ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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ドラマCD【ルームメイト 井上涼子 Telephone Call from RYOKO】

   ↑  2013/12/23 (月)  カテゴリー: 音楽
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クリスマス連休。夜の街を歩く幸せそうな人々を横目に眺めながら、オレは懐のスマホに手を伸ばす。
リア充への恨み辛みを書き連ねた、虚しいツイートを送るためじゃない。家でオレを待っていてくれるはずの、"あの人"の声を聴くためだ。
この特別な日に、あの人"はどんな思いでオレの帰りを待ちわびていることだろう。
「もしもし、涼子です。メリークリスマス。ところで今どこにいるの? 家に帰ったら誰もいないし、伝言板には行き先書いてないし、イブの夜に私をほったらかしにして、こんな遅くまでどこに……。あー、もしかして、私の知らない誰かさんとこっそりディナーとか?……」

テレカにフィギュア、ノベライゼーションに抱き枕と、ギャルゲー萌えゲーの関連グッズにも、時流に応じた流行廃りが色々とあるが、その中でも横綱級の存在感を放っているのはCDだ。
キャラクターの歌ものCDは言うに及ばず、それ以上に重宝されたのが、台本とキャストさえ集めればいくらでも乱発が利くドラマCDというやつで、版元にとっては搾取のバリエーションが増えるわ、声優さんは仕事が増えるわ、ファンにとっても消費の対象が増えるわと、誰もが幸せになれるアイテムだったのではないか。せいぜい困るのは、ブームが過ぎ去った後に、こんな潰しの利かないブツを大量に持ち込まれる中古書店くらいのもんだろう。

ギャルゲー界の奇行種、ルームメイト井上涼子シリーズも当然の如くこのCDビジネスに走ったクチで、サントラやボーカルアルバムは当然として、ドラマCDも勿論の如くあった。
もっとも井上涼子のドラマCD(及びノベライゼーション)は、彼女の学校生活の様子などがメインで、プレイヤーが本来知り得ないはずの情景を赤裸々に描き出すそれは、考えようによっては非常に野暮極まりない存在だ(学校の男どもと親しげにしている様子なんか、聴きたくもないわ!)。本来そういうことは、家の中で井上さん本人の口から語らせてなんぼのものではないか。

そんなステロタイプなドラマCDの一方で、このシリーズの流れを巧みに受け継いだ変種のドラマCDも存在する。
それがこの「Telephone Call from RYOKO」。ざっくりと分かり易く説明すると、要は井上涼子版リカちゃん電話で、彼女から電話がかかってきた、或いはこちらからかけたという設定で、クリスマスや大晦日、正月などのシチュエーションでの彼女の会話が十数編収録されている。
一見インタラクティブな関係に見えて、実は井上さんからの気まぐれなアプローチを一方的に受け続けるだけという、ゲーム版のコンセプトをそのままCDにコンバートしたような内容で、まあこれで同居人と電話しているつもりになって無聊を慰めてくださいということなのだろう。

そのドラマCDの変種が、発売から十数年を経た今、音楽ファイルを大量にぶち込めるスマホの全盛時代が来て、ついにその真価を発揮できるときが来た。
イブだろうが元日だろうが深夜だろうが早朝だろうが、オレのスマートフォン、常時井上さんと直通状態。どんなとんでもない時間にかけても、彼女の声が嫌そうな響き一つなしに通話口から流れてくる。
井上さんの一方的な会話に、「ああ」「うん」「そうだね」などと相槌を打っていると、何やら本当に電話で会話している気分になってきて、何故か寂しさや哀しさがよりいっそうこみ上げてくるではないか。

「イブって幸せな人は最高に幸せだけど、そうでない人は思いきりさみしさを感じる日ね。受験生なら勉強しているって言えるけど、そうでない人は、独りでゲームでもしてるしかないもんね」
「お前にそう言われたら究極に立つ瀬がないわ!」などと、うっかり逆上してしまいそうなことを口走る井上さんだが、そんな相変わらず空気を読めない彼女にも、クリスマスイブなりのサービス精神はある。
「………あのさ、今夜は、……今夜だけは、夜中にあたしの部屋に入ってもいいよ。いつもだったら、ノックしないで入ったら怒るけど、今夜はノックしないでいいから。だって特別な夜だもん。プレゼントは何でもいいけど、サンタさんならあたしの欲しいもの分かってるでしょ? それじゃ早く帰ってきてね。あたしのサンタさん」

スマホをぶちっと切り、カップルだらけの夜の街を駆け抜け電車に飛び乗り、駅から自宅までの間をボルトも真っ青の勢いで駆け抜け、サターンの電源を入れルームメイトのCD-ROMをぶち込み、目を血走らせながら一直線に二階にある井上さんの部屋を目指すと、………そのドアは相変わらず固く閉ざされて、中にいる井上さんはこれまた相変わらず居留守を決め込んでいるのであった。
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どんどんどんどん! 開けろ! 無視してないでとっととここを開けろ! どんどんどんどん! おい、話が全然違うじゃねえか、この嘘つきアマ! どんどんどんどん!



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2013/12/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

音楽【Dial M - Modern Day Love】

   ↑  2013/11/02 (土)  カテゴリー: 音楽
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初めて買ったレコードやCDは、まるで初体験の相手のような一生の思い出となるものだ。
オレが最初にレコードを買った場所は、今ではほぼ絶滅してしまった、町の小さなレコード屋さん。5坪程度のささやかなささやかなお店だった。
購入したのは7インチのドーナッツシングル盤。1枚700円程度とはいえ、常にカネがなくてうまい棒1 本買うにも往生していたガキの頃のオレにとっては、清水の舞台からダイナマイト抱えて飛び降りるような買い物である。
その時はまずレコードをとにかく買うという前提が先にあって、具体的に何を買うのかはまったく決めていなかったので、狭いレコード店のささやかなシングル盤コーナーの前で、オレはどれを手にするか長いこと悩むはめになったのだった。

そして迷いに迷った末に、ついにレジに持っていった一枚が、このダイヤルMのモダンデイラブ。
LA 出身のデュオで、このデビュー曲がそこそこブレイクしたものの、結局は鳴かず飛ばずに終わってしまった、USニューウェーブの仇花みたいな連中である。
なんでそんな海のものとも山のものともつかない奴らのレコードを選んでしまったのかというと、この曲、当時のラジオCMなどで、かなりのヘビーローテーションでプロモがかけられていたのだ。
今では考えられないことだが、あの頃はそんな得体のしれない海外バンドを、手間とカネをかけて売り込んだり、それで失敗したりしても音楽ビジネスがそれなりに成り立っちゃうよき時代だったのだ。



オレは当時、このビデオクリップに出てくるキーボード肩掛けスタイルを、何故か「斬新でカッコイイ!」と思い込んでしまい(一種の中二病だろう)、血迷ってコルグやカシオのカタログを取り寄せて、華麗なる肩掛けキーボード奏者の道に踏み込みかけてしまったのだが、寸前で「こんなもんぶら下げてても、女の子には絶対モテんわあ!」と我に返って、なんとか危ういところで思いとどまれた。
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このダイヤルM。シングル曲を含んだアルバム1枚の他に、確かもう1つミニアルバムも日本盤が出ていたような記憶があるが、こういうハンパにメジャーだったグループは、かえってデータが残っておらず、今ではそのバイオグラフィすら把握するのが困難だ。
こんな正体がよく分からないようなグループに、大切なレコード童貞を捧げてしまったのも、なんだかなあというような気分だが、しかし後に手に入れたアルバムも含めて、結構愛聴していたかもしれない。
シングル曲を筆頭に案外とキャッチーなナンバーが並び、なかなか佳曲揃いのグループだったと思うけど、いまいちブレイクしきれなかったのは、リーダーであるマイク・カピタンの、ニューウェーブの時代性を考慮してもあんまりといえばあんまりな、奇抜な鬼太郎ヘアにみんながドン引いてしまったからではないだろうか。



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2013/11/02 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

音楽【藤圭子 - 圭子の夢は夜ひらく】

   ↑  2013/08/22 (木)  カテゴリー: 音楽
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大好きな歌手で思い入れは尽きぬほどありますが、ゲーム絡みでは『FUEL』や『18 Wheels of Steel』シリーズをプレイするときのお供にしたことが印象深いです。
特に『FUEL』の寂寥とした荒野(夜のネオンとはまったく無縁な土地なのに!)には、彼女の地の底から鳴り響いてくるような歌声が、まるで砂に水が染みこむように風景に溶け込んでいきました。合掌。



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2013/08/22 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

音楽【井上涼子(藤野とも子) - 虹をみた夏】

   ↑  2013/05/20 (月)  カテゴリー: 音楽
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落ち着いた声質の人(藤野とも子)をキャラクターボイスに起用するなど、井上涼子は典型的なギャルゲーヒロインとは一線を画した、"等身大の女子高生"的なキャラクターを目指した節が見受けられる。
しかし萌えキャラフォーマットを拒否してしまったがために、キャラ造形に関わった中の人たちの本質が滲み出てしまって、普通の女子高生とは明らかに何かが違う、異様にオヤジっ臭いキャラになってしまったのが、井上さんにとって最大の不幸であった。

そんなオルタナティブ系ギャルゲーヒロインであった井上さんも、ギャルゲー商法のお約束な展開には逆らえなかったのか、明らかにキャラにそぐわないCDデビューと相成ったのだった。
井上さん絡みのCDは、大きく二つのシリーズに分かれる。一つは「Telephone Call」と題された井上さんのメッセージ集。
これは「井上さんから電話がかかってきた」という設定を建前にした、近況報告や伝言メッセージを収録した非音楽系CDで、まあ早い話が涼子版リカちゃん電話みたいなもんである。
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ゲームのコンセプトを比較的忠実に受け継いだ「Telephone Call」に対して、藤崎詩織のような社会現象を巻き起こしたわけではない一介の女子高生にとっては、少々調子ぶっこいているのが歌手デビューの方。
全部で三枚リリースされたシンガー井上涼子のアルバムで一番最初に登場したのが、この真紅のジャケットも禍々しい「虹をみた夏」。
体裁はフルアルバムだが、収録曲の半数がカラオケトラックで占められている、実質ミニアルバムの水増し版。
いかにもな'90sギャルゲーポップス風の表題曲を例外として、しっとりとしたメロウな曲ばかりが並び、それを藤野とも子がそつなく達者に歌い上げ、またそのそつのなさが、いかにも井上さんらしさを醸し出している。

このアルバムが発売されたのは、『ルームメイト』シリーズ一作目と二作目の、ちょうど間にあたる時期。
一作目を経て井上さんが家から居なくなってしまい、心にぽかんと穴が開いたところにジャストフィットするような、実に抜け目のないアルバムなのだが、ラストに収録されたボーナストラックは、彼女のニューヨークからのボイスレターになっていて、ここで井上さんは堂々と「夏休みにI'll Be Back!」宣言をぶちかまし、シリーズ第二作である『ROOMMATE~涼子 in Summer Vacation~』の前振りの役目も果たしているのだった。



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2013/05/20 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

音楽【The Hextalls - Get Smashed】

   ↑  2012/09/13 (木)  カテゴリー: 音楽
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レッツプレイ! ぱくぱくげっぷげっぷ
レッツプレイ! ぱくぱくげっぷげっぷ
レッツプレイレッツプレイ!
起きてる間は ずっとパックマン遊んでいたいんだ
寝てる間は パックマンの夢を見てるんだ
教会に行くかって? わきゃねえだろ!
家に籠もってモンスターを食い倒しているぜ

レッツプレイ! オーオーオー レッツプレイレッツプレイ!
そこら中のモンスター全部食い尽くして 百万点いただきだ
たまには鈍臭いミスもしちまうけどな

レッツプレイ! オーオーオー レッツプレイレッツプレイ!
ばあちゃんが死んだときも 俺は泣かなかった
きっと神様がパワーエサをゲットして ばあちゃんを食っちまったんだ
ばあちゃん食われた ばあちゃん食われた きっとそうさ
だって俺が神様だったら 絶対そうしてやるもんな




カナダのボンクラパンクバンド、The Hextalls。
今までに数枚のオリジナルアルバムをリリースしていますが、特に「Get Smashed」は、この"Pacman"と"My Xbox Got the Red Ring of Death"、2つの必殺ゲームパンクチューンを収録していて、最高にオススメです。



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2012/09/13 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |