ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

この記事に含まれるtag :
マルチメディア  

【世界ふしぎ発見!トロイア】トロイア滅亡体験旅行

   ↑  2016/06/24 (金)  カテゴリー: ドリームキャスト
160624001.jpg
エーゲ海の要衝に栄えた神話上の伝説都市トロイア。
海洋交易を基盤に栄華を誇るも、アカイアとの長きに渡る戦争を経て滅ぼされた伝説の都。
巨大な木馬に兵士を潜ませて放置し、それをトロイア勢に城塞の中に運び込ませて内から城を破ったのは、かの有名なトロイの木馬の伝承だが、いくら吹かした神話とは言え、そんなものをなんの警戒もなしに城壁の中に入れちゃうというのも、そうとう無茶な話である。
しかし神話のロマンは現実のロマンを生み出す。
誰もが伝説上のお話だと思っていたトロイアの都を、飽くなき執念でついに掘り出したのはハインリッヒ・シュリーマンだ。
160624005.jpg
そして神話のロマンはドリームキャストのソフトも生み出す。
もはや長寿なんてレベルを遥かに通り越したTBSの超ロングラン番組発の『世界ふしぎ発見!トロイア』は、そのトロイア滅亡の過程を、インタラクティブアドベンチャーの形を借りてプレイヤーに体験させるマルチメディア風のゲームだ。
時は過去世界へのタイムトラベルが可能となったはるか未来。
TVディレクターであるプレイヤーは、番組の事前調査のために紀元前12世紀のトロイアにタイムダイブして、そこでトロイアが滅亡に至る最後の七日間を目撃するという流れなのだが、そんな未来に至っても「世界ふしぎ発見!」は続いているということなのだろうか。
黒柳徹子あたりは、まだ堂々とレギュラーを張っていそうで空恐ろしい。
160624006.jpg
まあとにかくそういう設定を元に、CGで再現したトロイアの様子をインタラクティブに体験さる歴史観光ソフト。
マルチメディアソフトに、ほのかなゲーム性を付加した程度なので狭義のゲーム的な面白さを求めるようなものではない。
求めようにもこのソフトにゲーム的な付加価値を与えようとしてる部分では、ことごとく無残な結果に終わっているのが事実。
アドベンチャーゲーム的なパートは、フラグ立てに至る展開が素人臭さ丸出しで不親切極まりなく、まるで'90年代前半の、しょっぱい3Dアドベンチャーを思い起こさせる。
TBS、日立、テレビマンユニオンと並ぶ、およそゲームとは畑違いな制作者クレジットの面々からも、そのことは容易にうかがい知れるだろう。
160624004.jpg
発掘物をもとに再現されたトロイアの街並みや人々の営み。そう言うと聞こえはいいが、そのCGそのものは、時代性を割り引いても、ちょっとばかりしょぼいもの。
ただ、その中を実際に自分の足で移動して、街の構造や職人街の様子などを目の当たりにするのは、本やテレビ番組から得るものとは、また違った新鮮な手応えがあるかもしれない。
ほら、市街区のあたりで耳を澄ませば、トロイアの一般市民たちの、生活感溢れる会話が聞こえてくるではないか。ときどき明らかに板東英二や野々村真の声が混じっているような気もするが……。
160624002.jpg
そして戦車競争に優勝し、宮中にお目通りが適ったプレイヤーが遭遇するのは、トロイア滅亡にまで至る王族たちの愛憎劇。
カサンドラ、ヘレネ、パリス、ヘレノスといった、神話やレリーフでしか馴染みの無い人々とインタラクティブに触れあい、やりとりを交わし、そして物語はクライマックスへ。ああ、その木馬を街の中に入れちゃダメだってば!
他にも不自由な操作性や確実に酔いを誘うであろう3D移動画面など、欠点をあげつらっていけばキリがないが、インタラクティブ歴史データベースという一試みは、ちょっと惹かれるものがある。
さらにこなれた形で、第二弾、第三弾が出てくれば面白かったのだが、やはり実売二千本を切る売り上げでは、そういうわけにもいかなかったのだろうか。

 

この記事に含まれるtag : マルチメディア 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2515.html

2016/06/24 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメント:を投稿する 記事: 【世界ふしぎ発見!トロイア】トロイア滅亡体験旅行

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback