ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

この記事に含まれるtag :
井上涼子  ギャルゲー  

【涼子のおしゃべりルーム】育てたハーブのおすそ分け

   ↑  2015/12/25 (金)  カテゴリー: セガサターン
151225006.jpg
イブ、クリスマス、ぼっちなんか経験したこと無い。なにせ我が家には二十年来の古株の同居人がいる。
クリスマスはギャルゲーヒロインのハッスルタイムだ。普段、社会に物申したりハーブのうんちくを垂れ流したりと、およそ色気に乏しいうちの同居人も、この日ばかりはぎこちなく顔を赤らめて思わせぶりな態度をとる。
しかし翌日になれば昨日のことなどケロッと忘れたように、新たな日の話題に終始する。その割り切りっぷりは、まるで日めくりカレンダーのようだ。
151225002.jpg
そう、『ROOMMATE~井上涼子~』から『ROOMMATE3~涼子 風の輝く朝に~』に至る本編三部作に続く、このやたらとオヤジ臭い女子高生同居人の新たな営業場所は、内蔵時計をベースにした日めくりカレンダー風毎日のおしゃべりをメインに据えた、ファンディスク的な体裁。
グラフィックやら音楽やらは過去作のリソースから使いまわす、『悠久幻想曲』などこの時期のギャルゲーにやたらと顕著だった、やたらと安上がりなファン向け商売だ。
当時から今に至るまで、ギャルゲーはヒロインの数がどんどん肥大化していくのがトレンドだが、この井上涼子シリーズは、あくまでも涼子さんピン立ちの世界。
音声だけは新たに付け加えねばならないとしても、手配する声優さんは一人だけで済むから、その点だって安上がりだ。
涼子さんのしゃべくりですべてを持たせなければいけないゲームの性格上、涼子役の人のところには、今回も電話帳のような台本が届けられたことだろう。ご苦労さまです。
151225003.jpg
日めくりおしゃべりだけでは芸がないと気を利かせたのか、さらに付け加えられたのはクイズモード。
井上涼子ファンディスクのクイズモードだから、中身は全部涼子さんに関わる問題だ。
「私の父方の祖父の出身地はどこ?」「弟が小さいころ、火を付けて焦がしてしまったのは、雛飾りのどの部分でしょう?」「クラス対抗バレーで一回戦で負けちゃったときのスコアは?」等々、もはや涼子カルトQクラスなクイズのオンパレード。
三部作に渡る涼子さんとの同居の日々で、あの長ったらしいおしゃべりを耳を研ぎ澄まして一字一句聞き逃さず覚えていないと、とても太刀打ちできないだろう。
しかも涼子さん、こちらのクイズ正解率が低いと、「私に興味ないならそう言ってくれればいいのに!」と、とたんにむくれるから始末が悪い。
確かに涼子さんはなにかと面倒くさい女だけど、こっちの意味で面倒くさかったっけ!?
151225004.jpg
涼子カルトクイズで獲得したスコアで小出しに開くことができるのは、過去作のCGや回想モード。
さらにおまけとして添付されているのはハーブの種。
「お前はイノケンか!」とツッコみたくなるような同梱アイテムだが、考えてみればこれは涼子さんが育てているハーブのお裾分けという意味だから、『リアルサウンド 風のリグレット』のハーブの種特典よりも、はるかに道理は通っているかもしれない。
151225007.jpg
この『涼子のおしゃべりルーム』が発売されたのは1999年。
ノベライズやらドラマCDやらと、井上涼子関連の商品も一通り出揃い、涼子ビジネスの総決算的なタイミングでの登場だ。
それもあってかマニュアルの巻末には、攻略本からシングルCDに至るまでの涼子グッズのカタログが掲載されているのだが、その中に混じって何故か"涼子のおすすめ占いソフト"と銘打って、サターン版の『四柱推命ピタグラフ』がちゃっかり混じっていたりする。
151225005.jpg
何ごとも末期ってのは何でもあり状態になるものだが、それにしても彼女がこうしたしがらみ営業に走るとは思わなかった。まあ単にレイアウトに空きがあったから同じデータムポリスター社の製品を突っ込んだだけかもしれないが。
単体としてのサターン版井上涼子ソフトは、これが最終作。
翌年には三部作にこの『涼子のおしゃべりルーム』を加え、さらにおまけをぶっこんだコンプリートボックスが発売され、それは奇しくもセガサターンの最後を看取ることになるのであった。

 

この記事に含まれるtag : 井上涼子 ギャルゲー 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2427.html

2015/12/25 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


購入して、起動して、最初の出会いは有ったけれど、その後は起動しても家に居ない...時間が合わずに別居状態でした。
時計をいじって半日ずらしとかもやりましたが、面倒になって結局放置。懐かしいタイトルです。

LockSmith Joe |  2015/12/25 (金) 18:00 [ 編集 ] No.1166


年末年始、主婦には地獄。

25日が過ぎるとクリスマスなんてありましたっけ、と正月に向けて邁進する商業施設の割り切りっぷりに毎年感心します。ケーキや鶏腿焼きはどうなるのかな?カルトクイズ、舅姑の子供時代からの一代記を毎日エンドレスで聴かされる苦痛はそれやったんやね。従姉の旦那さんの妹さんの出身校やら闇市でズルチンを売った相手のモンペの柄やら。知るか!

奈良の亀母 |  2015/12/25 (金) 18:45 No.1167


植物云々と言えば

あつまれピニャータ2には「ピニャータの森 植林証明書」なるものが同梱されていた事が有りましたね。リアルに「お、おう・・・」みたいな反応しか出来なかった記憶が有ります。

JOKER TAK |  2015/12/26 (土) 13:45 No.1168


>LockSmith Joeさん
うちもほぼ家庭内別居状態でした。
朝帰りした時なんかに顔を合わせて朝の挨拶なんかされると、やたらとバツが悪かったりしましたね。

>奈良の亀母さん
年をとってくるとさらに回顧モードが長くなりますからねえ。
うちの祖母も昔話がエンドレスでループするたちで、ボケてきた頃には時代がさらに曖昧になって、サンジェルマン伯爵か!と心のなかで突っ込んだことがありました。

>JOKER TAKさん

今パッケージ確認したら、うちのにもしっかりと植林証明書入ってました。
恥ずかしながらコメント戴くまでまったく気づきませんでしたw

与一 |  2015/12/27 (日) 22:49 No.1170

コメント:を投稿する 記事: 【涼子のおしゃべりルーム】育てたハーブのおすそ分け

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback