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【Borderlands 2】スクーターの一周忌

   ↑  2019/06/20 (木)  カテゴリー: XBOX ONE
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経緯があるのは日本国内未発売の外伝ADV中なので、『指揮官LilithのSanctuary奪還作戦』でこの事実を急に知って驚かれた方も多いかもしれないが、スクーターはこの世にいない。
いや、この世にいないってのはちょっと変だな。惑星パンドラ、ボーダーランズの世界においてスクーターは既に死者だ。
『Tales from the Borderlands』のアルマゲドン回で「Catch-A-Ride!」の陽気な叫び声と共に星のカケラとなってしまった。
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思えばスクーターはボーダーランズシリーズの中でも、プレイヤーに馴染みのある度では最上位の方に位置するキャラクターだった。
まぁ移動に必須なビークルの受け出しという、システム上避けては通れない手続きに毎回絡んでくるから否応なしに馴染まざるを得ないものではあったが、それでもあのめちゃくちゃ角が立つこと言ってんだけど、なぜか受け流せてしまえる緊張感のない声の持ち主が、今後のボーダーランズワールドでは死者として扱われると思うと、ちょっとばかり感傷的な気分になってくる。
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だがボーダーランズは死者の意志に寛容だ。
T.K.バハにプロフェッサー・ナカヤマ、名もないNPCにそしてハンサムジャックに至るまで、数多くの死者たちがクエストやら設定やらなんやらで、おのれの志や欲望をこの世に残してVaultハンターたちを振り回してくれる。
そしてそれはスクーターも例外じゃない。
もっとも彼がエコーレコーダーに遺していったのは、てめえのエロ本の回収依頼というVaultハンターにとっては迷惑極まりない内容であったが、サルバトーレやアクストンならともかくも、一応はまだうら若い娘であるオレのゲイジはどんな顔してこのミッションを遂行していたのであろうか。
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だけど頼まれる方は堪ったもんじゃないかもしれないが、やはり溜め込んだエロアイテムの行く末というものは、当人にとっては気になって気になってしょうがない存在である。
おのれの性的嗜好が顕になってしまう恐れもあるが、しかしそれがシステマチックに処分されてしまうのも、あまりにも忍びない。
できればそれをこの世のどこかにいるかもしれない同好の士に引き継いでほしいと思うのも、煩悩にまみれた人間にとっては自然な感情であろう。
オレにしたって本棚の奥底にひそかに眠る全裸スポーツシリーズの行き先を考えたら、たとえ末期がんに冒されていたとしても死んでも死にきれないもん。
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かくしてスクーターの遺志を叶えるために、サラダ化騒動の合間をぬってエロ本を探しまくるオレのゲイジ。
「こいつが寄越すミッションって、いっつもこんなんばっかだったな」なんて愚痴のひとつも出てきそうにもなるが、故人のためという大義で無理やり納得するほかはない。
しかしそんないつもの調子のミッションも、進めるにつれほんのりと湿っぽくなってゆく。
そして迎えるはCatch-A-Rideの引き継ぎの儀式とスクーターの最後のメッセージ。
『指揮官LilithのSanctuary奪還作戦』の裏の顔は、シリーズの中核を務めたキャラクターの一周忌のセレモニーなのであった。
あらためてさようならスクーター。お前は友だちってもんでもなかったけど、嫌いってわけでもなかったぜ。Catch-A-Ride!

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