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【Sacred 3】伝統の終焉

   ↑  2016/01/30 (土)  カテゴリー: XBOX 360
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『Sacred Citadel』、それはあくまで番外編。よくできた小品と言えどアンカリア大陸を巡るサーガの傍流。その主幹はナンバリングの正編にある。
高い評価を獲得した『Sacred 2』に続くその正編の第3作は、かなり早い段階からその登場がアナウンスされた。
それまでシリーズを手がけてきたAscaronの不在は確かに不安材料ではあったが、シリーズの新たな展開に胸踊らすファンの期待は、それをはるかに上回っていた。
しかし長いことゲーオタをやってすれてしまうと、発売前のタイトルがなんとなく雲行き怪しくなってくる雰囲気は、微妙に嗅ぎ取れてしまう。
『Sacred』シリーズのファンなんてのは、例外なくそのすれたゲーオタだ。
次第にトーンダウンしていく発売前情報に、早くもシリーズの行く末をぼんやりと悟ってしまうのだった。
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そして一番最初の賑々しいアナウンスがウソのように、『Sacred 3』は実にひっそりと発売された。
『Sacred 3』は前作とはほとんどそ形を違えたゲームだ。
パッと見はいつものセイクリッドかもしれないが、前作の大きなセールスポイントだったバカみたいに広大なマップは姿を消し、複数の一本道ステージを順に攻略していく面クリア型のゲームへと変貌している。
さらに前作で人々を魅了した膨大な数の装備収集要素もばっさりと消え捨てられ、これがハクスラ系RPGの流れを汲む作品であるのを主張するものは、もはや申し訳程度のキャラクター成長要素だけだ。
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その代わりと言っては何だが、『Sacred 3』は前作でもやはり好評だった協力プレイをさらに極めてきた。
オンラインCo-opに参加するハードルは大きく下がり、敵をなぎ倒して一本道をひたすら奥に進むだけの内容だから、迷ったり仲間に置いてきぼり食らう心配もない。
ざっくばらんに集まって、各々好き勝手に剣や槍を振るって、ステージごとに倒したクリーチャーの数を誇り合う。
そういう手軽な協力プレイ特化ゲームがあってもいいが、堪らないのはそれをセイクリッドのナンバリングタイトルでやられたことだろう。
『Sacred Citadel』には納得できても、『Sacred 3』とタイトルに付いている限りは、いくらそこそこ遊べてしまうとはいえ、なんとなく釈然としないものが残る。
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大きく萎んだボリュームの他に、やはり減退しているのはファンタジーRPGらしい重々しさ。
ガイド役となるアリア(セラフィムの長であるテラリの娘)の、とことんフランクな言動にも、相当モチベーションを下げられるが、それ以上なのが「お前ら、もうちょっと邪悪な軍団の幹部という自覚を持てよ」と、とことん説教したくなる、中ボス面々のあまりにもC調で軽いセリフのオンパレードだ。
この度を越して浮ついたノリには、まるでカジュアルなコスプレイヤーたちによるファンタジー寸劇に、ムリヤリ付き合わされているような気分になってくることだろう。
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ゲームに限らずシリーズ物の第3作目というのは、なにかと問題作を生み出す傾向が強いけど、ましてや開発会社が変わっての3作目はなおさらかもしれない。
古き良き伝統のルネサンスを高らかに訴えた『Sacred 2』から一転、今度はその伝統の終焉を告げる役割に回ってしまった『Sacred 3』。
やはりハクスラ系RPGは、高解像度のモニターとキーボードとマウスの組み合わせが特別なステイタスを持っていた時代だからこそ輝けたジャンルだったのではないかと、改めて悟らされるような一作であった。

 

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