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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【ニード・フォー・スピード アンダーカバー】

   ↑  2010/09/07 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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無表情で男どもを蹴っ飛ばしまくるスレンダーなキリングマシーン。
『ダイ・ハード4.0』(まあこの映画自体は、実に惨憺たるデキだったけど。何しろこの映画って脚本が酷いよ!)でそんなイメージを完全に確立し、いよいよ大ブレイクかと思いきや、その次なる出演作に卓球版燃えドラ『燃えよ!ピンポン』をチョイスしたマギーQ。
細身な女アサシンのイメージがこびりついてしまうことを避けたのかもしれないが、それにしたって、よりによってダン・フォグラー(『ファンボーイズ』のあのむさいデブだ)とロマンスに陥る役を選ぶのは、いくらなんでも極端すぎないか。まぁ『燃えよ!ピンポン』面白かったけどさぁ……。
そんな彼女の最新作は、あの『ニキータ』のTVドラマ版リメイク。……結局は無表情な女アサシン役からは、逃れられない運命なのね。
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傑作モスト・ウォンテッドで頂点を極めたものの、その後、カーボン、プロストリートと、方向性が定まらず迷走を続けたニード・フォー・スピードが、原点回帰を目指したこのアンダーカバーのメインキャストが、そのマギーQ。
走り屋世界に潜入する囮捜査官という設定は、NFSシリーズに大きな影響を与えた映画『ワイルドスピード』の一作目そのままだ。
マギーQは、潜入捜査官であるプレイヤーに指示を与える上司という設定。
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公道レースゲームと実写ムービーの融合と言えば、走りに応じて実写のグラドルたちが靡いてくれる湾岸デッドヒートが、嫌が応にも頭に思い浮かんでしまうが、その流れでこのゲームが、良い走りを見せるとマギーQが「なかなかやるじゃないか。これはご褒美だよ、この豚!」と、プレイヤーを蹴っ飛ばしてくれるゲームだと期待してはいけない。
もっとも、こちらに蹴りを入れはしないものの、ゲーム中では、マギーQから始終怒られっぱなしになるので、M属性の方の欲求は、ある程度叶えてはくれるのだが。
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だけどこのマギーQが登場するムービー部分と、ゲーム部分の整合性が全く無いのが、このゲームの最大の欠点。
何よりプレイヤーのポジション、任務、状況というのが、ムービー内で全く説明不足なので、マギーQが一方的に不機嫌に喋りまくるムービーを受け身で眺めた後、自分の置かれた立場を全く理解できないまま、ただ目の前のレースやチェイスミッションを訳も分からずこなすだけという、一向に盛り上がらない流れになってしまうのだ。
何で俺、公道レースなんかやってるの? 何で俺、自動車窃盗団の片棒担いだり、そして連中とハイウェイでチェイスしたりしてるの? 何で俺、刑事なのにパトカーに追い回されているの? それよりも何よりも、何でマギーQは、こんなに終始不機嫌なの? 例え俺が意味不明なミッションを成功させようが、愛想笑いの一つも見せやしねえ。
まぁ終始不機嫌無表情なのは、マギーQだからと言われればそれまでなんだけどさあ。
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自動車窃盗団に潜入した囮捜査官として、時には警官たちに追いかけ回され、そして時には窃盗団のメンバーたちを追いかけ回す。
ただモスト・ウォンテッドに原点回帰するだけではなく、今度は新たにこちらが相手を追う要素を付け加えて新たな地平を開こうとしたんだろうけど、この窃盗団を追うミッションが、相手の耐久度が無駄に高く、常にぐだぐだな展開となるのだから、そのたびに嫌になってしまう。
何より、走り屋としての自分のポジションとゲーム世界が明確にリンクして、プレイにメリハリを与えていたモスト・ウォンテッドと違って、囮捜査官という黒でも白でもない曖昧なポジションが、ゲームの設定やストーリーに対する感情移入を大きく阻むのだ。
刑事であるにも拘わらず、何の葛藤もなくパトカーを潰しまわり、そして潜入捜査官ものにありがちな、犯罪者たちに対する奇妙な心移りといったような描写も全く無い。
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このアンダーカバーの実写ムービーパートで繰り広げられていることは、プレイヤーとは全く関係ない地平で行われている出来事にしか思えないのだ。
ムービーパートがそのようにゲームを牽引する力に欠けていると、プレイヤーはただ何の盛り上がりもないまま、漫然と各ミッションをこなすだけに終わってしまう。
オープンワールドレースゲームとしての基本部分は、モスト・ウォンテッドの流れを受け継いで良く仕上がっている。
つまり、例え漫然とでもそれなり遊べちゃう内容だし、B級レースゲームとして割り切ってしまえば、何となく納得できてしまうレベルではある。
だけどニード・フォー・スピードの看板てのは、70点くらいのデキで満足してしまうような安っぽいものではないと思うんだけどなあ。
そんな訳で、結局は迷走から抜け出せなかったNFSシリーズ。このシリーズが光明を再び見いだすには、次作のシフトを待たなければならなかった。

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