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【Saints Row 4: Re-Elected】聖者たちの総決算

   ↑  2017/02/22 (水)  カテゴリー: XBOX ONE
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始まりは『GTA』のちょっと下世話なクローン。
それがすくすくと成長したのは、まったく悪びれのない調子ぶっこきがあったからだ。
珍妙な武器からハルク・ホーガンまで悪ノリの限りの末に、架空の街のカラーギャングたちは、ついに合衆国の要職にまで上り詰めた(悪ノリの末の大統領就任は、その後に現実が追いついたが)。
しかしその脳天気な創作狼藉の陰には悲劇も生じた。
親元THQの倒産。そしてIPの競売。
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もっともセインツはドル箱だ。『uDraw』のように引き取り手の心配をする必要は、さほどない。
新たな里親となったのは案の定Deep Silver。
宙ぶらりんの心配がなくなったセインツとVolitionは、心置きなく悪ノリの続きに邁進し、かくして宇宙から侵略者の御一行が、セインツの元に訪れる運びとなったのであった。
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だがこの手の悪ノリはどんどん図に乗ってゆかないと、やがては冴えないマンネリに矮小化されてしまうことは、続編の度に萎んでいった同じTHQのオープンワールドゲーム、『Destroy All Humans! 』が証明している。
異星人の襲来、そして地球の崩壊と、思い切り大風呂敷を広げたセインツロウの第4作目は、その愚を犯さなかった。
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自分たちで作ったキャラクター、設定、世界観。ならどのように解釈してどのようにぶっ壊そうと自分たちの勝手。
その開き直りは、一次創作者自らの手によるアナーキーな二次創作の如き様相を呈し、もはやクライムアクションなんてタテマエすらどっかに置き去りにする。
デバッグモードのようなフリーダムな移動、『Battlezone』から『MGS』まで好き放題なゲームパロディの数々、おまけに過去作で死んだ奴(ジョニー・ギャット)までアバウトな理由をつけて生き返させやがった。
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あんなキャラやこんなキャラ、ぽっと出の奴からその存在を忘れていたような奴までシリーズ歴代キャラの総ざらい。
キャラクターだけじゃない。設定から素材、リソースまでセインツの歴史全部を残さず余さず使い切って、プレイヤーよりも明らかに作っている連中のほうが楽しそうなセインツロウシリーズの総決算。
ここまで針を振り切ってしまった限りは、よもやコレ以上のシリーズ展開なんて考えられもしやしない。
今から10年前、スティルウォーターの街に紫色のギャングどもが、あからさまなGTAクローンとして姿を現したとき、誰がこの八方破れな大団円を想像しただろうか。
そしてこの幕引き。あの浮ついたギャング連中、テメエの引き際だけはきっちりとわきまえていたようである。

 

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2017/02/22 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


ほー。セールの時に購入してあとはHDDの中ですやすや眠ってもらってますけど、歴代キャラ登場となると
シリーズ一作目からおさらいしていったほうがよいですかね?
全然このシリーズ触ってないもので…

性サターン |  2017/02/23 (木) 11:56 No.1301


過去作のセルフパロディ的な部分がかなり強いので、1から順にプレイした方が楽しめるとは思いますけど、だけど初代はいま遊ぶにはちょっと古臭い造りなのがネックかもしれませんね。

与一 |  2017/02/24 (金) 17:42 No.1302

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