ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【一発逆転 ギャンブルキングへの道】人間の下限

   ↑  2017/06/18 (日)  カテゴリー: セガサターン
170618006.jpg
学生時代は月100万の仕送りで優雅に暮らしていた主人公。卒業後は親の経営する会社に当たり前のように入って、二世経営者の道をまっしぐら。
……のつもりでいたら父親が衝撃のカミングアウト。会社経営してたってのはウソ。実はオレは会社行くフリしてギャンブル三昧、それで月1000万稼いでいた。
お前に100万も仕送りしていたのは、刹那的な暮らしに身を染めさせてギャンブラーの道へ進ませるため。
オレの後を継いで稼ぎまくり、周りに女を侍らすような立派なギャンブラーになれ!
170618001.jpg
こうして抜き出しているだけで、もうこの人たちに何を言ってもムダな気になってくるが、それにしたって人間の下限をここまで低く見積もったゲーム設定もそうはない。
周りがテロリストと戦ったり、魔王から世界を救っていたりする傍らで、こんなことをやっていてのもいいのかと後ろめたくもなってくるが、とにもかくにも1億円を目指してギャンブル三昧の毎日が始まった。
ただし種目は競馬競輪競艇パチと、あくまで合法限定!
170618002.jpg
とりあえず引きこもっていてもしょうがないからと、自宅から外出メニューを開くと、並ぶのは「競馬」「競輪」「競艇」「パチンコ」「パチスロ」の文字。
この時点でゲーム開始早々に人としてどうしようもない底にいることを、嫌でも自覚させられる。
メニューの下の方に小ぢんまりとある「アルバイト」の選択肢が、今や主人公と社会を繋いでいる、たったひとつの細い糸だ。
しかしこの尊い汗を流す唯一のコマンドを進めても、行き着くのは「さぼる」「さぼらない」の二択のみ。
ちなみに「さぼる」はバイトを休む意ではなく、適当に働いているフリをすること。それでもバイト代はしっかりと受け取って帰るのだから、ある意味では実に見上げた主人公である。
170618003.jpg
地道に続けていれば、それぞれの職種ごとに簡易ギャルゲー的な展開もあるアルバイトだが、しかしこんなセコい労働をチマチマ続けていたって、稼げるカネなんてたかが知れている。
それに知り合った女の子をなびかせるためには、もっと大金が必要だ。それにはやっぱりギャンブルだ! 濡れ手に粟だ! 一攫千金だ! どうせ一度だけの人生だ! パーッと派手に花咲かせるぞ!
そんな刹那的な考えと共に競輪場に向かった主人公を待っていたのは、展開のバリエーションに乏しいレースを、スタートからゴールまでスキップもできずに付き合わされる、刹那とはおよそ正反対の地道な義務の繰り返しなのであった。
170618004.jpg
公営ギャンブルには開催期間というものがある。
今日は多摩川で開催されていた競艇が明日は尼崎で。主人公の立場は無頼のギャンブラーだ。当然これを追っかけて旅することになる。
場所移動の選択肢は「在来線」「新幹線」「飛行機」など。もちろんかかるカネも違ってくる。
そして宿泊先も「カプセル」「ビジネスホテル」「高級ホテル」の三択だ。在来線で大阪に向かいカプセルホテルに身を預け、向かう先は競輪場に競艇場。
だけど関西に行ったって、レースに違いがあるわけじゃない。またちっとも心躍らない同じような展開をスタートからフィニッシュまで強制的に拝むだけ。
あーあ、せっかくこっちまで来たんだから、明日はパチ屋にでも行ってみるかな。もっとも日本全国どのパチ屋にも台はたったの二種類しかないけどな!
170618005.jpg
出走表、オッズ表、投票カード、レース画面、パチンコ台の盤面、パチスロのリール。その果てしない反復ばかりで構築されたゲームのメインを進めていると、イレギュラー的な行動と言えるアルバイトの方が、むしろよっぽど主人公にとって享楽的な行いに思えてくる。
少なくともこっちは女の子や"高校浪人10年目の家庭教師依頼者"なんて人たちとの出会いがあるしな。
こっちの人生も相当間違ってるが、お前の人生はもっと間違ってるぞ!
制作はPOWことプランニングオフィス・ワダ。
本作のみならず、スーファミやプレステにまでまんべんなく同コンセプトのゲームばかりを展開した、こちらも何かが基本的に間違っていたメーカーである。

 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2654.html

2017/06/18 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


腰痛と肩こり

在来線で大阪まで行くと想像しただけで整体に駆け込みたくなります。旦那サンの愛読書「パチスロ一人旅」を読むと車中泊、大負けしても世間の眼も気にしないメンタル、野菜抜きの食事など本当にキツい。小島武男先生や銀玉親方みたいな人生はハードモード過ぎます。コンビニ弁当に耐えられません。ボロアパートでも良いから自炊したい!

奈良の亀母 |  2017/06/18 (日) 22:12 No.1324


一日中アレの前に座ってるのは、もう自分にタコ部屋労働を課しているようにしか見えないので、やはりアレはもう苦行を自分から望む修行僧みたいな人たちなのかもしれませんね。

与一 |  2017/06/20 (火) 18:25 No.1325

コメント:を投稿する 記事: 【一発逆転 ギャンブルキングへの道】人間の下限

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback