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【Medal of Honor: Airborne】メダル・オブ・オナー エアボーン

   ↑  2016/12/04 (日)  カテゴリー: XBOX 360
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将軍たちが頼りにするのは? 「エアボーン!」 ナチがもっとも恐れるのは? 「エアボーン!」 キャバクラに行ってもモテモテなのは? 「エアボーン!」 頭痛、生理痛に? 「エアボーン!」 この世で一番なりたくない職業は? 「エアボーン!」
国を問わず、軍隊きってのエリート集団と言えば、それは空挺部隊。
乏しい装備を携え、目も眩むような高さから敵地のど真ん中に飛び降り、そして圧倒的な数の敵に囲まれて往生する。
リチャード・アッテンボローの「遠すぎた橋」は、空挺部隊とはつくづく割に合わない商売だということを、痛感させてくれた映画だが、何の因果かオレはいま、その空挺部隊の一員として、へっぴり腰で輸送機の中にいる。
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降下訓練の名の下に、いきなり初っぱなから高所飛び降りを要求してくれるが、あいにくとオレは高いところはてんでダメ。梅田スカイビルの空中展望台に行ったとき、思わず四つん這いになってしまったくらい本当にダメ。
「マズイっすよぉ! これ、洒落になんないっすよお!」、「殺す気か!?」、「畜生、訴えてやる!」
せいぜい勿体ぶって、お笑いウルトラクイズの出場芸人みたいなゴネ芸を披露しようと思ったら、そんな暇もなく「さっさと行け!」と蹴落とされた。これだから軍人ってやつは!
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コンソール機とPCを股にかけた、ミリタリーFPSのナンバーワンフランチャイズだった『Medal of Honor』シリーズ。
しかし量産が祟ってシリーズの人気が落ちかけ、その上に『Call of Duty』シリーズの急追を受けた『MoH』が、新たな活路とばかりに飛びついたのが空挺部隊ネタ。
そしてこの『Medal of Honor: Airborne』は、『CoD』シリーズが標榜する、演出過多のローラーコースター型キャンペーンに対しても、真っ向から立ち向かった作品だ。
レールの上を走らせて、矢継ぎ早にアップダウン揺さぶりをかけて、刹那的な興奮を生み出す。
そんな誰にでも均等な熱中なんかゴメンだ。さあ、お好きなところに飛び降りて、スクリプトに左右されない自分の戦場ドラマを自分の手で生み出そう。
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安全な補給地点に降下するか、或いは味方の最前線に降り立つか、或いは敵のど真ん中に不意を討って降りるか。
理想とするのは、敵に囲まれピンチに陥った味方の前にすたっと降下し、トンプソンの乱れ撃ちでナチスどもをあっという間に片付け、硝煙越しに「待たせたな!」と満面の笑みを浮かべる。これだ。
しかし実際には、木に引っかかって途方に暮れる。有刺鉄線バリケードの上に降りてしまい立ち往生。敵の補給基地ど真ん中の給水桶に飛び込んでしまい四方八方から撃たれまくり。教会尖塔のてっぺんに降りちゃってにっちもさっちも行かなくなるなど、自分の理想とは180度違ったドラマチックな展開ばかり。すいません、オレ、やっぱり空挺部隊に向いてません! 意図した場所にうまく降下できないんです!
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そしてローラーコースターキャンペーンのおもてなし要員な『CoD』の敵たちと違って、こっちのナチどもはハードコアな連中ばっか。完全にこちらを殺しにかかってくる。
そういう戦場の一員としての自覚は非常に結構なことなのだが、だからと言ってその一方で、一番雑魚のイタリア軍黒シャツ党員から、上位のナチ将校連中まで、強さのレベルに応じて耐久力やヒットポイントを変える、まるでRPGモンスターの等級付けみたいなWWⅡゲームらしからぬアレンジメントはやめていただきたい。
おかげで最上級のナチエリート兵なんかは、ロケットランチャーを直撃させても、びくともしない怪物になっちゃってるではないか。
『ウルフェンシュタイン』の改造ナチ兵にだって、そこまで化け物じみた奴は出てこなかったと言うのに。
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降下地点(スタート地点)を自由に選べるシステムということは、ローラーコースタータイプの予定調和な敵との遭遇を演出できないわけですから、敵の配置は自然と全方位に配慮した抜かりのないものになっている。
その上に尋常じゃない硬さ。ちょこまか動き回る小賢しいAI。そして大胆すぎる兵器の運用。
あのー、敵にこんなこと言うのもなんですが、パンツァーシュレックって、そんな風にスナイパーライフルみたいな使い方をする武器じゃないと思うんですけど。橋の遙か向こうから即死級のロケット弾が狙い澄まして飛んでくるなんて勘弁してください。
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のっぺりとした敵の配置、取り留めのないマップの構造、融通の利かない窮屈なレベルデザインなど、自由降下というシステムを成立させんがために、他のあらゆる要素がすべて裏目に出てしまった『Medal of Honor: Airborne』。
その高い理想とは裏腹に、『CoD』シリーズの演出過多キャンペーンが苦手なオレにでさえ、「やっぱりある程度はレールの上に乗せられていた方が、お互いのためにいいのかもしれんな」なんて感想すら抱かせてしまう。
そして本作を境にして『MoH』は、そのシリーズ展開がしばらく停滞してしまい、さらには『Call of Duty 4』の登場で『MoH』と『CoD』の力関係は完全に逆転し、さらに挽回不可能な差を付けらてしまうのだった。

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