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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

映画【魔獣星人ナイトビースト】

   ↑  2009/07/07 (火)  カテゴリー: 映画・DVD
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ドン・ドーラー。この力強い響きを持つ名前に心当たりのある人は、よほどのB級映画マニアだろう。
「ああ、ドン・ドーラー。」
心当たりのある人は、まずこう相槌を打ち、そして「ドーラーね、……ははははは。」と力なく笑うことであろう。
ボルチモアの片隅で低予算のSFやホラー映画を作り続けてきたこの男。
本来ならば誰にも相手にされないところだが、このドーラーの場合は、作る映画全てが救いようもなくくだらなかったので、逆の意味で映画史に(映画史にとっては不本意だろうが)名が残ってしまった稀有な存在なのだ。
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この人の凄いところは、そのクオリティの低さの徹底ぶりだ。
彼はその生涯で10本を超す映画を手がけたが、普通これだけ作ればどれか1本くらいは"他と比べればややまし"程度の作品が生まれたりするものだが、彼に限ってそんな野暮は一切しない。
どうしようもない映画ばかりを作って歴史に名を残した人には、エド・ウッドという先人が居るが、しかしエド・ウッドの場合は、彼の映画に何かを見出す人たちが少なからず存在した。
しかしドーラーに限っては、そんなことは一切無い。将来ティム・バートンが「ドン・ドーラー」という伝記映画を作る可能性だってゼロに等しいだろう。
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そんなドーラー映画の数本は、'80年代のレンタルビデオバブルの折にどさくさに紛れて日本でもリリースされていたのだが、その中の一つにして彼の代表作とも言える作品が、この「魔獣星人ナイトビースト」だ。
アメリカの田舎町を、ゲイリー・グリッターのステージ衣装のような服を着たゴリラ顔のエイリアンが単身襲撃。
そこでやる気のない内輪のキャストたちと、だらだらだらだら緊張感もなく戯れ続けるという、悪夢のようなフィルム。
序盤の山場であるドーラー渾身のSFXが炸裂するエイリアン対保安官&住民連合の銃撃戦に、観る者は早くもげんなりし始め、そして後半唐突におっ始まる保安官の男女のちっともありがたくないベッドシーンを目にしてしまうと、「なんで自分がこんな目に遭わなくちゃならないんだ。」と天をも呪う気分になること請け合いだろう。

そんなドーラーの代表作を、誰も頼んでないのにDVD化してきたのは、案の定トロマ。そしてやはり誰も頼んでないのにこれを日本でリリースしたのは、毎度お馴染みのDARK RABBIT。
こうなったらDARK RABBITは、責任を持ってドーラーのもう一つの代表作、「俺だって侵略者だぜ!」(このやる気のない邦題ときたら……)も、きちんと発売して頂きたいものです。

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2009/07/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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