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【バーチャコールS】90年代VRはサターンギャルゲー基準

   ↑  2016/11/01 (火)  カテゴリー: セガサターン
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どんなに臨場感があっても、どれだけ迫真であっても、一方通行で享受していることが露わになれば、ヴァーチャルリアリティの化けの皮は剥がれる。
たとえ本物と見紛うかのようなデジタル彼女であっても、自分の本名を感情込めて呼んでくれなければ、それはもう提供を受けただけの存在だ。
PSVRを持ってしてもなかなか解決できないこの命題にあえてチャレンジしたのは、20年以上前のセガサターン。
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バーチャと名のついたゲームを数多く出しながら、その実VRとは一番縁遠かったこのハードで、なぜそのような試みが?
それはもうサターンがギャルゲーの血で血を洗う激戦区となっており、どこもよそのギャルゲーとの差別化に汲々としていたからだろう。
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ギャルゲーを極めてパーソナルな存在に変えてくれる力業アイテム。それはゲームの初回限定版に同梱されているもう一枚のディスク。その名も「よびかけ君」。
これはファーストネームの音声データのみを詰め込んだスペシャルディスクで、コレを利用するには、まず「よびかけ君」ディスクを起動して自分の名前を選択。
その音声データをパワーメモリーに記憶させてから本編ディスクに入れ替えてゲームをスタートさせると、登場キャラたちがこちらの本名をナチュラルかつ感情豊かに呼んでくれる(自分の名前が収録されていなかったら、それはVRに選ばれていないということです。諦めてください)。
『ときめきメモリアル2』のEVSに先んじた趣向だ。セガハードはここでも(ならなくてもいい)先駆者になっていたのだった。
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スマートホンの普及で存在感が薄れている固定電話の復権にも、『バーチャコールS』は1998年の時点で早くもその解答を出していた。
その答えはやはりヴァーチャルリアリティ。
目の前に本当に話相手がいるかのようなVR機能を搭載したヘッドマウントディスプレイ状の電話。
それが普及した未来が『バーチャコールS』の背景舞台。
そしてそんな夢のようなVR体験を手にした人々がやることといえば、それはもう自宅でテレクラ以外に何があると言うのだろうか。
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電話をかけてお話をして連れ出してフィニッシュ。
界隈がやれ泣きゲーだなんだとエモーショナルに盛り上がっていた時代に、あえてケンカを売るような即物っぷり。
その守旧の気概は信念があってのものではなく、単に当時のサターンギャルゲー恒例だった、一昔前のエロゲーをお色直しして店に並べるしみったれた商法の副産物だ。
そして自分の本名を呼んでくれる未来のヴァーチャルリアリティ電話という設定も、目の前に広がる90年代前半テイストの萌え絵キャラと、そしてこれまた90年代前半のエロゲーで胸焼けするくらい顕著だった、"オタが無理してC調を演じている"上滑りしたセリフやモノローグで、たちまちのうちにろくでもない現実に引き戻されるのであった。

 

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2016/11/01 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


本当にリアルなVRが完成したら怖いような。

時代を感じさせる萌え絵と、分かりやすい欲望の世界に没入というと、篠田節子先生の「ホワイトクリスマス」を思い出します。VR が進化してアイドルやスターと恋人になれたら、廃人になるまで没入してしまいそう。もう惨めで面倒くさい現実世界には戻りたくない!追伸 たこ焼きはオヤツです。

奈良の亀母 |  2016/11/02 (水) 23:14 [ 編集 ] No.1280


VRグラドルの心中要請、断れきれそうにありません!
だけど「コレはお仕事でやってます」事情も自然に透けて見えてしまう実写ヴァーチャルリアリティ。
意外と二次元絵ほどの麻薬敵中毒性はないかも!?

与一 |  2016/11/04 (金) 18:35 No.1281

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