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【Bully】戻りたい夏、戻れる時

   ↑  2010/08/21 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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さっきから部屋の中でヘビーローテーションしているCDは、ゲンドウミサイルの"マイロードブルース"。
特に蝉が最後の悪あがきをはじめ、いよいよこの狂ったような夏の終わりを感じさせるようなこの時期に、やたらと心に染みいるのが、"戻りたい夏、戻れない時"というナンバーだ。
♪ 遠く暑い日 夢で溢れた日 涙で濡れた日 笑い飛ばした日
そんな全てが輝いた日々に帰りたいと、そのはすっぱなチンピラ声で夜桜極蔵は切々と訴える。
誰でもある一定の年齢になると、過ぎ去った夏の日々に切ないばかりのノスタルジーを覚えるようになる。夜桜極蔵も俺もそんな年になってしまった。
そんな過ぎ去った夏の日々は、いい思い出も悪い思いでもひっくるめて、全部が光り輝いた時間に思える。
だけど、そんな一瞬の夏に戻ることなどできはしない。それを承知の上で、夜桜極蔵は戻りたいけど戻れない夏に思いを馳せた上で、今この時間を生きることの決意を宣言する。
♪ それでも生きるぜ 俺にはこれしかもう何もねえから
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だけどテレビモニターの中には、いつでもの戻れる夏の日々がある。
とは言っても、ぼくのなつやすみや放課後少年のような、いかにもノスタルジックエクスプロイテーションなゲームではない。
俺の過ぎ去った夏は、あんな無菌室みたいな綺麗事ばかりで彩られた日々じゃない。打算や、裏切りや、疎外や、性欲や、汚い大人たちがごった煮になった、どろどろとした日々だった。
俺にとってロックスター最高のゲーム、それは間違いなくBullyだ。これを超えるゲームを、未だにロックスターは作れないでいる。
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何故Bullyが最高なのか。それは現実の自分とリンクしている世界だから。GTA4もRDRも、結局自分にとっては絵空事の世界だ。
だけどBullyの世界は違う。それはどこにでもあった世界。ジミー・ホプキンスは、俺やみんなの分身のような、どこにでも居た糞ガキ野郎だ。
Bullyは「GTAの学園版」なんて矮小な表現に収まるようなゲームじゃない。GTAなんか問題にならないほど、生々しくて身につまされるゲームなのだ。
ブルワース学園のスクールカーストは、俺たちが知るスクールカーストとはちょっぴりその趣が異なるけど、本質的には何も変わっていない。
こいつらはあいつらを見下し、あいつらはそいつらに優越感を覚え、そいつらはこいつらを事あるごとにこづき回す。
そんなBullyの日々こそが、俺がいつでも戻れる過ぎ去った夏の日々。エンドレスサマーモードとは、なんて象徴的なネーミングなんだろう。
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ポルノショップから出てきた体育教師の禿ちゃびんバートンに遭遇するシーンなんかも、俺には身に覚えのある話だ。
あれは今みたいな夏の終わりの日に、ピンサロから出てくる体育教師とばったり(遊ぶときは遠くの街に出るという知恵が働かなかったのだろうか。これだから体育教師という奴は……)。
普段の傲岸不遜な態度なんかどっかに消し飛んだそいつは、俺に今見たことを誰にも喋らないでくれと懇願。俺は当然の如く、その条件としてピンサロを奢ってくれと要求した。
そいつが俺の要求をはねつけたのは、教師としての最後の責任感だったのか、或いは単にケチだったのかは知らない(たぶん後者だと思う)。
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そして要求を拒否された俺はもちろん休み明けと同時に、このことを校内中のありとあらゆる場所で触れて回ったのは言うまでもない。
校内に広まったこの話題に知らんぷりを決め込んだ体育教師であったが、俺が廊下を通りかかるそいつに向かってぽんぽんと手を叩いて「社長、いい娘居るよ。今なら二回転6000円」と声をかけたときは、さすがに胸ぐらに掴みかかってきたっけ。
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ゲンドウミサイルの"マイロードブルース"は、俺にとってBullyの裏サントラだ。
カスタムサウンドトラックとして鳴らしていたわけではない。Bullyをプレイしているときのあんな瞬間やこんな瞬間に、いつの間にか頭の中で"マイロードブルース"のナンバーがリフレインしている。
♪ 嫌になるほどへまをした 嫌になるほど馬鹿をした 嫌になるほど傷つけて 嫌になるほど傷ついた
そして戻れる夏の日々を過ごすために、いつでも俺は此処に立つ。ブルワース学園の正門前に立つ。何故ならジミー・ホプキンスは俺だから。覚悟きめろよ!
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