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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

【オレゴン・トレイル 開拓者のミニミニ冒険】

   ↑  2009/07/05 (日)  カテゴリー: iOS
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ミズーリからアメリカ西海岸オレゴンまでを、2200マイルに渡って貫く長大な街道。
19世紀中頃に、開拓者たちが幌馬車でひたすら西を目指したこの過酷な道を、人はオレゴン・トレイルと呼んだ。
西部開拓の象徴でもあるこのオレゴン・トレイルにまつわる様々な逸話は、人々によって長く語り伝えられ、やがて1970年代にはコンピュータゲーム化されるにまで至った。
そんなPCゲームの古典中の古典的存在がiPhoneアプリ用にリメイクされたのが今年の3月のこと。そしてその完全日本語化バージョンが遂に登場!
幌馬車(正確には幌牛車)に食料と資材を詰め込んで、愛する妻や子供たちと共に、新天地を目指して ♪西へ向かうぞ にんにきにきにきにんにんにん
「親父、その歌、なんかちょっと違うぞ」
うるさいビリー。余計なツッコミをいれずに黙って歩け。先はめっっっっっっちゃくちゃ長いんだから!
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私が一番目にしたことのあるPC版オレゴン・トレイルの画面は、このアップルⅡバージョンのものなのですが、それがこんなグラフィックにまで変貌してしまうのは、さすがに30年の月日の流れを感じさせます。
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そして道中の合間に入る狩猟や釣りや砂金取りなどのミニゲームも、iPhoneの機能を活かした内容にリデザインされました。
狩猟で獲物を撃つには対象をタップ。川下りで進路を変更するには、iPhone本体を傾けて操作。馬車の修理は音ゲーよろしくタイミング良く画面をタップして釘を打つ。
機能を一番活かしているのは砂金取りのミニゲーム。これはiPhone本体をザルに見立てて思い切りシェイク。浮かび上がってくる砂金をタップして取り除いていくという内容。
傾きセンサーやシェイクなどの機能は、それのみでまるまる一本ゲームを構成されると、途中で辟易してくるものが殆どですが、このオレゴン・トレイルのミニゲームの場合は、程良い長さのものを道中のアクセントとしてタイミング良く挿入してくるので、そのどれもが好印象を残して終わります。
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道中で出くわす行き倒れ死体やヒッチハイカー。ヒッチハイカーには目的地まで連れてけば謝礼を払う人も居ますが、道中で豹変して荷物や食料をかっぱらって行く奴もいます。
名の通った人だから何かと頼りになるだろうとワイアット・アープを乗せたら、態度がでかいだけで何一つ役に立たない野郎だったりもしました。
馬車を襲撃する強盗団や先住民。もちろん先住民には友好的な連中もいて、資材と引き替えに食料を分けたり、大井川の渡し人夫よろしく川の横断を手伝ってくれたりも。
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行く先々で出会う著名人たちや、ローディング時に挿入される開拓時代トリビアも、旅に彩りを与えてくれます。
ルートは途中で数カ所の分岐点があり、通るルートによって出会う人々やクエストが違ってきたり、最終的には目的地が変わって来る場合も。
当初の予定通りにオレゴンを目指すか。一攫千金を求めてゴールドラッシュに沸くカリフォルニアに向かうか。その判断は家長であるあなた次第。
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ただし実際のオレゴント・レイルは、中途で多くの死者を出した過酷極まりない道筋でもありました。
このiPhoneアプリ版オレゴント・レイルも、見かけはカジュアルですが、時としてそんなブルータルなオレゴントレイルの現実がプレイヤーに牙を剥いてきたりもします。
まだ幼い娘に襲いかかる巨大な熊!木の上で待ち伏せして息子をあっという間に呑み込んでしまう巨大蛇!
しかし、娘はと言えば、熊に執拗にボコボコにされても骨折だけで済み(「どこもかしこもボロボロだよ……」とふて腐れる元気すらある)、蛇に呑み込まれた息子の方もしばらく待てば吐き出されてきました(息子を見捨てて先を急ぐ事も可能)。
メアリー、テッド、お前たちはなんてタフなんだ。さすがお父ちゃんの子供たちだ。
そうやって調子ぶっこいて旅を続けているうちに、いつの間にか家族の数が一人減っているのに気付きました。あれ、ビリーは?ビリーはどこへいった?
……そう言えば結構前に川を横断して一回水没したことがあったが、まさかそのときに流されちゃっていたのか?……ビリー!ビリィィィィ!なんてこった……。
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大切な家族を失う悲しさも、オレゴン・トレイルの旅路の過酷な現実の一つ。
そんな悲しみを乗り越えて、200日以上にも及ぶ長い長い月日を経て、やっと辿り着いた新天地オレゴン。
一見なんの変哲もない田舎町だけど、辛い旅を経てきたものには、何もかもがバラ色に輝いて見える。
希望に満ちた新しい生活がここには待っている。家族4人力を合わせてこの地で頑張っていこうじゃないか。だから……ビリーのことは早めに忘れよう!
そんな開拓民の悲喜こもごもに思いをはせるこのゲーム。古典ゲームだと侮ってはいけない。ゲームロフトはこの古典的傑作を見事に現代に甦らせた。
最近のiPhoneアプリゲームの中では、文句なしにお勧めです。
だけど、この”開拓者のミニミニ冒険”って副題は、どことなく”わくわく南北戦争”に通じるような気もするな……。

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2009/07/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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