ボンクラ360魂Xbox Oneとの蜜月の日々 

【かけそば一代記】刹那のファーストフード

   ↑  2015/11/05 (木)  カテゴリー: PCゲーム
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立ち食いそば屋。そこの暖簾をくぐる者は、常に時間がない。
時間以上にカネがないことが、立ち食いそば屋を訪れる最大の理由だったりするが、それを悟られたくないためか、彼らは時間がないのをことさらにアピールする。
こんな客を相手に、「ホカホカの天ぷらをご賞味いただきたいので、揚がるまで少々お待ちください」なんて悠長な商売をやっていたら、連中はタイガー・ジェット・シンのサーベルを奪いとった猪木の如く猛り狂うであろう。
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立ち食いそば商売は、とにかくスピードが命だ。
麺をさっさっと湯がいて、トッピングを載せて、汁をだばだばっと注いで、ネギをちらしてはい出来上がり。
調理というのもおこがましい工程だが、とにかくこれを流れるようなスピードでこなさなければならない。
味なんて二の次だ。どうせ下手したらそばとうどんの区別もつかないような連中だ。
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『かけそば一代記』は1997年に発売されたPCゲーム。
客の出す食券に応じてドラッグ作業で天ぷらそばやきつねうどんを作り、それを客の前に差し出す繰り返し。
『Diner Dash』に代表されるタイムマネジメントゲームの先駆けと言えなくもないが、それよりも近いプレイフィールは、ミッドウェイの懐かしのアーケードゲーム『ルートビアタッパー』だろう。
ただし客の回転の速さと、その度を超した短気っぷりは『Root Beer Tapper』の比ではない。
食券を出してから10秒と待てないその忍耐力のなさを相手にするには、マッハのような速さのマウス捌きを要求されるだろう。
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客の度量の狭さと並んで、にわか立ち食いそば屋の前に立ちふさがるのは、ズバリしりあがり寿先生の絵。
まず第一段階として、どっちがそばでどっちがうどんだか、まったく区別がつかない。
そしてやたらとドラッグしづらい位置にあるトッピングの具。えび天やきつね揚げはともかくとして、とてもそうは見えないのはカレーとかき揚げだ。
特にかき揚げ天は、同じエキナカはエキナカでも、まるでホームの上の吐瀉物にしか見えない有様だ。
うどんだかそばだか分からない麺をさっさっと湯がいて、ゲ●と見紛うかのようなかき揚げを載せて、ハイお待ち!
早くできさえすればなんの文句もない。どうせ味の分別なんかちっともつかない連中だ。
ここは立ち食いそば屋。世界でもっとも殺伐とした外食空間なのだから。

 

(記事編集) http://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2402.html

2015/11/05 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


このゲーム、ボス的なものとかエンディングとかあるんですか?
流星課長が「時間がない。早くしてくれ」なんて出てくるとかああまたヒゲが伸びるわとかファンサービスがあればいいんですけど

性サターン |  2015/11/07 (土) 11:04 No.1148


実質フラッシュゲーム程度の内容ですから、そこまで大層なものはないですねー。
田舎駅から始まってステージが都会駅に続き、ただでさえむやみに高い難易度が、さらに極端に跳ね上がるだけです。

与一 |  2015/11/07 (土) 17:53 No.1149

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