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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

【Ryse: Son of Rome】インタラクティブ残酷史劇

   ↑  2019/05/28 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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ちゃんとした歴史書はおろか、「ローマ人の物語」ですらまともに読んだことのないオレにとって、古代ローマ帝国は「ベン・ハー」や「スパルタカス」「クォ・ヴァディス」といった古いハリウッド映画を通したイメージがそのすべてだ。
男たちはゲルググみたいな羽飾りをつけた兜に筋肉ムキムキの常に怒りっぽい連中で、女たちはほとんど半裸の恰好でそこらをくねくねしている。
ゴージャスな椅子に腰を痛めそうなスタイルで腰掛けた王侯貴族たちは、そんな女性の身体に壺に入ったぶどう酒をケラケラ笑いながら垂れ流し、そこかしこで奴隷がムチでぶっ叩かれている。
そんな情景がオレの中での古代ローマ帝国の8割だ。
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なんか塩野七生さんや古代ローマ学者にこんこんと説教されそうなローマ帝国観だが、この『Ryse: Son of Roma』も概ねそんな感じだから大丈夫!
プレイヤーの分身たる主人公マリウス・タイタスはローマ帝国兵。
羽飾り兜にマッチョボディ、剃ってもこってり濃いヒゲに短気な性分。嫁さんが自分の意中を汲んだリアクションを取らないと、とたんに不機嫌になって当たり散らしそうなタイプ。いずれにせよ今の世の中ではとうてい生き辛さそうな男だ。
しかしここは蛮族の脅威に晒された皇帝ネロ暴政下のローマ。むしろこういう男の方が頼りになる。
ローマの誇りにかけて、あの北斗の拳に出てくるモヒカン連中と、どっこいどっこいな奴らで屍の山を築いてやる!
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そうは意気込んでも無双シリーズなんかとは真逆のゲームバランス。
1対2はキツい。1対3はヤバい。防御大切。盾は相棒、盾は友達。ついでに盾は跪いた敵の頭をかち割ったりするエグい武器。
防御ボタンを確実に押して相手の隙きを誘い追い討ちをかけたら、いよいよお楽しみの処刑(トドメ)モードだ。
崩れ落ちた相手に深々とひと刺し。片腕をすぱーんと斬り落として絶叫する敵を楽にしてやるひと薙ぎ。倒れ伏した蛮族に容赦ないガチストンピング。
ローマ史劇は血なまぐさい。そんなこちらの先入観にしっかり応えてくれるフィニィッシュムーブの数々。
それなりにバリエーションがあるとはいえ、これが毎戦闘ラストまでほぼ必須状態で付いてくるもんだから、後半はいささかげんなりすること間違いなし!
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ストーリーも残虐古代史劇ムードをしっかりとフォロー。
死体の山に必要以上に挿入されるブルータルでゴアなシーン。ブリテン島(蛮族の巣)に進撃してからは敵味方共に酷い目に遭う度がハネ上がり、ケルト民族に至っては潔いほどの準モンスター扱い。
みんなが大好きウィッカーマン(生贄を収めて丸焼きにする巨大人形)もしっかりと出てくるぞ。
ローマものでは恒例の剣闘場も、ストーリー仕立ての集団戦でちょっぴり斬新だ。あえて例えるなら残酷版風雲たけし城みたいなもんだな。
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スラッシュアクションシーンの単調さは、確かにこのゲームの大きな欠点だが、それを補うように挿入されるのはマリウスが百人隊長としての真価を問われる集団戦パート。
少数精鋭のローマ軍対雲霞の如き蛮族の大軍の構図を、そのまま落とし込んだディフェンスモードは、割とありがちかもしれないが、集団で盾を構えて矢を受け止めながらじりじり前進の手応えをしっかり与えてくれるのは、この『Ryse』くらいのものだ。
やっぱり盾最高。盾は相棒、盾は友達。でも投石機だけはカンベンな。
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開発は『FarCry』や『Crysis』のCrytek。圧倒的なビジュアルでXbox Oneのロンチに華を添えたマイクロソフト発の大作。
鋭さよりも重さで叩き斬るような剣と、相手の攻撃を受け止めるたびに「ごっぽん!」と手応えが伝わってるかのような盾。
人を斬り刻む生々しく重たいフィーリングをたっぷりと詰め込んだ重量級スラッシュアクションだ。

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2019/05/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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