ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【アケアカNEOGEO ジョイジョイキッド】気まずい再会

   ↑  2017/08/29 (火)  カテゴリー: XBOX ONE
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イスに腰を下ろしておしぼりで手を拭き拭きしながら「どれにしようかな」。
寿司屋のカウンターではない。90年代初頭のゲームセンターの話だ。
NEOGEOという妙にインパクトのあるロゴがやって来たのは、ストⅡをきっかけにアーケードが爆発的な格闘ゲームブームに包まれる、ほんの少し前の頃だった。
その筐体は4~6つののゲームが収められていて、遊ぶ側は任意のゲームをチョイスすることができる。
昔、任天堂の赤い筐体で似たようなのがあったが、少なくともオレの観測範囲ではそれ以来途絶えていた仕様だ。
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目を引く特徴を備えていたMVS筐体であったが、その代名詞となる『餓狼伝説』が出るまでは、パッとしているとはお世辞にも言えないような存在であった。
『トッププレイヤーズゴルフ』『リーグボウリング』『NAM-1975』『麻雀狂列伝 -西日本編-』などなど。
そのうちのいくつかは現在コンソール機で展開されているアケアカNEOGEOに移植されているが、いずれも普遍的な人気とは縁遠かったタイトルだ。
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そんなマイナータイトルばかりが一箇所に寄せ集められた様子は、まだピカピカな筐体にもかかわらず、節操のない二本立て三本立てプログラムの、うらぶれた映画館のようなイメージをオレに与えた。
その手の映画館が大の好物だったオレは、もちろんこの筐体に食いついた。何よりいつも空いてたし。
『リーグボウリング』に苦笑し、アクション系ゲームの難度に目尻を釣り上げ、『麻雀狂列伝』のしょうもないギミックに思わず脱力し。
まるで倦怠期すらも通り越したカップルのような、MVS筐体との気のない付き合いの中でも、もっとも多くの時間を共にしたのが"パチテトリス"『ジョイジョイキッド』だ。
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ブロックの構成や、それをボタンで回転させて落とす操作など、確かに『テトリス』に酷似した見た目だが、画面下部でうだうだしている気球を上に逃がす面クリア型のシステムや、何よりもブロック落下の原理が根本的に違うことから、似て非なるゲームと捉えた方がいいのだろう。
もっとも当時のオレは順番待ちするくらい混んでいた『テトリス』の代用品と割り切っていたし、他の人たちの認識もそんなとこだったのではないだろうか。
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そんな熱中とはほど遠いダラダラした付き合いを過ごしたゲームが、Xbox One国内ストアを制圧せんが勢いのアケアカNEOGEO旋風に乗って、まさかの降臨。
それを迎えるこちらのテンションは、レトロアーケードの復刻版にありがちな「待ってました!」とか、「オレの青春の一作が!」なんて情熱混じりの歓待ではない。
便宜的なセフレと20年ぶりに再会したような、なんともむず痒い気まずさが先に立つ。
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そして久方ぶりに遊んでみた『ジョイジョイキッド』。
時を経て気づいた新たな魅力の発見なんてものがあるはずもなく、むしろブロック出現の偏りとか、ステージ構成とか、難度上昇のタイミングとか、当時は適当にやり過ごしていた雑な造りが改めて目立ってしまうのであった。


(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2679.html

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