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【Nancy Drew: Message in a Haunted Mansion】少女探偵ナンシー

   ↑  2016/03/20 (日)  カテゴリー: PCゲーム
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社交的で正義感に溢れ、強い洞察力と逞しい行動力を兼ね備えたアメリカの正しい少女たちの理想像。
少女探偵ナンシー・ドルーは、アメリカでもっともポピュラーな少女向けミステリーシリーズの主人公。
ナンシー・ドルーのデビュー作がこの世に出たのはなんと1930年。以降、複数作家体制の下、数えきれないほどのシリーズ作を生み出した、まさにアメリカの国民的児童文学だ。
日本においても主にジュブナイル系の文庫を中心に古くから翻訳版が出され、それは本国同様に表紙やキャラクターイメージを時代に合わせてモデルチェンジしながら何度も版を重ねてきた。
Kindle版もある創元推理文庫と、ライトノベルと見間違えるような表紙に装いを変えた金の星社版が、現行ではもっとも入手しやすい翻訳版だ。
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原作本の数も膨大なら、そのゲームの数もハンパじゃない。
90年代の末期に登場したナンシー・ドルーのゲーム化作品は、年に2本という驚異的なペースでシリーズを重ね、現在までに出たその数は30本余り。
流行りのディティクティブヒドゥン(アイテム探し)の体裁をとった傍流シリーズもあるが、その正編はポイント&クリックを規範とした伝統的なミステリアドベンチャーゲームだ。
これらはゼロ年代に秋葉原を中心に栄えていた輸入PCゲームショップによく入荷されていたが、作品のテーマ&コンセプトが国内PCゲーマーの嗜好と絶望的なまでにそりが合わず、セール品の常連となっていたりした。
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あと面白いところで目についたのは、子供向け英会話教材を扱う通販ショップのラインナップ。
元々が低年齢層に向けたゲーム。使われている英文も比較的平易なことから、10代くらいの英会話のテキストに適していたのだろう。
もちろんその恩恵は大人のゲーマーにも同様で、英語ミステリADVの入門編としては、実にうってつけの存在であった。
この『Message in a Haunted Mansion』は、そのゲーム版ナンシーのシリーズ3作目(2000年発売)。
シリーズの中で唯一携帯ゲーム機(ゲームボーイアドバンス)にも移植された作品だ。
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舞台となるのはサンフランシスコにあるビクトリア調の古い屋敷。そこで起こる幽霊騒ぎに持ち前の洞察力で挑む(首を突っ込む)のは、我らが少女探偵ナンシー。
屋敷内を主観視点で移動し画面内の気になるところをポイント&クリック。要所要所で適度なパズルが立ちふさがる伝統のスタイル。
今回は屋敷の中にある東洋のオブジェの数々が、怪奇現象の影に隠された真相を突き止めるための大きなキーポイントとなるのミソ。
子、丑、寅、卯、辰、巳……、我々にとってはなんてことなく順番を諳んじられる干支が、ナンシー(と主たるプレイヤーの米国少年少女たち)にとっては、最大の難問となって立ちふさがるのであった。
アメリカ人が漢字で右往左往する姿を、ローティーン向け英文テキストをたどたどしく読み進めながら眺めるのも、なんとも味わい深いものがあるだろう。

 

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