ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

音楽【能瀬慶子 - BEST】

   ↑  2010/03/18 (木)  カテゴリー: 音楽
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そりゃあDamnedにもがつんと言わされたし、Exploitedもインパクト抜群だったけど、俺にとって一番衝撃的だったパンクバンドは、なんたってCockney Rejectsなのだ。
頭の悪い中学生だった俺とまるで風体の変わらない連中が、そこらのガキがくだを巻いているだけのようなボーカルで、「俺はこう見えてもバカじゃねえ!」とバカ丸出しに吼えまくる。
そんな名曲、"I'm Not A Fool"で幕を開ける彼らのファーストアルバム"Greatest Hits Vol.1"(この偏差値低くて最高なタイトル!)を、友達のH君宅で聴かされたときは、あまりの素晴らしさに座り小便してバカになるかと思ったくらいだった。
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特に「Here Comes The New Punk!」と、まるで根拠のない宣言をぶち上げる"Join The Rejects"という曲は、俺とH君のお気に入りナンバーとなり、俺たちはことある毎に「ひあかむざにゅーぱんく!」と、意味もなく声を合わせて叫んだりしていた。
ホント、男子中学生というのは、救いようのないくらい頭の悪い生き物ですね。
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そのH君がある日、「バザーでこんなもん買った」と照れ笑いを浮かべながら、俺の目の前でひらひらさせたシングル盤が、能瀬慶子の"アテンション・プリーズ"。
能瀬慶子は短命に終わったアイドルで、実際に活動していた頃の記憶は俺にも無かったのだが、しかし、彼女がとんでもない歌唱力と、さらにそれに輪を掛けたとんでもない大根役者ぶりで、すさまじいインパクトを世に残したと言うことだけは噂に聞いていた。
さっそくH君宅のターンテーブルに乗せられるドーナッツ盤。
そして不安定極まりない彼女のヴォーカルが、「♪あてんしょんぷり・い・い・ぃ・いず」と絶頂に差し掛かった瞬間、俺とH君は同時に叫んでいた。「ひあかむざにゅーぱんく!」

同シングルのB面に収録された"フラワー・バス・ステーション"も、実は"アテンション・プリーズ"以上の凄まじいテンションを誇っていたりする。
町内のちょっと可愛い姉ちゃん程度のオーラを身に纏った能瀬慶子が、ゴールデンの歌番組を、その類い希なる歌唱力でジャックしてしまう光景は、そこらの普通のガキみたいなCockney RejectsがTop Of The Popsに出演して好き放題やる光景以上に、きっと痛快でパンクなものだったのだろう。
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そんなデビューを飾りながらも、シングルを重ねる毎に徐々に小ぢんまりと普通になってしまった航跡も、'70年代のB級パンクバンドと共通したパターンだ。
Cockney Rejectsと能瀬慶子。奇しくも同時代のデビュー。そしてCockney Rejectsと同様に能瀬慶子も、口には出さないがそのアティチュードで、高らかに「Here Comes The New Punk!」宣言をしていたのだ。
少なくとも、俺とH君はそう確信している。まぁH君が今でもそう思ってるかどうかは知らないけれど。

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-532.html

2010/03/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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