ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

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【ゴルフナビゲーター Vol.1 ~カレドニアンゴルフクラブ~ ~総武カントリークラブ 総武コース~】

   ↑  2016/05/27 (金)  カテゴリー: PS2
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"今日のテンションを決める大切な1番ミドルホール。真ん中に待ち構えるバンカーがくせ者に見えるが、むしろこれを避けようとする意識が働くと、右のラフに打ち込んでしまう。それはオレが昨夜さんざんやらかしたから身に沁みている。
取引先もやはりこのバンカーが気になるようだ。フェアウェイの右を狙おうとしている。
マズい。しかし部長のあんぽんたんはそんなことを気にもせずに、どうでもいい天気の話に終始している。空が晴れたのはお前の手柄じゃねえ。
やはりここはオレがどうにかするしかない。素振りとイメージショットを繰り返す取引先の斜め後ろに近づいたオレは、さりげなくこう呟いた。
「ティーショットはあのバンカーに入れるつもりで打ったほうがいいかもしれませんね」
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きょとんと振り返る取引先に、オレはさらに続ける。
「あのバンカー、近いように見えますが意外と距離があります。ちょうど手前に落ちますから、セカンドショットは最短距離でピンを直接狙えますよ。バンカーの右を狙うと、かえってドツボにはまってしまいます」
半信半疑の様子で打った取引先のティーショットは、オレの目論見通りバンカー手前のフェアウェイをしっかりと捉えた。
ボールに向かって移動する間、打って変わって関心した様子の取引先が口を開いた。
「君、このコースに詳しいね。まさかここの会員なのかい?」
「い、いえ、たまたま……、たまたまちょっと知っていたもんですから……」
そう取り繕いながら、オレは心のなかでこんな酔狂なソフトを出してくれたスパイクに感謝するのであった。
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どんな場合においても実地で確認するのはとても重要なことだ。
ナポレオンやヒトラーだって、事前に一度でも冬のロシアを訪れていれば、「お前ら、あの熊公をちょっと懲らしめてこい」などと気軽に言い出すこともなかっただろう。
それぞれの地形が戦略的な意味合いを持つゴルフ場などは、実地の確認が大切な最たるものだろう。
それを怠ってキャディーなんかをアテをしていると、まったく関係のない孫の話を延々とされて収まりがつかなくなる。
やはり頼りにするのは自分しかない。しかしゴルフ場の下見というのは、増水時の田んぼの様子のように気軽に行けるものではない。
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だがゼロ年代の国民機PS2とこのソフトがあれば、もうその心配は必要ない。
実在コースを再現したソフトは過去にもたくさんあったが、それらはみんなゴルフゲームの体裁をとったもの。
今度行くコースの下見気分でゲームにまったく慣れていないお父さんが手を出せば、目押しショットがまったくできなくて我が子にバカにされるのがオチだろう。
でもこの『ゴルフナビゲーター』なら、そんな心配は無用だ。
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これは従来のゴルフゲームとは一線を画した、コース実践の予習を目的としたシミュレータ。タイミング目押しの要素も一応は残っているが、これはいつでもオンオフできる。
ゴルフゲームでは誰もがプロ並みのドライバーを放つ飛ばし屋だが、ここでは実際の飛距離や球クセを偽らずに入力しよう。
後はショットごとのデータ値調整で、このソフトが"当日のあなたのショット"を、しっかりと予行演習してくれるのだ。
それを活かすか活かさないかは、当日のあなた次第である。
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フリーウォークモードでは、クラブハウスの外観まで再現されたコースを、好みのアングルから自在にチェック。
ここまで用意周到に予習を重ねれば、もう本番を恐れる必要はない。唯一の問題は、オレの人生においてカレドニアンゴルフクラブと総武カントリークラブを訪れる可能性が皆無に等しいことくらいだろう。
PS2の総ユーザーのうちから、実際にゴルフをプレイする人間。そこからさらにカレドニアンか総武カントリーを日常的に利用する人間と、対象を徹底的に絞りきったコンセプトが、どの程度まで商売になったのかは、ほんのちょっぴり興味のあるところであるが、ともかくこの実在コースを二つずつ収録した『ゴルフナビゲーター』シリーズ、都合四作がこの世に出たのであった。

 

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2016/05/27 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【スパイハンター】インターセプターはハイテク武装カー

   ↑  2016/05/11 (水)  カテゴリー: PS2
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Spy Hunterは80年代ミッドウェイの看板アーケードゲームの一つ。
その名の通り武装を施したスパイ御用達カスタムカーを自機に据えたアクションゲームで、83年に登場した初代は見下ろし型の縦スクロールSTGに準じた内容。
基本であるマシンガン、ミサイル、オイルの三種の神器、ウェポントラックに後部から乗り込んでの補給などの諸要素は、この一作目ですでに確立されている。
'87年リリースの続編は一転疑似3Dのリアビュー視点に。だけど変わったのはその部分くらい。後はやる事といい、操作性といい、難度の高さといい、一作目と何一つ変わっていない。
今も脈々と続く武装カーゲームの原点の一つであるが、そんなアーケードクラシックが21世紀になって突如復活を果たした。

83年版に使われていた"ピーター・ガン"をアレンジした、Salivaによる新テーマ曲と共に20余年の時を経て蘇ったスパイハンター!
ムービーには主人公スパイの姿がチラッと映ったりはしているが、もちろんこのゲームにおいてそんな輩は便宜的なオマケであることは言うまでもない、
その主役はもちろんハイテク武装カー、インターセプターG-6155。
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マシンガンとミサイルの主武装、防御用兵器のオイルとスモークなど、'80年式インターセプターから引き継いだ装備に加えて、この最新型インターセプターG-6155には、レールガンや火炎放射器などスパイとしては明らかにトゥーマッチな武器まで搭載している。
そしてこのG-6155の特徴は、トランスフォーマーも真っ青な変形機能。試しにこの最新型インターセプターを運河に飛び込ませてみると、しゃきーんしゃきーんと一瞬のうちに水上用スピードボート形態に変形。
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そしてボディに甚大な損傷を被った時には、そのボディを脱ぎ捨ててバイク形態に変形し機動力を生かして逃げ回るのだ。
ガワ!? つまりインターセプターの本体はこのバイク部分で、クルマ形態時のボディ部分は単なる外殻って事なのか!?
クルマの常識を覆す不思議構造のインターセプターだが、あんまり深くツッコんではいけない。
なにせ世界の破滅を企む悪のグローバル企業にたった一台で立ち向かうスーパーマシンなのだ。それくらいの芸当はこなして当たり前ではないか。
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'80年式のインターセプターは、分かりづらいギアシフト操作といまいちな加速力のおかげで、スタートと同時に後方から敵車におかまを掘られて即クラッシュなんて理不尽な事態に頻繁に見舞われたが、このG-6155はオートマチック仕様でハンドリングも軽快だ。
そのキビキビとした挙動の気持ちよさは、同世代の一般クルマゲームと比較しても抜きん出ていた。
そしてミッションはステージクリアの条件となる一次目標はハードルが低く、そして二次目標はやり込む歯応え十分な懐の広いバランス。
クセの強かった90年代洋クルマゲーから格段に進化したプレイアビリティは、単なるクラシックIPの復活だけでは終わらない、新世紀武装カーゲームの気概をふつふつと感じさせてくれたのであった。

 

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2016/05/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【UNiSON(ユニゾン)】本番は鬼門

   ↑  2016/05/02 (月)  カテゴリー: PS2
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練習の場では素晴らしい力を発揮するのに、いざ本番になると別人のように萎縮してしまう。
野球ではブルペンエース、ボクシングではジムファイターなんて呼ばれたりしていますが、かく言う私も典型的な本番に弱い性質だったりします。
あれは中学のクラス対抗合奏コンクールのときのこと。ティンパニ担当を仰せつかった私は、練習のときには完璧な演奏ぶりを誇っておりました。
クラスの全員がまだ曲を覚えきらないうちに、この私はパーフェクトに完コピ。みんながまだもたつく練習時に、一人アドリブを挟み込むほどの余裕ぶりを見せておりました。
これで本番当日さえ来なければ、私に憂うべきことなど何一つなかったことでしょう。
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そして迎えた本番当日。既に前夜から緊張と不安のあまり眠れなかった私は、練習時の余裕はどこへやら。全身と神経がガッチガチに硬くなった状態で、ティンパニの置かれたひな壇の最上段へ、ぎこちなく上りました。
そこで緊張をほぐそうと、ティンパニの位置を直す必要もないのに直そうとしたのが間違いでした。
指揮者役のクラスメートがタクトを振り上げたまさにその瞬間に、つい勢い余ってティンパニをひな壇から滑り落とさせてしまったのです。
「ぼわごわぐんごわぼんごわぐわ」
例えようのない轟音を発しながら、ひな壇を転がり落ちて行くティンパニ。せいぜい五段程度の低いひな壇だったのに、その時の私にはそれがまるで金比羅神宮の石段のような、どこまでもどこまでも下に続く長い段に感じられ、そこをスローモーションのように転がっていくティンパニを見ながら、全身から血の気がすーっと引いていくのを感じました
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それが演奏の始まる直前であったのは不幸中の幸いでした。。
今になれば「いやあ、演奏の真っ最中だったら、もっといいネタにできたのにな」などと、余裕をもって回顧できますが、もしあれが演奏の始まった後であれば、私はあの場で即座に舌を噛みきって死んでいたことでしょう。
その後、ティンパニは級友たちの手によって所定の位置に戻され、何ごとも無かったかのように演奏は始まったのですが、その時にティンパニをちゃんと叩けたかどうかすら、完全にパニクった私はさっぱり分からない有様でした。
きっとその時の私のティンパニは、まるで孫の肩たたきのような、きわめて控えめな音を奏でていたのでしょう。
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『UNiSON』は、テクモが立ち上げ間もない頃のPS2でリリースしたダンスゲーム。
一般にダンスゲームというと、音ゲー風に指示アイコンが画面を流れていくDDRのようなゲームを思い浮かべてしまいますが、このユニゾンは、細かくパートごとに区切られた練習ステージを執拗に繰り返して振り付けを丸暗記し、指示ガイドが一切表示されない本番に挑む、練習と本番の区切りがはっきりとつけられた独特のシステムを採用しています。
アフロヘアもまぶしいダンス先生(声は神谷明)のお手本をしっかり目に焼き付けたあとは、自分でアナログスティックを動かしてお手本をなぞる。
これをパートごとに繰り返してアナログスティックの入力をしっかりマスター。続いては一曲を通しての稽古。
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なにせブルペンエース体質の私ですから、ここまでは完璧です。"Y.M.C.A."、"Loveマシーン"、"Night on Fire"など、誰でも歌詞をそらんじられるような、いい意味でポピュラーな選曲ばかり。
時には曲に合わせて歌ったり、ダンス先生と共に「ひだり、みぎ、みぎ、みぎ、うーえ、しーた」」などと、ダンスの合いの手を入れたりなど余裕のよっちゃんです。
しかしこの練習パートをいくら完璧にこなそうと、ゲームのスコアやストーリー進行には一切影響を及ぼしません。そらそうです、単なる練習なんですから。この練習は、来るべき本番に備えるためのものなんですから。
本番!? ああ、なんか今、もの凄く忌まわしい言葉を聞きました!
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お手本なしの一発勝負。骨の髄までジムファイターな私は、イントロの時点で早々とアナログスティックに置いた指先が、がたがたと震えています。
そして前奏も終わり、いよいよダンス本番。ワン、ツー、スリー、フォー、はい、♪ヤングマン!
うわあぁぁぁ、ダメだぁ! もう何もかもすっかり忘れてしまったぁ!
嫌でも覚えていそうな「♪わーい、えむ、し、えー!」のところでも、YやMどころか、何をトチ狂ったのか、アナログスティックで「レ・イ・ク」とか書いている始末です。
やっぱり私には本番は無理でした。練習ならいくらでも完璧にやるんで、お願いだから本番だけは別の人がやってください。
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本番に弱い人間ににとってはまさに鬼門とも言えるこの『UNiSON』ですが、レッスンとステージの区切りを明確にすることで、似たようなことの繰り返しにも拘わらず歯切れの良いメリハリが生まれた、なかなかの佳作です。
シンプルで分かり易い内容も含めて、広範囲の層に受け入れられそうなゲームだったんですけど、何故か発売早々からワゴンに山のように積まれ、以後はPS2激安ソフトの定番として特価コーナーを長いこと彩る結果に終わってしまいました。
もしかして、たくさん作りすぎちゃったんでしょうかね?

 

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2016/05/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【ヴァン・ヘルシング】シネマゲーム版ヘルシングの冒険

   ↑  2016/03/31 (木)  カテゴリー: PS2
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ヴァン・ヘルシング教授といえば本来はドラキュラ伯爵の宿敵……、と言うにはイマイチ頼りがいのない爺さんであるが、そのイメージをガン=カタ使いのアクションヒーローに書き換えたのは、2004年に公開された映画「ヴァン・ヘルシング」。
山場ばっかりをタメもなく繋いだような、相も変わらずのスティーブン・ソマーズ監督の芸風に貫かれたこの映画で、主人公ヴァン・ヘルシングを演じたのはヒュー・ジャックマン。
つば広帽に二丁拳銃、『The Incredible Adventures of Van Helsing』の主人公の原型となったのは、この映画版のヴァン・ヘルシングだ。
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二丁拳銃にシミター、そして空飛ぶギロチンのような投擲武器。遠近様々な武器を使いこなすヴァン・ヘルシングが、アクションゲームと相性が良くないわけがない。
それに元々スティーブン・ソマーズの映画自体が、ゲームと勘違いしたような文法で作られているときてる。
そんなわけでシネマゲーム化された作品は、このヴァン・ヘルシングの造形にもしかしたら影響を与えているかもしれない『デビルメイクライ』スタイルに着地するのであった。
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映画でインパクト抜群だった空飛ぶギロチンもどきに代わって、このゲームで重きをなすのは、フック付きのロープを撃ちだすグラップルガン。
難所や高所への移動はもちろんのこと、戦闘においても、これでモンスターを引き寄せたり大胆な位置取りを試みたりと、様々なバリエーションが望める基本アイテムだ。
このガジェットと多彩な遠近武器を組み合わせて華麗な立ち回りを積み重ねながら、ドラキュラやフランケンシュタインなど、ユニバーサルホラー映画伝統の怪物スターたちが絡みあう映画本編のストーリーをなぞってゆく、オーソドックスなシネマゲームとなっている。

 

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2016/03/31 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Playboy: The Mansion】王国の移譲

   ↑  2016/01/13 (水)  カテゴリー: PS2
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親愛なるヘフ 突然お手紙を差し上げる失礼をお許しください お目に留まるように履歴書も同封いたします プール掃除 運転手 庭の芝刈り なんだってやります だからお願い ここに置いてください どうしてもプレイボーイマンションで暮らしてみたいんです! <Prince Charming - I Wanna Live At The Playboy Mansion>
         
その人は世界中のあらゆる男という男が羨む存在だった。
世界一のモテ男にして、史上最も優雅なひきこもり。80半ばにして20そこそこの娘との浮き名を流す。
何よりも彼は自分の欲望に忠実で、そのライフスタイルは自分自身を一切偽っていない。
21世紀最後の皇帝、その名はヒュー・ヘフナー、通称ヘフ。PLAYBOY誌の生みの親にして、この地球上で最高の楽園、プレイボーイマンションの主だ。
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しかし歴史上どんな大君主といえど、その絶頂を永遠に持続させることなど不可能だ。
PLAYBOY誌と共にあったヘフの栄光にも、ついに陰が差した。酒池肉林の騒ぎが毎夜繰り広げられ、幾多のセレブたちが色んなものを垂れ流してきた欲望の王国、プレイボーイマンションが売却にかけられるニュースは世界を駆け巡った。
売却価格は2億ドル(約234億円)。その背景にはPLAYBOY誌の業績下降があるようだが、何よりもショックなのは、あの枯淡なんて言葉とはおよそ無縁だったヘフが、ついに老いの翳りを見せてしまったことだ。
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プレイボーイマンションはゲームの舞台にもなった輝かしいモニュメントだ。
限定された場所を舞台に、キャラクターの欲望絵巻が展開される『Sims』のシステムは、各界のセレブリティが一同に会しては喜怒哀楽してきたこの建物との相性がバツグンだ。
そんなわけで『Sims』の基本システムをまるまる頂いたこの『Playboy The Mansion』。
プレイヤーはヘフに指示を与えて、登場する女性という女性に片っ端から手を出して愛人を複数囲いまくり、その合間にセレブを招いてパーティーを主催し、それによって広がった人脈を活かしてPLAYBOYの誌面を作る毎日を過ごすのだ。
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王族のような毎日を過ごす為には当然先立つものが必要だ。
ヘフの収入はPLAYBOY誌がもたらす収益が頼り。欲望の赴くままの日々を過ごす為には、定期的に同誌を発行する苦労も厭わない。
PLAYBOY誌の基本となる記事は全部で6つ。表紙グラビア、セレブのインタビュー、エッセイ、コラム、写真レポ、そしてセンターフォルド(中綴じグラビア)。
へフが雇わなくてはならないスタッフは、カメラマンとジャーナリストが各最低一名ずつ。そしてセレブ接待用のバニーガールに月替わりのプレイメイト。
コラムと写真レポは、スタッフに指示すれば即座に出来上がるが、問題なのは表紙グラビア、インタビュー、エッセイだ。
これらの記事の作成の為にはセレブたちとの深い人脈が必要になってくる。そんなセレブたちと深い絆を手っ取り早く作るには……、レッツ・パーティー!
そう、ヘフにとってパーティーとは、あくまでもビジネスの一環。もちろん趣味も堂々と両立させている事は言うまでもないが。
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なんてったってあのヘフからのパーティーのお誘だ。セレブたちにとっても自分のセレブ振りに箔が付くいい機会。
二つ返事でプレイボーイマンションにやって来る、映画スターにミュージシャン、コメディアンにプロデューサーにスポーツ選手たち。
彼ら、彼女らの間を忙しく立ち回って親交を深めるヘフ。友情度やビジネス信頼度が上がればすかさずインタビューやエッセイのお願い。
女性キャラには友情度、ビジネス信頼度の他にロマンス度という数値も設定されている。ちょっとあの女性ロックミュージシャン相手にロマンス度を上げてみよう。
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天下のプレイボーイ、ヒュー・ヘフナーお得意のロマンストークでがんがん上昇するロマンス度。何やらハグとかキスとか色んなコマンドが増えてきた。もう片っ端から試して見よう。
セレブが集うパーティーのど真ん中で、初対面の女性相手にハグやキスに興じるヒュー・ヘフナー。さすがだぜ!やっぱりヘフはそうでなくっちゃ!
そんな行為を繰り返していると、さらに加わる新たなコマンド。これを選択すると、相手はトップレスになるわ、乳は揉むわ、デュアルショックはぶるんぶるん振動するわと、もう大変な騒ぎに。
ひと目もお構いなしにやるだけやってすっきりしたら、今度はビジネスの話だ。「次号の表紙グラビアは君ね」。
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センターフォルドのヌードグラビアを飾るプレイメイトも、勿論まずは手を付けてから仕事を割り振る。
部下のカメラマンやジャーナリストも、勿論最低一度はお手付きだ。え、バニーガールはどうしたって? パーティーで野郎どもの相手をさせる大切なスタッフだぞ。味見をしていないわけがないだろう。
そして店頭に並ぶPLAYBOY最新号。その収益でマンションの備品を買い足したり拡張したり。何せソファーの数はいくらあっても足りないくらいだからな。いつでもどこでも即座に行為に勤しめるために!
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我々凡夫どもにはコントローラー越しでしか体験できなかった、そんな夢のような暮らし。
半世紀以上も続けていた王族も及ばない暮らしを、ついにヘフが自ら捨て去るときが来る。
どんな英傑でも老いには勝つことができない。そうもっともらしく納得しながら記事を読み進めていくと、最後の方に売却の絶対条件として、「ただし誰が買おうとヘフもそのままプレイボーイマンションに住み続けることが絶対条件」。
なんのことはない、これじゃ「わしに代わってパーティーを開催してくれる人」を募集してるようなものだ。そしてそれに参加する気まんまんだぞ。この爺さん、ちっとも枯れてねえ!

<海外版>

 

この記事に含まれるtag : おとなの時間 箱庭経営シム 

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2016/01/13 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |