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【ウエルカムハウス】自称ドタバタ喜劇

   ↑  2016/03/18 (金)  カテゴリー: セガサターン
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閉じ込められたのは3Dポリゴンで形作られた館。
『アローン・イン・ザ・ダーク』に始まり『ドクターハウザー』や初代『バイオハザード』など、3Dゲームが勃興を迎えたこの当時の流行りのシチュエーションだ。
しかも操作方法まで方向キーの上で前進、左右で方向転換のラジコン方式とくれば、もう廊下を歩くだけで窓を突き破って猛犬が飛び込んでくる心配をしてしまう。
「地下室の謎…閉ざされた扉…鍵を探してトラップを切り抜けろ」。帯に記されたキャッチコピーが、サバイバルホラーに挑むような気分を一層高める。
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だがそれは考え過ごしだ。ここは正体不明の謎の館ではなく、招待されて訪れた叔父さんの稲。
主人公キートンをびっくりさせようと、落とし穴やら仕掛け階段やらと度を越したトラップを屋敷中に施して入るが、ほんの些細ないたずらだ。万が一かかったとしても、命を落とす心配はない。
そう、この『ウエルカムハウス』はサバイバルホラーにあらず。
3D館もののシチュエーションを、ハンナバーベラのカートゥーンアニメの雛形にもなったスラップスティック(ドタバタ)コメディ風味で味付けしたコミカルアドベンチャーなのだ。
しかしそんなテイストを振りかけたとして、バスター・キートンやローレル&ハーディの映画のように腹を抱えてゲラゲラ笑えるかといったら、もちろん話は別だ。
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スラップスティック喜劇はスピード感が命。畳み掛けるようなテンポで山場から山場を繋いでなんぼのジャンル。
それが勃興期3Dポリゴンアクションのもっさりとした動作(しかもラジコン式操作)と水と油なのは、誰の目にも明らかなのであった。
すかすかな館の中をもさもさと探索している最中に思い出したように発生する、すっ転んでピヨったり階段から滑り落ちたりぺっしゃんこになったりのスラップスティック描写。
ドアの鍵を探しまた別のドアの鍵を探しの館AVGルーチンに振り回されているこちらが、そんな嫌がらせのようなギャグに顔を綻ばせるわけがないのであった。
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それに被さるのはアメリカのシチュエーションコメディ風な笑い声やブーイング。
負けじとオーバーに肩をすくめたりカメラに向かってポーズをとったりと、ベタベタなリアクションを披露する主人公。
"戯画化したアメリカ白人"コントを思わせるような寒々しさに、ラストまで付き合わされるプレイヤーもいい災難だが、幸いなのはボリュームがAA級タイトルのプロローグ程度の長さしかないことであろう。

 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2469.html

2016/03/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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