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【Ingress】田舎のイングレスは戦国の写し絵図

   ↑  2016/01/21 (木)  カテゴリー: Android
かつてざっくりと国単位で分けられていた『信長の野望』の勢力マップも、やがて城単位となりそれがシリーズを追うごとにさらに細分化されていった。
しかしそれも戦国の領地奪い合いを、かなり抽象化したものでしかない。実際はそれこそ豪族単位、土地数メートル単位の諍いが、何重にも折り重なり積み上がって成立していたのであろう。
そんな戦国期の領土争奪を本当の意味で再現しているのは歴史SLGじゃない、『Ingress』だ。
不特定多数が集まってカオス状態となる都市部と違い、土着の地元エージェントがそれぞれに根を下ろす郊外や田舎のイングレスは、自然と豪族や地侍単位のような勢力図を形成することがある。

山や谷や川、入り組んだ地形は、イングレスにおいても実際に天然の要害になったりする。
そこを地盤とする者は守りには強いが、外に打って出るには人よりも多い労力を要する。
ポータルが密集しているか、あるいはスカスカに散在しているのかは、土地の肥沃度とイコールだ。
富める土地に住む者と貧しい土地に住む者では、自然とその後の戦略も違ってくるだろう。

版図を少しでも広げたい。しかしおのれの地盤はなるべく平穏であって欲しい。その考えは戦国の土豪もイングレスの田舎エージェントも同じだ。
戦乱が領土を疲弊させるように、めちゃくちゃに荒らされたエリアを修復するには、かなりのエネルギーを必要とする。
できればそんなことはなしに、美味しく侵略行為だけをしていたい。でもそうは問屋が卸さないのはイングレスエージェントなら常識だ。

オレの地元に隣接して、ある緑エージェントが地盤としているエリアがある。
365日24時間、熾烈な争いがずっと続いていてもおかしくはないが、しかし北条や上杉や武田だって年がら年中合戦ばっかしていたわけじゃない。そんなことやってたら、たちまち国が破綻してしまう。
この場合も同じだ。いったん火蓋が切られたら、なまじご近所だけに決着の付かない泥仕合がずるずると続き、両方共倒れになることは目に見えている。と言うか、過去に数度それをやってお互い身にしみて懲りた。

だから両軍の間には暗黙の境界線がぼんやりと敷かれ、それを巡っての小競り合いがたまにおきる程度に留まっている。
お互いに話し合って境界線を決めてるわけじゃないので、談合とはちょっと違う。
双方がそれぞれ「そこを越えてきたらこっちも黙っちゃないからな」なんてプレッシャーを無言で匂わせて、なんとなく均衡が保たれているのだ。戦国の領土境界線なんてのも、あんがいこんな空気の読み合いで成立していたのかもしれない。

そんなバランスが時として崩れるのは、やはり相手が弱みを見せたときだ。
一揆、内乱、災害、強大な外敵の侵攻、戦国の諍いのきっかけは、これらにつけこんだものがほとんどだろうが、イングレスにおいても他方面からの侵略は、均衡の上に成り立つ平穏をかなぐり捨てて牙を剥く絶好のチャンスである。この場合は同じ青陣営の動きに呼応する大義名分も立つ。
相手の領土をそっくりいただけるなどと、そこまで美味しい話じゃない。そんなのは戦国SLGのファンタジーだ。
バースター乱れ撃つ戦の果てに手に入れるのは、「そこを越えてきたらこっちも黙っちゃないからな」ラインの一ポータル分の移動。
セコい? いやいや、何度も言うように、戦国の世の華々しい争乱だって、こんなローカルレベルの狡っ辛い領土線揉め事の積み重ねで成り立ってたんだろうって。

 

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