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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

井上麻美のディスコグラフィー

   ↑  2017/10/24 (火)  カテゴリー: 音楽
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史上初のアイドルオーディションゲーム、『みつばち学園』のプレイヤー人気投票を勝ち抜きミスCDロムロムの座を射止めた井上麻美。
しかしデビュー曲の「青春はちっぽけな僕たち」とそれに続くシングル、そしてファーストアルバム「世界中のステキ信じてる」(1992年)は、『みつばち学園』やハドソンのイメージガールといったイメージからは、およそかけ離れたダウナーなカレッジポップ風の路線だった。
デビューアルバムの半数を占める作詞・戸沢暢美、作曲・馬飼野康ニコンビの作品は、いずれも佳曲揃いなのだが、その一方で「痛み」「悲しみ」「傷つき」なんてワードが主軸に置かれた内容は、彼女を擁するハドソンも「え、こんなイメージで行くんですか!?」と、ちょっぴり戸惑ったに違いない。
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現に「青春はちっぽけな僕たち」はPCエンジン系の情報番組「大竹まことのただいま!PCランド」のテーマ曲に使われていたのだが、番組のイメージとめちゃくちゃ乖離していた。
当時としては珍しいデジパック仕様でリリースされたこのアルバム、その正統派アイドル路線から外れた、教室の隅でいつも一人で俯いているような方向性は、あの時代のアイドルだと坂上香織なんかに近いかもしれない。
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続くミニアルバム「たったひとつの贈り物」(1993年)は微妙に路線チェンジ。
5枚目にして本人名義ではラストシングルとなった「恋人になりたいな」を筆頭に、ここにしてようやく正調アイドル風の楽曲が並ぶこととなった。
この正調アイドル路線への転換は、同時期にリリースされたPCエンジンソフト『井上麻美 この星にたった一人のキミ』の存在も大きい。
PCエンジン・アイドル路線の集大成とでも言うべきこのゲームは、過去の同系統作品の甘ったるいフレーバーを、サッカリンで水増ししたようなベタベタなゲーム。それに収録される楽曲も、ちょっとダウナーなカレッジポップ風であっては当然困るのだ。
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この「たったひとつの贈り物」は、『井上麻美 この星にたった一人のキミ』の実質的なサウンドトラックアルバム。
ジャケットはゲームのものと同ショットだし、インナーや特典として添付されたカレンダーの写真も、やはりゲームからの流用。
しかしミスCDロムロムの面子にかけて放ったゲームと音楽CDのコラボレーションも、既に到来していたアイドル冬の時代には抗うことができず、結局このアルバムは井上麻美名義の単独作品としては最後のCDとなった。
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事務所移籍を経て、岸本由香理、真下友恵とのユニット、Clikを結成したのは、PCエンジンの後継機PC-FXが青息吐息となっていた1997年。
ミニアルバム「勇気をください」は、Wink系90年代アイドルポップスを踏襲した路線であったが、これ一作のみのリリースでユニットは活動停止。
井上麻美の音楽活動のフィナーレを飾る作品となってしまった。

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