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【どきどき ON AIR】アニラジという聖域

   ↑  2010/11/12 (金)  カテゴリー: PS1
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一昔前の勢いはさすがにありませんけど、今でもラジオ界で一定の勢力を築いている、アニラジというジャンルがあります。
声優ファンやアニメファンを対象した番組で、島津冴子や田中真弓などがパーソナリティを務めた『アニメトピア』などが、その始祖となるんでしょうか。
一時はアニラジグランプリという、アニラジ界隈の情報を専門に扱った雑誌が刊行されていた程で、今でも文化放送辺りは、このアニラジ系番組が無いとプログラムが成り立たないくらいです。
その文化放送開局45周年を記念して作られた、アニラジ番組制作ゲームが、この『どきどき ON AIR』です。
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文化放送のディレクターとなって番組を1クール担当し、人気番組に育て上げるという、やたらとニッチなシミュレーションゲームですが、世の中にはそんなに「アニラジのディレクターになりたい!」なんて願望を持つ人が居るもんでしょうか?
文化放送とのタイアップゲームだけあって、開始早々いきなり登場するのは、同局のプロデューサー(現・編成局長)にして、"アニラジの父"とも言える、片寄好之氏本人。
たどたどしい台詞回しで、新人ディレクターであるプレイヤーに、番組を一本担当することを命じてきます。
まず最初に決めなければいけないのは、番組のタイトルやコンセプト、そして番組内で放送するラジオドラマ。そして一番肝心なメインパーソナリティの選択。
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本作で選べるパーソナリティは、小森まなみ、丹下桜、池澤春菜の三人。
ところが、どんな事情があるのか、このゲーム内ではそれぞれ綾小路まみな、さくら、芹澤ななという役名が与えられています。
とりあえず池澤……、あ、いや、芹澤ななさんを選択し、さっそく顔合わせ。
その場で芹澤さんは「芹澤さんっていうのも、なんか変なので、何か愛称を決めてください」と申し出てきます。
「じゃあこれからは『はるな』ちゃんと呼んでいいかな?」「はい、そうしてください」「これから宜しくね。『はるな』ちゃん」
……なんかもの凄く回りくどくて、しかも訳の分からないことをしているように思えるのは、気のせいでしょうか?
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この愛称システム。例えば小森……、あ、いや、綾小路さんをメインパーソナリティに選択して、『おばさん』或いは『おい、そこのババア』呼ばわりすることもできてしまうのですから、考えてみれば恐ろしい話です。
しかし、そんな失礼な呼び方をされても、表情一つ変えずにこやかな小森…、あ、いや、綾小路さん。人間ができていますね。さすが年の功。
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放送前にディレクターがやらなきゃいけないのは、ゲストのブッキングやノベルティグッズの手配。取材要請や公録の会場押さえなど。
そして何より面倒臭いのは番組構成。放送時間内にぴったり収まるように、トークやお葉書紹介、スポンサー告知やCMなどのタイムテーブルを、毎回毎回いちいち作成しなければなりません。
さらにはリスナーからの葉書に目を通して、パーソナリティが読む葉書を選択するのも業務の一つです。
その業界が密接に関わったシミュレーションゲームは、往々にしてその業務を深い考えもなしになぞらせるだけの内容になりがちですが、この『どきどき ON AIR』は、その典型と言ってもいいでしょう。
こういった業務シムものは、物事をうまくはしょったり、デフォルメしたり、或いは華のある部分だけをピックアップしたりすることが肝心なのです。
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『電車でGO!』だって、別に乗務日誌を書いたり、日勤教育を受けたりなんてことまで、馬鹿正直にやらせているわけではありません。
我々がアニラジ番組のディレクターになってやりたいのは、こんな業務ではなくて、例えば仕事にかこつけて声優さんと仲良くなったりとか、或いは仕事にかこつけて声優さんと仲良くなったりとか、もしくは仕事にかこつけて声優さんと仲良くなったりすることなのです。
そういった部分を疎かにしているのは、余りにもサービス精神に欠けていると言えないでしょうか。
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そして番組放送当日。恐ろしいことにこのゲームには、フリートークやゲストのトーク、お葉書紹介や連続ラジオドラマなどが、全て生音声で収録されています。
これらの音声は、飛ばしたり早送りしたりすることは、一切できません。プレイヤーは強制的に、これらのぬるいトークに頭から尻尾までつき合わされることになるのです。
番組中には頻繁にキュー出しをしなくてはならず、しかもこのキュー出しの成否が聴取率の数字を左右するので、トークの間はゲームをほったらかしにするという真似もできません。
声優さんのトークならまだしも、「あかほりさとる事務所原作」のラジオドラマに否応なくつき合わされる時間は、まるで新種の拷問みたいなものしょう。
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パーソナリティの皆さんとは、ビジネスライクなお付き合いだけで終わるわ、おたっきぃ佐々木に先輩風を吹かされるわと、「何で金を払ってこんな目に遭わなきゃいけないんだ」と言いたくなるようなことが目白押しな、娯楽エンターテイメントとはおよそ対極を行くゲームなのですが、例えゲームの中でもアニラジディレクターを体験したいという奇矯な人がそれなりに居たんでしょうか。
パーソナリティが横山智佐、岩男潤子、永島由子に入れ替わったパート2。金月真美や宮村優子らが登場するパート3(こちらはPC版のみ)が、後に登場していたりします。

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2010/11/12 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


こんわんわ~!!
はじめまして
sEABOLTです。
このゲーム懐かしいです。私もやった・・内容は覚えていないけど・・

ではでは

Seabolt |  2017/07/17 (月) 19:40 No.1330

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