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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

映画【DOOM / ドゥーム】

   ↑  2020/01/17 (金)  カテゴリー: 映画・DVD
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DOOMはゲーム史にとって忌まわしき存在。ではそのDOOMの歴史の中でもっとも忌まわしいDOOMは何か?
初代? 一番血みどろな最新作? ニンテンドウ64を血に染めたDOOM64?
いや、ファンにとってもっとも忌々しいDOOMは、やはり多くの人をずっこけさせた、この映画版をおいて他にはないだろう。
本国での公開は2005年末。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「バイオハザード」やアンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥームレイダー」など良作も出始め、ゲーム原作映画といえば色物であった時代も過去のものになりつつあった頃。

しかしカール・アーバン、ロザムンド・パイクと並ぶ、それなりの顔ではあるんだけどいまいち華に欠ける出演者にどことなく不安を覚える。
そしてキャストのトップに名を飾るのはザ・ロックことロック様。
だが今でこそドウェイン・ジョンソン名義で押しも押されぬトップアクターの地位を築いているロック様だが、まだこの頃は"プロレスラーの色物キャスティング"の印象が強かった時代だ。

そのロック様を隊長とする海兵隊チーム。白人からアジア系と人種も適度にバリエーションがあり、信心深い堅物からこれが初任務の小僧っ子とキャラクターも多彩。というか色んなアクション映画でさんざん使い古されて、もはや手垢にまみれた編成。
そんな既視感バリバリのチームが送られたのは、救援信号を発してきた火星の研究所。
ロック様率いる部隊は、そこでクリーチャー化した職員たちに遭遇し、一人、また一人と斃れていくのであった……、って、頼むからDOOMやってくんねえかなあ?

いや、『DOOM 3』を下敷きにしたのは分かるんだけど、ぶっちゃけ『DOOM 3』のプロットって、ありがちなSFホラー映画を元にしたようなところがあるから、ぐるっと一周回ってそれを再び映画でやられても困るんだよ。
途中なんの伏線もなしにBFG9000(DOOMシリーズにおける最強武器)が出てきて、ロック様それをぶっ放してご満悦なんてシーンが出てくるんだけど、それも製作者側の「これを出しときゃ原作ゲームファンへの義理もとりあえず立つんだろ?」程度の意識しか感じられず、案の定その後はストーリー的にまったく意味のない存在に。

物語が進むにつれてどんどんキ……、いや、エキセントリック度を増していくロック様が唯一と言っていい見どころではあるんだけど、こっちはロック様ではなくDOOMを目当てに観ているわけで。
そんなこちらの「DOOMやってくんねえかなあ」気分を見越したかのように終盤に炸裂するのは、劇場を失笑の渦に巻き込んだ伝説の一人称視点パート。
これはFPSのプレイ視点をそのまま実写映像化したようなパートが、なんの前触れもなく唐突に繰り広げられるシロモノ。

ご丁寧に今まで劇中に一度たりとて出ていなかったチェンソーまで無理やり登場させる始末で、ごくありふれたB級SFホラー映画の中に忽然と登場する異形の映像に、観ているこっちは「DOOMやれってそういう意味じゃねえんだよ!!」と、椅子の上で憤るしかなかったのであった。



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