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【ホーンテッドカジノ】最後のX指定

2017.09.28(18:01) 2691

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90年代中期の次世代CD-ROM機戦争において、ゲリラ的な役割を果たしたセガサターンのX指定。
サターンとプレイステーションの戦いの中で、エロを武器に暴れまわったはいいが、独立愚連隊的立場の故か、そのうち味方からも厄介者扱いされて姿を消した不憫な存在だ。
もっともいくら18才未満お断りのレーティングと言っても、セガの当初の目論見は現在のCEROのZ指定みたいなポジション。
ゲームの表現の幅を拡げるのがその目的であって、「さあ、これでエロいゲームをバンバン出してください!」なんてつもりだったわけではない。
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しかし現実にこのX指定に群がってきたのは、野球拳にきゃんきゃんバニーにヌードカラオケ。
確かに表現の幅は拡がったが、それにしても極端な一方向に拡がりすぎな面子である。
セガもさすがに「お前らの煩悩を少し甘く見ていたわ!」とばかりに、スタートから1年あまりでX指定は事実上の廃止。代わって18才以上推奨のレーティングが設けられることとなる。
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そのX指定の最後を飾ったのは、サターンサードパーティきっての問題児ソシエッタ代官山。
実写野球拳に始まりグラドルの着エロバラエティに終わるサターンでのラインナップが、同社の性格を雄弁に物語っているかのようだが、まあつまりそういう会社だ(サターン以降のソシエッタ代官山の軌跡は、さらに混迷を極める)。
セクシーな妖女がディーラーを務める怪しい西洋館カジノ。そこに足を踏み入れるのは色とカネの欲に取り憑かれたプレイヤーだ。
これで酒でも飲みながらプレイすれば、飲む打つ買うのダメ人間がインスタントに完成である。
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ソシエッタ代官山と言えば、実写にバラエティ風のお手軽ゲームを組み合わせるのが、そのお得意の手法だが、この『ホーンテッドカジノ』では定石を捨てて新機軸にチャレンジしてきた。
洋館の中を主観視点でさまよう3DCGアドベンチャー。もっともその果敢なチャレンジも、一歩移動するたびに長々と読み込みが入る体たらくで、早々と玉砕の様相を見せているが。
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落とし穴だの暗闇の部屋(誰もが「あー、面倒くせえ!」と脱出を諦めてリセットボタンに手を伸ばすことだろう)など要らんギミックに振り回され、そのたびに入るローディングにプレイ時間を倍くらい水増しさせられながら、やっと辿り着くディーラー妖女の部屋。
勝負はシンプルにポーカー、ブラックジャック、ルーレット、ハイ&ロー。この辺は特筆すべきことはない。
妖女たちは何かあると色っぽい声を響かせてくれるのだが、これを務める声優さんが吉田美保や麻見順子など、いわゆる外画系のベテランたち。ありがたいんだかありがたくないんだかよく分からない。
こういうポイントでヲタの琴線をちっとも鑑みないのも、これまたソシエッタ代官山の流儀だ。
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ご褒美のエロ絵に関しては、オレは温泉地みやげのヌードイラストを連想しました。それ以上のコメントはありません。
CD-ROM3枚組でありあながら、2枚目、3枚目に進むほど中身は薄くなり、さらにはやっつけ仕事やバグが目立ってゆく。
100%完成して出してもアレな内容を、X指定の廃止に慌てて未完成のままで出した……、なんて勘ぐられてもおかしくないようなデキで、まあこれがフィナーレを飾ったのは、X指定のバタバタっぷりを簡潔に象徴しているのかもしれない。

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コメント
セガの当初の目論見は現在のCEROのZ指定みたいなポジション。

当時は”このゲームには過激などうの~”マークで
全て済んでいた時代

インタビューか何かを鵜呑みにしたのか、単なる勘違いか
知らないが
 それは無い
【2018/09/27 06:01】 | 名無しのかめはめさん #- | [edit]
あの三角マークはPS系のソフトだけに存在していたものです。
当時は各ハードメーカーごとに独自のレーティング基準があったはずですが。
サターンでもモータルコンバットなどはX指定で販売されていました。
【2018/09/27 18:14】 | 管理人 #- | [edit]
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