

<フォトCDソフト / 3DO、PC-FX、CD-i、Windows、Mac等で動作します>

この記事に含まれるtag : 麻雀 マルチメディア 

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2012/04/26 | Comment (0) | Trackback (1) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |