ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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ムック【俺たちの川崎ロッテ・オリオンズ いま蘇る「川崎劇場」の14年間!】

   ↑  2013/10/30 (水)  カテゴリー: 書籍・コミック
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ベースボールマガジン社のBBMookシリーズは、以前に近鉄バファローズ本や阪急ブレーブス本などが刊行されていたので、そのうちロッテオリオンズも出るんじゃないかなぁなどと期待しつつ、心のうちで「もしかしてロッテだけハブられるんじゃないだろうか」と、一抹の不安を抱えていたのは内緒です。
ロッテファン長いことやってると、どうしてもこんなひがみ根性が染み付いてしまいます。
そんなこちらの不安をよそに、10.19という狙ったような日付に発売された、川崎時代のロッテをテーマにしたムック「俺たちの川崎ロッテ・オリオンズ」。
オリオンズ関連の書籍なんてのは、ただでさえ皆無なところに、ベースボールマガジン社ならではの秘蔵フォトグラフをふんだんに収録し、川崎ロッテの全選手名鑑まで付いた夢のような一冊の登場です。

巻頭を飾るのはミスターロッテ有藤道世と、絶対エース村田兆治のインタビュー。
そこであけすけに語られているのは、行けるもんならそっちに行きたかったというセ・リーグに対する羨望です。
ロッテの代名詞だった有藤さんにして、「二年目あたりから、もうチームを出たくて仕方なかった」。
見開きページにぶち抜きで掲載された、ガラガラのスタンド風景を筆頭に、ムックの半分近くが、いかに客が入ってなかったかなんて思い出話で占められている中で、日陰の球団に選手生活を捧げたロッテを代表するスターの、そんな素直な思いは、寂しさや悲しさよりも、やはりこの素晴らしい選手たちを、もっと陽の当たる場所で活躍させてあげたかったなんて気持ちの方が、つい先にたってしまいますね。

本書に登場する選手やファンたちは口を揃えて、川崎はいい想い出だけど、あの頃に戻りたいかと言われたら、それは絶対ゴメン蒙るといった内容のことを語っていますが、それは私もまったく同感です。
今となっては洒落にはなりますが、秋風が吹き始めた頃の川崎球場で、消化試合のダブルヘッダーを閑散としたスタンドから眺めていると、前日の巨人戦中継なんかとつい比較しちゃって、気が滅入ってくることが何度もありました。

これは別に川崎だけに限ったことではなく、藤井寺や西宮、大阪など、当時のパ・リーグ全体に共通していた問題でしたが、中でも川崎ロッテはその象徴とも言えるような存在でした。
このロッテとパシフィックリーグを覆っていた不人気ぶりについて、伊藤茂樹氏が巻頭と巻末に記事を寄せている一文は、本書の中でもっとも読み応えのある記事です。

近鉄のように消滅してしまったり、阪急や南海のように親会社が変わってしまった球団ほどではありませんが、こうして回顧してみると、やはり川崎ロッテと千葉ロッテは、その遺伝子は受け継いではいるものの、チームを取り巻く環境から何から大きく違う別物であるような気がします(マリンスタジアムで行われる、オリオンズユニフォームを復活させたレジェンドシリーズなどは、私なんかはちょっと違和感を覚えてしまうんですよね)。

そんなパシフィックの不人気を代表していたロッテが千葉に移転したのが、パ・リーグの大きなターニングポイントだったのではないでしょうか。
ホークスにファイターズ。やはり80年代パ・リーグでロッテと並び不人気を極めていた両球団が、福岡や札幌にホームを移したのを機に、地域密着に成功してたくさんの観客を動員するようになり、それと並行するようにしてパ・リーグを取り巻く環境は大きく変わりました。

かつてはバカの一つ覚えみたいに"外野席の流しそうめん"を引き合いに出されて、そのたびにむかっ腹を立てていた私も、今ではそれを笑って受け流せるようになりました。
セ・リーグと比べても遜色のない存在になった今だからこそ、こうして戻りたくはないあの頃を懐かしむノスタルジアが生まれる余裕ができているのかもしれません。
苦さと暖かさが同居するあの頃の想い出の数々。前野重雄さんの自費出版本、「客は幾万 来なくとも 川崎球場ロッテ一部始終」と並んで、川崎ロッテオリオンズの生の姿を収めた貴重な一冊です。



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2013/10/30 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

書籍【華やかな野獣 - 横溝正史】

   ↑  2013/10/07 (月)  カテゴリー: 書籍・コミック
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私は本だの音楽CDだのゲームだの映像ソフトだのを、やたらと買いまくる割に、それを棚に綺麗に揃えて悦に入るコレクター的な資質は乏しかったりします。
まあ何かを整理整頓したり、きっちっと管理することが、およそ苦手のずぼらな性格であることが、その大きな理由ですが、そういった部分をデジタルが代行してくれる、バーチャルコレクションみたいな性質なモノであれば話は別です。
Kindleの電子書籍なんかは、そんなずぼらな疑似コレクターには、うってつけなガジェットで、私は端末にソートされた本の表紙を眺めては、労力の要らない束の間のコレクター気分に浸っては、にまにまと気味の悪い笑みを浮かべているのです。
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表紙が綺麗に整列していると、同じ作家の作品をつい次から次へと揃えたくなってくるのが人情というもので、装丁が統一されたデザインな作家の場合は、それがなおさらだったりします。
黒地に緑字の背表紙に杉本一文の表紙イラストがトレードマークだった、角川文庫の横溝正史作品などは、その最たるモノでしょう。
横溝ブーム絶頂期には100点近くが刊行され、角川のドル箱となっていた一連の横溝作品ですが、現在、文庫の方は主要作品10数点のみに絞られ、戦前の短編集やジュブナイルものなどB級C級の著作は、そのすべてが絶版となっていました。
それらが今ではまとめてKindle で復刻リリースされています(各巻の解説は未収録)。

この「華やかな野獣」は、そんなB級横溝作品の中では、ちょっとした拾い物が集まっている中短編集。
表題作の中編の他に、いずれも金田一耕助ものの短編を二篇収録。
中でも白眉なのはスリリングな背徳感にみちた短編「睡れる花嫁」。この作品は文庫版の再編に伴ってあちこちにたらい回しにされていたのですが、このKindle版で再び元の鞘に収まる運びとなりました。
そんなわけで、ただいま電子コレクション中の杉本一文表紙版横溝正史文庫大全。
幼少の頃の私に、トラウマを植えつけた淫靡で妖しい表紙たちが、Kindle端末にずらりと揃い踏みしている様は、なんとも胸ときめくものがあります。
できることならば、角川文庫版横溝作品の中でもイレギュラー的な存在である、小林信彦による横溝本人へのインタビューを中心に構成された「横溝正史読本」も、是非復刻を望みたいところです。



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2013/10/07 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

コミック【お気軽テニスマンガ「エガリテ」】

   ↑  2013/09/11 (水)  カテゴリー: 書籍・コミック
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ジャンクハンター吉田氏のブログ<ジャンクハンター吉田の銀幕電脳陛下!>で、マンガ家鈴木みそ氏の電子書籍が話題に取りあげられていますが、私がKindle環境を整える後押しとなったの理由の一つも、過去に単行本化されなかった氏の作品が電子書籍版で刊行されていたからです。
このお気軽テニスマンガ「エガリテ」は、テニス専門誌テニスマガジンで連載されていたコミック。
かつてファミ通で連載されていたゲーム関連のルポ&エッセイコミック、「おとなのしくみ」のフォーマットを、ほぼそのままテニスネタにスライドさせたような構成で、テニスをされない人には何が何やらなところがほとんどでしょうが、ま、それはテニスをする人間しか読まない雑誌に連載されてたもんですから。
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スライスサーブで膝痛打、ウィンブルドンが放映されている時期に急造するサーブ&ボレーヤー、「ジャストでーす」、雨テニスなどのあるあるネタに、「おとなのしくみ」でもよくやっていた未来のガジェットネタ。「テニス業界では新参者で最下層にいる私でも、テレビゲーム業界ではちょと知られたものでありまして」の前振りと共に始まる唯一のテニスゲームネタはXBOX 360の「トップスピン2」。
分量的にもテーマ的にも、単行本化されたり他の作品集に収められたりするのは難しいだろうなと思っていたんですが、それがこうして一つにまとめられた形で読むことができるのは、大変ありがたい話です。



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2013/09/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

同人誌【XBLAこれくしょん】

   ↑  2013/08/23 (金)  カテゴリー: 書籍・コミック
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ゲームカタログ本は一日中眺めていても飽きない。自分が過去に体験したゲームと、まだ知らぬゲームが入り混じってびっしり並んでいる光景には、思わず胸が高鳴る。
現在進行形のカタログ本も面白いが、この手の本は寝かせれば寝かせるほど味が出てくる。
プレステ全盛期の頃は、ムックに単行本と形式を問わず、あちこちの出版社からソフトのカタログ本が発売されていたが、最近ではめっきりその数が減った。
ゲーム産業そのものの落ち込みや、他の媒体にその役割を委譲しつつあるのが、その大きな理由なのだろうが、いや、しかしベッドやカウチでぺらぺらめくっては、様々なゲームに思いを馳せるカタログ本の楽しさは、そうそう他が取って代われるものではない。

この手のカタログ本がもっとも有効に機能するのは配信専用タイトルだろう。
XBOX LIVEアーケード関連では、かつてファミ通XBOX360から、「XBOX LIVEアーケード オールカタログ2009」という小冊子が、本誌の付録としてリリースされており、色々と重宝したのだけれど、最新版が出ることなく単発で終わってしまった。
XBLAは皆さんご存じのように、配信終了やパブリッシャーの変更、価格改定などで、何かと変動の多いジャンル。
配信が終わったタイトルなどは、公式サイトなどをあたっても、もはや影も形も無いのが現状だ。
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そんな配信終了タイトルや、日本では未配信に終わったNAJタイトルを含めた、約600本以上にも及ぶXBLAの全タイトルを網羅した究極のカタログ本。
まさに夢に描いたような一冊が、実績本やキネクト本などのXBOX 360系同人誌でお馴染み"ちはたん"から登場。
各タイトルのリリースデータや価格、容量に加えて、日本で配信された373本分には、ちょっとした解説文も加わって、これが年代順にみっちりと詰め込まれた、XBLAファンやカタログサーファー必携の充実した内容。
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頭から一通り眺めていると、XBLAのおおまかな流れも自然と掴めてくる。
XBLAは初代XBOXの末期にスタートしたサービスだが、360に移行してからしばらくの間は、その流れを汲んだカジュアルゲームが主力(『Bankshot Billiards』や『Mutant Storm』なんかは、初代XBOX版からスライドしてきたタイトルだ)。
それがミッドウェイやコナミなどのレトロゲーム賑やかし時代を経て、容量制限撤廃とサマー・オブ・アーケードのスタートを機に独自のビッグタイトルが徐々に増えて、2010年あたりからいっきに充実期を迎える。
そんなXBLAの歴史と共に歩んできた者にとって、この本の一字一句は単なるカタログデータ以上の意味を持つことだろう。

ベッドやカウチのお供にするもよし、電源の入った360の前で「次は何やろうかな」とチェックするもよし、「これも、これも、これも、これも、日本は配信ハブられたのか!」と黒い怒りを燃やすもよし。
唯一のネックと言えば、表紙がちょっとエッチなために、そこらにぽんと置いとけないことか。
そんな労作「XBLAこれくしょん」は、現在ゲームショップ・クラリスの通販で購入できます。



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2013/08/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

書籍【ゲーム機器があなたを殺す日がくる! ノストラダムスの預言成就! マシーンに隠された獣の数字666の秘密】

   ↑  2013/07/10 (水)  カテゴリー: 書籍・コミック
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いわゆるゲハ関連のサイトやその周辺を覗いてみると、本来はみんなで仲良く楽しみを共有するためにあるゲーム機が、諍いや憎悪のタネを生み出している現実に、暗澹たる気分に襲われます。
人々の負のパワーを増幅させるなにかが、もしゲーム機本体から放出されているのだとしたら?
私の立場的には、あまり認めたくない話ですが、しかしゲーム機の話題がここまで人々の荒んだ一面を露わにしている事実を前にすると、それを一笑に付すわけにもいきません。

この「ゲーム機器があなたを殺す日がくる! ノストラダムスの預言成就! マシーンに隠された獣の数字666の秘密」は、多くのノストラダムス書が終末の年と予告した1999年の後に出された、いわゆるアフター1999本の一つなのですが、予言の外れた言い訳や、期日が変更になった屁理屈に終始する他と違って、「いや、ノストラダムスの予言は確かに成就した。恐怖の大王は確かに1999年7の月に、この地上に降り立っている!」と断言した男気溢れる一冊でもあります。

"1999年7の月に、恐怖の大王が店から降ってくるだろう"
ノストラダムスの諸世紀の、あまりにも有名な一節ですが、では著者の言う恐怖の大王の驚くべき正体とは、一体何なのでしょうか?
【今やどこの家庭にも一台はある家庭用ゲーム機だ。ふざけているわけでもジョークでもなんでもない。日本が世界に誇る家庭用ゲーム機なのだ! バカにするにもほどがあると思われる読者もおられるだろう。しかし、これこそまさにノストラダムスが預言する「恐怖の大王」にふさわしいものなのだ】

日本産のゲーム機が何故そのような反キリストの傀儡と化したかについて、著者は日本のメーカーが提携先のフリーメーソン企業、モトローラやマイクロソフトに利用されているからだと喝破します。
そして全国津々浦々の家庭に行き渡ったゲーム機は、やがて衛星からの電波と連動して魔の波動を発信し、それを遊ぶ子供たちに反キリストのサブリミナルメッセージを植え付ける。
やがては【子供たちは、その力に支配され、暗黒の時代に子は親を殺し、友を殺し、兄弟との憎み合いが日常茶飯事となり、殺戮が繰り返されます】
これを馬鹿馬鹿しいと切って捨てることは容易いですが、しかし本書が出版されてから10数年が経過した今、ゲハに代表されるゲーム機界隈を見渡してみて、それを妄想に過ぎないと断じることが果たして出来るでしょうか? 我々は知らず知らずのうちに悪魔の波動を受信し続けて、いつの間にやら暗黒時代の諍いの尖兵となっていたのです!

しかし無駄にゲーム機の知識だけはある私たちは、ここでちょっと首をひねるはずです。1999年の7月に発売されたゲーム機はありません。
だが、そんな疑念を著者は大胆な後付け新解釈で打ち払います。まずそれはゲームソフトの形で世に放たれると。そしてそのソフトは、おぞましい人類の未来、人と獣の交わりの姿を先取りしていると。
【新人類…動物から人間が生まれるのです。獣と人の交わりは、神を冒涜するありとあらゆる創造物の変形を生み出すことになるのです】
1999年の7の月に、確かにそのような内容のゲームが発売されていました。その名は『シーマン 禁断のペット』。ノストラダムスが預言した恐怖の大王とは、シーマンのことであったのです!

悪魔の手先が数千年の時間をかけて仕込んだ反キリストの時限爆弾、それはまさかのシーマンでした。
確かにシーマンは、ドリームキャストの中では一番のセールスを記録したソフトですが、それでもその実売は50万本程度。
世界をひっくり返す壮大な計画の道具に、影響力にはおよそ乏しいセガのハード(ドリキャスのキーキーカリカリという妙な駆動音も、魔の波動を受信していると思えば納得できますね)を選んでしまうあたり、悪魔の勢力のあまりな杜撰さを感じなくもありませんが、まあ数千年というスパンだと、かなりの誤差が生まれてしまうのかもしれません。
それにセガマニアと呼ばれる人々の度を越して業の深い様も、悪魔の波動により洗脳されていると考えれば、なんとなく腑に落ちるではありませんか。

本書の中盤以降は、何故かゲーム機の話がほったらかしになって、「アンゴルモアの大王を甦らせるために」を、モンゴルに反キリストのアイコンが生まれると解読した著者が、それを探すために実際にモンゴルに旅立ってしまうスチャラカ旅行記にシフトチェンジしてしまいますが、思い込みの元に行動する著者と、それに困惑する木訥なモンゴルの人々、そして観光スナップ同然の豊富な口絵のコラボレーションは、それはそれで大変味わい深いものとなっています。
それにしても、まさか本当に"悪魔の子"を探して、現地の赤ん坊にランダムで接触を図るとは思いもよりませんでした。著者のその類い希なる行動力には感心するばかりです。そして「おたくの赤ん坊は、アンゴルモアの大王なんじゃないの?」などと、ワケの分からない疑いをかけられた現地の親子たちは、ホントいい迷惑ですね。

本書の中では、ゲーム機のみならずロック音楽についても、「ウッドストックを主催したのは魔女結社」、「マリリン・マンソンは悪魔の手先」、「もちろんフジロックも悪魔勢力の祝宴」などと、その隠された獣の正体を喝破する著者には、「ロック音楽があなたを殺す日がくる フリーメーソンの謀略計画!」という、やはり大変香ばしい著書があったりします。こちらも要チェックですね。



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2013/07/10 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |