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【ブレインデッド13】LDゲームの正統な子孫

   ↑  2016/03/16 (水)  カテゴリー: PS1
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彼の名前はランス。ベースボールキャップを小粋に被ったスカした若者だ。
職業は電器屋の店員。ある館にコンピュータの出張修理に赴いたことから、彼の波乱万丈の一日は幕を開ける。
ランスがそこで目にしてしまったのは、異形のマッドサイエンティスト、ドクター・ボン・クラー(原語版での名前はDr. Nero。でもこの往年のハンナバーベラアニメ吹き替え版チックな和名、個人的には嫌いじゃない)が企む世界征服の秘密。
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この秘密を知った者は生かして帰すわけにはいかない。
かくして屋敷に閉じ込められたランスは、斬死、焼死、圧死、窒息死、中毒死、その他もろもろの死と、ありとあらゆる死に様を迎えるハメとなったのだった。
でもランスに悲惨な様子はみじんもない。だって『Brain Dead 13』は、あの主人公死にまくりの祭典『ドラゴンズレア』の系譜を正統に受け継ぐレーザーディスクゲームの末裔なのだから。
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とは言っても厳密な意味でのLDゲームではない。
本作がリリースされたのは1996年。DVDの民生機が登場し始めた頃。レーザーディスクなんてメディアはとっくの昔に死に体となっていた。
アーケード筐体にLDプレイヤーをまんま内蔵し、非圧縮のアニメーション映像を贅沢に垂れ流す本来のフォーマットは物理的に叶わなかったけれど、しかし『ドラゴンズレア』や『スペースエース』、錚々たる先達の心意気だけは、しっかりと受け継いだ。
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状況説明もそこそこにおっ始まるのは、ランスとボン・クラーの忠実なしもべフリッツの、ジェットコースターのようなハイスピードハイテンションで展開する追いかけっこ。
ハンナバーベラアニメでもお馴染み、アメリカンカートゥーン定番のシチュエーション。逃げるランスに悲壮感がまったくない、むしろ嬉しげな様子もこれまたお約束だ。
なにせワンシーン進んでは死んで、ワンシーン進んではまた死んでの繰り返し。死ぬのがデフォルトの世界なんか、陽気に受け流さなきゃやってられないってえの。
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こってりと作り上げられたゴージャスなアニメーションを司るのは、タイミングを合わせて上下左右アクションボタンを入力する『ドラゴンズレア』以来伝統のLDゲームフォーマット。
後にQTE(クイックタイムイベント)と名を変えて様々なゲームに導入され、みんなをうんざりさせているシステムだが、LDゲーム本来のそれはアニメーションをインタラクティブに制御させる手法であったってことを忘れちゃいけない。
PCを皮切りに、3DOにCD-i、ジャガーにサターンにPSと、ありとあらゆる機種に移植された作品だが、ハードごとにそのフォーマットはまちまち。
大きな違いはCDの枚数だが、やはりこの作りこまれたアニメーションを前提としたゲームは、複数枚のCD-ROMにムービーの質を落とさず分割してくれたほうがありがたい。
幸いにプレイステーション版は2枚組。もっともゲームの性質上、ディスク交換を何度も何度も強いられるのだけは仕方がないけれど。

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2016/03/16 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


アメリカカートゥーンのこってり感

トムとジェリーが大好きでNHKアニメ特番の深夜放映を録画してみましたが子供の頃夢中になったカートゥーンとは別物でした。でもダムキーパーは素晴らしかった!ピクサーとディズニーの短編アニメも楽しみです。春休みだから放映してくれるのでしょうか?

奈良の亀母 |  2016/03/16 (水) 20:02 No.1197


幼いころは東京12チャンネルのハンナ・バーベラ、今では家族連れでピクサー。アニメといえばアメリカ産の道をまっしぐら。
でも表現方法だけは確かに昔日の感がありますよね。

与一 |  2016/03/18 (金) 19:05 No.1198

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