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【新宿の狼】三上の犯罪者飼育箱

   ↑  2017/07/05 (水)  カテゴリー: PS2
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コミュ障の青年が目をつけた女性を拉致して監禁し、歪んで一途な愛情を通わせようとする、ウィリアム・ワイラーの1965年作映画「コレクター」。
主人公のテレンス・スタンプが捕らえた蝶を閉じ込めたのは、人里離れた一軒家の地下室であったが、法と権力に守られた男、三上英二の場合は、新宿のド真ん中の官製施設、新宿署の留置場である。
内気な青年と違ってコソコソする必要などまったくない。げに素晴らしきは国家権力だ。ビバ共謀罪!(始末書を超過させて、その国家権力を敵に回した場合の恐ろしさも十分承知してはいるが)。
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この三上専用標本箱、もとい、留置場は、最初の段階では非常に殺風景な施設で収容人数も最大4人までしかない。
それ以上の容疑者を収容するためには、数十万円をかけて拡張工事をしなければならないのだ。
官製施設の改良費を、なんで一公務員が負担しなければならないのか、いささか理解に苦しむが、まぁ考えてみれば痛むのは三上の懐ではない。街中でとっ捕まえた容疑者どもの懐だ。
第二段階に拡張すると、床は絨毯引きになりトイレにも目隠しができ、そして部屋の奥にはなんとテレビまで設置される。
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なんか容疑者どもを思い切り甘やかしているような気がしないでもないが、実はこのテレビは狩野英孝の画像しか映らない仕様なので、これを24時間見せられる容疑者にとっては一種の拷問だろう(ヒドいタイアップもあったものである)。
そしてめでたく第三段階にアップグレードさせると、天井にはシャンデリアが灯り、壁も明るい白色に塗られて、もう鉄格子がなければ果たしてここが留置場なのか、新手のキャバクラなのか、判別つかないような有様となるのだ。
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いくら檻に繋ぎ止めたといっても、容疑者たちが洗いざらい罪を自白してくれるわけではない。
それとなく話しかけてやったり、時にはバラの花束や食いかけの弁当を差し入れをしてやったり。差し入れ可能の物品の中には、コケシだの(あくまでも民芸品を主張しているが)、脳内覚醒スーパーキットだのと、何やら意味深なモノも混じってはいるが、しかしここは魔都新宿。刑事と言えど清濁を使い分けなければならないこともあるのだろう。
「この押収したシャ●分けてやるから、やったことからやってないことまで洗いざらい喋っちまいなよ」
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そしていよいよ信頼ゲージが一定値に達すれば、供述書作成タイムだ。
とは言っても、いちいちご丁寧に本人に喋らせる必要はない。今まで得たデータを元に空欄をこちらで任意に埋めた供述書に、間違いありませんと本人の確認をとるだけ。日本警察伝統のやり方だ。
「刑事さん、色々とありがとう。刑事さんになら正直に喋れるよ」
「よし、山本夏美、お前はさびしがりな女だが、脇が臭いという重大な犯罪を犯した。間違いないな?」
「…………まず名前からして違ってるし! 刑事さんの親切って上辺だけだったんだね! もういいよ!」
「い、いや、スマン! あの、ぶっちゃけ6択ってさすがにキツいし!」
勾留期限内にまた一から信頼関係を築くやり直しにうろたえながら、オレの三上英二は心の中で(これってぶっちゃけギャルゲーみたいなもんじゃねえか!)と毒づくのであった。

 

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