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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

【Riverleap】アブラハヤの儚い一生

   ↑  2010/07/23 (金)  カテゴリー: iOS
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そう言えば太陽のしっぽって、サードパーティーの作品なのに、ハードホルダーのSCEがやけにプッシュしていたような記憶があります。
アクアノートの休日ほどコンセプトが明快でもなく、巨人のドシンほど洗練されてもいない、こんな文字通りワイルドに作られたゲームが一押しされていたなんて、まさにプレイステーション文化がいけいけどんどんな頃だったことを偲ばせる話です。
こんないい意味でも悪い意味でもとんがった作品から、ナムコやコナミといった老舗の作品まで。初期プレイステーションの魅力は、まさにそんな雑然としたラインナップにありました。
ソフトの数を絞ってクオリティコントロールするのが、いかに無意味であったのかは、図らずも同期のニンテンドウ64が証明してしまいました(少数精鋭とは聞こえのいい言葉ですが、ユーザー側から見たら単なる少数でしかありません)。
やはりハードというのは玉石混淆。傑作から不出来なものまで、ありとあらゆるソフトが出て初めて賑わうもの。
そう言った意味で、今一番煮えたぎっているハードは、iPhoneなのかもしれません。
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EAやUBI、THQといったメジャーのゲームから、Game LoftやDigital Chocolateなどの、今ぶいぶい言わせているモバイルゲーム勢。そしてインディペンデントや、或いは全く一個人の手による、アンダーグラウンド臭をぷんぷん漂わせるゲームまで。
ありとあらゆるタイプのゲームが横並びにしのぎを削り、そしてそれをメジャーもインディーも何の区別もなしに購入することができる。
その上、このラインナップに、かつてはエロが加わっていたのです。
iPhoneこそが、今一番エキサイティングなゲームハードであることの証明と言えるでしょう。
しかし、自らが作った流れに、しょうもないこだわりで自ら水をぶっかけてしまうことには定評のあるアップル。
このホットな潮流が、果たしていつまで続くのかは、さっぱり読めませんけど……。
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そしてこのRiver Leap。
Video Gameo というふざけた名前の、全く正体不明なソフトハウス(或いは一個人)がリリースした、いけいけどんどんの頃のSCEでも発売認可をためらうような、意味不明で不気味なゲームなんですが、こんなものすらもマッデンNFLやアサシンクリードなどと全く同じフィールドで販売されてしまう現実が、今のApp市場の闇雲なパワーを物語っているかのようです。
プレイヤーキャラはアブラハヤ。
Dパッドとジャンプボタンを駆使して、天敵を躱しながらひたすら川を下って行くゲームなのですが、何よりも目を惹くのが、その薄気味悪いグラフィック。
この異様な配色で作られたフィールドは、とてもじゃないけど生き物が棲息する川には見えません。
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そしてアブラハヤの川下りを阻む、熊、川遊びの子供、ナマズ、猛禽類といった天敵たちの外見も、まるでシリアルキラーの絵画作品のよう。
この不気味な天敵たちにアブラハヤがとっ捕まり、ぐちゃぐちゃと握りつぶされたり、咀嚼されたりする光景は、悪い冗談以外のなにものでもありません。
そしてゲームオーバー後に長々と表示されるのは、十数パターンにも及ぶ全く意味不明な一枚絵。
そこからリスポーンを選択すると、アプリが落ちてiPhoneのダッシュボードに戻される始末です。
これが仕様なのか、不具合なのか、或いは俺のiPhoneの環境によるものなのか、全く判別が付かないから、タチの悪さもひとしおです。
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ゲーム中に流れるBGMは、ドッグ・ボッグスやクラレンス・アシュリーのクラシックなカントリ-・ブルース。
この物悲しげなバンジョーの音色とホンキートンキーな歌声が、不気味なゲーム内容とマッチしているような、或いは全くミスマッチなような、ここら辺も実に意味不明です。
ちゃんとした意図があっての選曲なのか、或いは著作権が切れてパブリックドメインとなっているから、これ幸いと使用したのか、それすらも分かりません。
天然なのか、狙っているのか、或いはその半々なのか。天然というにはちょっと引っかかるものがあるし、狙ってやってるのかと言えば、それだけでは留まらないような何かがあるように思えます。
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2010/07/23 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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