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【ブラックジャック vs 松田純】松田純はどこだ!?

   ↑  2019/10/08 (火)  カテゴリー: PS1
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タレントゲーム。
RPGやADV、アクションといった、ゲームの内容に応じたジャンル分けではない。
とにかく冠となるタレントの名前におんぶだっこした不思議な括りのゲーム群のことだ。
コンテンツを手にとってもらうために重要な要素となるタレントの知名度は、その企画の立ち上げの時点から大切なポイントになってくるはずだ。
かつてのタレントゲームのほとんどは、ビートたけし、明石家さんま、中山美穂など、世間一般へその名前が浸透した芸能人たちが連なっていた。
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その当たり前の傾向がおかしな雰囲気になってきたのは、ゲームがカートリッジからCD-ROMへと移行した頃のことだ。
動画と音声、この2つを新たに手にすることによって、さらに進化するはずだったタレントゲームは、なぜかそこで誰もが知るタレントの名前ありきのジャンルから、とりあえず手っ取り早く名前を使えるタレントでゲームを安くでっち上げるジャンルへと変貌をきたしてしまったのだった。
それの急先鋒となったのがグラドルゲームという一群だ。
写真集やイメージビデオなんかとタイアップした画像や動画とパズルゲームあたりを組み合わせて一丁上がり。
今となってはマニアやゲーム史家からは黙殺されているけれど、それでも当時は枯れ木も山の賑わいとなったし、坂木優子やシェイプUPガールズや金沢文子が好きだったオレとしては、「おおいに存在意義があったよ!」と声を大にしたいところだ。
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ここにその手のタレントゲームがひとつ。
冠となるのは松田純。90年代後半からゼロ年代初頭にかけて、グラビアを足がかりにバラエティ番組や映画・ドラマなどで活躍したタレント。
軸足が広すぎて代表的な仕事を絞りづらいのが、このタイプのグラドル~バラドルの宿命ではあるが、WOWOW初のオリジナルドラマとなった三池崇史監督作のアウトローコギャル物語「天然少女 萬」を挙げておきたい。
その松田純がゲーム界に敢然と殴り込み。
しかし『ブラックジャック VS 松田純』という、果たして松田純とブラックジャックで対決をするのか、あるいは松田純がブラックジャック・マリガン(あるいはブラックジャック・ランザ)と戦うのかもはっきりとしないタイトルに、早くも90年代後期タレントゲーム特有のざっくりとした企画が伺えてしまうのであった。
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パッケージに映るのは紛うことなきバニーガール姿の松田純。
しかし裏返してみると、そこには"TV・グラビアで大人気の松田純と清水としみつ氏のグラフィックがドッキング"なんて禍々しくも無邪気な一文が踊り、早くもこちらは「いや、そういうドッキング望んでないから!」と声を荒げることになるのだった。
いやホント、マジで松田純以外には用はねえから! ぶっちゃけブラックジャックすら要らねえから!
錯乱しながらゲームをスタートしてみると、そこにいるのは松田純を自称する清水としみつによる二次元絵。
清水氏は90年代のオタク界隈と非常に親和性の高かった漫画家だが、それと松田純が本来食い合わせがいいはずもなく、こちらは自称松田純の清水絵が事務所を通さずに連絡先を教えてくれるラッキーな展開も素直に喜べず、「いつになったら本物の松田純が出てくるんだろう?」と、ただただ不安になるばかりだ。
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そして延々と続くブラックジャック勝負。
しかし五段階の難易度に応じた本格的ブラックジャックの触れ込みも、このゲームを買ったほとんどの人間の目的が決してブラックジャックではない事実には如何ともし難い。
地味なブラックジャックをこつこつとプレイして、細々と貯めたゲーム内通貨で購入したプレゼントを貢ぐ先は自称松田純の二次元絵。
それでも一応二次元絵に合わせたセリフでは松田純本人がボイスを担当しているのだが、「声の出演・松田純」は、こちらが松田純に望む芸能仕事の最下位に位置することは言うまでもない。
純ちゃんのバニーガール姿に目がくらんでゲームを購入した先にあったのは、ただただ社会の不条理だけである。
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清水としみつ絵を使ったブラックジャックゲームに、ポニーキャニオン~扶桑社ラインで流用できた松田純写真集からのお下がり画像をパッケージとマニュアルだけに申し訳程度のっけて一丁上がり。
さすがにこれだけではと罪の意識が芽生えたのだろうか、オプションに設けられたのは"純ちゃんのマッサージ"という項目。
そう、Xbox360のインディーズゲームで氾濫した、コントローラの振動を使ったマッサージ機能の先駆者的な機能ではあるが、しかしデュアルショックの振動を肩に押し当ててみても、こっちは松田純どころか久夛良木さんに無理やり肩を揉まれている気分にしかならない。
死んだ目で松田純の出てこないブラックジャックをひたすらプレイしながら、「坂木優子やシェイプUPガールズのゲーム、あれはあれでそれなりに良心的だったんだな」と認識を新たにさせる、そんなグラドルゲームの底の底なのであった。

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2019/10/08 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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お元気ですか新しい記事ではなくてもいいので更新ほしいです

 |  2019/11/15 (金) 11:48 No.1466

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